大盛




サンバードが開店一周年を記念してオムライス限定メニュー200円引きをしていたので、いつも変わり種に目移りするわたしがど定番の特製トマトケッチャプソースの大盛にしてみた。
見た目からして素敵。
これぞオムライスという絵になるオムライス。きれいに焼けた薄焼き卵。
食べてびっくり鼻に抜けてく特製トマトケッチャプの華やかな爽やかさ。市販のスパイスだらけの刺激的なケチャップもわたしは好きさ。だけど、このサンバードのトマトケッチャプは、なんという、清純な少女のような清々しさがあって、それが清純そうにみえる少女にありがちな不思議なやみつきになり、大盛チキンライスをスプーンで軽々と口に運んで、あっとゆうまにたいらげてしまった。
あの爽やかさはレモンなのか、薬草なのかはわからないけれど、店主もあえて教えてはくれなかったけれど、わからないまま、また特製トマトケッチャプを食べにいきたい。
席が一瞬のうちに埋まってしまったとき、私の前を行き過ぎる度に「少々お待ちください」と繰り返す店主の相棒さんの動きがストイックでアスリートのように見えました。新しい相棒さん見つかったのかな。よかったね。
わたしも早く相棒さんをサンバードへ連れていき、また、オムライス大盛を食べたい。

Хөөмейはホーメイ





MAZEUM2018京都(http://mazeum.jp/)の御蔭で、今週はずうっと『DOMMUNE SAPPORO! 2017/09/16(https://youtu.be/K1uIUgTaUN0?t=1887)』を聴いていたから、さっきiPodを鳴らしたら、変な違和感を感じてしまって止めてしまった。山川冬樹さんのホーメイの中毒になっていることに気付いた。今週ずっと聴いたいたとはいえ、なにかしながらだったから、ちゃんと聴けていないところがちょこちょこあって、昨夜は意を決してちょっと遅くまで正座しながら聴いてみたので、ちょっと山川冬樹さんの講義をうけてる生徒さんみたいな気分になっていた。政石蒙さんの詩のくだりでは釘付けになって身体が動かなくなってしまった。こんな中毒ぶりは、ひさしぶりです。
そうして今夜も結局、山川冬樹山川冬樹という音楽がつづく。



黒いおばけちゃん




1こ100円パンのハロウィンゴーストぱんは、買ったとき、真っ白で目口など顔をチョコレートペンで描いてあった。オーブンレンジで温めすぎたせいで、黒いおばけちゃんになりました。ともだちが此の世界からいなくなって、五年経った。いまも折にふれ、彼女を思いはじめる。ひさしぶりに彼女が生きていたころ、送ってくれたメールを読んでみた。彼女は、死ぬまで、わたしに、ほんとうの病気のことを話してくれなかった。ともだちの友達は、彼女のことだから、話したつもりでいたんちゃうかな?話したと思って話してないことをわすれてたんちゃう?と、言っていたけど、わたしは、そのことがいまでも心臓に棘が刺さったまま抜けないでいて、彼女のことを思いはじめてしまうのだ。
さいごに元気な姿でランチをふたりだけでたべたとき、はじめて、阪神大震災であった自宅での被害のようすを話してくれた。そのとき、彼女が阪神大震災で遭った惨状に驚きながらも、いままで、彼女の個人的な話を、わたしはキイテいたようで、まったくきいていなかったのかもしれないとゆう驚きに気付いた。わたしは、いつのまにか、彼女のことを何でも知っているような驕りのようなおかしな自信をもっていた。
彼女とのつきあいは、職場からはじまり、急速に親密になった。共通の知り合いということもあり、好きな男性の話をしてくれた。きっとそのせいで、わたしはおかしな自信を持ってしまったのだ。こうして時間が経って思い出せば、彼女は、恋愛や結婚にとても執着していた。わたしにあからさまにそうと感じさせなかったのは、彼女がとても、いや想像以上に、賢明な恋愛体質女性だったからだ。