μ’s →NEXT LoveLive!2014 〜ENDLESS PARADE

・今さらだけど、「μ's →NEXT LoveLive!2014 〜ENDLESS PARADE」のレポを書いておこうと思いました。いまだにこの余韻に貫かれているため、なんらかの形で発散しておかなくては気が済まないので。

・まず、参加したのは2日目だけです。なにせ今や地方組になってしまったので……。どの道、1日目は大雪のために無理だったでしょうけれども。
・で、私をラブライバーの道へと誘致した友人と二人で突撃。物販行ったり辺りをうろついたり、飯食ったりして会場へ。当然ながら新都心駅付近はライバーばっかりの様子。コスしてるか臙脂ジャージばっかり。私は黒のジャケットでしたが、中はちゃんとツアTだったんですよ!
・飯を食うために入った日高屋で友人がライバーさんに声をかけられる。私はそれをラーメン啜りながらニヤニヤと眺めるプレイング。

・そして場内へ。わかりきっていたことだけれど、トイレは行列。とりあえず喫煙所へ行って灰皿と友達になって、席へ。
・既になんか叫んでる人いるなぁ、と思ってよく聞いてみると、「ランティス!」。ステマですか。そう突っ込まざるを得なかった。まぁお約束みたいなものかもしれませんね。すぐにでも発散したい欲求を企業名を叫ぶことで代替としていたのでしょう。

・果たして、開演。正直、今回は私、地蔵でいくつもりでした。ロック系のライブは何度も経験があるのですが、如何せん、こういうライブはアニサマに行った程度。しかも一回は異性とだし。半端なオタクであるところの私など、歌を聴いてダンスを見ていられればそれで満足、と思っていたのですが。
・大画面にμ'sの顔ぶれが登場した途端に、自然とスタンドアップ。臨戦体勢。気がついたらみんなの名前を叫んでいました。やっぱり私にもラブライバーの血が流れているのだ。


・M1:「Music S.T.A.R.T!!
大方の予想通り。初球ストレート。この時点で理性を捨てました。ライブでは初披露の曲にもかかわらず、コールが会場全体で揃うのはさすがとしか。その辺は念のため予習しておいたので遅れを取ることもなく。うん、結局は呑まれました。


・M2:「僕らは今のなかで
もはや鉄板というか看板になった一曲。時雨で言うならディスコフライトみたいなもん。3rdの時も二曲続けてストレートを放り込んできていたので、もしやと思っていたけれども。この時点で人間やめました。ただ歌と音とダンスに反応するだけの電極ガエルです。やっぱり「無謀な賭け?勝ちにいこう!」のところがアツい。


・MC1
自己紹介とコール&レスポンス。ここも予習済みだった。結局使うはめになるのだから、予習しておいて正解だった。ほとんどのメンバーの決め台詞が固まっていて、更にヒートアップ。チョットマッテテー!はもはや口癖レベル。しかし、えみつんの「ファイトだよっ!」は脳にキく。


・M3:「夏色えがお1,2,Jump!」
もう観客を殺しにかかっているとしか思えない流れ。これだけキラーチューンが連続すると、己が生命であることを忘却するに至る。涅槃の域。実はこの曲のダンス、一番動くんじゃなかろうか。特にサビ部は動きが細かいので疲れそう。このあと「まほうつかい」「にこぷり」「乙女式」「ASNs」「LtMH」の流れにいけば面白かったのに。


・M4:「Wonderful Rush
殺され確定。演者さんもそうだけれど、観客も殺そうとしているセトリ。どうして休ませようとしないのか。休めるはずがなかろうよ。ワンダラはμ'sのナンバリング曲の中でもライブ映えする一曲なので、これが生で聴けたのは僥倖。振り付けは一番好き。


・M5〜M10
ここからはユニット曲。「キミのくせに!」から「Cutie Panther」は呼吸止まる。特に「Cutie Panther」はやはりライブ映えするので。わけがわからなくなり、いつもの癖でヘドバンしてました。BiBiのMCの時のそらまるが面白かわいくて悶絶。それから、くっすんのハピバ。この人、MCとキャラと歌の時とで声の表情が変わるから凄い。


・M11「輝夜の城で踊りたい」
CD音源とライブとではだいぶ印象が変わる曲。CDでは結構ごちゃごちゃ感が強いのだけれど、そこにモーションがつくとなぜか統一感が出る。要素が付加されることで序列されるってのはカタルシス。扇子を使ったアクトは艶かしいし、かと思えばヴォーカルはアニメ声だしで頭の中でなにかが弾ける。ライブ後、更に好きになった一曲。


・MC2
この辺で脱ぎはじめたんでしたっけ。で、観客の年齢層の話やバレンタインの話から引き続いて――


・M:12「もぎゅっと loveで接近中!」
μ'sの曲って、意外と電波っぽいの少なくて、これはその中の代表曲ということになるのでしょうか。電波というよりは甘系かな。この辺で鼓膜がことりのおやつ(・ 8 ・)にされる。うっちーの生声は殺傷力高い。ラスボスさえ殺すウィザードリィの忍者のようだ。


・M:13「baby maybe 恋のボタン」
面の中でも人気が高い一曲。と、行きの車の中で聞いたラジオでじょるくすが言ってました。カップリングでは輝夜と並んで人気の根強いナンバー。アニソンらしさと、μ'sの個性とが調和しあって、ひとつの完成形へと昇華されていると思う。しかしうっちーの(以下略


・M:14「LOVELESS WORLD」
Mスタのカップリング。これから定番になってもおかしくないデキ。まさかドカーンするとは思わなかった。こういう演出はコレ系では珍しいのでわ。アグレッシブながら、イントロとアウトロにあるSEで様々な舞台効果が望めるので、ドラマパートからの切り替えや、中盤から後半への切り替え時なんかに使えそう。


・M:15「Mermaid festa vol.1」
通称「豆1」。1stの時からやっている定番のひとつ。これもカップリングなわけだけど、個人的にはA面という印象。夏色は両A面といってもいい。それくらいなんか、μ'sの中でも代表的になってると思います。これのダンスも手の動きが印象的で、それと合わせて好きな曲。もぎゅっと、ボタンと甘系が続き、ラブレス→豆1と情熱的な楽曲に変化するので、やっぱりラブレスは切り替えに便利そう。……なんの感想だよ、と。


・MC3
そらまる先生による振り付け講座。さすがに蹴り飛ばすアレは伝授してもらえなかった。アリーナでやるわけにはいかんしねぇ。で、ラスト二曲。


・M:16「No brand girls
まぁ、コレがないとですよねぇ。ワンダラと並んでライブには欠かせないアップチューンだし、会場が一体となってフルスロットルする曲だし。まぁこの辺で忘我したのちに完全洗脳。抜けられなくなる。この曲、ホント凄い。下手なロックバンドだと、こういう曲をこのタイミングで持ってくるってこともしないし。もはやμ'sではお約束の流れになっているのが、素晴らしいの一言。


・M:17「Snow halation
私がラブライブに目覚めた一曲。PVと合わせて、アニソンの極地というか限界を見た。これが聴きたいがためにライブ行ったみたいなところはある。凄い短く感じたのは、それだけのめり込んでいたせいでしょうか。あと、これもわかっていたことだけど、会場が白からUOに変化する様はドラマチック。日本の四季の移ろいよりも感動的で芸術的だと思います。



・AC→アニメーション
にこまき、ごちそうさまでした。それはともかく、10人目の一員になれたことは光栄に思います。アニメーションと連動しているとこういう遊びもできるので、2.5次元と呼ばれる意味が本当に良くわかりますね。


・AC:1「START:DASH!!
あの流れからのこのイントロは反則でしょう。本当にこの曲は構成が絶妙で、イントロの抑制からの開放は人間の感情に大きな波を作る。アニメ版においてはターニングポイントとなるところで流れる曲で、ファンとしても自然と思い入れが強くなる。ある意味、アニメ版を代表する曲であると思う。そして今回も「9人」。うん、泣くよね。


・AC:2「友情ノーチェンジ」
ワイパーする曲って、実はこれくらい? というか、これが流れた時点で次にくる曲は大体わかる、という仕様。で、おそらくラストはアレだから――


・MC4
今回は全体的にMCが控えめだった印象。他でもそういう感想が多く聞こえてきて、うっちーがブログで言っている変更点ってそのことなのかな、と邪推。ファンとしてはやっぱり、中の人の想いありきだと思っているので、そういう声に耳を傾ける時間はもう少し欲しかったのも事実。それは贅沢なことなのかなぁ。


・AC:3「僕らのLIVE 君とのLIFE
ノーチェンを受け継いでのコレ。そういえばまだやってなかったよね、というか忘れちゃいけないよね、という。この曲に関してはなにも言うことなく。μ'sがμ'sであるための一曲だし、たとえμ'sを知らなくても惹きつけられる一曲であると思う。この曲に、もう少し早く出会いたかった。


・AC:4「きっと青春が聞こえる
アニメ二期がはじまるまでは、この曲が〆で固定か。いや個人的には、二期以降もこれで〆てもらいたい。そういう曲。最後の大合唱でさすがに喉が潰れた。それでもいいって思えるくらい。ぶっちゃけ、学生時代よりも今の方が青春している気がする。だって聞こえてくるのだから、仕方がないのだ。



・総括
大変、満足のいく内容でした。コレ系のライブってもっとミーハーな形になると思っていたのだけれど、現場にいるとちゃんとグルーヴを感じることができたし、音楽を肌で感じることができました。人によって様々だとは思いますが、個人的にはライブというのは楽曲ありきで、μ'sの場合はそこに様々な付加要素が加わるためにお得感を感じることができました。でも足りない。まだ足りない。もっと欲しい。次が欲しい。欲求こそが人の本懐であるならば、それを誘引するだけの強制力があるμ's、あるいはラブライブというコンテンツは、正にプリミティブな本能へと人を回帰させるものとなっていると思う。



・しかし、もっとそらまるは虐められていいと思う。不憫萌えなので。いや、私はそらまる推しですよ。うん、本当に。