4月の終わり、5月の初め

これを公開する5月の初めには少しはホッとしながら仕事してたい。


・・・と4月頭に書いた気持ちには近づいたかなと思える5月頭。これから任される仕事も増えるし、繁忙期になるとはいえ、なんでも私がしなきゃと気負ったり、毎日あれやこれや降ってくる状況とは離れたんだなあと漸く落ち着いて捉えることが出来た。




4月6日(土) 肌寒く冬のコートを着て美容院へ。その後はぐる〜りと散策。ところどころが桜色に染まっている街並み。例年ほど心が踊らないのは天気のせいか最近の気分ゆえか。



4月7日(日) 昼前から桜を辿りながら歩き続け、本日歩行距離16キロ。やわらかな光と影を見つけて嬉しい。/ 昼ごはんは久々にお好み焼き、やはり更に食べられる量が減っている・・・/ beckが来日公演。きっと桜を満喫していることだろう…… loserのイントロを鼻歌してたらY氏に「違う」と言われて、何が?と言ったら「メロディもコードも何もかも違うし、鳴っていない音を歌ってる」と言われて何が何だかわからず混乱・・・暫しY氏ブートキャンプが開催され、叩き込まれたのであった。このPV、初めて見た時衝撃的だったなあ・・・

www.youtube.com



4月8日(月) 口頭で教えられたとおりに数字いれたりpdf添付したのに、ココが違うと返される理不尽さよ。聞いてねえし!こんなこと、どこでも毎年繰り返されるんだろう、ああなんてバカらしい! 私がいつか引継ぐときには私と同じ間違えしないように資料残す、この気持ちを忘れないこと。



4月9日(火) 私の神棚アルバムが先日リマスター化されて喜んでいたのに。立体的で粒だったベースラインに心躍っていたのに。またいつかライブ見たいと切望していたのに。石原さん次第だろうなーって思っていたのに。
pedalrecords.bandcamp.com



4月10日(水) とにかく引継書が無い中手探りで仕事してるんだけど、送ったメールに対して「この業務、去年の途中からこうなったんですよ〜」教えてくれる人もいるし、ありがとうだねえ。



4月11日(木) 悶々と不安な日々の私に気持ちを寄せてくれる人もいて、これまでの私がつくった信頼なのだ、それをこれからも大切に築いていこうと思えた。それと挨拶は明るくハッキリとし続けること。



4月12日(金) 歓送迎会という名の会議室タダ飲み会の虚しさ。わざわざ家から遠くなる旧事務所に行って烏龍茶ピザ1枚ポテト数本でつまらない話を笑って聞いてあげる2時間。こんな不毛な時間が世の中に帰ってきたんだな。人様に気を使う必要などなく、自分を守っていいんだなと今更ながら気が付かされた。そんな軽い絶望を感じてた時に「遠藤遼一復活」の謎なニュースを目にして、ガセなのだとしても、力が沸いたよね。ボディトゥボディ/^



4月13日(土) 今日をどう過ごそうか決められなくて、そうだ!ウミネコカレーに行こう!スパイスは効いてるけどスル〜っと入ってしまう魔法のようなカレーで元気出る。/ 京王線で一気に調布、バスに乗って多摩川住宅。多摩川住宅の給水塔の中でも特に好きなニ号棟、ここの公園から見る桜が大好きで今年は若干の心配を感じながら向かったら、閉鎖されていてショック。



4月14日(日) コーチェラ、配信巻き戻し最中、貫禄がありすぎてデーモンだと気が付かず……。hiphopのイルなヒトかと思ったよ・・・。そして私が盛り上がるのはsong 2でもgirls & boysでもなく、popscene!!!なにしろ2ndで止まってるもんで・・・



4月15日(月) 通勤電車内、鞄を足元に置き自分の空間を広く保って動かない学生が登場し、4月ダナーという光景に出逢う。/ 会社。今日もまた未知の領域に飛ばされ、運転マニュアルも無く、ぎゃあああと操縦し、なんとか地上が見えてところで帰宅。タスケテ・・・/ 阿佐ヶ谷の和菓子屋「うさぎや」が高齢化により閉店するという。悲しいとか残念だけではなく、人ごとではない重さと辛さを感じるとともに、よくぞご決断と実際の行動をされたなあと思う。界隈の再開発話も気になるところではある。親の終活なんて言葉があるけれど、店自体も父親の人生そのもので、それを生きてるうちに終わらせないといけない、それを理解してもらうことの辛さと困難。店にまつわることの問題の多さと重さに直面している。一般論だけでは解決できない。



4月16日(火) 新宿東口映画祭なる場で「ナイン・ソウルズ」が上映されるとはめでたい。
新宿東口映画祭2024
新宿東口映画祭があるならば、渋谷駅桜丘再開発が完成したときには「渋谷南口映画祭」として「ポルノスター」上映してほしい。
や、南口に限定しなくてもよくて、渋谷映画祭として、「ロストイントランスレーション」「ラブ&ポップ」「・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・」なども上映してほしい。「ポルノスター」はヒュートラ渋谷で上映後エスカレーターを下りながら眼下のミヤシタパークにスケボーを走らせる宮下公園の残像を見たいし、「ふたりぼっち」はホワイトシネクイントで上映してほしいし、妄想楽しいね……



4月17日(水) 現所属部署の歓送迎会、ボスが昭和。



4月18日(木) 旧所属部署の歓送迎会、ワイワイ楽しかったよね。



4月19日(金) 『ティーンエイジ・スーパースターズ』Blu-ray発売決定!!!おめでとうございます! 勿論買う、嬉しい〜〜。思えば初めて見たのは2020年5月、コロナ禍真っ最中の限定配信。英語力ゼロだけどグラスゴーの不思議な魅力に思いを馳せた。お絵描きで感想上げたら監督やダグラスが反応してくださったの嬉しかったなー。
そして「ペイヴメントのオリジナルドラマー、ギャリー・ヤングの半生とバンドを追った傑作ドキュメンタリー」て!!
ラウダー・ザン・ユー・シンク ギャリー・ヤングとペイヴメントの物語 | シアター・イメージフォーラム



4月20日(土) 梅雨前のような空気のなか、八重桜に木工薔薇、躑躅に藤が咲いている。/ Y氏と年1くらいで行く和食屋さんへ。すり流しは新玉葱と蕪のそれぞれ異なる甘味に桜がふわり。蛍烏賊に山菜、空豆、4月半の去り行く季節とやって来る季節を味わった。その繊細さは日本の気候からすっかり消えてしまった。



4月21日(日) 昨日から始まった頭痛は続き、怠くて重い。リヴェットの「彼女たちの舞台」を観る予定を諦めて近場の個人経営セレクト本屋に行ったところ デレク・ジャーマンの庭 が遂に出てて、ドキドキしながら購入。嶋田洋書やパルコブックセンターはもう無いのだなあ。



4月22日(月) 「虎に翼」、俳優とキャラクターありきで「ネットで話題になる台詞」主導で物語が動いている印象はあるけど、太賀さんの役どころの今後をなんとなく想像してしまって哀しくなってる・・・。



4月23日(火) 前任者の仕事管理は本当にひどくて、毎年この時期恒例の業務すら段取りを殆ど残しておらず、解読しながらで四苦八苦。そのうえ放置しっぱなしの業務も多数発覚し経緯もやり方も知らない私が片付ける羽目になっている。誰かに話しても「異動ってそういうもんだよ」と言われて、この会社は絶対に間違ってると思ってる。みんな最初は憤るけど諦めるしかないんだな。日本病。



4月24日(水)  今の係は淡々と担当業務をこなす日々。昨日のようなムカつきはあるけれど、終始イライラさせられテンションが上がりっぱなしではないので、精神的に良いかもしれない。これまでは何でも聞かれて指示してたけどそういう負担も無い。



4月25日(木) 定時退社してのんびり過ごせた日。/ 小山田くんがモノクロームセットのライブにゲスト参加してジャズマスター弾いてたので、いつかカバーセッションの場でヤマジさんと一緒に弾いてほしい。今はまだあり得なくても、まさかの!は常にやってくるのだ・・・/それとひつこく言い続けるけど、ヤマジさんとカジくんと堀江さんでゴスでポップな曲やって欲しいので偉い人に届いて・・・



4月26日(金) 帰りによく行く店がまさかの満席で、買い物ついでに駅からちょっと離れた店で夜ご飯。メニューもお味も微妙でガッカリしながら会計を「PASMOで」と言ったら使えず、PayPayならと言われたけど入れて無いから財布見たら1000円札しかない! 「クレジットで」と言ったら、使えないといわれて、ATMある駅近まで行って戻ったの巻。店の人も戻ってくると信頼してくれてありがとうだね・・・



4月27日(土) ペニーアーケードとシュガープラントのライブ、下北queでなんてちょっと意外だけど。シュガープラントは1曲目から「slow down」で感涙。クールであたたかくやわらかく、素敵だった。ペニーは初ライブ鑑賞。queとは思えない、日本のバンドぽさがないサウンドがカッコいいなあ。プロフェッショナルなアマチュアイズムも。



4月28日(日) 世田谷美術館「民藝」 日本民藝館に何度も行き関連書物を読んでいれば、炎天下に駅から遥々歩いて1700円も出して観る必要無いのでは・・・と言いたくはなる……。「暮らしの中の美」と謳われるものがホワイトキューブのガラスケースの中で恭しく並び、最後に物欲〜!の様はナントモ滑稽。
『民藝 MINGEI — 美は暮らしのなかにある』公式サイト

観終わって木陰を散歩は愉しい、が暑い・・・


その後三茶へ出て生活工房「アウト・オブ・民藝」展、元々の著作は拝読してるけど、年表+新聞記事を掘り下げて読めて楽しい。トークは思いつき順でとっ散らかってて物足りず。そもそも会場の仕切りも悪くて閉口……
アウト・オブ・民藝 「民」から芋づる編 MINGEIのB面! | 世田谷文化生活情報センター 生活工房



4月29日(月) 久しぶりに西の街へ、移転したご飯屋さんに久々に訪問。前とは随分違う印象の店内、献立は相変わらずのセンスの良さでほ〜っとしながらいただいた。/ この数年来のことがあっても店はまた増えているし、体力のある街だなあ。いつもの店で珈琲、「ゴーストトロピック」のサントラかかって嬉しい。帰宅してのんびり過ごす。3連休中の対策をし連休明けを心配しなくていいのは。精神衛生的に良いことだなあとつくづく。わたしよく10年こんなストレス抱えてたな。



4月30日(火) 恐ろしく眠くて体が重いが出社だよ。通常業務をサクサク進めて、そろそろ定時退社時刻…のタイミングでかかってきた社内電話。クドクド遠回しに説明して、結局仕事振ってくる奴ってなんなの?今対応必要な、超緊急案件じゃないんだし、メールでいいじゃん。でもそういうヤツは文章書けないのと痕跡残したくないから電話してくるの、わかってる。そいつに口内炎10個くらいできますように(呪)こんな感じで異動して1ヶ月が終わった。


5年前の2019年の今日が「平成最後の日」だと国営放送で教えてもらったのでそういえばと思い出したので、貼っておこう・・・
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5月1日(水) 5月!皐月!緑輝く大好きな月が始まった、なのに雨降りの寒い日だった。4月は過去最高の平均気温だったらしいけど、例年より遅かった桜の美しさも寒かった記憶と暑かった記憶とのあいだで幻のようだ。先月も書いたけども、やっぱりね、気候が極端に暑いか寒いかだから、人の感情も極端になってしまったと思うのよねえ。



5月2日(木) 観光客へ「鎌倉駅から長谷駅への移動は江ノ電ではなく歩きましょう」て、調べたら1.8キロよ?20分もあれば充分よ? 普通に日常で歩ける距離だし、通り沿いは楽しいし、立ち寄りつつ歩けば江ノ島駅までだってあっという間だよ〜。全然歩ける距離よ?江ノ電に乗りたいのもわかるけども。/ なんてなこと思いながらも明日からは4連休。近郊ですら行くつもりはないけど。/ ポール・オースターの訃報。私は読書家ではないのでたくさんの著作を語ることは出来ないけれど,パルコブックセンターやタワーブックスやWAVEや恵比寿ガーデンシネマなど街や店を同時に思い出す。その場所に行かないと出会えなかった、そんな時代だったのだ。

桜観測 2024

今年の3月は肌寒い日が多く(雪も降った!)、例年よりも遅めに開花した。公式発表だと「3/29開花 4/4満開」、4月6日に来日公演じゃあ桜終わってるよ?と思っていたのに満開ど真ん中のBECK様はさすがである・・・(前回の桜時期ライブ、武道館とリキッド行ったよね・・・と調べたら2003年!20年前なんて信じられない!)




4月7日は昼前から桜を辿りながら歩き続けて歩行距離16キロ。やわらかな光と影を見つけて嬉しい。



そして13日。多摩川住宅の給水塔の中でも特に好きなニ号棟、ここの公園から見る桜が大好きで今年は若干の心配を感じながら向かったら、、、


え!

えええ!

ええええええ!


既に閉鎖されて立ち入り禁止状態。



これ以上近づけない。ショック。





この写真は2013年のもの!
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毎年、素敵な景色をありがとう。