8月分

急に寒くなってしまって買いだめしていたアイスを震えながら消費していく日々。非常に寒い。非情。
どんだけ読んでいるんだ、自分。

2013年8月の読書メーター
読んだ本の数:30冊
読んだページ数:9359ページ
ナイス数:156ナイス

本に埋もれて暮らしたい (桜庭一樹読書日記)本に埋もれて暮らしたい (桜庭一樹読書日記)
読了日:8月31日 著者:桜庭一樹
皆川博子コレクション3冬の雅歌皆川博子コレクション3冬の雅歌感想
読みながら、全篇に共通するのは狂気だなと思っていたら解説にその言葉が出てきて自分もそれを感じることができて嬉しかった。狂気を持っている人達ばかりだけれど、自分を守るために、生きるために狂うことを選んでいるから切ない。「魔術師の指」が好き。
読了日:8月30日 著者:皆川博子
週末は彼女たちのもの (幻冬舎文庫)週末は彼女たちのもの (幻冬舎文庫)感想
吉原もミナもおしゃれで完璧な二人だと思ってたので最初は苦手だと感じたけれど嫉妬したり、人には話せない部分を持っていたりで人間臭い部分を持っていて安心した。見目がいいだけに誤解されやすかったり、過剰に周りを警戒したりすることってあるのかもしれない。
読了日:8月28日 著者:島本理生
ぜんぶの後に残るものぜんぶの後に残るもの感想
飾らない文章で率直な思いをそのまま綴ってあるので、すっと入ってきて楽しいし心地よい。日常や思い出を面白くでも過剰ではないのでただ楽しめる。
読了日:8月28日 著者:川上未映子
幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ)幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ)感想
起きた事件そのものがどうなのかというより花魁の日常を辿るのが興味深かった。緋桜がしたことはその辛い生活があったとはいえ、同じ思いをしている花魁にも手をかけるのはどうなのか。言耶は優しさから同情しているのかもしれないけれどやっぱり許されることではない。
読了日:8月28日 著者:三津田信三
イッタイゼンタイイッタイゼンタイ感想
いつの間にか、気付いたら沢山の男たちがなおされていた。逃げた男女は無意識のうちになおしていたのだろうか。なおされた男もだけれど、なおした女も大きな存在に動かされていたとするとわくわくする。
読了日:8月26日 著者:吉田篤弘
フリーメイソン  ‐‐「秘密」を抱えた謎の結社 (角川oneテーマ21)フリーメイソン ‐‐「秘密」を抱えた謎の結社 (角川oneテーマ21)感想
よくわからないけれど何か怪しい結社という印象がなくなった。オカルトな部分は早々に切り捨てているし、沢山の有名人が参加している。友愛を掲げていながら入会するものを制限していたりする部分があるところも西洋の懐の狭い部分が表れていて普通の印象を受けた。
読了日:8月25日 著者:荒俣宏
たまさか人形堂物語たまさか人形堂物語
読了日:8月24日 著者:津原泰水
もう二度と食べたくないあまいものもう二度と食べたくないあまいもの感想
自分の意思だけじゃどうにもならない、わかっているけれどどうしようもない恋愛のお話たち。それでも流されるばかりじゃなくてなぜかおしゃれでかっこいい人物たち。「手紙」が好き。
読了日:8月24日 著者:井上荒野
うなされ上手うなされ上手感想
何も考えないで楽しめる。10年以上前に書かれたものなので時代を感じられて「こんなことあったなぁ」と懐かしかった。久々に漫画も読もうかな。
読了日:8月23日 著者:中川いさみ
水魑の如き沈むもの (ミステリー・リーグ)水魑の如き沈むもの (ミステリー・リーグ)感想
偲が座敷牢であった怪奇や正一があった黒い大きな影にも言耶が何かしらの説明をつけてくれると思ってたけれど言及がなかったのであれは不思議なものとしてとらえるしかないのかと思うと怖い。正一も小夜子にもしっかり罪を償ってほしかったし、言耶にも逃亡を手伝うようなことはしてほしくなかった。
読了日:8月22日 著者:三津田信三
深き心の底より (PHP文庫)深き心の底より (PHP文庫)
読了日:8月20日 著者:小川洋子
幸福な王子―ワイルド童話全集 (新潮文庫)幸福な王子―ワイルド童話全集 (新潮文庫)
読了日:8月20日 著者:オスカーワイルド
玉磨き玉磨き感想
「新坂町商店街組合」が好きでした。理不尽に奪われる町・故郷。そこには自分の無力さと何か大きな力を感じられる。『失われた町』と似た世界感があって海を覗くと沈んだ町や商店街が見えるだなんてその退廃が美しい。
読了日:8月19日 著者:三崎亜記
桃色東京塔桃色東京塔感想
岳彦って上昇志向はあるけれど打算的じゃなくて感情的な部分と上手く折り合いをつけられる人だと思う。時間はかかったとしても日菜子といい関係を築けるはず。
読了日:8月18日 著者:柴田よしき
11 eleven11 eleven
読了日:8月17日 著者:津原泰水
アンハッピードッグズ (ポプラ文庫)アンハッピードッグズ (ポプラ文庫)感想
岳ってほんとにイヤな男だ。真緒も冷たいように感じるけれど干渉しないという優しさを持っている。突然切り捨てるようなことをするくらいなら他人の恋愛に関わらないほうがいい。
読了日:8月16日 著者:近藤史恵
小さいおうち小さいおうち感想
「家」って家そのものの造型や間取りもだけれど、そこに住む人達も含めて住み心地があるものなんだと思った。タキはそれを含めて全部が誇らしかったからあんなに尽くすことができたのかも。でも家よりタキの料理がおいしそうでしょうがなかった。
読了日:8月15日 著者:中島京子
隠蔽捜査隠蔽捜査感想
警察でも警察庁の官僚の小説って今まで読んだことなかったので新鮮でした。竜崎が中盤から何がきっかけか急に別人のようになってそれに馴染めずにとまどった。学歴やキャリアに固執する偏屈な人のままでもそれはそれで好きなんだけど。
読了日:8月14日 著者:今野敏
妖桜記〈下〉 (文春文庫)妖桜記〈下〉 (文春文庫)感想
史実と皆川さんが造りだす伝奇が相まって面白かった。蘇り恨みをはらすべく動く傀儡、突然崩れる身体と入れ替わるように白髪となって生き返る姫。妖しいものって美しくて怖い。
読了日:8月13日 著者:皆川博子
妖桜記〈上〉 (文春文庫)妖桜記〈上〉 (文春文庫)
読了日:8月11日 著者:皆川博子
臨床真理 (下) (宝島社文庫 C ゆ 1-2)臨床真理 (下) (宝島社文庫 C ゆ 1-2)感想
最初から最後まで割と定石通りの展開と人物で意外性はなかった。主人公や司が自分のことばかりで好きになれず、悪側が容姿も行動もあまりにも露骨すぎるぐらいで笑っちゃいそうでした。
読了日:8月10日 著者:柚月裕子
臨床真理 (上) (宝島社文庫 C ゆ 1-1)臨床真理 (上) (宝島社文庫 C ゆ 1-1)
読了日:8月9日 著者:柚月裕子
小さな男 * 静かな声小さな男 * 静かな声感想
何も大きなことは起こらないけれど二人の小さなこだわりや好きなことなど、ただただ普通の日常が送られる。その二人がどこで繋がるのかとワクワクする。
読了日:8月8日 著者:吉田篤弘
哲学の密かな闘い哲学の密かな闘い
読了日:8月7日 著者:永井均
サクリファイスサクリファイス感想
ロードレースがこんなにも格闘技のような要素もあり、チームで勝ちを取りにいくものと知らなかった。個人選手として魅力があっても他に有力な選手がいると自分を殺して相手のためにならなきゃいけないことはスポーツ選手にとって辛いだろうけれど、それに価値を見出す人もいればそれを背負って勝ちにいく人もいて、ほかの選手とも心理戦も大きいし他にない不思議なスポーツ。だから石尾のような魅力的な人がいるのかな。
読了日:8月6日 著者:近藤史恵
小袖日記小袖日記感想
源氏物語を読んでないと難しいのかと思ってたけれど何の問題もなく単体で楽しめし何となく源氏物語の雰囲気をつかめる。最後まで本来の小袖がどういう人なのかわからなかったので、入れ替わっていたときどうしていたのか少しでも知りたかった。
読了日:8月5日 著者:柴田よしき
境遇境遇感想
同じ境遇だからこその絆って全く問題ない。共通点があるからこそ人との共感があるし二人だけのものを感じることができるならなんだっていい。それにしても陽子ってなんだかんだで夫や家族と周りにいい人達に恵まれている。
読了日:8月4日 著者:湊かなえ
ブラバン (新潮文庫)ブラバン (新潮文庫)感想
他片は自分のことを「感情的」「情緒的」と言うけれど高校時代から感情を抑えることがてきているので他片の気持ちが読むことができず、何を考え何が好きなのかあまり伝わることがなくて、10代なんてもっと痛々しくてもいいのにともどかしさがあった。
読了日:8月3日 著者:津原泰水
冷血(下)冷血(下)感想
井上も戸田もそして合田もみんなあやういバランスの上でなんとか生きている人間がほとんどなんだと思わされる。二人が犯した罪を見ると極刑になるのは相当となるけれど同情や共感がないわけじゃないし、死刑と向き合う二人やその周りの人や刑事までのどこにぶつけたらいいかわからない感情が溢れてきて辛かったけれど、こんなに持っていかれるものは中々ない。
読了日:8月2日 著者:高村薫

読書メーター

7月分

一日一アイスを始めて何年になるだろう。

2013年7月の読書メーター
読んだ本の数:29冊
読んだページ数:8891ページ
ナイス数:135ナイス

冷血(上)冷血(上)感想
「殺しはしない」と言っていた二人だったけど事件が起きてみれば4人も殺しているしどうしてこうなったのが気になる。2章に入って合田が出てくるとさすがにわくわくしてきた。今までは感情的に動くことが多かった合田が歳を重ねて落ち着いてきているのに小説の時間の経過を感じた。一家惨殺や二人組みの犯人などカポーティを意識して書いてあるのかな、と面白かった。下巻も楽しみ。
読了日:7月31日 著者:高村 薫
美しき凶器 (光文社文庫)美しき凶器 (光文社文庫)感想
太陽や星の位置で方角を知ったり、殺人や危害を加えることに何の躊躇いも感じなかったり野生動物のように生きている娘。仙堂にとっては人間も一つの自分の作品でしかなかったようだけど、娘は復讐に動いていたようだし、二人の間にはどういう関係があってどういう生活をしていたのか知りたかった。
読了日:7月29日 著者:東野 圭吾
夏の入り口、模様の出口夏の入り口、模様の出口感想
その時感じたことをそのまま飾らないで書いてあるので「わかる」と思えることが多い。日常で感じているものの自然とスルーしていることにも焦点を当ててあるのであんな風に感覚が鋭敏になりたい。
読了日:7月28日 著者:川上 未映子
僧正殺人事件 (S・S・ヴァン・ダイン全集) (創元推理文庫)僧正殺人事件 (S・S・ヴァン・ダイン全集) (創元推理文庫)感想
童謡を見立てて次々と殺人事件が起こるという不気味な設定が好きだし、この作品に影響を受けているものが多数あるのがわかる。沢山の人物が出てくるけれど、それぞれキャラクターがはっきりしていてわかりやすく話しも難しいかと思ってたけどすらりと読めた。
読了日:7月28日 著者:S・S・ヴァン・ダイン
ほおずき地獄―猿若町捕物帳 (光文社時代小説文庫)ほおずき地獄―猿若町捕物帳 (光文社時代小説文庫)感想
お静は何でそこまでお玉のことを憎んでいたのだろうか。徳治に裏切られてもほんのひと時のいい思い出だけを残して生きていけるなんてお玉はほんとに強い。千蔭が結婚して普通の家庭を築いている姿も見てみたいけれど、まだしばらく巴之丞や梅が枝に振り回されつつ独り身でいてほしい。
読了日:7月26日 著者:
赤い竪琴 (創元推理文庫)赤い竪琴 (創元推理文庫)感想
あまりいい印象じゃなかった耿介に一晩経ったら恋に落ちている暁子。どこを好きになったのかと思ったけれど「やめといたほうがいい」「気をつけて」って言われたことが逆に相手を意識し出すきっかけになったのかも。芸術家や物を造りだす人って偏屈だけどなぜか気になる魅力に溢れている人が多い。
読了日:7月26日 著者:津原 泰水
山魔の如き嗤うもの (ミステリー・リーグ)山魔の如き嗤うもの (ミステリー・リーグ)感想
靖美の体験したことは怖くてぞくぞくしたけれど、きっと言耶が多少無理矢理でも理屈をつけてくれると思っていたのでこの恐怖にも理由があると思うと冷静に楽しく読めた。犯人にはびっくりしたしの動機にも驚かされたけれど、きっかけなんて些細なことだったりするのかもしれない。
読了日:7月25日 著者:
謎の転倒犬―石狩くんと(株)魔泉洞 (創元クライム・クラブ)謎の転倒犬―石狩くんと(株)魔泉洞 (創元クライム・クラブ)感想
石狩くんがかわいらしくて少し不憫で楽しく読めた。パソコンやスーツを買ったことがわかってしまうのは少し無理矢理感があったし、優麗は一目で石狩くんのどこがそんなに気に入ったのか不思議だけれど、そこら辺を気にせず軽い気持ちで読むと楽しめる。
読了日:7月23日 著者:柴田 よしき
凍える島 (創元推理文庫)凍える島 (創元推理文庫)感想
殺人の動機として理屈はわからないでもないけれど、結婚していて愛人からも自分への愛情を多く欲しがるなんて鳥呼が自分勝手すぎる。そしてそれを受け入れてしまうあやめの心情も理解できない。辛い恋愛をしてまでこんな男のどこにあやめが惹かれてしまったのか不思議。
読了日:7月22日 著者:近藤 史恵
最後の証人最後の証人感想
被告人と被害者の名前を出さないことから予想はついていたから驚くことはなかったけれど判決がああなったことが驚きだった。無罪にしても有罪にしても状況証拠しかないなか裁判員たちが判決を出すのって大変。光治には美津子の思いを全うしてほしかったので、たとえ間違っていることだとしてもあの証言で良かった。
読了日:7月21日 著者:柚月 裕子
バレエ・メカニック (想像力の文学)バレエ・メカニック (想像力の文学)
読了日:7月20日 著者:津原 泰水
南の子供が夜いくところ南の子供が夜いくところ感想
ユナやタカシが中心に話が進むのかと思っていたら一つの南の島の周辺で起こる少し不思議な話たち。時代も人物も色々なので切り替えて読まないとどこで何が起こっているか迷子になってしまいそうになる。島って独立した国のようなものなので独特の時間が流れている。
読了日:7月19日 著者:恒川 光太郎
78(ナナハチ)78(ナナハチ)感想
パラレルワールドのようになっていたり、人物たちがどこか一点でリンクしていたりして緩やかに紡がれて繋がっていく人達。ハイザラとバンシャクの二人が好きなのでもっと二人の物語を眺めていたいと思いながら他の人達の物語を読む。
読了日:7月18日 著者:吉田 篤弘
もの食う人びと (角川文庫)もの食う人びと (角川文庫)
読了日:7月17日 著者:辺見 庸
ベッドの下のNADAベッドの下のNADA感想
結婚生活たった5年で冷え切ってしまって、もう愛していないと言い切ってしまうようになってしまった二人だけど表面上は上手くいっているかのようだし浮気も黙認しているし、感情を出さない二人。結婚もだけどカフェのような接客の仕事も二人に向いていないように思えた。似合わないところにいなきゃいけないことってあるけれど、二人は望んで嫌な生活をしているかのように感じる。
読了日:7月16日 著者:井上 荒野
後宮小説 (新潮文庫)後宮小説 (新潮文庫)感想
後宮そのものの造りにしてもそこで学ぶことも皇帝に奉仕することをただ一番に考えてあって徹底している。歴史書を参考に書いてある体にしてあるので実際にそうかと錯覚してしまうほどリアリティがあった。もっと後宮のどろどろしている女の戦いも読んでみたかった。
読了日:7月16日 著者:酒見 賢一
緑の毒緑の毒感想
一つの診療所と医者の周りでの事件と人間関係が面白い。視点が変わると人の印象も大きく変わる。川辺はもちろん悪魔だけれど、川辺だけが悪いわけじゃなく悪魔になるまでの過程があることを思わされる。
読了日:7月14日 著者:桐野 夏生
双頭の悪魔 (創元推理文庫)双頭の悪魔 (創元推理文庫)感想
外での常識が中々通じない閉鎖されている場所での事件ってミステリの中でも好きな設定。そしてその中でも外でも事件が起きてそれが繋がっているのが面白かった。推理部分は自分には考えてもわからないのでどんどん読み進めて江神さんのそれを楽しむだけ。
読了日:7月13日 著者:有栖川 有栖
綺譚集綺譚集感想
少しのホラー要素だったり暗さだったりが好きでした。15編だけれどどれも少しおかしい人物という共通点はあるけれど物語は個性的で面白かった。「赤假面傳」が好き。
読了日:7月11日 著者:津原 泰水
巴之丞鹿の子―猿若町捕物帳 (光文社時代小説文庫)巴之丞鹿の子―猿若町捕物帳 (光文社時代小説文庫)感想
千蔭や八十吉はもちろん清八や半九郎みないなダメな人間も含めて、一人の人間のいい部分も悪い部分も出ていて人物たちに魅力があって嫌いな人がいなかった。時代物は難しいかと思っていたけれど読みやすくさくさくと進められる。
読了日:7月10日 著者:近藤 史恵
([さ]5-1)教科書に載った小説 (ポプラ文庫 日本文学)([さ]5-1)教科書に載った小説 (ポプラ文庫 日本文学)感想
短いけれど物語として分かりやすくて面白い。「教科書の小説」と聞くと少し構えてしまっていたけれど読み始めるとそれを忘れられる。今まで通りすぎてきた教科書の小説をちゃんと読んでいたらよかった。
読了日:7月10日 著者:佐藤 雅彦
Boy’s Surface (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)Boy’s Surface (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)
読了日:7月9日 著者:円城 塔
蝶のゆくえ蝶のゆくえ
読了日:7月8日 著者:橋本 治
田紳有楽 (シリーズ 日本語の醍醐味 3)田紳有楽 (シリーズ 日本語の醍醐味 3)
読了日:7月7日 著者:藤枝 静男
阿修羅 (100周年書き下ろし)阿修羅 (100周年書き下ろし)感想
自分の中に知らない自分がいる。本当の自分なんてわからないし、人によって見える部分や見せる部分は違ってくるのが当たり前だけれどもそれとはまた全然違うのが多重人格。長い人生の中で自分を守るために出てくるもう一人二人の自分なんだろうか。
読了日:7月6日 著者:玄侑 宗久
止島止島感想
誰にでもある日常とどこにでもある人間関係を現してあるからすんなり入ってくる。突き放さないそこにある毎日の物語。
読了日:7月5日 著者:小川 国夫
虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)感想
虐殺があるのなら無くなってほしいけどそこに第三者が入って行くのは正義なのか、大切なものを守るために虐殺なのかとか考える。虐殺の文法は怖いけれど、これができるジョンにはそれとは逆の文法も考える方に向かってほしかった。
読了日:7月4日 著者:伊藤 計劃
ポリティコン 下ポリティコン 下感想
閉鎖されているような小さな村の中で自給自足に近い生活をしているとシンプルな人間になりそうだけど、自分の欲を隠さないでそれに忠実に生きる村人達がほとんどでこれで成り立っていくのがすごい。東一が真矢を売ってから村を盛り立てるまでがどうやったのかが気になる。東一って人は好きにはなれないけれどああまで自分のことしか考えてない人間臭い部分はある意味羨ましい。
読了日:7月3日 著者:桐野 夏生
ポリティコン 上ポリティコン 上
読了日:7月2日 著者:桐野 夏生

読書メーター

6月分

暑い。今年も夏バテの予感。


2013年6月の読書メーター
読んだ本の数:27冊
読んだページ数:8778ページ
ナイス数:163ナイス

お好みの本、入荷しました (桜庭一樹読書日記)お好みの本、入荷しました (桜庭一樹読書日記)
読了日:6月30日 著者:桜庭 一樹
逢はなくもあやし (集英社文庫)逢はなくもあやし (集英社文庫)感想
篤史のことを信じるというよりもすがって生きている香乃が切ない。ただ信じて待つってほんとに辛いのだろうから、新しい支えになるようなものを見つけて香乃のように振り切ってしまうのが生きていくためにはしょうがないものかもしれない。篤史の母と祖父の存在が怖い。
読了日:6月29日 著者:坂東 眞砂子
少年十字軍 (一般書)少年十字軍 (一般書)感想
実際に子供たちの十字軍がいたなんて。この時代、純粋な子供や信心を持っている人ほど悲惨なことになっている気がする。癖があったり影があったり裏がある大人だちに振り回されるのはいつの時代も子供だけ。あとがきにあったアラブ視点からの十字軍も皆川さんに書いて欲しい。
読了日:6月29日 著者:皆川 博子
所轄刑事・麻生龍太郎所轄刑事・麻生龍太郎
読了日:6月27日 著者:柴田 よしき
あられもない祈りあられもない祈り感想
自分には愛される資格がない、自分が選ばれてしまうという不安に共感できる。相手と自分の遠いところを見つけて「やっぱり私達は無理」という安心を掴みたくなる気持ち。「わたし」は直樹にしても「あなた」にしても誰が相手でも同じことを繰り返してしまいそう。
読了日:6月26日 著者:島本 理生
モナ・リザの背中モナ・リザの背中感想
曇天先生とアノウエ君のコンビが好き。非日常を割とすんなり受け入れてしまっている二人。絵の世界を受け入れて受け入れられて、自分の世界を広げられる。
読了日:6月26日 著者:吉田 篤弘
マルコの夢 (集英社文庫)マルコの夢 (集英社文庫)感想
キノコって食べられるのもあれば毒キノコもあるし見た目もかわいかったり食べ物と思えないようなものもあったり改めて考えると不思議なもの。一馬が日本でマルコとどうなっていくのか気になるけれど、フランスのレストランとギョームとピコリも気になる。
読了日:6月25日 著者:栗田 有起
月神(ダイアナ)の浅き夢 (角川文庫)月神(ダイアナ)の浅き夢 (角川文庫)感想
山内って不思議な人。非道なことをしたと思えば人を助けたり。麻生さんを惑わすし、緑子には暴力的で好きになれないと思うけれど何か気になる。刑事でも間違うことってあるし、絶対悪って中々ない。その中で迷いながや生きている緑子や安藤、麻生が好き。
読了日:6月24日 著者:柴田 よしき
あやつられ文楽鑑賞 (双葉文庫)あやつられ文楽鑑賞 (双葉文庫)感想
文楽もだけど落語、歌舞伎と興味がありつつも中々手が出せないでいる。面白そうだけれど難しそうで…。作品によってはわかりやすいものもあるようなのでそういうのから始めてようかなと。はまってしまって三浦さんのようにどっぷりになるのもいいなぁ。
読了日:6月22日 著者:三浦 しをん
針がとぶ Goodbye Porkpie Hat針がとぶ Goodbye Porkpie Hat感想
独立した話だと思っていたら少しずつ物語がリンクしているのが楽しい。凪いだ海のように穏やかなお話たちと登場人物たち。半島に行って雑貨屋に行って月と海を眺めてみたい。
読了日:6月21日 著者:吉田 篤弘
ディスコ探偵水曜日〈下〉ディスコ探偵水曜日〈下〉感想
時間に加えて空間も歪み、そこを自由に行き来するのでもう何がなんだかさっぱり。ディスコがそこで行き詰っている中でも水星Cは何もかも最初から超越している存在で不思議すぎるが好き。最後に急に小枝を意識し始めて二人でハッピーエンドになるのが無理矢理感はあるがよかったのかな。
読了日:6月21日 著者:舞城 王太郎
ディスコ探偵水曜日〈上〉ディスコ探偵水曜日〈上〉感想
次々と披露される推理。どれも辻褄はあっているけれどどれもぶっとんでいる。ディスコが謎を解明してくれたけれどこれからどうなるのか。時間がわっかになってどことどこが繋がっているのか。どこから逃れられるのか。
読了日:6月19日 著者:舞城 王太郎
あなたの獣あなたの獣感想
櫻田って変な人だ。もう少し上手く生きようと思えばできただろうにそれを自分から避けているのか、あれで精一杯だったのか。細切れに櫻田という人を知るので掴めた思ったらすり抜けていく不思議な人。好きにはなれないけれど、その人生を傍目からずっと観察してみたい。
読了日:6月17日 著者:井上 荒野
NHKにようこそ! (角川文庫)NHKにようこそ! (角川文庫)
読了日:6月17日 著者:滝本 竜彦
皆川博子コレクション2夏至祭の果て皆川博子コレクション2夏至祭の果て感想
「夏夏至の果て」が重厚で面白くこのコレクションに入っていてほんとに嬉しい。宗教を広めようとする方もそれを禁じる方も自分の利益を一番に考えていてその教義は二の次になっているけれどあれだけ沢山の人が犠牲になっていることに驚いた。揺るぎない信心を持つことって羨ましいけれど、ずっと間で迷い続けることも人間らしい。
読了日:6月16日 著者:皆川 博子
私立探偵・麻生龍太郎私立探偵・麻生龍太郎感想
麻生には幸せになってほしいけれど、練と一緒にとなると簡単にはいかないのだろう。このまま二人はずっと平行線のままな気がする。でもその少しの薄幸が似合っているところが麻生の魅力でもあってだからこそ応援したくなるんだろうな。
読了日:6月14日 著者:柴田 よしき
ザ・万遊記ザ・万遊記感想
一番はやっぱり篤志のことが印象に残っている。今までちらっと見ることがあったあの番組。今後はしっかり篤志の言動に注目して見てみようと思う。
読了日:6月12日 著者:万城目 学
それからはスープのことばかり考えて暮らしたそれからはスープのことばかり考えて暮らした感想
サンドイッチもスープも食べてみたい。安藤さん親子も好きだしあおいさんも好きだ。安藤さん親子が亡くなったお母さんとのことをどうやって乗り越えたのか乗り越えてないのか、教会には何をしに行っているのか気になることは沢山あるけれど、この親子ならきっと大丈夫だしお店もきっと上手くいくんだろう。
読了日:6月12日 著者:吉田 篤弘
ベーコンベーコン感想
井上さんらしい不穏さ、地に足がつかない落ち着かなさがあるものの他の小説より軽く何より食べ物がおいしそうなのでいつもよりじっくり物語りに浸れた。人間のずるいところやしょうがないと思ってしまうところに共感。「ほうとう」「クリスマスのミートパイ」が好き。アイリッシュシチューを作ってみたい。
読了日:6月11日 著者:井上 荒野
逆回りのお散歩逆回りのお散歩感想
公務員経験のある三崎さんならではのお話二編。ただの統合の話じゃなくて反対派と推進派の間で、それまでの自分の中途半端な流された生き方をしてきた聡美が自分の真実を探し出すというのが面白かった。「戦争研修」は「となり町戦争」の前の話が出てくるなんて思わなくて嬉しかった。香西さんとその弟がこうやってとなり町戦争に振り回されるんだなと知れてよかった。
読了日:6月10日 著者:三崎 亜記
楽園のカンヴァス楽園のカンヴァス感想
小さい頃から夢中になれるものを見つけられてそれに囲まれることが容易で周囲がそれに寛容な環境にいることが羨ましい。そして同じ思いを持っている人と大人になって出会えるなんてどれだけ嬉しいことだろう。アートじゃなくても何かこんなに自分にとって大きな存在があってそれに人生を傾けられたら幸せだなぁ。
読了日:6月10日 著者:原田 マハ
世界をやりなおしても生命は生まれるか?世界をやりなおしても生命は生まれるか?感想
生物や生命に留まらず宇宙や魂の話しにも繋がっていき生物学者ってこんなにも守備範囲が広いのかと驚いた。高校生との講義からの文章なので全然詳しくない自分にもわかりやすかった。知らないことを知っていくことって楽しい。地中や海中の生物の話をもっと知りたい。
読了日:6月8日 著者:長沼 毅
華胥の幽夢 十二国記 (講談社文庫)華胥の幽夢 十二国記 (講談社文庫)感想
このシリーズ通して楽俊が一番好きなので楽俊が出てくるだけで満足。今後の学校での生活も半獣っていうことで色々と大変なことがあるだろうけどジンクスをやぶって卒業してくれるはず。そしてその後の楽俊も気になる。
読了日:6月7日 著者:小野 不由美
黄昏の岸 暁の天 十二国記 (講談社文庫)黄昏の岸 暁の天 十二国記 (講談社文庫)感想
天ってなんだろう、天の意思があるのなら確かに色んな不条理を解決してくれても良さそうなのに現実は沢山の不幸が溢れている。泰麒を救うことはできたけれど驍宗はどうなったのか気になる。驍宗は王としての器は何にも問題ないように見えるので驍宗の時代が長く続いてほしい。
読了日:6月6日 著者:小野 不由美
伏(ふせ) 贋作・里見八犬伝 (文春文庫)伏(ふせ) 贋作・里見八犬伝 (文春文庫)感想
伏と人間の間に情はあるけれど馴れ合わないところが好き。相手のことは理解するしその物語に心を動かされることはあっても変わらない、狩るものと狩られるものの関係性が良い。伏達8匹が行き着いた「伏の森」の情景と蛍がとても綺麗だった。本家の「南総里見八犬伝」読んでみたいけれど読めるだろうか…。
読了日:6月4日 著者:桜庭 一樹
怪笑小説 (集英社文庫)怪笑小説 (集英社文庫)感想
「しかばね台分譲住宅」が好き。殺人という大きな事件を死体をつかって笑える展開にしてしまうところが楽しかった。さらりと何も考えないで読みやすい短編集。
読了日:6月2日 著者:東野 圭吾
木挽町月光夜咄木挽町月光夜咄感想
エッセイだけれど吉田さんが書く小説の中のお話に出てくるような吉田さんでそれが楽しかった。これまでのルーツや、本の話、音楽、と好きなもののことを知れてそれであの不思議な雰囲気の小説があるんだなぁと納得させられた。
読了日:6月1日 著者:吉田 篤弘

読書メーター

5月分

「希望もないのに惰性で生きている?」
「はい」


2013年5月の読書メーター
読んだ本の数:24冊
読んだページ数:7443ページ
ナイス数:249ナイス

完璧な病室 (中公文庫)完璧な病室 (中公文庫)感想
生活感がなくて消毒薬のにおいがほんのりしてひんやりしているシーツの感触がそのまま伝わってくる表題作が好き。居心地がいいだけに別れが近づいてくるのが耐えられないのが痛いくらいに伝わってくる。「ダイヴィング・プール」の自分でもわからない残酷さは「妊娠カレンダー」のように少しの毒をもっている人間を感じさせられてどきっとした。
読了日:5月31日 著者:小川 洋子
厭魅の如き憑くもの (ミステリー・リーグ)厭魅の如き憑くもの (ミステリー・リーグ)感想
終盤になって残りページが少なくなっても殺人は起きて、このままホラー部分のみで解決はどうなるのだろうと思っていたら一つ一つ考えられる犯人を潰していって発覚するのは面白かった。閉鎖的な村での古い因習に囚われているホラー的な雰囲気が好きでした。
読了日:5月29日 著者:三津田 信三
風を見たかい?風を見たかい?
読了日:5月27日 著者:丸山 健二
空ばかり見ていた空ばかり見ていた感想
今度はどんな形でホクトが出て来るのだろうとわくわくした。そこには現実と共に童話のような幻想も絡んでいて不思議な感覚。一つ一つの物語は繋がっていないけれどホクトの放浪人生を覗き見れて楽しめた。
読了日:5月26日 著者:吉田 篤弘
恐るべき子供たち (光文社古典新訳文庫)恐るべき子供たち (光文社古典新訳文庫)
読了日:5月24日 著者:コクトー
図南の翼 十二国記 (講談社文庫)図南の翼 十二国記 (講談社文庫)感想
珠晶はしっかり者で自分を持っているけれど他人の言うこともちゃんと聞いていて王としての素養は十分なので珠晶が王となるんだろうなぁと思いつつも頑丘に王になってほしいとも思った。浮民や黄朱から王が出る日が来るといいな。
読了日:5月23日 著者:小野 不由美
密室蒐集家 (ミステリー・リーグ)密室蒐集家 (ミステリー・リーグ)感想
その名の通り密室事件ばかりの話に徹底していて、本格ミステリが好きな人には何にも考えないで謎そのものを楽しめてよかった。話を聞いただけで密室の謎を解いてしまうし齢をとらない不思議さもあるけれど妖精ならば仕方ない。
読了日:5月22日 著者:大山 誠一郎
皆川博子コレクション1ライダーは闇に消えた皆川博子コレクション1ライダーは闇に消えた感想
日常の日本の若い人の物語が多くて最近では中々読めない皆川さんの作品で、時代を感じるものの新しい感覚。恋愛ものを主軸にミステリを絡めてあり最後は切なかったり、少し怖さがあったりするところはやっぱりすごく好き。「サッフォの髪は火と燃えて」が好き。
読了日:5月21日 著者:皆川 博子
対論集 発火点対論集 発火点
読了日:5月18日 著者:桐野 夏生
火葬人 (東欧の想像力)火葬人 (東欧の想像力)感想
コップフルキングルが凄く饒舌で何事も死と火葬を前提に話している様子にうっすら気味悪さを感じていたけれどもまだそれは序章で、終盤唐突に人が変わって家族を手にかけている様子は本当に怖かった。何がそんなにコップフルキングルをナチに傾倒させたんだろうか、それとも元々潜んでいたものがあったんだろうか。
読了日:5月17日 著者:ラジスラフ・フクス
風の万里 黎明の空(下)十二国記 (講談社文庫)風の万里 黎明の空(下)十二国記 (講談社文庫)感想
色んな立場の人が自分の私利私欲のために騙し合いがあって誰が正しくて誰が嘘でって、それを見抜くのってほんとうに大変で慶がこれからどうなっていくのかわからないけれど、陽子と景麒ならいい方向に行くと思える。それにしても楽俊はやっぱり癒し。
読了日:5月16日 著者:小野 不由美
風の万里 黎明の空(上)十二国記 (講談社文庫)風の万里 黎明の空(上)十二国記 (講談社文庫)
読了日:5月15日 著者:小野 不由美
砂のアラベスク (文春文庫)砂のアラベスク (文春文庫)感想
海外を舞台にした話や恋愛が主軸だったり今までに読んだことのない泡坂さんの小説で、少しのすれ違いや勘違いがあってすんなりいかない関係を描いてあってもどかしく切なく読後はしんみりするけれど、何もかも上手くいく話より面白かった。
読了日:5月14日 著者:泡坂 妻夫
きのうの世界(下) (講談社文庫)きのうの世界(下) (講談社文庫)感想
誰に殺されたのか何故失踪したのかこの町の秘密は何なのか、わからないことが沢山あってどう解決していくのかとわくわくしていて、死の真相はわかったけれど少し消化不良気味の部分がある。全部が全部すっきり謎がなくなるっていうことではなくてもいいけれど、町が抱えている問題と繋がっているのでもやもや感が残ってしまう。
読了日:5月13日 著者:恩田 陸
きのうの世界(上) (講談社文庫)きのうの世界(上) (講談社文庫)
読了日:5月12日 著者:恩田 陸
蟋蟀(こおろぎ)蟋蟀(こおろぎ)感想
ちょっと変わった人達の日常を一部切り取ってその部分だけ覗き見している感じなので、なんとなく人物を把握したときには「あれ、ここで終わり?」というところで終わってしまう。「あほろーとる」の女の子がかわいくて不思議で好き。
読了日:5月10日 著者:栗田 有起
なにごともなく、晴天。なにごともなく、晴天。感想
この陽のあたらない高架下の商店街は居心地がよさそうで行ってみたい。ここだけの話をしてしまうとすぐに広まってしまうけれど、騒音がひどそうだけれど、のんびりとした時間が過ぎてそうで買い物をするにも食事をするにも自分だけの空間を作れそう。
読了日:5月10日 著者:吉田 篤弘
“島”に戦争が来た“島”に戦争が来た
読了日:5月9日 著者:加藤 幸子
森茉莉 私の中のアリスの世界 (人生のエッセイ)森茉莉 私の中のアリスの世界 (人生のエッセイ)感想
歳を重ねても好きなものと嫌いなものがはっきりしている。そういうことって少女であることに影響が大きいのかもしれない。そしてお父さん大好きっぷりも。
読了日:5月7日 著者:森 茉莉
そこへ行くなそこへ行くな感想
不穏な話が多い。そしてこの後どうなるのだろうと気になる話も多い。出てくる人物が男女問わず一部気持ちはわかるけれど、だけどなんだか感情をざわざわとさせるものを持っている。それが少し癖になってしまう。「遊園地」「サークル」「団地」が好き。
読了日:5月6日 著者:井上 荒野
夏への扉[新訳版]夏への扉[新訳版]
読了日:5月5日 著者:ロバート・A・ハインライン
東の海神 西の滄海 十二国記 (講談社文庫)東の海神 西の滄海 十二国記 (講談社文庫)感想
今までは豊かで平和な雁しか知らなかったけれどもちろん最初からそんな国だったわけじゃなくて、まだ荒れていた国が再建していく過程が見えて面白かった。尚隆は器が大きくておおらかで大胆で王としてかっこよすぎた。
読了日:5月4日 著者:小野 不由美
風の海 迷宮の岸 十二国記 (講談社文庫)風の海 迷宮の岸 十二国記 (講談社文庫)感想
載国が今後、驍宗と泰麒の二人でどんな国になっていくか気になる。驍宗ならいい国になるんだろうなぁ。前作で出てきた景麒がどういう人柄なのかわかって嬉しかった。断片的に十二国のことが少しずつわかっていく感じだけど、今後も小説で今まで出てきた人達や国がどういうことになっていくかわかるのかな、と思うと楽しみ。
読了日:5月2日 著者:小野 不由美
悪意 (講談社文庫)悪意 (講談社文庫)感想
再読。野々口の手記にしっかりと騙されて日高って悪い奴だなーと思ってしまう自分。でもそこまで野々口に騙され踊らされるのも心地よいと感じてしまうくらい満足感がある。
読了日:5月1日 著者:東野 圭吾

読書メーター

4月分

もう5月かぁ。早い。早いよ。暇だからいっぱい読んでる。

2013年4月の読書メーター
読んだ本の数:24冊
読んだページ数:6988ページ
ナイス数:106ナイス

恋文の技術 (ポプラ文庫)恋文の技術 (ポプラ文庫)感想
手紙でも見栄を張ってしまったり、変な言い訳をしたり沢山笑えて楽しかった。文通のような手紙のやり取りを何年かしたことがあるけれど、郵便屋さんのバイクの音に敏感になるほど手紙が届くのを楽しみに待ったり何度も読み返したり、書くときも便箋選びを凝ったりこれでいいのかと確認してポストに投函したり楽しかったのを思い出した。
読了日:4月29日 著者:森見 登美彦
斜光 (角川文庫)斜光 (角川文庫)感想
殺人事件と弥宵の過去や隠していることがどう繋がるのか楽しみながら読めた。そして今までの泡坂さんの小説でも官能の要素はあったけれどここまで極めてあるのにどきどきした。2つの微妙にすれ違い、少し重なっている物語が最後に合わさっていくのが見事でした。
読了日:4月28日 著者:泡坂 妻夫
聖少女 (新潮文庫)聖少女 (新潮文庫)感想
思春期のときって近親憎悪を感じることはあったけれど未紀のように憧れを持つことはなかったので不思議な感覚。少女性って持っている人と持ってない人に分かれるものなのかもしれない。少女でありながら自分の女性を意識しているのが未紀っていう人なのかも。後半少し理解しにくい部分があったけれど桜庭さんの解説を読んでなんとなく理解できたような気がする。
読了日:4月27日 著者:倉橋 由美子
コトリトマラズコトリトマラズ感想
不倫だけどどろどろしてなくて、当事者3人共に相手をなじったり現状からの大きな変化を求めたりしないから変化がないままの関係が不思議。奥さんが倒れるという大きな出来事があっても母親の話しを聞いても結局、倒れる前となんら変わらない3人の位置を華は続けていくことにしていてもうちょっと変化があったらなぁと思ってしまった。
読了日:4月25日 著者:栗田 有起
夕映えの人夕映えの人感想
家族って好きでも嫌いでもこうやって続いていくし、子に孫に繋がっていくものなんだなと思わされる。時代は違っても家族の形ってそう変わらない。仕事で大変な思いをしていたり兄弟間で意見が合わなかったりとあったけれど、こういう淡々と過ごす日々ってあこがれる。
読了日:4月24日 著者:加賀 乙彦
月の影 影の海(下) (講談社文庫)月の影 影の海(下) (講談社文庫)感想
ただ陽子が精神的にたくましくなっていくだけじゃない物語で、厳しいことが多くてでもその中にも楽俊のような癒される存在もいて楽しい物語だった。他のシリーズ作品で景麒や楽俊が出てくるといいなぁ。
読了日:4月23日 著者:小野 不由美
月の影 影の海(上) (講談社文庫)月の影 影の海(上) (講談社文庫)
読了日:4月22日 著者:小野 不由美
十方暮の町 (銀のさじ)十方暮の町 (銀のさじ)
読了日:4月20日 著者:沢村 鐵
俳風三麗花俳風三麗花感想
自分の今その時の気持ちを与えられた季語を使いつつ、五七五の限られた言葉の中に盛り込んだり削ったりよりよい言葉を探したりして悩んでいる様が楽しかった。俳句に詳しくないので難しいかと思ってたけれどすんなり読めた。
読了日:4月19日 著者:三田 完
家のロマンス家のロマンス感想
死の床で家族の声を聴きながら人生を振り返る祖母のミヤと、ミヤの死後の家を孫のヨシノが語るっていうのが面白かった。家ってやっぱり女性の方が居る時間が長い分だけこだわりもあるし執着するもんだと思った。どんな家を造りあげ、そこでどう過ごすか、帰りたいと思えるかって人生で大きな問題。
読了日:4月18日 著者:加藤 幸子
帰りたくない―少女沖縄連れ去り事件 (新潮文庫)帰りたくない―少女沖縄連れ去り事件 (新潮文庫)感想
一つの問題じゃなくて、家族のことや孤独や理解者が欲しいっていうことが複雑に絡んでいて誰か一人を責めることができないから難しい事件。山田とめぐは出会っていなかったとしても、山田のような人をめぐは見つけ出してしまい同じことが起きていたのじゃないかな。めぐにとっては逃げたすための手段で、山田にとっては孤独を埋めてくれて理由は何であれ自分を求めてくれる人が欲しかったんだろう人事ではない誰にでも起き得る悲しい事件。
読了日:4月17日 著者:河合 香織
オテル モルオテル モル感想
読んでいる最中から希里なように抵抗できない眠りに襲われてみたいという欲求が湧いてきてどうしようもなくなる。「もうダメだ」と言ってじゅうたんにパタンと倒れて眠ってみたい。物語はほとんど進行がなくて沙衣のことや西村さんとのことなど気になることが多すぎる唐突な終わりでした。
読了日:4月16日 著者:栗田 有起
盗作(下)盗作(下)感想
盗作かどうかではなくて精神的な繋がりやオカルト的なことが主軸だと思った。一番か二番かってことにこだわっていて、そこが問題なんだろうかとずっともやもやした気持ちがあったし、芸術の色んなジャンルで極めているのがそこまでできるのかと疑問だった。天才っていると思うけれど、自分の中から溢れてくるものや、重ねてきた経験から出来ているものに惹かれる。
読了日:4月15日 著者:飯田 譲治
盗作(上)盗作(上)
読了日:4月15日 著者:飯田 譲治
女流文学者会・記録女流文学者会・記録
読了日:4月14日 著者:
泣かない女はいない泣かない女はいない感想
二編とも主人公が好きだった。でも人間関係においても仕事にしても、乱れないし感情的にならないから淡々と日常を送っているようでその起伏を読みづらかった。色々と問題が起こっても受け止めていて、静かに俯瞰で自分を見ているような二人。
読了日:4月13日 著者:長嶋 有
スリーピング・ドール〈下〉 (文春文庫)スリーピング・ドール〈下〉 (文春文庫)感想
キャサリン・ダンスという人は完璧すぎて、このまますんなり終わるはずがないという予感は期待をうらぎらない真相につながり満足です。事件が事件だからしょうがないけれど、主要人物以外が簡単に殉職していって悲しい。このスピンオフものも楽しいけれど、リンカーン・ライムの偏屈ぶりが癖になってしまったわたしにとっては少し物足りなさも感じた。
読了日:4月12日 著者:ジェフリー ディーヴァー
スリーピング・ドール〈上〉 (文春文庫)スリーピング・ドール〈上〉 (文春文庫)
読了日:4月10日 著者:ジェフリー ディーヴァー
忠臣蔵殺人事件 (徳間文庫)忠臣蔵殺人事件 (徳間文庫)
読了日:4月8日 著者:皆川 博子
マボロシの鳥マボロシの鳥感想
想像が豊かで実はまっすぐな太田さんという人が現れている小説たちでした。読む前から「あのお笑いの人が書いた小説」という、どうしてもイメージが先行してしまう中でこれだけ自分に忠実で嘘がないって素晴らしい。「マボロシの鳥」「魔女」が好き。
読了日:4月7日 著者:太田 光
生きざま 私と相撲、激闘四十年のすべて生きざま 私と相撲、激闘四十年のすべて感想
貴乃花という大横綱は一つのことにしか打ち込めない不器用な人だっていうのはわかっていたけれど先代の貴ノ花もそうで、相撲にだけ一生懸命で。何事も器用にこなす人よりそういう人に惹かれる。こうやって本で読むとあっという間の現役のように感じるけれど、長かったろうし、これからも相撲との激闘をしていくのだろう。
読了日:4月5日 著者:貴乃花光司
私たちには物語がある私たちには物語がある
読了日:4月5日 著者:角田 光代
圏外へ圏外へ感想
童話のようだった。カタリテが作中に登場して現実と小説の境目があいまいになり、作中の人物は夢のようにぼんやりとして掴めない。ずっと足元がぐらついているような浮遊感があって読んでいて楽しかった。
読了日:4月4日 著者:吉田 篤弘
閉鎖病棟 (新潮文庫)閉鎖病棟 (新潮文庫)感想
人間の根本って家族の中で形成されていくんだなって改めて思った。チュウさんが退院するときに主任が医師と一緒になって家族を説得するところで、家族にとって血のつながりなんてどうでもよくて、一緒に生活を作っていくことが基本で、そういう意味で病院の患者仲間達は家族のような存在でいい関係なんだなと感じた。
読了日:4月2日 著者:帚木 蓬生

読書メーター

迷ってる

minimocha2013-04-21

Daccoの6月のツアーに行こうかどうか迷ってる。行けるか行けないか。9月のワンマンは多分行けるので行くことにした。さぁ、ライブ自体が何年ぶりか?っていうくらい久しぶりなのでどうしようか、なんか怖い、人多いんだろうか、車で行くかバスで行くかとか色々考えて今からどうしようどうしよう思ってたら、8月にもツアー決まってた…。熊本もあるし…。行くべきかなー。でも出演者多いし持ち時間短そうだし、人が多そうだし、迷う。迷う。

Raphaelのフェザーペンっていつ届くの…?

3月分

久々に落ちすぎている。つらーい。本を読んでいても何も頭に入ってきませんね。はい、そうですね。

2013年3月の読書メーター
読んだ本の数:22冊
読んだページ数:6948ページ
ナイス数:105ナイス

八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)感想
どの料理も読んでいて食べたくなる。馴染みのある食材を使ってあるものが多いので味が想像できて「おいしそう、あったまりそう」と思いながらなのでお腹がすいてくる。今後の澪もだけど、種市や芳と色々気になる。
読了日:3月31日 著者:高田 郁
魔女の息子魔女の息子感想
ゲイの人達の性が描いてあって、その常識というか日常というかそういうものにびっくりした部分も多かった。主人公の紀和だけじゃなくかおるなどいい大人が恋で成長していく部分が面白かった。みんないくつになっても悩んで傷付いて考えている。
読了日:3月29日 著者:伏見 憲明
彼女の部屋 (講談社文庫)彼女の部屋 (講談社文庫)感想
大きな出来事が何もない日常の中での人間。こういう人いるなぁ、こういうこと言う人いるなぁって、わかるわかるって思っていると何も起こらずに終わってしまう。「アメリカを連れて」「愛の手紙」が好きだった。
読了日:3月29日 著者:藤野 千夜
始祖鳥記 (小学館文庫)始祖鳥記 (小学館文庫)
読了日:3月28日 著者:飯嶋 和一
霊道紀行 (角川文庫)霊道紀行 (角川文庫)感想
なめ子さんがどこまで本気なのか、それを想像しながら読むのが面白かったけれど、こちらとしてはどういうスタンスで構えていいのか少しとまどう。スピリチュアルなことについては今まで通りぬるい感じで向き合っていきたいと思う。
読了日:3月25日 著者:辛酸 なめ子
ひなた弁当ひなた弁当感想
ダメ人間がもがきつつもなんとか生きていく話は好きだけれど、ここまで万事が丸く収まるとだいぶ違和感がありました。良朗はなんだかんだでしっかりしている。ネガティブ要素がないので、たくましく前だけを向いている生き方に力をもらいたい人にはおすすめ。
読了日:3月24日 著者:山本 甲士
作家の口福 (朝日文庫)作家の口福 (朝日文庫)
読了日:3月23日 著者:恩田 陸
国銅〈下〉 (新潮文庫)国銅〈下〉 (新潮文庫)感想
自分の境遇をなげいている人がいない。自分の仕事をみんな理解していて、奈良登りでも都でもそれをこなしていく日々。絵に書いたような悪人がいなくて皆で一つのものを創り上げていく中で絆が強くなっていく様が胸に迫る。ただただ生きていく小説。
読了日:3月22日 著者:帚木 蓬生
国銅〈上〉 (新潮文庫)国銅〈上〉 (新潮文庫)
読了日:3月20日 著者:帚木 蓬生
兎の眼 (角川文庫)兎の眼 (角川文庫)感想
この子供達が大人になったらどういう子になっていくんだろう。バクじいさんみたいな良い大人の見本が近くにいるのに鉄三はどうして心を閉ざしてしまったのか。わからないことや気になることがあるけれど、処理所の子供達のように楽しくて、きらきらしている時代をすごせることって羨ましい。
読了日:3月18日 著者:灰谷 健次郎
キャベツ炒めに捧ぐキャベツ炒めに捧ぐ感想
60歳前後の人がこんなにも恋愛に一生懸命なんだろうかと不思議な気持ちになるけれど3人ともかわいくも感じる。そうなんだよなぁ、嫌なことも悩み事もおいしいものっていつでも救ってくれる、料理をしている間は忘れられることもあるよなぁと思わされる。
読了日:3月16日 著者:井上 荒野
羆撃ち羆撃ち感想
一人で、のちにフチと北海道の自然のなかに入っていくことってとても大変なことなんだろうが寒さや動物の危険の中にいながら活き活きしているのが伝わってくる。アメリカでの学校の話などもあるけれど、フチとの狩りの話につきる。こんなに賢くて誠実な犬を亡くすのってほんとに悲しいこと。
読了日:3月15日 著者:久保 俊治
バガージマヌパナス―わが島のはなし (文春文庫)バガージマヌパナス―わが島のはなし (文春文庫)感想
いかにもな清廉潔白な人が選ばれるのではなく、こんなめちゃくちゃな人が神様に選ばれるのもいいかも。ユタになってもいい子にならずに今まで通り破天荒でいてほしかった部分もある。しかし読んでいる分にはいいけど、周りに綾乃みたいな人がいたらいやだ。
読了日:3月14日 著者:池上 永一
密やかな結晶 (講談社文庫)密やかな結晶 (講談社文庫)感想
このまま消滅が続けば破滅につながるのはわかりきっていることなのに粛々と受け入れている島民達。秘密警察だって自分の命を削ることになるのに記憶狩りを徹底している不思議な世界。小説もリンクして声を失っていくし、この残酷で悲しい喪失にどんどん引き込まれていく。残された人達は悲しい記憶を持ったままどう生きていくんだろう。
読了日:3月12日 著者:小川 洋子
奇貨奇貨感想
2編とも友達関係の話でわかるしこういう人いるなぁと共感できた部分が多かった。女性同士の友達関係で嫉妬したりされたりというのは女性はほとんど経験があると思うけれど、そこに男性が加わったり同性愛の人もいたりと複雑な関係になっているとこういう感じになるのかと新鮮な驚きもあれば、哀れな有様もあり少し笑ってしまった。
読了日:3月10日 著者:松浦 理英子
アルカナシカ  人はなぜ見えないものを見るのかアルカナシカ 人はなぜ見えないものを見るのか感想
こういうものに全然触れたことがない自分は、どうなだろう?あったらいいなというスタンスなのでわからないことが多いけれど、五月男さんの満州から引き上げてくる話と、苫米地さんの洗脳についての、洗脳は解いて白紙にするのではなくて上書きにする話が面白かった。
読了日:3月9日 著者:田口 ランディ
楡家の人びと 第3部 (新潮文庫 き 4-59)楡家の人びと 第3部 (新潮文庫 き 4-59)感想
三世代の家族のあり方が時代と相まって大きく変わっていく様が面白かった。基一郎の時代は栄華を極め、家族としての形もなんとか保てていたようだけど峻一の頃になると戦争で離ればなれになり、そうなると今まで築いてきた財産も何も関係なくなり一人間としてどう生き抜いていくかという点に惹きつけられた。人として、家族も病院で過ごす人もみんな個性的でした。
読了日:3月8日 著者:北 杜夫
楡家の人びと 第2部 (新潮文庫 き 4-58)楡家の人びと 第2部 (新潮文庫 き 4-58)
読了日:3月7日 著者:北 杜夫
楡家の人びと 第1部 (新潮文庫 き 4-57)楡家の人びと 第1部 (新潮文庫 き 4-57)
読了日:3月6日 著者:北 杜夫
眠れ、悪しき子よ〈下〉眠れ、悪しき子よ〈下〉感想
何を考えているのかわからない不気味な人が多い。家族を大事に思ったかと思えばすぐに翻意したり、自棄になったりする主人公。人間の意志なんて一瞬で変わったりするものだろうけどこんなにも繰り返しのぶれがあるなんて、最期まで不思議な人だった。赤子を見ながら自身も胎児のように死にゆく最期が美しかった。
読了日:3月4日 著者:丸山 健二
眠れ、悪しき子よ〈上〉眠れ、悪しき子よ〈上〉感想
2・3・5・7行で繰り返される文章に不思議と取り込まれていく。55歳の都会から逃げてきた男に辛辣に事実を語られるとすっきりしていいのか、いやいや自分を省みるべきだよと思うべきなのか。イキルという正体不明の人に惹かれるし、産みの母親と妹との関係がどうなっていくのか気になる。
読了日:3月2日 著者:丸山 健二
鏡の向こうに落ちてみよう 有栖川有栖エッセイ集鏡の向こうに落ちてみよう 有栖川有栖エッセイ集感想
わたしは他のジャンルと変わらないくらいの好きさだけど、本格って好きな人はほんとに大好きだし、有栖川さんもほんとにお好きなんだなぁと感じられる。「容疑者Xの献身」についての論争も好きだからこそなんだろうと思うとそれも良いのかと思ったりする。野球の話はわからなすぎました。
読了日:3月1日 著者:有栖川 有栖

読書メーター