そして3年の月日が流れた。

ログイン出来るかどうか試したら、成功したので、これも何かの縁かと思い、またちょこちょこ書いていきたいと思います。

アンテナとかも3年ぶりぐらいに見たけれど、いろいろとNOT FOUNDになってるところも多かったり、更新がずっと止まっちゃってるところもある。こうやって自分がアクティブな側からすると、「更新されないかな」なんて思う感情が沸くけれど、向こうからすればもうそれぐらいの月日が経つと、サイトの存在そのものが頭の中からすっぽり抜けてしまってることもあると思う。僕がそうだったように。そうすると、この「更新して欲しい」と思うベクトルはまあ行き場の無い一方通行なものに成り下がってしまうけれど、それを淋しいと思ってもどうしようもすることも無く。だからこそ予期しなかったときに帰って来るとそれが凄く嬉しかったり。

昔、まだファミコンの時代の三国志。カセットもすごい大きいやつで両手でなんとか持って差し込んでたソフトの中で、プレイヤーが何かをやろうとすると軍師がアドバイスをくれる。細かい部分は違ってるけれどたしかこんなニュアンスだったはず。それを結構好きな言葉として今でも覚えている。

軍師曰く、「期待せずに待ちましょう。そうすれば、成功したときの喜びが増すものです」

帰宅して電気をつけて辺りを見渡すまで、もしかしたら暗闇に誰かが潜んでいるのではないかという妄想に駆られることがしばしばある。

よもや電気をつけようとするその一瞬に死角に隠れていた誰かが、ないしは玄関を開けた瞬間にきらめくナイフが首筋を一閃。そんなことが想定される。

ところがうんこをしたい場合はこの限りではない。

家の前まで何とか我慢出来たという安心感と便座に座ってうんこをしたいという過去の経験から揺り起こされる欲求とがあいまって、そんな暗闇の妄想など考える余裕が無いほどにせっぱつまった時はとにかく急ぐ。便座へ。一秒でも早く。

そしてすんでのところで便座に腰を下ろし、脱糞の事実に安堵している僕にずぶりという音と共に刺さる刃。

先輩が異動することについて

「デビュー当時、ジョニー・ロットンジョン・レノンを足して2で割ったような声をしているとの評判でしたけど、初めて聞いた時はそれよりもただただ変な声をしているなあっていう印象しかなかったですね」

先輩と一緒に入ったラーメン屋のラジオからはそんなコメントが流れていた。
カウンター越しの見えないところにでも置いてあるのか、目につくようなところには置いておらず、声の出所どころかラジオさえも確認することは出来なかったけれど、立ち昇る湯気に混じって確かにDJはゆるゆると喋り続けていた。

「それでも聞いていくうちにこの癖のある声が妙な味になってきて、気づいた頃には彼等の曲一本しか聞いてなかったなんて時期もありましたね。曲がりなりにも音楽をかけている身としてはそれじゃあまずいなって思ってそれからはまたいろいろと聞きかじるようになりましたけど、でも知らないうちにやっぱり同じのばっかりかけちゃってたりして」

もう慣れたか? と先輩は顔も上げずにラーメンを食べながら聞いてきたから、
いいえ、まだまだですよ。と僕は答えた気がする。

ちょうどその頃、僕は早くもこの仕事に嫌気がさしていて(それは今の今だって完全に消えたわけでは決して無いけれど)先輩はそんな僕の態度を敏感に察知したのか、それとも一日に一回は確実に上司に怒られている先輩だったから、たまたまその日はその一回の罵声が物凄く先輩の機嫌を損ねてしまったのかは定かではないけれど、僕等は目標もノルマも約束もとりあえずひとまず置いて、バイパス沿いのラーメン屋へと車を走らせた。知ったこっちゃねーよ、と文句を垂らしながらも、上司に見つからないように裏道に車を停める辺りが先輩らしいな、と今になって思う。

確かに変な声ですね。と僕は湯気に向かってぼやくように言ったら
レゲエじゃないから知らん。と返された。

先輩に関して言えば、この他にだってたくさんの出来事がまだまだ鮮明に思い出すことは可能なのだけれど、
Oasis」の「Rock'n' Roll Star」が流れていたあのラーメン屋の何気ない時間を僕はなかなか忘れることは出来ないと思う。

高校三年か卒業直後か。

知り合いがその当時通っていたジムのインストラクターといい仲になって、北海道旅行に二人で行った、と言っていたのを思い出す。いったいどんなアプローチをすればそんな仲になれるのだろうか。

仕事用の靴を買う。
どうせ2、3ヵ月でぼろぼろになってしまうので、本革なんて買う気がしないんだけれど、ドンキで安い本革が売ってたので購入。でもこれほんとに本革なのか。本革30%使用とかいうオチじゃないのか。でもそれじゃあ合革だ。