先日の5月28日(日曜日)。
朝起きるとメインで使っているPCの電源が落ちています。(うちは、基本的にPCのメイン電源は寝るときも落とさずに使っているので、電源が落ちていることが異常事態です)
もちろん、停電やブレーカーダウン、足元の電源タップが外れたなど普通に電源供給が途絶えたため、という感じでは無さそうです。
PCを確認すると、M/Bやグラボには電源は供給されているようですが、電源スイッチを入れると一瞬だけファン等が動くがすぐ停止、という症状です。よくみる症状です。
M/Bや電源の障害の可能性は低そうですが、それ以外にもCPUかメモリ、グラボのなどの接触不良や故障、周辺機器の障害、原因となりそうなことはいくらでもあります。
とりあえず、その日は外出する予定があったので、メンテナンスは帰宅後ということにしました。
ただ、しばらくPCが使えないのはいろいろ不便なので、メンテナンスとは別にPCを調達することにしました。これも外出帰りに秋葉原によって適当に出来合いのPCを買うことにしました。
いままでメインPCは、自作でパーツから組んでいたのですが、これまでは特に故障で交換するわけでなく、ある程度性能が陳腐化して故障前に組み直していたので、ゆっくり交換できたのですが今回は故障なので購入してすぐに動くものが必要です。まあ、秋葉原に行けば、そこそこのゲームが出来るデスクトップPCはBTOメーカの店舗販売品として買えますので、そういうのでいいかなと思っていました。
秋葉原では、何軒か巡ってTsukumoのPC販売店へ。と思ったらリユースPC中心の店でした。
主にBTOの展示品落ちのPCをリユースとして売っているようで、あまり使い込まれていない状態で価格も新品で買うより少々安いものでした。
中古パーツで揃えたりしたらもっと安く出来るのでしょうけど、保証が効いていているし、何しろ今日はすぐに動くPCというものが必要でしたので。
以下は現在の構成です。
購入後、故障PCからパーツを移動したりして何度か組み直したりはしていますが、これがいまの最終形。
アイテム |
メーカ・型番 |
備考 |
PCケース |
G-GEAR ATXミドルタワーゲーミングケース |
G-GearのBTOケース、電源は上部 |
マザーボード |
H570 Phantom Gaming 4 |
ATX標準サイズ |
CPU |
intel Corei5-11400F |
第11世代。これまでのi7-9700Kと比較して性能比118% |
CPUクーラー |
サイズ 虎徹 MarkII SCKTT-2000 |
前PCの流用 |
メモリ |
CFD Standard DDR4 3200 (PC4-25600) 16GB×2枚 W4U3200CS-16G |
これはPCと別で購入 |
SSD |
CFD CSSD-M2B05GPG2VN |
これも前PCの流用、その他HD2台も流用してます |
グラフィックカード |
ZOTAC GAMING GeForce RTX 3060 Twin Edge OC ZT-A30600H-10M |
これまでのAMD RX5700と比較して性能比115% |
電源ユニット |
ACWT GPS750S/G |
ACWの製品、よく聞く |
3.5ベイ用USB3.1ハブ |
---- |
前回の流用。本体前面にUSB3と2の端子を増やす用 |
OS |
Windows 10 Home |
前回からOS変わらず、パッケージ版(OEM版ではない) |
光学ドライブ |
ASUS DRW-24D5MT |
まあまあ普通。BLは対応してない |
キーボード |
Owltech OWL-KB109C(茶軸) |
以前からの流用 |
マウス |
Logicool M705 |
以前からの流用 |
ディスプレイ(1) |
ASUS PB278 |
以前からの流用 |
ディスプレイ(2) |
Mitsubishi RDT232WX |
以前からの流用 |
全体的に性能は上がったみたい?
今回の構成は、CPUから2021年モデルのBTO製品がベースと思いますが、まあ性能もまとまっているし、がんばっているミドルスペックという印象。
負荷の高い3Dも出来なくはないという、ゲーミングPCとしてはちょうどいい感じでしょう。
故障した前のPCは、2019年5月に組んだものでしたので、それなりに古くなっていたので、実際買い換え時期だったかも。。
さて、スペックはこんなところですが、次は環境移行の話です。
新しいPCを買うと、今まで使っていたソフト・ツールを使えるようにしたり、設定を揃えたりというのが大変…というのが一般的な話ですが、今回のうちの切換では発生しませんでした。
今まで使っていたPCから、起動用SSD、ストレージHDD2台をそのまま載せ替え、そのまま移行(OSやアプリケーションの設定を引き継いで動作)できました。
もちろん、これがすっと出来た理由はいくつかあります。
- Windows が OEM版でないこと。
- OEM版のOSだと、基本その購入したパーツの組み合わせでないと使えませんが(原則)、パッケージ版であれば、そんなことはありません。ライセンス再認証などもありませんでした(実際は自動的なライセンス認証が裏で走っていたかもですが、ライセンス的な問題ないので特に支障出なかったという可能性も)。
- なお、今回のPCにもOEM版のWindowsライセンスは付いていますが、該当SSDからは起動しない状況です。
- そのほかなんか条件が揃っていたと思われること
- ハードウェア環境が違うと、チップセット、OSの相性、グラボの対応など、移行してもすぐに使えない問題は起こりがちです。
- 逆に、Windowsがそのあたりの違いを自動的に対応してくれる範囲であれば起動できてしまいます。
- 今回はチップセットは世代交代、グラボはAMD→NVIDIAと代わりましたが、問題なく起動しました。(自動的に新しいハードウェア環境で使用するドライバなどはインストールされました)
- 一応、チップセットのドライバ、グラボのドライバアップデートは行いました。デバイスマネージャには不明なハードウェアなどは表示されていませんし、使えない周辺機器もありません。
そんなわけで、環境移行はあっという間でした。あたりまえですが改造行為なのでメーカ保証等はあきらめましょう。
とはいえ、ストレージだけ移行しても微妙に不満が残りますので、いろいろ環境構築は進めていきました。
購入したCPUのファンは、いわゆるCPU付属の最低限のものしか付いていませんでした。
このファンで原神などの3Dゲームを動かすと、即座に回転数MAX、CPU温度は70℃台になります。回転数も高いので音もそれなりに出ます。
これまでのPCでは、大型放熱フィンと静音ファンの「サイズ 虎徹 MarkII」が載っていましたのでこちらに交換です。
新PCのCPUソケットは、LGA1200で、これまでのLGA1151とは違いますが、サイズ違いにも対応しており問題なく取り付けることは出来ます。
ファン交換の場合、M/Bをケースから取り出す必要があり、組み立ての手間的には普通にPCを組んだときと同じような感じになってしまいましたね。
別途購入したCPUグリスを塗り、交換後はCPUファンの騒音も一気に静かになり、原神でもCPU温度50℃台です。まあ、ちょっと動かしただけなので、激しいシーンとかではもっと温度が上がるかもだけど。
このケース、前面にはUSBポートが2つしかありません。
これまでのPCも、前面のポートは増設の上、ゲームパッド、無線マウスのアンテナ、無線ヘッドセットのアンテナ、USBメモリをいつも付けているので増設します。
増設もこれまでのPCで使っていた3.5インチベイのUSBポート増設のやつを取り付け。USB3が2ポート、USB2が2ポート増えて、通常使用では問題ないですね。
今回は使用環境レベルので移行が出来ましたが、そうでなくともMicrosoftアカウントやGoogleアカウント、Twitter認証などが新PCでも紐付けできれば、多くのオンラインアプリは同期できるので、環境移行は思いのほか簡単なものだったりするのですよね。まあ、かかる時間は丸一日とかになるかもですが、WindowsXPとかの時代に比べれば楽も楽ですね。
逆に言うと、そういうアカウント紐付けはやっておかないといけないということですよ。
そんなかんじで、1週間使っていますが、あまりにもそのままなのでPCを交換したという印象は薄いですね。
ケースはきれいになりましたので、見た目が変わったくらいでしょうか。
PCが起動しないときには焦りましたが、いい感じで移行できて良かったです。