レコードコレクターズ

今月、15日発売のレコードコレクターズ誌
特集、
サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
にて
「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー/ペニー・レイン」/
そしてアルバム『サージェント・ペパーズ・
ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』全曲のガイド、というか、
私論というか、解釈を書きました。
依頼が来たときには怯むほどの文章量、
そして、まあ、あの「サージェント〜」について、
それもレコードコレクターズ誌です、
なんとか書き上げたので内容ともに気になる方は是非に。
ああ、どう受けとめられるのか?
数十年聞いていたアルバムなので今さら聞き直すことなく
書けましたが、、。
ちなみに音楽的な解説はほとんど書いてません、
それをやろうとすると膨大なるテキストになってしまうので。
録音順列にアルバムを解釈すると別の視点が浮き上がるのでは?
という視点で各曲を横断的に書いてみました。
過去にない視点、面白さがそこに見受けられたら
(ディープなファンが多いバンドですので心配ですが)
幸い、と。
よろしく願います〜。

執筆系、音楽系など

最近はなぜか依頼されて書くことが増えてきました。
「フリースタイル35」
http://webfreestyle.com/freestyle-bn.htm#freestyle34
雑誌「フリースタイル」(創刊号から持っている元々お気に入りの雑誌です)
The Talk of The Town、にて
今年閉館してしまった八王子市の映画館について、コラム執筆。

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レコード・コレクターズ4月号
http://musicmagazine.jp/rc/rc201704.html
【特集】ポール・マッカートニー『フラワーズ・イン・ザ・ダート』にて
『フラワーズ・イン・ザ・ダート』が見据えた21世紀型マッカートニー
という記事を。こちらはかなり長いテキスト(当人比)になっております。
80年代のポールについては色々と(ネガティブな感想含めて)
思うことがあったのでそれを中心に。
簡単に書くと、時代とずれていたポールの感覚、アルバム「フラワーズ〜」で
主に産業的な側面で自らの存在感を業界に捩じ込んだ、という、そういう評価でしょうか。
憧れだった雑誌の特集に執筆出来て嬉しい限り。

で、5月発売のレコード・コレクターズ6月号にも執筆しております。
それはまたあらためて。(これはもう大変なことに、、)


そして
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https://www.amazon.co.jp/First-Order-姫乃たま/dp/B01LCORABY
姫乃たまさん、(知性があり)優秀なアイドルと理解してますが
アルバムに3曲書き下ろししました、曲と編曲演奏です。
愛はさかあがり、おかえりのうた、さよならのワルツ、
の3曲です。気に入ってます、。
以前にアナログシングル用の編曲も担当いたしました。

他、しばらく更新してませんでしたが(忘れていただけですが)
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「図書館」のベスト盤LPも販売されますので
今後は適時更新いたしま〜す。

http://diskunion.net/jp/ct/detail/1007256538

こちらは本当に楽しみなリリースです。
全曲リマスターしました。
初めてのLP、、手にとってどう思うのか、、いやはや、まさかですね。

レコードコレクターズにて

15日、発売のこちらの雑誌に
マッカートニーの本「告白」(とっても興味深い本です)の書評を1ページ書きました。
機会あったら是非に。
ポールファン歴は長い自分ですが
こうした文章を書く機会を得て
嬉しく思ってます。
また機会あらば書く事あるでしょう。

正しい数の数え方。曲構成について。

   岸野雄一氏の音楽劇「正しい数の数え方」
   メディア芸術祭での公演が終了しました。
   岸野さん、お疲れさまです。
   5月に生演奏版の公演が予定されております。
   是非にと思います。
 
   この機にこの曲を作った時点で考えていたポイント
   を書いてみます。何かの参考になれば、と。    


      「正しい数の数え方」楽曲構造解説
    *Bパート、サビ2を効果的に聞かせる曲構成*
    

メロディパート  主な歌詞                役割
 Aパート   「ここに一つ、また一つ〜」        サビ1
 Bパート   「ワンツースリー ほら君だと増えてく」  サビ2
 Cパート   「散歩の時だけ曲がり角で僕の顔〜」    平歌
Dパート   「この星にふさわしい数の数え方はただ鳴き声」繋ぎ
 Eパート   「探そうよ、一緒に ロープ握り〜」     展開

          
        『メロディパート曲構成』
           イントロ〜
         (A〜B)(C〜D,C〜D)
         (A〜E)(C(間奏)〜D)
         (A〜B〜B)〜アウトロ
   (*イントロ〜アウトロは作編曲家の岡村みどりさん作成)

        『役割としての曲構成で書いてみる』
           イントロ〜
       (サビ1〜サビ2)(平歌×2)
      (サビ1〜展開)(平歌を間奏として変調)
        (サビ1〜サビ2×2)〜アウトロ
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          以上をふまえた上で

          『構成解説』
         安易な流れとして
       (A〜B) (C〜D,C〜D)(A~B)にした場合、
        曲がそこで完結してしまい展開しない。
        最もキャッチーなパートBを
     曲の最後にもってくるためにA-Eという変調パートを作り、
     間奏を挿み(A~B)の流れを最後に温存しました。
     これで(A~B)の流れは最初と最後に出てくるので 
         印象的になるだろうと。
  
     メロディが持っているパート的な意味、
     いかにそれを効果的に曲構成出来るか?
      毎回そこに最も気を使います。
  
       つまりEパートがあるというのがポイント。
    必要なパートと理解してそのパートを作るという
          「構造的意識」を
        曲作りでいつも心がけてます。

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     メロディパートを曲によって意思的に配置する、
     具体的にはメロディパートを思いつく限り
     入れ替え弾いてみて
     より効果的な構成を考える、
      この意識を自分なりに学んだのがつまり
    「ポール・マッカートニー由来の作曲意識」です。
 
         何かの参考になれば、と。
  
   *追記 1(イントロについて)
       岸野雄一氏が弾いたラインに
      岡村みどりさんがヴォイシングし完成いたしました。
       
  

メディア芸術祭、展覧会のお知らせ。

http://festival.j-mediaarts.jp
2月から受賞作品展が親国立美術館で開催されます。
音楽劇「正しい数の数え方」もほぼ連日、ゲストトークありで
無料で見られますので是非、この機会にご鑑賞をと。
ちなみに自分が作曲した曲(タイトル曲は岸野氏の作詞、宮崎作曲です)
が数曲使われております、この機会にその辺りも楽しんで頂けたら〜!
http://festival.j-mediaarts.jp/event/631