魔王0歳公開

というわけで落ちたので、晒しますよ。

http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/y/miyakomiti/2014071301452267d.txt


 現代に転生した魔王の赤ちゃんを育てる話。主人公は童貞だけど、魔法の力で赤ちゃんは実子。母親は今日出会ったばかりの氷の転校生。全然協力してくれないし、赤ちゃんは魔王だから泣くたびに時空間破壊魔法を発動するし、凶暴なアンデッドを召喚するし。さて、どうなる、という話。

 「次のムーヴメントは育児モノだ!」と時流を読んで、企画した。少女マンガ方面ではたまにあるけど、俺が知ってる中でラノベ方面ではあまり見ない気がする(言語を発せられる年齢以上の娘、とかならいるけど)。でも、「娘がほしい」と思ってる層はけっこういると見た。俺もそうだったし、知人間でもそういう意見をまま聞く。
 とはいえ、いきなり新規の概念を投入するのにもバランスが必要。というわけで、最近スタンダードになっている魔王転生モノと絡めて書いてみた。スタンダードというか、飽和・縮小してきた感が否めないけど。
 一ヶ月ちょいで書き上げたのだけど、やはり粗が目立つ……まあ、俺の場合、どれだけ構想に時間かけたって同じ気がするけど。書いた後のブラッシュアップの問題もあるよね。

さて、以下解説。言い訳ともいう。ネタばらしを含むので、読むつもりなら避けたほうがよいかと。別にどうだっていいや、とかいうならまあ好きに。

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『魔王0歳』

今年も無事に4月10日が終わりました。
電撃小説賞の締め切りですね。
いやはや。
最近はそうでもなかったつもりだけど、今回は本当にあわただしかった。一切推敲なしとか、学生時代を思い出すぜ。
ちゃんと書き始めたの、二月中旬からだしねぇ。艦これ断ちが遅すぎた。うーむ。しかし、本当よく間に合ったものである。一応、構想だけなら2,3年前からできてたからかしら。


『魔王0歳』
タイトルのとおり、魔王転生モノ。今更、異世界転生ものでもなぁ、と思わなくもないけど、構想が2,3年前だしね。
主人公が意中のクラスメイトに告白した翌日、初対面の転校生との間に赤ちゃん(転生魔王)を勝手に生み出されて、押し付けられる――という話。


もう投稿しちゃったから公開はしないけど、読みたい人は個別にどうぞ。

邪悪にして悪辣なる地下帝国物語

邪悪にして悪辣なる地下帝国物語

邪悪にして悪辣なる地下帝国物語

読了。
後輩のデビュー作。
前に合気道部の後輩の話の感想を書いたときもそうだったけど、特に区別せず「商業作品を読んだ」ものとして書くよ。


話としては、「徒党を組んだ列国に滅ぼされた魔法王国。生き残った王子と王女の兄妹は列国を統べる聖王国に復讐するため、禁呪によって地下帝国のダンジョンを作成。欲深い冒険者や敵国の騎士団を誘い込み、殺したり洗脳したりする」という感じ。



以下,ネタバレだよ。

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サムライガールリターンズ

 なんだかカウンターの回転が早いっすね。
 というわけで、一年ぶりの更新。
 やんややんや。


 創作面での近況としては、この一年半ろくに書いてないという現状。ちびちびと構想は練ってるんだけど、形にはならないっすね。
 次の四月までにはなんとか……と思うけど、それより先に今月末とか来月頭にも締め切りの賞があるんだよな、ということに気づき、とりあえず一ヶ月でやれるだけやってみようかと思い立ったのが先月半ば。
 一から作るより、過去に書いたもののリライトでやってみようかと思ったわけでやんす。


 で、手持ちの中でラノベ向きなのではないかと思ったのが、三年前くらいに書いた短編『ぶけっこ』(http://blog-imgs-31.fc2.com/m/i/y/miyakomiti/201002032337333c7.txt
 超人的身体能力を持つが普通の人生を送りたい主人公と、常人以下の体力を持ちながらも誇り高きサムライを目指すヒロインの話。まあ、ぶっちゃけ誇り高い思想とそれに伴わない残念っぷりのギャップに萌え、という狙いですな。
 単にキャラクターの味付けがラノベテイストというだけでリライト対象にしたんですが。
 リライトするなら従来の話に引っ張られないよう読まないようにしてたんですが、さっきついつい読んでみました。
 そしたらこれが存外おもしろい。
 単純なキャラ萌えというわけではなく、それが苦悩と葛藤と胸キュンにつながっている。
 サムライとして高い志を持ちながらも、類まれな身体能力の低さで常に苦渋をなめている。どれだけ努力をしても身にならない体を持つ一方で、サムライ的には許せないほどだらけた精神を持つ主人公こそが人類最高の身体能力を持つジレンマ。そんな中でも、自身がサムライを目指すという意志だけは折らずに賢明にがんばってきたけど、主人公に対して恋心を抱いてしまい、心までもが彼女自身を裏切ってしまう。
 誇り高きサムライが恋する少女に堕してしまう。
 いやあ、ぞくぞくしますわ。
 この辺の葛藤とか変化とかを強化する方向でエピソード追加していけば、かなりいいものになるんじゃないかと。「和服しか着ないヒロインが学校に通うため制服のスカート(騙されてやたら短いの)をはいて裾を押さえながら恥らうシーン」とか書いてる場合じゃないよ(書くけど。とはいえ「パンツじゃなくて腰巻つけてるから実質はいてない状態」というのは自粛するけど)。


 惜しむらくは、書いてるのが俺ということですね。
 当作のヒロインじゃないですが、志が高くても腕が追いつかない。
 頭の中にあるのは最高におもしろくても、文章にしたためるとなんか違う。
 結論としては、いろんな人に言われることなんですが、「他の人が書けばおもしろい」ということになるんですな。
 やんややんや。


 とはいえ、ぶけっこリライトしてくれてた人はやめちゃったし、嫁は書いてくれないし、娘が小説書けるようになるまであと十数年は必要だし、しょうがないから自分で書くしかねえっす。
 報告書で課長の重箱の隅つつきに鍛えられた俺の文章力を見よ!

天女

皆様方ごきげんよう
久しぶりに更新するよ。
こちら。


http://kageyamajuku.com/store/products/detail.php?product_id=31


いわゆる電子書籍
初めて購読してみました。ぶっちゃけ、サイトの雰囲気がかなりいかがわしく感じたけど。
というのも、大学時代の後輩が書いたものみたいなので。ちなみに、合気道のほう。小説とか、書いてたのね。全然知らなかった……


まあ宣伝のつもりなら美辞麗句を並べるんだけど、あいにくと閑古鳥鳴くこのブログで何を言おうがきっと効果なんかない。というわけで、書きたいことを書くことにしようと思うのであります。


以下、ネタバレするよ!

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スニーカー選評

いろいろあって報告遅れましたが、2日あたりに「おこしやす魔王様」の選評が届きました。
あて先は手書き! まあ、それはどうでもいいですが……


選評は三枚。下のほうにアルファベットが記してありましたが、おそらくこれは書いた編集者のイニシャルかなにかか。
要約すると以下のとおり。
ちなみに評価は5段階。5だと大賞クラスで、2〜1が一次から二次選考レベルとのこと。


K氏
総合評価2
・女性キャラたちの好感度は高いが、かわいさ、魅力=萌えが足りない。
・いわゆる魔王ものから神話ものへの変化で、読みにくさがあった。


A氏
総合評価2
・ほのか様が理解しにくい人物にしすぎていてヒロインとしてどうか。
・神話など既存の概念はうまく絡めてあるが、枠が狭くなっている。


T氏
総合評価2
・魔王が天然でかわいい。
・もっとライトなラブコメにしてはどうか。
・京都のご当地感がない。


共通した意見
・既存の「魔王もの」と差別化しようとした努力は認める。
・ストーリーが予定調和、テンプレートぎみ。
・文章は安定していて、読みやすい。
・萌えが足りない。


以上。
文章を評価━━とまではいってないけど、少なくともマイナス評価されてなかったのが意外。「もっと若くしたら現代のラノベらしくなる」という話もあったけど(俺ももうアラサーか……)。

4月10日

もはや恒例行事。
というわけで、一応、できたということで。
リンカーネーションシンドローム
※投稿規約上、原稿を送ったらいったん見れなくしますので、ちゃんと読みたいという奇特な人は保存するがよろしいかと。


しかしプリンターのインクがない。うーむ。仕事のあとに刷って送らねばならないか。
間に合うかしらん。