『ブルーモーメント』

どうしたってTOKYOMERを想起させられるもんで、激しく鈴木亮平不足。
消防隊員と一緒にリュック背負って雪山を進行し、要救助者が発見されると「聞こえますか~?喜多見といいます聞こえますか~?」とあの声音で話しかける喜多見チーフを探してしまう。

って、山Pは現場に行かんのかい!。
まあ行ったら行ったで気象予報士?研究員?が現場に行く必要などないだろうとツッコむんだけどさw。

MERのTO1はかっこいいだけでなくその場でオペが必要な患者用のオペ室として必要不可欠なアイテムだったけど、データを見るだけなら現地まで行かずとも通常の職場でだっていいだろうに、わざわざあんな指揮車を用意してモニター見てるだけって企画として失敗だろ。
MERは「東京」という範囲の縛りがあったけどこのSDMなる組織の派遣対象区域は「全国」ってことになるんだろうけど、主人公(とその助手)はヘリで駆け付けるとしても(雪崩の現場=雪山に行くというのに薄いコートはともかくヒールで行く&行かせるのはどちらも舐めてるとしか思えないんだけど)普段どこに置いてるんだか知らんけど指揮車両が現着するまで何時間もかかる場合だってあるだろうにどうすんだ?

ていうかMERがウケたのは喜多見チーフの隣に音羽先生がいるからで、それぐらいわかってるだろうからそのポジションを田中圭がやるんだと思ったのに相関図にいないんだけど。
対立関係としては水上くんの消防隊員がいるけど、車内から指示を出す主人公とその指示に従う隊員という関係じゃあ主人公のピンチに駆けつけて酸素マスクつけてくれたりできないし(じゃあ千住さんと喜多見チーフになれるかといえば主人公は車内だからそれも無理だし)、そもそも持ち場が違うから隣に並ぶことなどないわけで、もしかして大事なのは音羽先生だってわかってないのか?

などと思ってたらこれ原作あるんですね・・・。

主人公の予測がキマって救助者を発見できたがあと一人が見つからないとなり、「あと一人」を見つけることに主人公が直接関与することはなく、消防隊員はなんの対策もせずに単身救助に向かって二重遭難するし、一緒にいた消防隊員はその一部始終をその場で突っ立って見てただけみたいだし、いくらまだ人材が揃っていない状態とはいえMERと比べるまでもなくSDMなるチームがまったく有能には見えなくてな・・・。