小林製薬は医師からの危険性が指摘されたにもかかわらす、対応が大幅に遅れた。
「未知の物質」とか「想定できない物質」が原因のように説明?しているが、
大手の製薬会社としても致命的に信用を失墜させる説明だと思う。
個人的には、小林製薬は除菌、除臭などを取り上げて、消費者を不安にさせ、神経質にさせる「不安煽り商法」が目立つ気がしていた。しかし今回は小林製薬の商品そのものが多くの人を不安にした。
現在、小林製薬は自社のサプリを自主回収するのに躍起になっているが、
小林製薬の紅麹は全国の大手企業から中小企業にいたる多くの企業に販売されている。
紅麹を小林製薬から購入して自社の商品に使用した企業も自主回収、注意喚起をしているところが多いようだ。また風評被害もかなりのレベルになっているようだ。
小林製薬はこういった取引先に対して、きちんと説明し、補償すべきである。
大手企業はともかく、中小企業にはこのような問題が引き起こす売り上げ減少は死活問題である。徹底的な調査をして、少しでも紅麹を販売した企業に対してきちんとした説明、補償をすべきだと思う。
蛇足だが、こんなニュースもあった。
小林製薬の入社式中止に同情の声殺到…「新入社員さん不安だろうな…」「気持ち考えると苦しい」「コロナで入学式も…」 - イザ! (iza.ne.jp)
新入社員は小学生ではない。他の大人が入社式中止に同情することがおかしい。
いつまでも子供扱いするのはやめにしてほしいものだ。
健康被害、風評被害にあった購入者、取引先の現状を第一に考えるべきだと思う。
小林製薬が入社式を取りやめて、その時間と労力を「紅麹問題」対応に費やすのは当然のことである。