サクラクエスト 第9話『淑女の天秤』

観光協会と商店街、両者の顔を立てるべくしおりが「大そうめん博」のイベントを思いついた、というお話。
そうめんは無個性に近い食材ですから味付けや調理次第で大化けする可能性は高いですね。
ただそれを売り物にするには不断な努力が必要でしょうし、なにより地域住民の熱意が不可欠でしょう。
まあ町興しなんてものはそれに尽きるわけでして、余所者がいくら頑張っても地元住民の「やる気」がなければどうしようもないのですから。
その「やる気」を出させるのが余所者である由乃のお仕事でしょうから、しおりの言う通り彼女にはこれからも何も考えずに突っ走って頂きたいものでございます。
「よろこぶそうめん」という素朴ではあるけれど飽きの来ない売り物ができましたが、これだけでは町興しには不十分。
由乃たちのクエストはまだまだ続きます。

正解するカド 第7話『サンサ』

ヤハクィザシュニナの次の「問い」はサンサというものだった、というお話。
この世界に居る自分は無数の宇宙にいる自分の一つでしかなく、それを「認識」することが出来ればこの世界では永遠に活動することが出来るようになる…、らしいです。
しかも強制ではなく自分で選択できるようなので、肉体的なリスクがないのであれば拒否する必要は皆無に見えるのですが、沙羅花は拒絶反応を示しておりました。
凡人である私は「上手い話には裏がある」と安直に考えてしまいますが、多分沙羅花はそうではなく、便利過ぎるものを手にした人類の行く末に漠然とした不安を感じたのではないかと。
とは言え一度知った事をなかったことには出来ませんし、…この異方に対する意識のズレが人に災いをもたらしてしまう可能性もありそうです。
さて次々に美味しい餌を投げ込むヤハクィザシュニナではございますが、彼自身の目的は何なのか。
完全なる善意なのかそれとも…。

ロクでなし魔術講師と禁忌教典 Lecture Ⅸ『生きる意味』

リィエルの正体が明らかになったお話。
白金研究所の所長が怪しいのはCVがホレイショ石塚運昇さんの時点で分かっておりました、…いい加減CVで判断するのはやめないといけませんねぇ(笑)
リィエルは作られた生命体だったようで、この手のキャラは不幸な結末を迎えることが多い中、なんとか生き残ることが出来たのは幸いでございましたね。
これはこの作品の初期設定からすれば妥当なのですが、最近はシリアスモードが常態なので心配しておりました。
グレンにしてもすっかり「上条ちゃん」のようなキャラになってしまい、最後でいい加減さを見せても手遅れかと。まあこれはこれで悪くはないのですが。
作品が変質しているように見えますが、作者さんにしてみれば初めからこうした物語を描きたかったのかもしれませんし、この路線で疾走出来るのであれば本望なのかもしれませんね。
とは言えアニメはもうすぐ終了でございますし、さて最後はどのような雰囲気で締めてくれるのかが見ものでございます。

ID-0 DIG 08『荷電噴流 CRACKING THE FOUR』

う〜ん、回を重ねるごとに謎が明らかになっておりまして、情報量が凄いですね。
オリハルトは未知の生命体の廃棄物なんてお話を聞きますと「正解するカド」のワムの案外…、などと言った事を想像してしまうのでした(笑)
完全に犯罪者(笑)になってしまったストゥルティー号の面々でございましたが、もはや無関係のままでもいられない事態発生。
しかしたったこれだけの人数でリックいわく「総取り」が可能とは考え難いのですが。
鍵は有栖川なる存在になりそうですね。
あてにならない想像でございますが、イドこそが有栖川その人と考えておりますが、答え合わせは作品最終盤になりそうでございます。
カーラ。
やはり肉体に未練はあるでしょうし、子安仮面の男との取引は成立しているのかもしれませんね。
内部に不安を抱えたままストゥルティー号の行き先はどこだ!という事で以下次回でございます。

アリスと蔵六 第8話『悪い魔女』

羽鳥と歩のお話。
どの時空列のお話なのかと困惑いたしましたが、Bパートで紗名との関わりが出て現在のお話なのかと理解しました。
あの花は「鏡の門」と言うらしいのですが、特別な子供でなくても何かの拍子に現れるのでしょうか。…羽鳥は無自覚に使用してしまったようですが、その恐ろしさには気が付いたようでございます。
紗名と不幸な出会いをしてしまいましたが、ここからどう逆転するのか。
悲しいエピソードにならないことを願うばかりでございます。

フレームアームズ・ガール #09『あお、風邪をひく/あしたもいっしょに』

Aパートはあおが風邪を引き轟雷たちが偏った知識で看病したお話。
ひなこのーと」ですらネギは首に巻いたと云うのに(笑)
最終的に無事看病の任務を消化。この辺も「学習することで人間に寄り添える」人工知能の進化を見せられた…、そんな話ではございませんね(笑)
Bパートは夢オチ。
冒頭からそれは分かっておりましたが、考えてみれば設定上本作では描けない学園生活を全部描いたという点では「この手があった!」とスタッフを褒めるべきでございますね。
好き放題やっておりますが、それが出来る作品世界を作れるのはそう多くはございませんので、貴重な作品と再確認させられたエピソードでございました。

武装少女マキャヴェリズム 第八節『彼氏彼女オネエの「事情」』

納村と輪、お互いの秘密を告白しあい親密度上昇中!というお話。
中々に重たい過去を抱え込んでいる二人でございましたが、こういったエピソードがあるという事はやはり輪がメインヒロインなのかもしれませんね。
そうした良い雰囲気を醸し出していたと云うのに
バケツで台無しだよっ!(笑)
絶対にシリアスオンリーにはしないという作者さんの固い決意を垣間見た瞬間でございました(笑)
天下五剣も残り一人。その後でラスボス戦になりそうで、本作は一応きれいに幕引きができそうでございます。