#WISH2009 に行ってきました
アジャイルメディア・ネットワーク主催の http://agilemedia.jp/wish2009/ しようというイベントに行ってきました。
九段下のベルサール九段にて、時間は19時-2022時で行われました。
まずは、気づいた点などをちらほらと。
(受付け)
一般参加で参加させて頂きました。受付時に参加費を払ったあと、領収証は要るかを聞かれて不要だったので要りませんと答えたところそれでおしまい。
支払ったのにその証明もなく、いいんだろうか。。ととても不安になりましたよ。簡易的にでも、受付を通った人としての証(とあるカンファレンスでは服に貼れる大きめのシールだった)を用意した方がいいんじゃないかなー、と思いました。
(軽食)
軽食の用意がありますって書いてあったけど、一体何だろう!?と思っていたら色んな種類のパンを用意していただけてました。ホテルのバイキング形式のような形で、長机においてくれてました。
(席)
まず会場に入って思ったこと、机がない席がある!時間ぎりぎりで行ったので、後方の机がない椅子になりました。これではPCが置けないし、パンが食べにくいなーということで、出来れば机があったほうがありがたいです。
(通信環境)
これは自分のせいですが、E-Mobileを持っていないので(Flet's SPOTしか契約してないので)いろいろ面白そうな中継やtwitterを見れなかったのが残念です。400人分のWireless LANを用意するのは難しいし、仕方がないけど、できればある会場のほうがみんなうれしいんじゃないかなーと。
からくちですが、こう書いておくと WISH2010では改善されるとみています。(笑)
続いて、発表内容をログ的に。
■ livedoor (Line Corporation) · GitHub by Livedoor くしいたん
- Edgeコラボ
■ 1st
1) くすりエクスプレス【公式】ご注文|評判・クーポン・キャンペーン情報 by ドレスファイル
- 所有をクラウド化 (モノをCloudで所有する)。
- 倉庫に置いておく
- 現在は個人の所有 →公開、オークション(交換)も検討
これを聞いたとき、すごいカーシェアリングに向いてるんじゃないかと思いました。カーシェアに集中特化して全国展開したらいいと思うな。
2) こくばん.in by 株式会社こくばんin
- 低年齢層主体のUGC運営について
- 会員 30,000人
- マナーの啓蒙
- こくばん(カフェのPOP)を作れる→テキストを図式化、してVisualize、
- レイアウトなどに意味を持たせられる。
- 閉鎖的コミュニケーションの排除
- 利己を利他に
- 「絵日記ポチコメ」=web拍手、言葉がいっぱいあってちと不毛。
DS版の開発中のデモムービーを見たけど、軽く衝撃的でした。
手書きベースのアプリはDSと相性がいいですねー。
3) 30min.[サンゼロミニッツ] たにもとさん
- ハイパーローカル型タウン検索サービス
- ブロガー 8,000人
- お店の情報30万件
- 生活者とお店をつなぐ架け橋になりたい
- 近所の情報
- Interiorショップ
4) http://lang-8.com/ by 喜(きい) 洋洋さん
- 京都
- グローバルベース 160ヶ国からアクセス、日本2割
- 70言語ぐらい勉強している
- I/Fは15言語ぐらい提供
- 収益はコストの9%しかない。
なるほどー、daoさえしっかりしてればコンテンツにストックする言語データは何でもいいんですね。
頭いいなー。
5) Cerevo - Home by 和連和尚さん
夢は "PCのローカル環境で写真を管理する人が居なくなること"
6) http://xtel.sfc.keio.ac.jp/jp/ by 勝本さん@慶応
- 雨刀のボード、基盤
- ひらめきを迅速かつ容易にカタチにできる社会にしたい
- ubiquitous content platform
- MOXA: board
- Talktik: js like programminig language
- EC: p2p netwok libraly
- LIFE: inetenet content server
- 滝川xtel ww
### ここでinterval ###
■ 2nd
7) ヒートマップ解析 ユーザーインサイト - Webアクセス解析ツール by いとまささん
- 2,700万ブログ / Japan
- ブロガー向けに無料ツールを提供します!
- http://www.userlocal.jp/
8) twitterで読書記録。読んだ4! by Akky AKIMOTOさん
9) インターネットでラジコンを動かそう - Joker Racer Joker Racer/ 赤松洋介さん
- 5Wの小型ボード
- 1.5Mぐらいの回線があれば0.2sぐらいの遅延でOK
医療とか、遠隔地診断とかにすごい使えるなーと。早速、応援登録しました!
10) http://moneykit.net/visitor/lifebook/index.html by 河原塚 徹@ソニー銀行さん
- 自分のお金に関する情報を集める
- クレジットカード
- 銀行
- マイレージ
- ポイント
- 公共料金
- お金を視覚化する
なるほどー。文字情報よりは図式化・立体化したほうがより実感として認識しやすくなると言うことを、数値情報に対して当てはめたパターン。ヒートマップ(onカレンダーなど)的に視覚化するなどもアリかも。
11) http://drive.nissan-carwings.com/WEB/index.htm by 日産
- 日産が2002に出した純正ナビ
- センター経由でインターネットアクセス
- gogo gs
- Googleカレンダーを見れる→その場所へ行ける
- RSSなので誰でも開発できる
12) http://www.33i.co.jp/linkknowledge/index.html by 三三株式会社
- 名刺をウェブで管理
- 名刺に関連したニュースfeed
- 名刺の人が転職したなどの情報feed
- 名刺の束はあなたを語る
- SPYSEEライクなものを開発中。
1次情報をベースに、周りの情報をクロール提供したり加工することによって、とても売れるサービスになるという実例。
13) http://www.conit.co.jp/ by CONITさん
- iPhone/iPod Touchにおける新しい収益モデル
- iPhone コンテンツサーバー
- 叫んでた...
14) ACTION*PAD by 百式管理人の田口さん
- メガネかけて変装してる ww
- 約束管理ツール
- 日本を元気にする
- 日本の会議を変える
- 約束を明確化する
- アクションパッド形式: 「人の名前 期日 アクション」 #yonda4!と一緒のルールによる簡略化
- 議題ごとにメールが作成される
- メールを送ると追加できる
- mobile版を使える
- 日本の開発者を元気に!
- 直接課金をする仕組みを作っていく!
田口さんの情熱がビシビシ伝わってきて感動しました!絶賛応援する。
早速、twitterアカウント @actionpad をフォローしました。
###
発表が終わってから、賞の審査で少し時間があったので sidefeedの赤松さんのところに遊びに行きました。すると、Joker Racer の車体に Cerevoの岩佐さんのカメラパーツが合体しようかという衝撃の瞬間に出会いました!すごい!ハードって楽しそうですねー。
Joker Racerは赤松さん本気だそうで、まずは皆が注目してくれるようになるのが大事ということです。
なので、見て面白そうだな!と思った人は、ぜひ登録してプレイしましょう!
受賞結果
(メディアスポンサー賞)
- AMN賞: Joker Racer
- Gizmodo賞(いちるさん): xtel
- CNET賞: ACTION*PAD 田口さん
- IT media賞: lang-8
- Impress賞: CEREVO
- BP.net賞: ドレスファイル
(WISH2009大賞)
- 1st: Joker Racer (80point) //www.noryoku.jp – このドメインはお名前.comで取得されています。: 直接農家のアール(10m×10m)を買える
- 2nd: Lang-8 (79point)
- 3rd: ACTION*PAD (77point)
自分の賞を作ってください。 by AMN徳力さん
僕が選んだのは... ACTION*PAD の田口さんです!
Webのベンチャーが出てきても、企業向けのコアなプロダクトをベースにしたウェブサービスでないと会員数が多くてもなかなかPayできないというのが現状です。この状況を、打開しよう!と。もう、僕がやるしかないな!と立ち上がった男気がすばらしいです。
実現には困難することが容易に予想がつくけど、サービス開発者やウェブサービスの発展にとっては死活問題なのでこれが改善されると、次の世代に対する大きなプレゼントとなる気がします。なので、とても期待してます。また、僕にできることがあれば手伝いたいなーとも思っています。
とにかく、予想以上にとても刺激を受けたイベントでした。
最後に、開催してくださった AMN さん、スポンサーの皆さん、サポーターの皆さん、どうもありがとうございました!WISH2010も、ぜひよろしくお願いします。
そんな感じ!
はてなダイアリーを1ヶ月続けてみた感想(まとめ)
1ヶ月(それも平日だけ)という短い期間だけど、はてなダイアリーでブログを始めてから初めてまともに書いてみました。
やってみた人だから書ける感想もあると思うので、簡単にまとめておこうと思います。
■ブログツールへの慣れ
初めはわからない部分が多かったけど、1ヶ月も書くとさすがにツールには慣れます。
エントリーの下書きを書いて保存しておけますが、勢いがないと意外と下書きのまま保存されっぱなしという状態に。おまけに"その主題について文章を書きたいパワー"も時間が経つにつれ薄れていくので、えいっ!と公開してしまうほうがよかったりします。
また、エントリーを公開する抵抗がだんだんなくなってきました。文章をすらすら書いてまとめられたら、下書き保存→確認&改行とか句読点を修正→公開!って感じで気軽にエントリーできるようになります。
「ブログを書いた(とされる)日」ですが、翌朝の6時までにブログを公開すれば*1その日(前日)のエントリーとして公開されるので結構猶予があります。でもこのおかげで、忙しかったりすると夜中の3時とかまで書く羽目にもなります。
■文章を書くということ
書くことが好きな人とあまり好きでない人がいて、自分がどんなタイプか分かっている人はそれに基づいた戦略を取るのがいいと思います。
僕は書くことがあまり好きではないので、(他人が読んでどう感じるかなーと、考え出してしまう)書くこと自体は楽しくありませんでした。
はっきり言うと、自分のために自分に課した義務なので楽しみはなく、ほぼ仕事感覚。これは失敗でした。楽しく書くためには、"どうしたら自分は楽しく書きたいと思うようになるか?" を自分の性格を加味して考えて、その仕組みを入れておいた方がいいと思います。
ただ、純粋に書くことが好きな人ほど、楽しく続けられるんじゃないかなーと思います。
1ヶ月程度ただ書いてるだけでは、文章はうまくなりません。うまい文章を書くには、やっぱり書く(というか伝える)ための文章の書き方を勉強して、それを頭に置きながら鍛えるしかない気がしました。ツールに慣れるのと、文章をうまく書くというのは全く別の話ということでした。
■ブログの目的
ブログを書く目的として、書いた文章自体がアウトプットの場合はどんどん書くべきだと思います。逆に、ブログを書くのは手段で達成したい目的は他にあるような場合は、あまりブログにパワーを裂くのはもったいない感じ。
その場合、ブログの内容は(昨日のエントリーの通り)
- 考え的なエントリーなら、深く考えた結果を、十分に、分かりやすくまとめる
- ツール系(技術系)の話なら、調べたり試したりした結果を(他人がリファレンスできるように)まとめる
のがいいんじゃないかと思います。
■ブログに使う時間
2歳の子供がいる家庭持ちSEが昼間普通に働いて、仕事帰りに1~2時間ブログに時間を使うと、平日の家族とのコミュニケーションはちょっと無理な状態になります。ブログを書いてない時は家に帰ってから1~2時間話したりする余裕があったけど、そんな余裕は全くなくなりました。
今までの生活の「何か」をあきらめずにただブログを書くという事を付加したので、まぁ、その分体に負担が増えたって事ですね。そして週末は体力を回復させるために、また休むのでさらに奥さんに負担が。。
大事な事とはいえ、自ら上げたハードルで自分がいっぱいいっぱいになってしまって周りに迷惑をかけるようではちょっとダメですね。
これからはちょっと視点を変えて、
- 目的に対して合理的に時間を使って効果的にアウトプットに変えることと、
- がんばり"過ぎない"事にしようと思います。
やっぱり、バランスが大事。( ̄▽ ̄)ニヤリ
まぁ、やるだけやってみたなりに、分かった事もあったのでいいんじゃないかと。
そんな感じ。
*1:この6時という時間も、設定によって変えられます。
ブログを書くのは何のため?
id:kskmeukさんのエントリーに勇気をもらって、やりたい事があるなら、ちょっとだけ手をつけよう。 - バランス至上主義、そんな感じ。 を書いたのが先月の23日なので、気がつけば1ヶ月が経ちました。
ブログを書く習慣を身に付けるためにいろいろ考えていることを毎日ブログに書いてきましたが、僕がブログを書くのは"子供のためになったらいいなー"と始めたことです。という事は、ブログを書くのは手段のはずですが、その手段がいつの間にか目的化してしまっている印象があります。
忙しくて疲れきって帰ってきた日でも、
- 習慣付けるためには毎日やらなきゃね
- やるからにはちゃんとアウトプットを出さなきゃ!
- 今日は疲れてるから、とりあえずアウトプットとしてまとめられるような簡単な内容のものにしよう
- (頭が働かないけど)頑張ってエントリー
こんな流れでエントリーした日も、結構(1/3ぐらいは)ありました。
何か間違ってる気がします。
そして、作りたいツールの構想はあまり進んでないという状態に。
そしてこんなきりんさんのインタビューを見つけました。
ちきりん もともと「書く」ことはとても大好きなんです。中学生のころ、自分が考えたことなどを書いて、クラスメートに読んでもらったりして。それは交換日記といったものではなく、私だけが書いて、それを読みたい人が読むというもの。そして人から「面白い」と言われると、調子にのって書いていました(笑)。だからといって、メディアの世界で働こうとは思わなかったですけど……。
これを見て思ったのは、「そうだよなー、人それぞれ好きなこと・向いている事ってあるよなー」と。僕は文章を書くのは好きじゃないので、それ自体が目的でないなら無理して続ける必要もないかなと。
毎日の習慣化することは大事だけど、目的を達成するための習慣化であるはずなので「ブログを毎日書く」というよりも「(書くことや、調べることや、考えることを)毎日習慣的に続ける」ということに重きを置いたほうがいいんじゃないかと思うようになってきました。
そしてその結果、ブログのエントリーというのは、以下のような内容がきちんと読みやすい形でまとめられている方が、回数を書くよりもいいんじゃないかと思うようになりました。
- 考え的なエントリーなら、深く考えた結果がまとめられたもの
- ツール系(技術系)の話なら、調べたり試したりした結果のまとめ的なエントリー
来週からは、毎日ではないですが、こんな感じで着実に進められるように行こうと思います。
そんな感じ。
公務員の給与公開について
タイトルはちょっと釣りで、本当は「税金の使途公開について」。
もうずいぶん前から思っていることだけれど、公務員の給与など税金の使途は出資者である国民に対して透明になっているべきだと思う(というか、そうなってない方がおかしいと思う)んだけど、みんなはそう思わないのかなーと。
軍事費など、予算や用途が明確になると困るものはグロスで算出していいと思うけど、透明にしても弊害がないものが透明になっていないのはおかしいと思うんです。
と思っていたら、まさしく!と思うエントリー(ページ?)をちょっと前に見つけたのでご紹介。
情報の公開は民主主義の原点です。
情報が公開されていなければ、主権者である国民は判断ができず、逆に不適切な情報によって、権力者に都合の良い方向に民意を誘導することも可能になります。
国政に関する基本情報は、なるべく生の形;分りやすい形;簡便に入手できる方式;当然に;常に公開されていなければなりません。
すごく共感できる内容。
#だけど、(Wordで作ったみたいで)フォントがMS明朝で読みにくいのがとても残念。。
そんな感じ。
Webの学習速度を加速するツールのアイデア
梅田望夫さんがウェブ進化論の中で、インターネットによって膨大な情報を効率よく共有できるようになったことを「学習の高速道路」と表現したことは有名な話です。
「ITとインターネットの進化によって将棋の世界に起きた最大の変化は、将棋が強くなるための高速道路が一気に敷かれたということです。でも高速道路を走り抜けた先では大渋滞が起きています」
前号で詳述した将棋プロ棋士・羽生善治さんのこの言葉は「インターネットの本質」を実に鋭くえぐったものだ。この「高速道路の整備と大渋滞」は、インターネットの普及に伴い、ありとあらゆる世界で起きつつある現象なのである。
でも、まだまだネットでのリーディングは学習や意思の伝達に最適化されてないなーと個人的には思っています。情報発信のしやすさという面では、ブログやSNS系ツールのおかげで環境がすばらしく進歩しているけれど、理解のしやすさという面がまだ弱いんじゃないかと思うのです。
はてなのサービス内ではキーワードを自動リンクしてくれるけど、普通のウェブでは自動リンクなんて機能はないし、はてなの自動リンクでさえも
- クリックした先のコンテンツを見なきゃいけないし
- 解説が自分のレベルに合っているとは限らない
- ページ移動によって思考の流れがストップしてしまう
などなど、ちょっと使いにくい面があるかなーと。
■リーディング用のwebサービス
そこで前々から、「こんなツールがあったらいいのでは!?」と思っていることがあります。
それは、こんな感じ。
- Webのリーディング時に、見ている人の理解度に応じて注釈を表示してくれるwebサービス
- 分からない単語を訳付きで表示する学習モードとOFFモード
- 学習モード時には、単語をポイントすると訳がツールチップ表示される
- 訳は一つの単語でも(例えば5段階ぐらいに)段階分けされていて、小学生から成人までそれぞれの理解度に応じた内容を表示してくれる
- 個人が理解済みの単語は、通常にテキスト表示される
- webサービスなので、どのPCから使ってもいつでも使える
理解できる単語が増えるにつれて、注釈がだんだんとなくなっていくようなイメージです。
また、サービスプロバイダとしては各人の理解度データを共有・統計することで辞書内容を最適にレベル分けしたままブラッシュアップするようなサービスだったらいいなーと思います。
こんなツール/webサービスがあると、
- ニュースサイトやブログなどのウェブで見る文章は何でも、誰でも理解しやすくなる
- 小学生から社会人まで、学習に使える
- Webが数倍読みやすくなるツール
これなら、月額2~300円程度でもいけるかなと思うけど、どうでしょうか。(3〜5年で1万円程度の計算)
コンテンツの充実に加えて、このような、辞書という"紙"には出来ない学習環境を加速してくれるようなツールも充実してくると、ウェブを使った学習がとても効率的になるんじゃないかなーと思います。そしてこれは、googleにはできない(しようとしない)サービス。
こんなツールを作る会社は、はてなでしょうか? それともJustSystemでしょうか?
そんな感じ。
日本の政治が堕落しているのは、社会教育に失敗したから
日本のふがいない政治の状況と、本当の意味でITを活用した政治を行うアメリカのオバマ大統領の影響で、日本のweb界隈も政治に関する関心が高まっている気がする今日この頃ですがいかがお過ごしでしょうか。(笑)
「若年層の政治参加意識を作るのは、大人の役目」だと思うんです。
今はこれがうまく機能していないから、全員参加型の政治になっていないがゆえに歪が生まれる原因になっているのではないかなーと思ってます。
森川 確かに政治リテラシーは年齢によって変化しています。私が調査した結果では、20代から少しずつリテラシーが上がり50代でピークをつけます。この理由として、私は「ライフサイクル効果」が大きいと見ています。年齢の変化によって社会との関わり方に変化が生じ、それによって自身が受ける効果のことです。
端的な例は税金で、給与水準が上がり税金をたくさん納めるようになると政治への関心が強まり政治に対する知識を得ようとします。そして、一つひとつの選挙を通して自分の声が伝わるという経験が生まれているのかもしれません。
世代と経済状況的に、団塊vs若年層みたいな構図になってしまっているけど、これはほんともったいないなーと思うわけです。
なぜかというと、若年層が次の日本を作るから。その世代に知恵を付けないで、次世代の明るい日本もないだろうにと思うのです。経営を知っている人であれば企業の継続的な発展には人材育成が不可欠ということは当たり前すぎて言うに及ばずのはずですが、日本「社会」という規模が大きなものを対象にするとその意識も薄れるのでしょうかね。
源泉徴収や消費税の内税方式で納税意識から遠ざけようとしたり、ガソリン税や酒税など取りやすいところから取るなどのやり方は圧倒的に間違っていると思うんですけど。。
政治に関心を持つようになるパターンは人それぞれだと思いますが、僕が関心を持つようになったパターンはこんな感じでした。
- 社会的な事件や不満をニュースなどで知る
- なんで解決できないの? / どうしてこんな事になっちゃってるの? と思う
- いろいろと考えてみる
- 社会を作っている仕組みが大事だねと思うようになる
- 政治って大事じゃん
これが28歳ぐらいの時かな。
同世代や若い世代のみんながどんなスタンスで選挙を見ているかは分からないけど、もっと若いうちから、"自分たちが国を作るんだ"という意識を作っておかなきゃいけないと思うのです。
で、その政治に対するリテラシーというのは一朝一夕でつくものではないし、自然と興味が沸くものでもないけど(本質的には楽しいものではないから)、20歳の時にはきちんとした知識を持っていて、もっというと18歳ぐらいの時から「早く選挙に参加したい!」と思うような社会というのが健全な社会じゃないかなーと思うのです。
考えてみれば当たりまえの事でも、教えてもらわないと分からない事ってあると思うんです。政治なんか、まさしくそうじゃないかと。
- 日本というソフトは、誰かが「こうでなければいけない」と決めた形があるわけではない
- 日本にいる人の総意で作っている
- 人の総意は、選挙の"票"で表すことにした
- よって、選挙が大事
- 選挙で民意が反映されないなら、選挙の方法や仕組み自体を工夫して変えていく必要がある
- その仕組みを変えるためにも、選挙が大事
教育課程で習ったのは、覚えて答えられるようにするため。でも本当は違って、選挙とは、政治とは、自分達が生きる社会を作る事そのもので
- 「あなたたちが社会を作るのですよ。今は票という選択肢しかないけど、その枠組み自体もより良いものを自分達で考えるのですよ」
- 「あなたたちが社会を変えるには、今は(ビジョンと実現案を実行してくれる人たちに)選挙で票を投じるしかないのですよ」
という教え方をしないといけないのだと思います。というか、教え方ではなくてそういった意識を付けることが目的なので手段は色々あっていいんだと思います。
20年ぐらい経ったら「そんな時代もあってね。戦後で日本の政治もまだまだ若かったんだよ」なんて笑い話にできる日本になっているといいなーと思います。
そんな感じ。
日本をよくしたいと思っている人Award
日本にはたくさんの人がいるけど、日本をよくしたいと思っている人もたくさんいると思います。政治家の人たちはもちろんそうだろうけど、夢がタスクになると、要らぬ苦労やしがらみも多くなってそのうち目的を見失いかねないなーと思って自戒。
僕は個人的に、Mr. Childrenの桜井さんは「日本をよくしたい」と思っている人ではないかと見ています。
アルバムを毎回買っている程度で、情報も追いかけてはいないあまり熱心なファンではないけど、何年か前にTVでやってた夏フェスの番組で見た姿や、APバンクなどを見ると本当にそう思う。
#実はどれもあまり知らないので突っ込まれどころ満載ですが。
歌を通じて、歌というパワーを通じて、日本を良くしたいと思っている人だと思う。
人間を見つめて、苦しんで、いろんな経験を通じて得た、人間としてのいい面も悪い面も、それが人であることを受け入れて素直に表現している人だと思います。その上で、根っからのポジティブさを通して滲み出てくる言葉と声と活動を通じて、日本を(世界を、かも)良くしたいと思っているに違いないと思ってます。
てゆーか、そうだろうと勝手に思い込んでます。
僕はとりたてて能力もない一般人だけれど、桜井さんの1億分の1程度なら周りによい影響を与えることができるんじゃないかと思うので、そういう事を少しでもしていきたいと思います。
夢は、10年後か20年後かわからないけど、こんな活動をしていった結果として少しでも多くいい影響を与えることができたあかつきには、桜井さんとそんな話をするチャンスがあったなら、ぜひお話してみたいなーと思っています。
そんな感じ。
「日本を良くしたいと思っている」でgoogle検索したら、
「本気で」日本をよくしたいと思って政治家になる人って、いるんですか?
っていうYahoo!知恵袋の質問が1位に出てきて、泣いた。