圧倒的運動不足で挑戦する熊野古道 - 1日目 (羽田 - 南紀白浜 - 滝尻 - 高原)
朝5時起きで空港に向かう。すでに気もそぞろなので電車の時間を早めに勘違いしていて慌てて家を出て、無駄に長い待ち時間を費やし羽田着。
圧倒的運動不足で挑戦する熊野古道 - 序章
2020年おつかれさまでした。
めっっっっっっちゃご無沙汰だけど元気です。2004年から書き続けたブログもこのままフェイドアウト。。。と放置していたけど、こんなにも奇妙な時代を記録しておきたいという思いが湧いたので、2020年をどのように過ごしていたか覚え書き。
<仕事>
3月頭からシームレスに完全Work from Homeに移行。オフィスに置きっぱなしにしてるジム用のルルレモンのレギンスが気になる。仕事は粛々と進み常に忙しかった。
国によって対策や感染の推移に差はあれど、各国のメンバーと毎週いろんな会議で話すたび、世界中で皆同じことに悩まされているという状況がとても不思議な連帯感。
すっぴんに分厚い眼鏡でテレビ会議に出ることに何のためらいもなくなった開放感がすごい。
<遠距離恋愛>
これが一番しんどい!まさか疫病が原因で、外国で暮らす恋人に自由に会いに行けなくなる日が来るとは。
1月にオタワに行ったのがちょうど旧正月を挟んだ時期で、東アジアでなんだか大変なことなことが起きつつあるね、というタイミング。ケベック州にあるSpaに連れて行ってもらって、水着で大勢の人たちと露天風呂やサウナにいたのが前世の記憶のよう。
国境も閉ざされ、次に会えるのがいつになるのかマジでまったく不明であることに圧倒的絶望を感じていたけど、カナダ政府の温情で、交際期間が1年以上の未婚カップルは、いろいろ書類準備して申請すれば、カナダに入国できる措置が最近導入。現状まだどちらの国も状況ヤバいのであえてリスクをおかしてまでに具体的なプランは進めてないけど、いざとなればカナダに入れる可能性があるというだけで、心の平安が保たれてる。
彼も3月中旬から自宅勤務になったので、コミュニケーションをとれる時間が前よりさらに増えたのと、10か月間ずーっとひとりで家にこもって過ごすなか、朝晩に生存確認を取り合い、世情を真剣に話し合ったりアホな話でゲラゲラ笑ったり、互いを思いやりあったりできる存在がいることがしみじみとありがたい。
この9ヶ月くらいで彼は日本語の独学を着々と進め、ひらがなとカタカナはほぼマスターし、漢字も12月現在99個学習したとのこと。そしてvice versaで私もアラビア語学習に本格的に着手。道は果てしないけど、もにょもにょしたアラビア語の文字列の一語一語の区別がつくようになり、世界の解像度が少し上がった気がする。
<生活>
住環境の最適化への情熱が止まらない。部屋着、ガジェット、キッチン用品、食器、酒。自分の機嫌を取るために何でも買ってあげる。あと、メイクを一切しなくなった分スキンケアに気合が傾き、The Ordinary沼にずぶずぶと。数十種類の美容液を肌の調子と各製品の成分の相性に合わせて適宜使い分ける職人として生きています。
そして配信サービスにズブズブで、『愛の不時着』でまんまとヒョンビン沼に沈み、第三次韓国ドラマブームが到来。自由に旅できる日が戻ったら、とにかくソウルと済州島に行きたい。
好ましくない事象としては、一人時間過多ゆえのスマホ依存により、今まで気づかないふりをしていたROGANがついに本格的に上陸。ついに買ってしまったROGAN kyo。。。かけると見えやすい。。。
令和の夏、オタワの夏
気づけば平成の春のままで日記が止まっていた。そしてもう夏も終わりかけですが、今年の夏の一番の思い出はおなじみのカナダで収穫。
エアカナダのモントリオール直行便が就航してから一年たらずでおもち氏がモントリオールからオタワに引っ越したので、 また乗継便でのデートに戻ってしまった。 JALとWestjetを駆使してバンクーバー経由片道17時間の長い道のり。
今回、平日は家で仕事しながら過ごすスケジュールのおかげで12日くらい滞在できたのはとてもよかった。去年日帰りでオタワに遊びに行った時に、このあたりいいなー、好きだなー、 と思ったエリアにおもちの家があるので、 素敵な場所にどこでも歩いて行かれるのがすごく楽しかった。 暑かったけど。7月中旬のオタワは夏真っ盛りで連日30度越えで、冬場はマイナス30度になる土地とは思えないくらいがっつり日焼けしてしまった。夏の陽光の中のカナダはただひたすら美しくて、青々したメープルの葉が風にそよぐ様がとても清々しい。
ちっこい滝も涼しげ。
ジャスティン(トルドー)の家のあたりも緑がいっぱいでめちゃくちゃ素敵。首相官邸のあたりはフランス大使館やRideau Hall(カナダ総督の家)などが近接しており、 カナダにおけるイギリスとフランスの攻防も見てとれたり。Rideau Hallは、めっちゃイギリス感に溢れてる。
ちょっと橋を渡るとケベック州。
さっきの滝をケベックから眺めるとこんな感じ。
ケベック側の公園は人気がなくてかなりワイルドで楽しい。
巣に潜むマーモット氏。お邪魔してごめんね。
広いオタワ川で海水浴も楽しめます。 ハイチ系の人たちだったと思うんだけど、 カトリックの人たちが川で洗礼を受けている様子も見られたり。 自由でほんと楽しい。
滞在中に日本文化センター主催の夏祭りが開催されていたので行ってみると、空手のデモンストレーションやレンタル着物の着付け、 Uncle Tetsu(りくろーおじさん的なやつ)のチーズケーキへの行列、 日本の出張コンビニなどがあって楽しかった。
日本語学校のブースで30秒間に箸でお豆をつまんでもう一つの器に移動させるゲームにトライしたところ、まさかの敗北を喫してしまい、恥ずかしくて日本人だと自己申告できなかった。。。
ざっと見た感じ、 日本人は全体の1割ぐらいだった気が。 それだけ日本のカルチャーに興味を持ってくれているカナダ人が多いってありがたいね。
おもちの仕事の都合でモントリオールに日帰りで行くことになって 、日中は初めて一人でモントリオールを探索。Côte-des-Neigesのガラッガラの映画館でトイストーリー4観て、あとはダウンタウンを探索。
夜はおなじみのLe Villageでのんびりお酒飲んでプティーン食べて、 やっぱりモントリオールは落ち着くなあとしみじみ。
でもオタワはオタワで、 ファーストコンタクトがほぼ英語なのが安心だし、 首都だけどピリピリした感じがないところが好き。
近所の床屋さんがちょっと面白い感じだった。Walk-in(予約なしOK)とクリストファー・ウォーケンをかけたdad joke。
日中は家にいても晩御飯は仕事から帰ってきたおもちが作ってくれる天国。 FriendsのJoeyのミートボールサンドイッチが絶品だった。胃袋を掴まれまくっている。
あと、近所のピカチュウがいるチャイニーズのテイクアウト専門店のご飯が美味しかった。麻婆豆腐の認識でSzechuan style bean curdをオーダーしたら、店員さんに「ピーナッツ入ってるけど大丈夫?」って聞かれて「ピーナッツ?麻婆豆腐に?」って謎だったんだけど、出てきた厚揚げとピーナッツの謎の豆腐料理がかなり美味しかった。
もちろんプティンも食べまくり。
世界にはもっとカナダが必要。まさしく。
おもち日本に来る
シンガポール旅行記の続編というか、 すでにもう一ヶ月ほど前の出来事なんだけど、 カナダ在住のボーイフレンド、 おもちちゃんことI氏が久しぶりに日本に来ていたので、 反省を込めた覚書。
<大阪編>
シンガポールでバイバイして4日後、新大阪で再会。明石焼きからスタート。
昼から飲みはじめてかなりでろでろになっていて、 夕方に部屋で551の肉まんを食べた記憶を最後に寝落ちして爆睡 。19時ごろ目覚めたらすでに二日酔い状態になっていた。 せっかくだし、と道頓堀まで行ったけど頭痛と吐き気でよれよれ。 気持ちだけは最高に楽しいのだけど、残った酒が辛すぎた。 大阪の思い出は以上。
<京都編>
翌日、二日酔いを引きずったまま京都へ。 僕が京都で一番好きな場所に連れて行くよ! と言われてたどり着いたのは高瀬川。渋い。
雨が降ったりやんだりで、鴨川の橋の下で雨宿りしていたら、 妖精みたいなおじいさんが英語で話しかけてきて、しばし歓談。 話が興に乗ってくると日本語のみになったため、 おじいさんの若い頃の武勇伝などを淡々と英訳しておもちに伝える謎の時間だったけどめっちゃ面白かった。 京都の思い出はこのおじいさんがほぼ占めている。
おめんでおうどん食べて、私は最終の新幹線で東京へ。
<東京編>
三日後、Iが東京へ。Finally!! 梅田のふなっしーランド(連れて行ったんかい!)で私が「 これ可愛い!めっちゃ可愛い!」 とときめいていたふなっしーポーチを、 後日わざわざ大阪に戻って買ってきてくれていた。おもち天使。
モロッコでの幼少期に、 街で一台だけあったストリートファイターのゲームがいつも取り合いで、一回しかプレイしたことがなかったI。高田馬場と池袋に、 懐かしのゲーム機が置いてあるゲームセンターがあることをリサーチ済みで、通い詰める。 隣でずっと一緒になってプレイしていたので私もなんとなくチュンリー気分。百万年ぶりにもぐら叩きに興じる。
横浜にあるキリンのビール工場に船で往復するツアーを事前に予約してたら、その日に限って超極寒。 一週間前はシンガポールで暑さにへたっていたというのに。
滞在後半で桜がちょうど満開一歩手前のタイミングに間に合い、代々木公園、 目黒川、千鳥ヶ淵で桜満喫。
最終日、かなり酔った状態で秋葉原に行き、 なんかちょっとしたことでキレた挙句路上で号泣した私。 最初は笑っていたIも、しばらくしてつられてちょっと涙。 後から「酔っ払ってたし、長い旅の最後の日だったからちょっと感傷的になった。。。」 と言い訳していた可愛い。
この秋葉原号泣は氷山の一角で、この一年半、"no more drama”を合言葉に、 穏やかで落ち着いた遠距離恋愛を続けていたのだけど、 今回初めて10日間ぶっ続けて一緒にいたら、 私の面倒くさい部分がめっちゃ出まくって本当に申し訳なかった。 。。と、同時に、 こんなにいい人が本当にこの世に実在するのだろうか、 わたしの想像上の人物だったらどうしよう。。。 と思っていたIの面倒くさい部分もうっすら見えて、ああ、 やっぱり普通の男の子だったのね、と安心した。 遠距離だといいところばかり見えがちなので勉強になったし、 互いの理解がより深まったのでオールOK。
シャザム!
トム・ハンクスを好きになったのって『ビッグ』だったので(さ、 31年前なのか!!!)、 それと似たような設定をスーパーヒーロー物にするってナイスアイ ディア!と軽い気持ちで観に行ったんだけど、 思いのほか切ない設定だった。おなじみの「 偉大な力には偉大な責任が伴う」への変容が、 中学生男子の短絡的な思考によるもどかしさで、 より一層おかしみを増すので楽しい。。『ビッグ』 へのオマージュも一瞬ありましたね。すごいネタバレになっちゃう部分なのでふわっと書くけど、 クライマックスで「おお、そう来るか!」 という意外な展開に非常に胸をうたれてしまった。よくできてる!
フィラデルフィアが舞台ということで、ミスター・ ガラスが丘の上で暗躍していたころ、 下の方では子どもがこんなに暴れていたのか、と愉快だった。 マッシュアップとかやってほしい。
ウォーキングデッドの和み担当ジェリーが、 この作品でも心があたたかくなる役で出ていて最高。
南国デート 5日目: おもちとしばしグッバイ
あっという間にシンガ最後の朝。プールでもうひと遊び。 ちょっと水つめたいけど楽しい!!KAPPAちゃんおおはしゃぎ 。
KAPPAちゃんというか、すごくどうでもいい話( このブログ全部どうでもいい話。2004年からずっとそう) をすると、Iのほっぺたは赤ちゃんみたいにぷにっとしていてお餅のようなので、「オイシイ、オモチ、イタダキマース!」 と言いながらIのほっぺを愛でる(この話すると必ず友だちにひかれる)、 ということを前回のカナダ訪問の頃からよくやっていたら、 今回シンガポールではIが自ら「おもちと申します(このフレーズだけめちゃくちゃ日本語流暢)」 と名乗るようになったので、それに伴い彼のことを「 おもちちゃん」と呼びはじめるようになったのでした。Mon Omochi。
チェックアウトして私の荷物だけ預かってもらい、 オーチャードを大統領官邸方面にお散歩。
プラザシンガプーラに到着。 ここって前からこんな斬新な建物だったっけ?100万年前はたしかヤオハンとか紀伊国屋とか入ってて日本人のオアシスだった記憶。
プラザシンガプーラの中に添好運があるらしいのでそちらでランチ 。日比谷の店舗、 テイクアウトでチャーシューパオ買ったぐらいで、 いまだに入れたことがないんだけど、 そろそろ空いてきた頃かしら。 シンガの店舗は並ばずに入れるぐらいだった。ヨカッた!そこそこ OKな飲茶タイムを満喫。
食後はタイガーのホワイトを飲みながら高島屋まで行って地下でIがお寿司をゲット。マラッカ行きのバスの中で食べるんだ! とうきうきしていた。
MRTでブギスに移動。 Iがマラッカ行きのバスを予約したとき、「 バスはクイーンストリートから出発するよー」 とざっくりした説明しか予約メールに書いておらず、 バスターミナルとかあるのかな?とうろうろ探索。 ジョホールバル行きのバスが並ぶ駐車場みたいな場所を発見し、 タバコ屋の窓口みたいなところで聞いたらここが正解だった。
出発までまだちょっと時間があったので、 アラブストリートをぷらぷら。 モロッカン男子のIにとってはおなじみのカルチャー満載。 サルタンモスクの中に表示されている5つの時刻は、 一日5回のお祈りの時間を表していると初めて知りました。
この日が火曜日だったかな?同じ週の金曜にはおもちがクアラルンプールから関空に飛んで、 土曜の朝に大阪で再び会う予定になっていたとはいえ、 数日間離れるのが嫌で嫌でしょんぼりしながらお見送り。
気を取り直して、 ブギスにある美味しいプラウンミー屋さんに行こうかな、 と思ったけど、暑いのとしょんぼりしてるので気力がわかず、 速攻MRTに乗ってオーチャードに戻る。 高島屋のフードコートでそこらへんのプラウンミーをしょんぼり食 べる。
しょんぼりしたままプラダに行ってお買い物。
ちょっと元気になって、パラゴンのToast Boxでカヤトースト食べてさらに回復。 朝、JENをチェックアウトする時に、「 もし夜にシャワー使いたかったら、ジムの施設使えますよー」 と言われていたので、ホテルに戻ってシャワー浴びてスッキリ。
空港に向かうGrabのドライバーといろいろおしゃべりしていると、「僕の本業はIT PMOなんだけど、 ちょっと前に大きいプロジェクトが終わって次の仕事が見つからなくて、 今つなぎでドライバーの仕事してるんだ」と意外な話。 シンガポールって常に景気が良いと思っていたら、この1, 2年はちょっと停滞気味らしい。
帰りの便のエコノミー、 予約の時点でハイシーズンでもないのにがさっと埋まってて、 なんらかの団体が乗りそうな気配がしていたので、 空港で課金してどうせ眠れないプレミアムエコノミーに変更。 空港をうろうろしていると、 4日前にふたりで楽しく空港内を探索して周った思い出がかけめぐりさびしくなったので、美味しくないチキンライス食べて、 無事マラッカについたIとチャットして、粛々と搭乗。 ゲート周辺には高校の修学旅行生の元気な団体が溢れかえっていて 、プレエコに変えておいてよかった!と心から思う。
深夜便でも寝られない症候群により、ずっと映画ばかり観てた。 グリーンブックなあ。。。まさかピーター・ ファレリーがオスカーを獲る時代が来るとは思わなかったよね。あと、通路歩いているとボヘミアン・ラプソディの再生率が高いのがよくわかる。いたるところがウェンブリー・スタジアムと化していた。