三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

なぜフェミは「萌え絵」を叩くのか?

なぜフェミは「萌え絵」を叩くのか、自分なりに考えてみた。

男は一般に女が好きである。これはゲイであっても同じで、女一般に対する友情や共感は、ノンケよりゲイのほうが強いようにも思える。逆に「女を憎んでいる男」というのは、いないとまでは言わんが、フェミが考えているよりもずっと少ない。「女が好きだが、フェミに反感を感じてる男」までカウントすれば増えるのかもしれんが。

その「男の女に対する好意」は、恋人とか妻とか、性愛関係にある相手に向けられることもあるが、それ以外も多い。これは進化心理学的に言うと、旧石器時代以来、男が「本能」として持っている「乱交脳」のせい。ワンチャンスでもいいから、できるだけ多数の女とセックスして、多数のこどもを産ませたいという欲望。意識せずともそういう「下心」が「好意」のベースとなっている。ただし、それは非常に広く、かつ薄く拡散したものであり、本来の目的である「セックス」とはかけ離れた対象にまで作用する。

この「好意」が世間にまんべんなく漂っているおかげで、女は得をすることが多い。性愛関係にある相手はもちろん、無縁の相手からも有形無形の利益を得ることができる。ごく単純な例としては、重いものを運んでもらうとか、高いところにあるものを取ってもらうとか。

エロス資産豊富な「若い女」がより多くの「好意」を集めるが、老婆であってもゼロではない。敬老精神? それだけじゃ「好意」対象が婆>爺であることが説明できない。フェミですら例外ではない。そして、女個々による「好意の集めやすさ」の格差が、女同士の嫉妬や羨望の原因となる。

それを「憎しみ」にまで発達させたのがフェミ。フェミが男以上に憎悪するのは、「モテる女」で、「男に媚びを売り、女の誇りを売り渡した代償としてモテている」と決めつけた上で、「女を裏切った女」と非難する。しかしそれは両刃の剣。「はあ? ブスが何ほざいてるんですかぁ?」とモテ女に逆襲される可能性があるので、うかつには攻撃できない。

そのフェミが安心して攻撃できるのが「萌え絵」。「萌え絵」にオタク男たちは多大な「好意」を注ぎまくるが、その分、現実の女に対する「好意」の絶対量が減少する。フェミ自身にもいくらかは回ってくるはずだった「好意」が、「萌え絵」に奪われた。許せん!と怒りを爆発させるわけだ。

以上のように考えると、性別を逆転させると「萌え絵叩き」が発生しない理由が分かる。女にとっての「萌え絵」は例えばBLだが、男がBLを攻撃することは、まず無い。

旧石器以来、女が本能として持っている「純愛脳」が「好意」を向けるのは「アルファ男」限定。男一般に「好意」を向けることは無い。ゆえに世間のどこにも「女の好意」は漂っていたりしない。男はそんなものなど無いことをよく知っている。だから、「女の好意」がアルファに向かおうが、現実から離れてBLに向かおうが、「関係ない」。ゆえにBLを排斥したりはしない。

乱交脳と純愛脳

あらためて整理します。

わたしたちの脳は旧石器時代の3万年頃に設計されたもので、それを現代社会において補修に補修を重ねて何とか使い続けています。脳の原型は男女で大きく異なっています。男は「乱交脳」、女は「純愛脳」です。

「乱交脳」の男は、可能な限り多数の妊娠可能な女=若い女とセックスして、こどもを産ませようとします。それが自分のDNAを残す、一番確実な方法だからです。

「純愛脳」の女は、最も優れた男=アルファ男のこどもを産み、アルファ男の力で育てさせようとします。それが自分のDNAを残す、一番確実な方法だからです。

「乱交脳」は、おそらく何万年も前から規制をかけられ、縛られてきました。見境なく女を次々と犯す男は群れから追放されたでしょうし、権力者=族長や王であっても、配下の妻女を強引に奪って犯すような男は、反乱やクーデターで殺されたでしょう。結果、男は特定の女(複数もあり)と契約を結び、その女にのみこどもを産ませるように規則が定められました。これが「結婚」です。

この結婚制度は現在にまで続いています。でも乱交脳はしばしば本来の形に戻ってしまいます。結果、痴漢やレイプなどの性犯罪、浮気や不倫などの婚外セックスが発生します。婚外セックスを金銭を介して合理化したのが「売春」です。

女の「純愛脳」は結婚制度と馴染みやすかったので、ほぼそのまま温存されてきました。多少の制限と対抗策はあります。本来ならアルファ男を独占したいのを、他の女と共有したり(一夫多妻制)、非アルファ男(ベータ男)と結婚しつつ密かにアルファ男と浮気してアルファの子を産んだり(托卵)、一夫多妻の他の妻やその子たちを亡き者にしてアルファ男を独占したり(呂太后西太后)、さまざまです。

ともあれ、結婚制度、さらには家父長制や男尊女卑思想などにより、「純愛脳」がそれなりにコントロールされてきたのが、近代までの歴史です。

現代になり、リベラルフェミニズムが「男女平等」を勝ち取りました。また、性の解放、フリーセックスが主張されるようになりました。それとともに、「純愛脳」の暴走が始まったのです。その問題点をいくつか挙げていきます。

1.上方婚志向

「純愛脳」はアルファ男を求めます。それは「自分よりも上の存在を結婚相手として求める」=「上方婚志向」につながります。男尊女卑の下では、すべての男が女である自分より上なので、上方婚志向は満たされていました。ところが、男女平等となると、女も男同様に上級学校に進学し、就職して稼ぐようになりますので、自分より学歴・収入が下の男が発生します。そんな男は結婚対象としては考えられません。そして、女がより高学歴になり、高収入を得られるようになると、下の男はますます増え、上の男はどんどん少なくなっていきます。結果、女が結婚しにくい時代が到来します。

2.偽王子の出現

「純愛脳」はアルファ男を求めます。すなわち、金と権力を持った男。「王子様」と仮称します。旧石器時代以来の歴史においては、多くは腕っぷしが強くて暴力的で、荒々しい戦闘的な性格の男だったでしょう。現在社会においては、金・権力と暴力は乖離しています。でも「純愛脳」はそれを冷静に分析できずに、単に暴力的な男を王子様と誤認するケースがしばしば発生します。こうしてDV夫が発生します。反社なヤクザを王子様と勘違いして恋するケースも。また、頭の良い男は、よりスマートに王子様を偽装して「純愛脳」にアピールします。それがホストです。

3.チー牛の没落

逆に「純愛脳」に排斥されるのは、金も権力も暴力性も戦闘性も持ち合わせてない、人畜無害で善良な男性たちです。「チー牛」と蔑称される彼らに対して「純愛脳」は「負の性欲」を発動します。「こんな男とは結婚したくない。セックスしたくない」を通り越して、「こっち見んなキモッ」「とっとと◯んでください」と攻撃します。もちろん、攻撃してるという自覚はなく、逆に「チー牛に告白されて傷ついた」「汚らしい性欲を向けられて涙が出てきた」と被害者ポジションをしっかり確保します。

 

日本株市場のしくみ(2)

前稿の「AさんBさん」は分かりやすくするために極端に単純化しましたが、あれを読んで「だったら空売りで儲けりゃいいんじゃね?」と思ったひと、正解です。というか、経済成長ゼロの現在日本の株式市場での、必須の技術が空売りです。

これはわたしの持論なのですが「株価は実績で地道に上昇し、風評で一気に下落する」。風評は、無関係でもかまわない。何なら事実無根でも。「マラッカ海峡ゴジラが出た」との風評で、海運株と不動産業が暴落する。根拠不明でハイテク株その他も下がる。それが東京市場です。風評に敏感に反応して、空売りを仕掛けてくる手合いが山のようにいる。

また、シロウトが食いつきやすい「高配当+株主優待」の有名企業こそ、一気に売り崩せれば利益はでかい。現物オンリーで信用取引をしない(できない)シロウトこそが、絶好のカモなんです。

そんな売り豚連中にとっては、来年からの「新NISA」は千載一遇の稼ぎ時だと思います。わたしから観たら、NISAじゃインデックス投信の長期保有一択なんですが、ツイッター(X)を観てると「よく知っている日本株を買います」「高配当の個別株一本です」「投信は地味すぎてちょっと…」てなひとたちで溢れかえっている。大半は今まで投資の「と」の字もやったことがないひとたちでしょう。預貯金たっぷりの団塊世代も多いかも。

まあ、老い先短い団塊にとっては、10年20年先を見据えた投信は魅力に欠けるのでしょう。で、信用取引のできないNISAで、有名で人気の個別株を仕込む。彼らの投資で短期的に株価は上昇するでしょう。で、上がりきったところで空売りを仕掛けられて一気に下落する。Aさん大量発生。投資分の多くを売り豚に吸い上げられ、多大な含み損を抱える。「高配当」と言ってもせいぜいで年利回り4%。元をとるには25年かかります。「売らなきゃ損したことにはならないし」と自分を慰めつつ、死ぬまでホールドすることに。

以上がわたしの予想です。

日本株市場のしくみ(1)

三鷹工業という銘柄があるとする。現時点の株価は1000円。投資家Aさんが現物で買って、3か月後に2000円に上がっていれば、1000円儲かる。500円に下がっていたら、500円損する。

ところが投資家Bさんの場合は、損も得もしない。Bさんは1000円で現物を買うと同時に1000円で空売りしてるから。3か月後に2000円に上がっていれば、現物は1000円の儲けで、空売りは2000円で買い戻すから1000円の損。合わせてゼロ。500円に下がっていたら、現物は500円の損で、空売りは500円で買い戻すから500円の儲け。合わせてゼロ。

Aさんは個人投資家で、動かせる資金は少ない。Bさんは機関投資家で、巨大な資金を動かせる。

ここまでが前提。こっからがシミュレーション。

三鷹工業の決算が良くて、株価が上昇した。Aさんは1000円で現物を買って、3か月後に2000円まで上がった。そこでBさんが空売りをかけて、株価が1500円まで下がった。Aさんは1500円で現物を買い増した。Bさんはさらに空売りをかけて、3か月後に株価が500円まで下がった。Aさんは泣く泣く現物を売り払った。Aさんの買価は1000円+1500円=2500円。売価は500円+500円=1000円。1500円の損。Bさんの売価(空売り)は2000円+1500円=3500円。買価(買い戻し)は500円+500円=1000円。2500円の儲け。

Bさんの儲け2500円のうち、1500円はAさんから頂戴したもので、1000円は株価(=企業価値)が1000円から500円に下がった三鷹工業から頂戴したもの。

三鷹工業はモノ作りで社会に貢献しているし、Aさんの投資はそれを助けている。でも両者とも損をして、何も生産せずに単にお金を動かしただけのBさんが儲けている。

Bさんって泥棒じゃね?」と思ったひと、正解です。そしてこれが日本株市場で日々起きていること。

株は100株単位で取引されるから、Aさんの実際の損は15万円。1000人のAさんから計1億5000万円、三鷹工業から1億円をかすめとり、2億5000万円を荒稼ぎするのが、機関投資家のBさん。実は「外人」。

新NISAには要注意

ツイッター(現X)で話題になってて「老後に向けての資産形成のためにやらなきゃ絶対。やらなきゃ死んじゃう」的に思い込んでるひとが相当数いるらしい。

投資経験20年のわたしから4つアドバイスしとく。心して聞くように。

1.投資するなら新NISAは「お得」

株式の配当や株や投資信託の売買で得られた利益には20%ちょいの税金が課せられる。それが最大1800万円の投資枠内で無税なのが、新NISAの利点。

2.口座はネット証券一択

NISA口座は証券、銀行など、さまざまな機関で開設できる。手数料もさまざま。最安手数料の機関で開設するのが当然。

3.買うなら「日本以外」の株式インデックス投資信託(投信)がお勧め

最安手数料のインデックス投信が基本なのだが、「成長期待」が当然。ゆえに「ゼロ成長」の日本は除くべし。「オールカントリー(オルカン)」は日本が入ってるから避ける。

4.日本の個別株は鬼門

空売り」ができない新人投資家は日本株を買っちゃダメ絶対。「空売り」の意味が分からないひとは、株取引自体やっちゃダメ。インデックス投信を買っての長期保有が一択。

※追記 NISAじゃそもそも信用取引ができないのでした。株価の下落局面においては指をくわえて見てるだけ。よって個別株は「論外」です。

ゴジラ-1.0(ネタバレあり!)

そっか。典子の首筋の黒いアザは「ゴジラ細胞」だったんだ。「ゴジラvsビオランテ」を思い出した。ビオランテゴジラとバラと、それに沢口靖子の細胞のキメラから生まれた怪獣。公開当時のインタビューで沢口が「わたしがゴジラになるんです」と水爆なみのボケをかましていたのを思い出した。

じゃあ「続編」じゃ典子がゴジラに変身するの? 「あたしはゴジラの力を手に入れたわ!」とか。デビルマンならぬ、ゴジラマンレディ。略してGレディ。

で、明子を誘拐したCIA工作員を追って赤坂の東京プレスセンターを襲撃する。そこで典子が目撃したのは、彼女同様にゴジラ細胞を食らった庶民たちに対する凄惨な人体実験だった。

「あたしの身体はゴジラになった。でも人間の心は失わなかった(中略)地獄に堕ちろ、人間ども!」

典子が吐いた放射能火炎により、発泡スチロールのトロ箱みたいに吹き飛ぶプレスセンター。うーむ。萌えるぜ! 早く観てみたい。山崎くん、よろしくね!