週末論

月曜日とか日曜日の午後とかは仕事の始まりとか仕事前とかで憂鬱になる。同じ思いの人はきっと多いに違いない。いずれにせよ、退職するまで、この気持ちを感じなくてはならないと思うとさらに憂鬱である。
ブログ(日記)を書こうと思うのもおおよそ憂鬱な気持ちのときが多くって、それが、文面にというか内容に反映されるため、いつも憂鬱な文章になるのである。
しかしながら、土曜日は楽しかった。東京のお友達がライブで来阪されて、タクシーで移動してご飯食べて、タクシーで移動して梅田から歩いて帰った。なかなか良い週末。

ロクでもない週末を過ごして、月曜日を迎えるのと、素敵な週末をすごして月曜日を迎えるのとでは、どちらがいいのだろうかとよく考えるのだけれども、よくわからない。良い週末であれば、月曜の憂鬱さ加減とのコントラストが鮮明であるし、よくない週末ならば、なにやらリフレッシュしないまま会社に行く羽目になるのでこれも良くない。基本ネガティブな人間なのでこいつはしかたないが辛い。

。。。ほんと9割以上愚痴の日記だな。すみません。

メモ

天気の良い爽やかな日に地面に貼り付いて小さな影を落とした僕は、胃を押さえ苦くなった口の中に眉をしかめながら、空だとか雲だとかを見ている。そして来た事も無いまま行ってしまって後姿しか見えないホリディとかバカンスに憧れと小さな絶望を覚えるのだ。

有給休暇

久々の平日休みであるが、ゲームとネットで無駄に過ごしてしまった。ゲームとネットが無駄だと、思わなくて済めばそれが一番なんだろうけども。あと近所の百均に仕事用の封筒を買いにいった。小雨で夕方で暗くって、線路と川に挟まれた路地から見る高層マンションとかコンクリートの堤防とかは、遠近感に乏しい油絵を思い起こさせる。
最近買った、yes,mama ok?のboxCDの「問と解」という曲と「終定理-post modern living-」という曲が気に入ってよく聞いている。普段は歌は聴くが歌詞は聴かないのだが、この曲の歌詞カードを見ながら詩的だと感心している。今日みたいに暗くて曇ったり雨だったりする日にあうなあと。

R.I.P.

会社のパソコンがお亡くなりになりました。
ハードディスクが死んだようで、サルベージできるものはしてもらったんだが、
一番重要で、容量の大きいフォルダがアウト。
もう、絶望というか悲しさというか、人が亡くなったのと同じ位ショック。
比喩でなく、本気で泣きそうになった。或いは後追い。
なんとかリカバーせんと。。

感想とか

西の魔女が死んだ」(映画)
原作は既読。
内容は割と原作に忠実で、世界観を壊しているようなことは無かった。
おばあさん役のサチパーカーが特によい雰囲気。ってシャーリーマクレーンの娘だったのか。
館内が結構ガラガラだった。
序盤のまいの心情がモノローグ或いは台詞で、結構説明的な感じがして、良くないなと思った。
最後はきっちり泣きそうになる。歌もいい。夜中にクッキーを食べるシーンが特にお気に入り。
景色の美しさは、頑張ったで賞。

川上弘美「おめでとう」
川上弘美の作品を読むのは三冊目で、短編集は初めて。チビ氏のご推薦。もうね飄々とした文体なのに、ある意味物凄くリアルで、同時に普遍的。ドロドロしたのが苦手なので、その真反対にありそうな具合で非常に読める。不倫の話だって読める。全部、恋愛の話だけれど、読める。お気に入りは「いまだ覚めず」、「春の虫」、「天上大風」「おめでとう」。通常使われるニュアンスとは別の「大人の恋」のお話。とにかく、文体が冴えまくってて、毛色はまったく違うがダシールハメットを読んだ時のような衝撃だった。小説ってお話だとは限らんのなあと感心と発見。
しかし、この人の作品の読者って女性が多いのだろうか?