はてなアンテナ「政宗アンテナ」を整理してみた。

はてなダイアリーが終了するので、ということでもないが、もう一つのはてなの看板だった「はてなアンテナ」を整理してみた。
無料で登録できる上限は200件で、私は170くらい登録していたと思う。現在では更新が止まっていたり、削除されているサイト・ブログも多かったので、それらを一挙に削除した。一部、更新は止まっているが残したサイトもあるが、結果、60くらいになった。


改めて、更新が止まったブログの多さに驚かされた。かつてネット上では我々のスター的存在だったブログも止まっていた。あの有名管理人もネット上から消えていた。いろんな意味でショックだった。
いや、ツイッターなどでは活動されているが、サイトがなくなった人が多いのだ。思えば、個人ブログを読む、という習慣もすっかりなくなってしまった、と思う。


更新切れにはいくつかのパターンがあることに気付いた、
・「もうやめます」と宣言してそのまま止まっている
・普通に更新していたのに、ある日突然更新が止まっている
・属性がなくなった時点で終了している(書店員でなくなったので止める、というパターン。かつての書店員ブログの多くが退職されて止まっていた。これもショックだ)
・サイトそのものを消しており、404エラーだったページ(サービス終了のパターンを含む)


個人の情報発信の手段がSNSなどに移行したのだと思う。
一方で、「小説家になろう」などの創作系サイトは活発だ。表現方法や発表場所が変わってきたのだろう。


そもそも、はてなアンテナよりも多分もっと早くから、ミステリ系サイト界隈では「ミステリ系更新されてますリンク」が有名だった。黎明期のネットミステリ界を支えた功労者で、現在はRubyの偉い人、「高橋メソッド」の提唱者としても有名な高橋まきさんが管理されていた。やがて「はてなアンテナ」が登場して、個人でもアンテナが作れるようになった、という経緯があった。


政宗アンテナの登録数が増えるのかどうか、今はなんとも言えない。私を刺激するブロガーやムーブメントが現れたら、どんどん増やしていこうと思う。noteが多くなっていくのだろうか。

雑記・読書感想を書く、ということについて

昔、読書ノートを書いていたことがある。
1988年ごろから始めていたはずだ。はず、というのは、最初に感想を書いた作品を明確に覚えているからだ。コーネル・ウールリッチの絶筆にローレンス・ブロックが続きを書いて完成させた『夜の闇の中へ』だった。早川書房の「ミステリアス・プレス」レーベルの第一弾だったはずだ。もちろんハードカバーの方だ。綾辻さんの作品だと『水車館の殺人』か『迷路館の殺人』から感想を書いていたと思う。偉そうに「文章」「プロット」などの項目でポイントを付け、5項目10点満点で50点満点だった。50点満点を自分で出したのを覚えているのは、綾辻行人さんの『時計館の殺人』と、宮部みゆきさんの『龍は眠る』だ。後に推理作家協会賞を同時受賞する2作品だ。
誰かに読まれることなどあり得ないのに、読まれることを想定した読書ノートだった。それは端的に言えば「文章訓練」のつもりだった。このノートを読んだ人が、その小説を読みたくなるような文章、を心掛けていた。


小説を読んだらすぐに書くことを習慣にしていた読書ノートは、結局5〜6冊は続いていたと思う。止めたタイミングも明確に覚えていて、1999年8月にホームページ「政宗九の視点」を開設してからだ。感想はホームページにアップするようになった。ここからは明確に「読まれることを意識して」書いていた。
当時は読書ノートの記録もネットに上げるつもりだったが、結局出来なかった。
なので、読書感想は常に「感想を読んだ人が本を読みたくなるような感想」を意識してきたつもりだ。


しかし時折、詰まらなかった小説に出会うことがある。そんな時は、無難な表現に留めながら、その中でも「ここは面白かった」というポイントを紹介するようにしてきた。なので、我ながら、面白かった小説と詰まらなかった小説では、感想のテンションが全然違うことを自覚している。たぶん、バレバレだろうと思う。
あと、特に自分から読みたくて読んだ小説ではない時に、そういう感想になりがちだ。積極的に読みたいわけではないゲラを読んだ時などだ。


なにを書きたいかよく分からなくなってしまった。皆さんは読書感想をどういうスタンスで書いているのだろう、とふと思ったのだった。もっともらしいことを書いてるけど全然伝わってこない感想を読むと、この人は結局面白く読んだのだろうか、それとも、プルーフ貰ったから読んでるだけのビジネス読書なのだろうか、とか考えてしまう自分がいるのであった。
なお、その読書ノートは、何度かの引越しのドサクサで処分してしまった。勿体無いことをしたと、今も思う。

お久しぶりです&はてなダイアリー終了について

どうも。ここではご無沙汰しております。政宗九です。
昔のようなモチベーションが維持できないまま、長らく放置しながらも、そのうちまた復活させたいなあ、と思っていたはてなダイアリーですが、なんと2019年春にサービスそのものが終了する、と発表されました。
2019年春「はてなダイアリー」終了のお知らせと「はてなブログ」への移行のお願い - はてなダイアリー日記
はてなダイアリーは2003年にスタートしたそうですが、このサイト(「政宗九の視点」)も2003年の9月からスタートさせていました(正確には、他のサイトと同時進行で始めていた)。まだ「ブログ」なるものが日本では一般的ではなかった頃に、日本独自のブログっぽいサービスとして日記ブームを牽引していたのが「はてなダイアリー」だった、と思います。


その後、はてなも「はてなブログ」というブログサービスをスタートさせたので、はてなダイアリーの存在自体が微妙な感じになってきてました。
私は「はてなブログ」も運営していますが、基本的にヲタ話ばかりなので(しかもそれも放置している)、そこに日記やコラム、読書感想をアップするのは抵抗があります。いや、移転してもいいんですけど。
昨今流行りの「note」に移行しようかなあ、とぼんやりと考えています。


今回の件を機に、自分の昔の投稿をつらつら見ていたら、まあ雑文だらけなんだけど、時々我ながら面白いことも書いてたなあ、と思います。
ここの投稿をいっそのこと全て削除するか、どこかに退避させるかは考え中ですが、リンク切れも多いので、いまのところ削除の方向で考えています。


とりあえず、はてなダイアリー終了を受けての雑感でした。

絶対ブレイクするぞ! 天才ホラー作家、澤村伊智から目を離すな!

澤村伊智さんは、『ぼぎわんが、来る』で日本ホラー小説大賞を受賞してデビューしたホラー作家です。

ぼぎわんが、来る

ぼぎわんが、来る

この人、マジで天才ですよ! まだブレイクしてるとは言い難いですが、絶対にブレイクしますよ。今のうちに読んでおいてほしい、そして追いかけてほしいです。


『ぼぎわんが、来る』は実にオーソドックス。「ぼぎわん」なる得体の知れないものがやって来る、その恐怖を描いた小説で、構造自体はシンプルなのに、これがめちゃくちゃ怖い。騙りの巧さ、なんだと思います。


2作目『ずうのめ人形』は、実は今日読みました(3作目が凄かったので……)。ある小説を読んだ人が次々に呪い殺されてしまう。殺されたくなければ、ある呪文を唱えるか、同じ小説を他の人に読ませなければならない。その期限はわずか4日……。明らかに『リング』の系譜にあたる作品ですが、完成度の高いホラーミステリになっていました。ちゃんとミステリ的な驚きも用意されています。

ずうのめ人形

ずうのめ人形


そして3作目が『恐怖小説 キリカ』。これは前2作を上回る怖さ! というか、前2作を読んでから読むと、余計怖いはずです。

恐怖小説 キリカ

恐怖小説 キリカ

主人公・香川が「澤村電磁」の名前で投稿した『ぼぎわん』が、日本ホラー小説大賞を受賞するところから始まるのです。「澤村電磁」は出版までに「澤村伊智」と名前を変え、タイトルも編集者のアドバイスで『ぼぎわんが、来る』に変わって世に出ます。つまり、澤村さんの実体験がベースになっているのです。その香川は創作グループで小説を書きながら仲間と切磋琢磨しており、全員が受賞を喜んでくれたのですが、うち一人が変な解釈をfacebookに投稿。さらに「俺がお前をプロデュースした」と言い出し、拒否すると怪文書をばら撒き出す……。さらにKADOKAWAの担当編集者も謎の交替が……。どこまでが事実なのか、と思っているうちに、強烈に怖い世界に連れて行かれます。
そしてなんと、これはまだ第1章にすぎず、ここからさらに凄い展開が待ち受けています。『ぼぎわんが、来る』を酷評していた人がいるなら、身辺には気をつけておいた方がいいかも知れませんよ……。
スティーヴン・キングの『ミザリー』を思わせる展開ですが、こちらの方がはるかに怖いですよ。


そう、澤村伊智さんは、 紛れもなく、天才ホラー作家です。いまのうちに、チェックしておいてください!

2017年1月に読んだ本

毎月、一か月間に読んだ本をここで記録しておこうと思います。といっても、読書メーターの「まとめ」を使うだけですが。
1月は「本屋大賞ノミネート作の未読消化」と「本や本屋についてのノンフィクション」が中心だったように思います。またブログ更新のネタにします。が、断トツの傑作は『恐怖小説 キリカ』! これはヤバいです。大変なホラー作家がブレイク間近ですよ!


1月の読書メーター読んだ本の数:14読んだページ数:3496ナイス数:249


VS.―北関東連続幼女誘拐・殺人事件の真実 (ヤングジャンプ愛蔵版)VS.―北関東連続幼女誘拐・殺人事件の真実 (ヤングジャンプ愛蔵版)感想清水潔さんが中心となった日本テレビの調査報道の完全コミック化。2010年の発行で、後に『殺人犯はそこにいる』としてまとめられ、2016年には「文庫X」として話題になったため重版されたもの。漫画によってよりビジュアル的なインパクトを受ける。しかし、より重要なのは、この事件がまだ未解決である、ということだ。読了日:01月05日 著者:橘 賢一
死の天使はドミノを倒す (文春文庫)死の天使はドミノを倒す (文春文庫)感想おお、そういうことか。最後のほうで畳みかけるどんでん返しに気持ちよく騙された。だが同時に、様々な社会問題をテーマにしていて(ネタバレに絡むところもあるので書けないが)、ただのサプライズミステリでは得られない読後感があった。読了日:01月11日 著者:太田 忠司
芥川賞物語 (文春文庫)芥川賞物語 (文春文庫)感想元本(バジリコ刊)も読んだが、その後の受賞作、とくに『火花』『コンビニ人間』の大ブームまでを収録した、現時点での完全版。文春文庫から出たというだけでも5億点である。改めて流れを追うと、なんだかんだで文壇の話題の中心に常にある賞なのだということが分かる。特に話題になった回だけでなく、全ての回を網羅して候補作や選考委員の変遷にまで触れているのが、流れをまとめる意味でも意義深い功績だと思う。読了日:01月15日 著者:川口 則弘
月館の殺人 上 (小学館文庫 あN 1)月館の殺人 上 (小学館文庫 あN 1)感想あの『月館の殺人』がついに文庫化! あの綾辻さんがトラベルミステリー? と思っていたところにやってくる上巻ラストの展開に驚愕するはず。そして、やっぱり綾辻さんだ! と感じる。そこかしこに描かれる手鉄ヲタネタも楽しい。(続きは下巻で)読了日:01月17日 著者:
月館の殺人 下 (小学館文庫 あN 2)月館の殺人 下 (小学館文庫 あN 2)感想上巻ラストの衝撃をそのまま引きずる下巻。犯人や背景などはある程度読めるものの、やはり面白い。鉄道ネタのテンションが最後まで下がらないのも素晴らしい。ぜひこのコンビの新作を!読了日:01月17日 著者:綾辻 行人,佐々木 倫子
映画と本の意外な関係! (インターナショナル新書)映画と本の意外な関係! (インターナショナル新書)感想映画にチラッと映る本から、その映画と本との繋がりを指摘する、町山さんにしか書けない新書。特に映画「キャロル」とその原作者パトリシア・ハイスミスについての回が興味深かった。読了日:01月17日 著者:町山 智浩
なぜアマゾンは1円で本が売れるのか ネット時代のメディア戦争 (新潮新書)なぜアマゾンは1円で本が売れるのか ネット時代のメディア戦争 (新潮新書)感想タイトルの「アマゾンが1円で本が売れる」謎については1ページくらいでサラッと触れられているだけなので注意。出版界のネット進出の歴史と、ネットメディアの隆盛、ニコ動の動きなどについてのまとめ。新聞が活版印刷から電子写植に変わった瞬間は、確かに大きな変革の時だったのだなあと思った。日経新聞の電子版は有料電子メディアの成功例として、学ぶところは多いかも知れない。読了日:01月17日 著者:武田徹
暗幕のゲルニカ暗幕のゲルニカ感想ピカソの有名な作品「ゲルニカ」を巡って、ピカソが描いた当時と現代をカットバックで描いたサスペンス。帯にある「国連本部ロビーのゲルニカタペストリーが消えた」謎そのものは、前半であっさりと明かされるのでメインではなく、「ゲルニカ」を再びニューヨークのMoMAに展示しようと奔走するキュレーター遥子に降りかかるサスペンスがメイン。ラストのラストまで目が離せない展開の面白さと、「ゲルニカ」の背景となったスペイン内戦を現代の911テロに重ね合わせたプロットも素晴らしい。原田マハさんの代表作になるだろう。読了日:01月20日 著者:原田 マハ
恐怖小説 キリカ恐怖小説 キリカ感想怖い怖い!! 小説『ぼぎわん』が日本ホラー小説大賞を受賞した「澤村電磁」改め「澤村伊智」こと香川。担当編集者と出版に向けて動き出すが、創作グループ仲間が『ぼぎわん』に対して誤った解釈を始めてから、妙な方向に動いていく……。『ぼぎわん』の時にも感じていたが、もう間違いない、この人は天才ホラー作家だ! どこまでが事実でどこからフィクションなのか。いつの間にか作者の術中に嵌り、自らの身の危険すら感じてしまう。ああ、『ぼぎわんが、来る』を酷評してなくて良かった。あやうく殺されるところだったよ。読了日:01月23日 著者:澤村 伊智
本屋、はじめました―新刊書店Title開業の記録本屋、はじめました―新刊書店Title開業の記録感想リブロを退社した辻山さんが荻窪に個人経営の本屋「Title」を開店させてからちょうど一年。リブロ時代の回顧から物件探し、開店準備、そして開店と、ひとつの本屋が生まれて起動に乗るまでのあれこれを包み隠さずに書かれている。事業計画書から営業成績まで載せているのが大胆といえば大胆。辻山さんの「本」「本屋」に対する思いも伝わってくる。書店員はもちろんのこと、自営業の経営者にも、そして脱サラしたい方にも参考になるかも知れない一冊。読了日:01月25日 著者:辻山 良雄
夜行夜行感想十年前に京都・鞍馬で行方不明になった女性と、ある画家が残した絵画「夜行」連作。かつての仲間たちが日本各地で体験した「夜行」連作にまつわる不思議な話。第一話の「尾道」がやはり地元なので馴染みが出てくるが、尾道を取材してないと伝えられないリアリティと、独特の幻想的な雰囲気を上手く出していて非常に感心した。他の土地も同様だろうと思う。最後は狐につままれたような感じになるので賛否両論ありそうだが、これが森見さんの狙い通り、なのかも知れない。読了日:01月26日 著者:森見 登美彦
偽史と奇書が描くトンデモ日本史 (じっぴコンパクト新書)偽史と奇書が描くトンデモ日本史 (じっぴコンパクト新書)感想トンデモ本の世界の歴史版。竹内文書などの有名なものから、浦島太郎の元ネタ話まで、偽史文書をざっくり総括している。端的にまとめていて面白いが、1作品平均4ページで駆け足になってるので、物足りなさも感じる。盛った偽史文書を元に著名な作家が小説を書いたために、誤った通説が広まった例などが興味深い。最後のコラムで、トンデモ史家として有名な八切止夫もそれなりに評価していて面白かった。読了日:01月29日 著者:オフィステイクオー
コンビニ人間コンビニ人間感想一度は離れても、やっぱりコンビニに居心地の良さを感じる女性の話。昔には存在しなかったタイプの現代人を描いていて面白かった。読了日:01月29日 著者:村田 沙耶香
ローカルブックストアである: 福岡 ブックスキューブリックローカルブックストアである: 福岡 ブックスキューブリック感想本屋に関しては全くの素人だった大井さんが福岡に15坪の書店「ブックスキューブリック」を始めてから15年の記録。個性的な書店を続けながら、数多くのイベントや地域との密着により、そこになくてはならない存在になった。ここまでやってきた自信が感じられるエッセイ集だ。晶文社の本が原点だった大井さんが晶文社から本を出したのも運命だと思う。また見学に行って勉強しなければ。「規模の小ささをハンディと捉えず、小さな町の書店だからこそ出来ることを追求していこうと考えた。」(85ページ)読了日:01月31日 著者:大井実
読書メーター

貫井徳郎さん原作の映画「愚行録」試写会を観てきました。

あまり映画の試写会には行かないというか、そもそも誘われることは滅多にないのですが(映画好き、というほど観てないので当たり前ですが)、今回お誘いがありまして、映画「愚行録」の試写会を観てきました。
原作は貫井徳郎さんの同タイトルの小説で、貫井さんにとっては最初に直木賞候補になった作品ですね。


愚行録 (創元推理文庫)

愚行録 (創元推理文庫)


ミステリ作品の映画化というのは、ネタバレ問題もあって難しいところですが、『愚行録』はそんな中でも本当に難しい作品だったはずです。小説は全部語り口形式で、雑誌記者の田中が一家惨殺事件の関係者にインタビューしている体裁です。田中は最後まで「聞き手」としてしか登場しないので、それを妻夫木聡さんが演じています。元々実態の掴み難い役どころでしたが、見事だったと思います。そして全体的にも、原作にかなり忠実だったのではないでしょうか。


そして、田中の妹で、ネグレクトで子どもを虐待した容疑で捕まっている光子役の満島ひかりさん。彼女の演技は鳥肌ものでしょう。
ミステリなのであと細かいことは避けておきたいのですが、女性同士の「私の方が立場が上よ」的な優越感が滲み出てきてます。全体的に暗いトーンで、緊迫感を保ったまま終始する映画でした。


弁護士役の濱田マリさんも、いつものキャラを封印していたので、最初濱田さんだとは思わないほどでした。
あと端役ですが、実に印象的なのが、松本まりかさん。田向が参加した新歓飲み会でいきなり深い仲になる女子社員ですが、美少女時代から全然変わってない。今もめちゃくちゃ可愛い。同僚の渡辺と二股をやってて、渡辺が別れを切り出すシーンで、エレベーターに二人で乗って黙ったまま、どんどん表情が泣き顔になる姿にキュンキュンしました。はい、ああいう雰囲気の子にコロッと引っ掛かるタイプですww


明日、1月22日にジャパンプレミアがあるそうで、ここで主要キャストが全員出場して取材もあるでしょうから、明日以降、マスコミ等で採り上げられると思います。公開は2月18日。見て損はない映画ですよ。お楽しみに。



「愚行録」パンフです。「ネタバレ部分は触れないで」の注意もありましたww

2017年本屋大賞ノミネート作品発表!! ……そして、ぼんやり予想の答え合わせ

本日1月18日の正午に、2017年の本屋大賞ノミネート作品が発表されました。


本屋大賞
(↑本屋大賞公式サイト)


その10作品とは、

西加奈子『i』(ポプラ社
i(アイ)
原田マハ『暗幕のゲルニカ』(新潮社)
暗幕のゲルニカ
村山早紀『桜風堂ものがたり』(PHP研究所)
桜風堂ものがたり
川口俊和コーヒーが冷めないうちに』(サンマーク出版
コーヒーが冷めないうちに
村田沙耶香コンビニ人間』(文藝春秋
コンビニ人間
小川糸『ツバキ文具店』(幻冬舎
ツバキ文具店
塩田武士『罪の声』(講談社
罪の声
森絵都みかづき』(集英社
みかづき
恩田陸蜜蜂と遠雷』(幻冬舎
蜜蜂と遠雷
森見登美彦『夜行』(小学館
夜行

でした。
ここで私が1月8日に書いた「ぼんやり予想」を見てみて欲しいのですが、


id:mmmichy:20170108
(1月8日の投稿にリンクします)


なんと、可能性が高そうな「A群」から9作品がノミネートに残っているではないですか。外れた作品『桜風堂ものがたり』も、「B群」の中に居れていた作品でした。なので、的中率は「95%」ってことでいいですか?(ちょっと盛り過ぎか)


「A群」に入れた作品で結局漏れたのは3作品。うち、住野よるさんと米澤穂信さんは、対象期間内に2作品あったため、もしかしたら票が割れたのかも? 門井慶喜さんが漏れたのも意外でしたが、今回は、というよりは、今回もまた、時代小説のノミネートがありませんでしたので、あるいは、時代小説に投票していた層の書店員が投票しなくなってるのかも知れません。ここはなんとも言えませんが、、、


これから二次投票が始まり、今年の本屋大賞が発表されるのは4月11日です。果たしてどの作品になるか、もうすでにドキドキしています……(明日の直木賞の結果次第でいろんな見えない力が作用するかも……)。