提出。


無事に博士論文を提出しました。
これは、本審査に向けての最終版であって、博士論文としての最終版ではありません。


しかし、大変だった…。
いやー、働きながら博士論文書くって、本当に死にそうになるんですね(笑)。
しかも、年末年始ですからね。
博士論文とは関係のないいろんな大変なことも併せて、一気に襲いかかってきました。
マジで、くじけそうになりましたよ。


もっと早くに頑張っていれば、こんなことにならなかったのにとお思いでしょう。
いや、僕もそう思います(笑)。
しかしですね。
そんなことが実行できるのは、ほんの数にぎりの、できた人間だけですよ。
じぇんじぇんできていない、ちゃらんぽらん人間の代表みたいな僕に、
そんなことできるわけねーじゃねーでしょーが。
でやんでぇ。


まだ、終わってません。
博士号は、1月末の本審査を通過しないことには、もらえません。
ベストを尽くします。

いろいろ。

すごーく久しぶりの更新です。
本当にいろいろありました。


まず、予備審査は、無事に通過しています。
事実をありのままに書きますと、全体をまとめるストーリーが
予備審査の当日の朝になっても固まらず(徹夜してた)、
ギリギリになって固まってエイヤーと資料を作っていきました。
大変だった…。
でも、このおかげで、現在、かなり楽になった気がします。


とある国内の数理関係のシンポジウムに招待され、トークしてきました。
そして、そこの内容を聞いた研究会の雑誌の編集担当の方に
寄稿を依頼され、寄稿しました。
一気にいろんな人脈が拡がった気がします。


そして、これ、年末にやってきた一番の大ニュースなんですが、
とある有名な国際会議に論文が採択されました!!
データマイニングの国際会議としては、
トップに比べたら簡単だレベルが低いとか心無い(!?)ことが
あちこちに書かれてたりするんですが、
あくまで比較の話であって、やはり通すのは難しいです。
しかも、Regular paperとShort paperがあるのですが、
なんと、Regular paperとして採択されました!
採択率は、10.8%です!
と、うれしさの勢いで散々自慢しておきます。
これで、やっと、大手を振って、今の研究の先に進めます!


で、今は、年明けすぐの提出に向けて、博士論文を書いています。
本審査は、1月末。
そこで合格すれば、公聴会があり、3月には無事に博士号を頂けることになります。
(で、5月の国際会議では堂々と'Dr.'の称号で発表できるというシステムになっております)


というわけで、久しぶりに積もる話をいっぱい書いておきました。
これまでくすぶっていた研究ですが、倍返しでおもてなしするのは、今だじぇじぇじぇ!

中間審査。

来週、いよいよ中間審査があります。
要するに、これに通らないと、博士論文が書かせてもらえないということです。


まあ、論文数はそろってるということで、安心感は漂ってたわけですが、
これまで、博士論文の骨子に関連して先生方と打合せしてきた感じからして、


ちょっとヤバいんじゃないのあんた


という雰囲気が漂ってきています。
要するに、詰めの甘い論文がいくつかあるということです。


…頑張ります。

Kindle paperwhite で論文読みまくっていいんじゃない

突然ですが、Kindle paperwhite を入手しました!
と言っても、財布のクチがカッチカチの僕が、
おいそれとこういうモノにお金を使うわけがありません。
ええ、頂いたのですよ。
とある発表会の賞に対する景品としてね。
この「タダで入手した」という点、
Kindle paperwhite 買ったけど使えねー」という不満が噴出するか、
Kindle paperwhite 貰ったけど思ったより使えたぜよっしゃー」と得した感に浸れるか、
そこんところをわける結構重要なファクターかもしれないなあ、
などとちょっと自慢げに言ってみたりします。


で、僕みたいな職業の人間がこの類のモノを入手すると当然考えることは、
「こいつで論文読みまくって空いた時間を有効に活用して業績上げて俺の将来ウハウハだぜ!」
ということなのであります。
そう思って、「Kindle paperwhite 論文」とかググったら、
同じようなヨコシマな考えに憑りつかれた愚か者たちのレポートやらが
わんさか出てくるわけですよ。
(※演出的に誇張した書き方のため気を悪くした方がいらっしゃったらごめんなさい)
まあ、どれを読んでもですね。
とてもじゃないけど論文なんて読んでいられないっていう見方が、
どうやら世間一般の統一見解らしいです。
もう Kindle paperwhite で論文読もうとするバカがいたら親の顔を見てみたいとまで書かれてたりして。
(※演出的に誇張した書き方のため…)


そんなブログやらを読んで暗澹とした気持ちになりながら、
藁をもつかむ気持ちで Kindle に論文PDFを入れて読んでみたわけですが。


…確かにこれは読めない。


まずそのままだと、とてもじゃないけど字が小さすぎて読めません。
かと言って拡大すると、一行が画面からはみ出てしまって、うまいサイズに調整できません。


…やっぱり、使えねー… orz


論文読めないんだったら他のことに使う気もしないけど、
まーどうせタダでもらったもんだし、
きっと読めたとしても持ち運びが面倒だとか言って使わないよきっと。
と、典型的な酸っぱいブドウ思考に陥りかけながら、
Kindle paperwhite の設定をイジイジしてたりしてたんですが。


ん?
「横画面モード」?


もしやと思い、グイッとそいつにしてみた結果、
僕の人生はバラ色になったのでした。
(※…)


よ、読めるじゃん!!!!


拡大しなくても、1段組みならほぼ問題なし、
2段組みでも、まあそれほど視力に自信がない人でも、そこそこ読めるじゃないですか!
だれだ全然論文なんて読めないぜ読めるもんなら読んでみろこのバカ野郎なんて言った奴は!


もちろん、「快適」ではないです。
ページ全体が表示されないので、1ページあたり3回ほどスクロールが必要です。
それも手伝って、ページ間を移動するにはちょっと手間がかかります。


でもですね。
論文を持ち歩いて読むには印刷するしか選択肢がないことに比べたら、
そんな不満は贅沢だってもんですよ。
紙で印刷するしかないってことは、自分の研究にとって本当に重要な論文であることを
見極めた上でないと、なかなか印刷に踏み込めないってことです。
紙が勿体ないという観点があるのならば。
その点、こうやってKindleにPDFをとりあえずいっぱいぶちこんどいて、
空いた時間にサッと取り出して読み漁れるようになるということは、
まさに、研究の仕方のIT革命やー!
ということですYO!


論文を快適に読むために、PDFの変換ツールを駆使したりしてる人もいるようです。
僕もいくつか試してみましたが、確かに文字が大きくなって、
スクロールやら文字の拡大やらが不要となって一見快適になった気がしますが、
論文としてのレイアウトが崩れてしまって、僕的にはイマイチでした。
多少読みづらくても、素のPDFで読むほうが、僕には良かったです。
つか、Kindleに移すためにいちいち変換するのは面倒くせーです。


まあ、僕はタダでもらったから、タダにしては使えるぜ、
という貧乏くさい意見なのかもしれませんがね。
でも実際安いんだし、費用対効果という意味では、
「論文読むために Kindle paperwhite を入手する」
という選択肢は、頭から否定してしまわなくてもいいと思うんだ。


うわ、このエントリながっ!

入学しました。(してます。)

もう最近ぜーんぜん更新してませんでした。
4月に、無事に博士課程に入学しております。


社会人学生なので、めったに大学に行けません。
それによって事務的な情報の入手が遅れたりすることもありますが、
そこは時代の恩恵で、ネット越しにリアルタイムな掲示が見られたりするので、
一昔前よりは、相当その障壁は下がっているのではないかと思われます。


ちなみに、最短で一年の、ハイスピード取得コースを選択しました。
もちろん、すぐにでも博士論文書けるような実績は持ってます、
という主張のものですがね。
カラ主張で終わらないよう頑張ります。
まー、この歳で、これから3年かけて博士論文書けるような業績を出します、
というのも、相当無理があるわけで、妥当な選択かなとも思います。


学生が、みんな子供に見えますわ(笑)。
この歳になって見ると、ちゃんとしてる奴と、ぼーっとしてる奴が、はっきりと見分けられますな。
思えば、僕は、かなり、ぼーっとしてる部類でしたな。 ^^;


ま、楽しいですね。
頑張ります。