謝らなきゃならないのはボクのほうだ/碇シンジ

metaku2004-05-26

上戸彩「オハヨーゴザイマ〜・・・」
楽屋に入ると、黒のスーツを着た如月が椅子に足を組んで座り、暇つぶしがてら新聞に目を落としている

上戸「ちょっと、なによアンタ」
如月「・・・」
「もしもし〜?ここはアタシの楽屋なんですけどぉ〜」
如月「・・・・」
上戸「おい、オッサン!ここはアタシの楽屋だっつってんだろ、早く出て行けよ」
席を立つ如月
上戸「あ、わかった?じゃあ、ついでにそこら辺にいるジャーマネ探してきて」
如月はようやく上戸の方を見る。
如月「ジャーマネならここにいるぜ」
上戸「へ?」
如月「オレだ。今日からオレがじゃじゃ馬のお目付け役だ。その曲がった性根叩きなおしてやるぜ。さあ行こうか」
そうして如月は上戸の首根っこを引っぱって楽屋を出て行く。
・・・ということを通勤電車で考えるくらい上戸彩には目に余るものがあると思います。おかしいのははオレじゃない。奴らのほうだ!

愛してね、もっと

今週はいつにも増して忙しい。自分の時間が殆ど持てないし、さらには眠れなくていつも午前3時くらいまで起きている。おお、この病める心の環状線を、いまボクはチャーリーズエンジェルフルスロットルって感じで走り去っている。走っているよ!(つまりルーシー流)

それにしても、やらねばいけない事が増えると、なぜ人は逆にやる気を削がれるのであろうか。働かなければ、それはそれで将来に不安を覚えるのに、働くと急に何もかも嫌になる。自分は社屋の窓に目を遣った。すると、眼下には幼稚園のお迎えであろうか、ママさんたちが子供を引率して歩く様が見えた。手を引かれた子供は無邪気にはしゃいでいる。自分は心の中で、一人くらい育児に嫌気がさしたノイローゼの若妻がいるのではないかと思う。いや願う。

それにしても子供って希望に満ち溢れているなぁ、なんつってしみじみ思いながら、自分はセブンイレブンで買い求めた白滝を啜った。もうアレは、ほら、存在そのものが希望と言えるだろうね。
でも、それに引き換えオレと来たら・・・と自嘲気味に鏡を見たとき、オレは恐ろしさのあまりに白滝を咥えたまま凝固した。閃いた。垂らした白滝。それが微かに震えた。そう、そうなのだ!そうなのである。子供のあのポジティヴさ。もしかすると、いや間違いなかろうが、子供という生物は、如月をはじめとした世の成人のやる気を吸い取り、それを養分にして妊婦の腹でぬくぬくと育ち、しかるべき準備期間を経た後に、まるで火星からやって来たジギーの如く生れ落ちるのではなかろうか。

如月のやる気がなくなって、ポンッ。如月のやる気がなくなって、ポンッ・・・である。そう考えると、自分は今週に入って、物凄い倦怠感と睡魔に襲われているのだけれども、それもどこかで、赤ん坊がポンッと生まれてきた証拠なのだ。本来は高かったはずのオレのやる気を吸い取った子供が生まれてきたはずなのだ。

そしてさらに恐ろしいのは、このダルさからすると、そいつはかなりの肥満児に違いない。違いないのである。

metaku2004-05-24

世間では今まさに『24〜twenty four』ブームですよ。だーかーら!オレが今年の頭くらいに、あれほど面白い、面白いと説いていたんじゃねえか。その時のお前らの反応はどうだよ、大統領暗殺?へえ、一話で一時間、ふうん面白そう・・・みたいな。その時自分は『24』を笑った奴ら、いや正しくは『24』のあらすじを説明するオレをあしらった奴らに血の粛清を断行すると決めた。つまりね、死にますよ。死ぬよ。今更、ナンバーガールのヴォーカルの人って年取ったらジャック・バウアーに似るんじゃね?とか気が付いても遅いですよ。それよりもオレが昔一緒にDJしていた岡田君の方が現在進行形で似ているのである。つまり自分は『24』を観る度に心のどこかで岡田君を思い出し、「あー岡田君ウォルシュが危ない」とか、「よせ岡田君、ニーナは真犯人じゃない」とか手に汗を握り、そしてたまには「この大統領役の人ってメジャーリーグに出演していたじゃん」とか新発見をする。そこまで思い入れを持ってこの作品に接してきたオレの屈折したファン心理としては、みんなに見て欲しいけれど有名になると自分の物じゃなくなる気がして嫌みたいな、いわば昨年から今年現在にかけての古参のアジアン・カンフー・ジェネレーションファンと同じ気持ちを共有しており、それはもうシンクロニシティと言っても過言ではない。奇妙な一致なのである。
というか引越しのどさくさで午後14:00までしか観てないことを思い出した。

【おまけ】

セルタ・ヴィーゴ降格決定らしい。だからあれほどチャンピオンズリーグは辞退しろと言ったのに、これでは本末転倒である。ボクは彼らがCLモデルのユニフォームを作った瞬間から、やや?これは浮かれているぞと思い、オリンピック、それは出場に意味があると偉人は言ったね。そう思ってきた。CL。これもはなから優勝の望みのないチームにとっては、出るという事に付加価値がつく大会なのです。変にCLに力を入れすぎて国内リーグがダメダメなくらいなら、始めから国内リーグに力を入れて、そのうち孫にでも「わしゃ、あの年セルタでCLにでたんじゃよ」とか自慢話にでもすればよかったのに。そういやカヴァジェロってアルゼンチンの第一キーパーだと思ったけれども、2部に落ちても大丈夫なのかね。

リーガ版カテナチオ、大崩壊。

オレの髪型100万円

metaku2004-05-21

給料日直前ってことで金ねえな。ん〜でもおかしい。普通に働いていて、自炊して、無駄な出費を控えている自分が給料日に金欠に陥るというのはおかしいのである。そして、さらにもう一つおかしいのは、今朝目が覚めたら、枕元に見たこともない漫画本が積み上げられていた事なのである。

ヒイイイイイイイイイイイ〜!なぜこんなものがボクの部屋に・・・・。と思ったその瞬間、針金に微弱な電流を流したような天啓がピキーンと頭を横切り、ボクは事の真実を見抜いた。そんで、自分は密閉された部屋をゆっくりと見渡して、クローゼットに当たりをつけた。そして、極力押し殺した声で「そこに隠れているのはお見通しだ。人の金で漫画を買った大悪党め」と言った。

シーン・・・。返事はない。つまり、ヤツは黙っていればまだ逃げ遂せると思っているのである。この痴れ者。能の足らぬ不具者め。そこで自分は、半歩近寄り、ムアツ布団をクローゼットの前に積み上げた。「もう出口は塞がれたぞ。観念したらどうだ!」

シーン・・・。手強い相手である。それもそのはず、相手はただの泥棒ではない。ヤツは知らぬ間に如月の財布から最後の紙幣をくすねて、そして如月が寝ている間にそのお金で購入した漫画を・・・まあここは読破したと仮定してよいだろうが――それを月明かりで読み終え、すぐ逃げると思いきや、指紋やら不自然な施錠状態に恐れを感じて、如月が外出するまでクローゼットに隠れて別な逃走ルートを探るような人物なのだ。そこには超人的な精神力、忍耐、集中力そして猟奇的行動性が秘められている。

中途半端な説得では出てこない。そう感じた如月は、丸めた新聞紙とライターを持ち、閉まっているトビラに向って怒鳴った。「今、ボクは右手にライター。左手に新聞紙を所持しておる。聡明なキミなら判ると思うが、返事がない場合、クローゼットに燃え盛る新聞紙を投げつける。みすみす死ぬのは本意ではないだろう。一言謝れば許さないでもない!」シーン・・・。「許さないでもない」シーン・・・。「・・・・え、本当に居ないの・・・・?」シーン・・・。
「おい、はやく返事しろ!というか居てくれ!で、ないとオレはただの、ただのバカじゃないか!
シーン・・・・。



その晩、失恋以外で初めて泣いた。





【おまけ】ボクは、もみ上げ近辺の頭髪が伸びると、くるっと内巻きになるのですが、そうなるとニックネームが王子とかデルピエロとかなっちゃうので、それは年齢的にマズイというのもあって、髪の毛の野郎が内巻きに禍々しく曲がり始めたらビューティーヘアサロンに赴くことにしています。しかし、今回は給料日前の金欠もあって髪の毛の禍々しいのを止める事ができません。誰か美容師さん。オレを助けてくれ。このうずまきから救い出しておくれよ!(訳者注:つまり遠まわしに無料でカットして欲しいと言っています)

小倉優子ばりにかわいかった

metaku2004-05-20

今では見る影もないですけど、ボクは中高の頃、女の子みたいな顔だったんですよ。それこそ中学の時なんて、同級生の女の子に「キミかわいくない?」とお姉さんっぽく言われたのを始め、上級生にもすれ違い様に「かわいい」と囁かれ、同級生(男)には部屋で襲われ、高校の時はロリ好きそうな医者(男)にパンツのなかに手を入れられ、18の時は年上の女に犯されそうになった。あと、小学校低学年の時には近所のお姉さんに路地裏に連れ込まれた事もありました。ちなみに全部実話です。
でも、かわいらしさって種類があるじゃないですか、「この携帯かわいい〜」ってのと、かわいらしくて思わず職務中にパンツの中に手を忍ばすのとは意味違うじゃん。猫や犬やピカチューはかわいいけれど、猫や犬やピカチューを犯してえ、とは誰も思わないわけですよ。という事はね、当時のボクというのはかわいらしさの影から性的なフェロモンがひょいと発芽していたのです。いたのであります。まさに悪魔の子。娼婦の娘。魔性のチャイルド。それがオレだった。(いやわかんないけど)
もうなんつーのかな、四国のとある町の海を見下ろす崖に、フランク・ロイドライトが非公式に設計した西洋館があって、ボクはそこの子供なんだけど、体が弱くて学校にも行かず、外にも出して貰えない、そんなボクは篭の中のカナリアにシンパシーを覚える。なぜならボクは愛されているようで、実はガラスケースに閉じ込められているだけなんだ。でも、お生憎様。ガラスケースの人形は触りたくても触れないよ。そう言い残してボクは崖に飛び込む。そういう筋書きが昔のボクには良く似合った。
それがいまではどうだい。無精ひげの疲れた男。それがボクなのです。ト書きならば、ここで無精ひげの疲れた男登場って場面。これぞ正にデウス・エクス・マキナ。大どんでん返し。

metaku2004-05-19

週が明けたら、めっきりとやる気が失せていて驚いた。アイドルとかアニメとかどうでもいいし、女の子にも音楽にも関心がもてない。ボクは単なる魂の器と化したのれす。それにしても蒸し暑い。蒸し暑いなあ。蒸し暑い夜なのだ。なのでボクは、たった一つしかない部屋の窓を開けることにした。カーテンが風にはらりと棚引いて左右に流れると、夜の世田谷が眼前には在る。
ほら、いつも見慣れた大家の庭があって・・・そうそうあの趣味の悪い鉢植えとかね、ステンレスの錆びない物干し竿とかね、あと城ね・・・え、なんだ?なんだ、あの城は!そう、遥か向こうの崖の上には、古城が不自然なまでの説得力を放ち聳え立っていたのである。

闇に泥んだ空と大地が境界線を消して視覚を曖昧にする。普段ならば、国道20号線のアスファルトから、空に向って照射された光が加わって、埋もれた空と建物に遠近感が生まれるので、そら観て御覧、あれがオリオン座だよなんつって、莫迦な男女の対子(トイツ)がニコニコしながら夜空を見上げる指標と成りえるのであるが、その空を真中で分断する格好で城がでんと構えているので、オリオン座などどこにも観えぬ。そして気が付けば、いつの間にか、やる気はもとより、20号線の薄明かりまでも消え失せたようである。

そして、自分には一つの疑念。そういったものがふつふつと湧き立つ。ああ、きっとオレのやる気はあの城に盗まれたのだな。誰かが掠め取ったに違いないよ。そう思うと、怒り・・・は覚えず、代わりといってはアレだが、倦怠感が増すばかりで少々旨くない。

さてどうしたらよいものか・・・とは言いつつ、自分は今晩も、夜になると現れるあの城を臨みながらビアを飲んでぐでぐで過ごすのだろう。ぐでぐでと過ごす。
過ごすまでだ。

トミーちゃん大好き!#2

metaku2004-05-16

たった今思いついたのだけれども、その思い付きをここに書くなって話ですけど、トミーフェブラリーのカヴァーバンドやりたい。激しく閃いちゃった。トミーの曲を全部ローファイで、メロディクかつパンキッシュに演奏したい。ということで、メンバー募集しよう。全パート募集。性別、経験問わないです。でもヤンキー、ヴィジュアル系は不可。とにかくダラダラと、リラックス(←ここオシャレワード)しつつ月イチくらいでスタジオに入って、年内には一度ギグしたい。最終的にはトミーの前座やる。
我こそは、もしくは詳しく話を訊きたい方は、下の「mail to us」をクリック。気軽な一言よろしく。メールはボクにダイレクトで届きます。ちなみに自分は、スタジオじゃ聞き分けの良い猫みたく大人くかつ優しく、みんなの意見を取り入れて周囲をまとめるクラス委員タイプなので、楽しくわいわいわい(by 児島麻由美)、と活動できると思うんで結婚を前提によろしく!
ちなみに↓は、今後一生更新されないと予想しますが、暇つぶしにどうぞ。トミーの個人サイトです。
http://members.at.infoseek.co.jp/atukick/tommy.html

【オマケ】急にですね、ステージ上でのニックネームが欲しくなりました。ロマンチックかつかっこいいヤツ募集したい。それも下の送信フォームからよろしく。