完敗です(キモチ的には)

上位イジメ飛竜3番勝負の第2弾はアウェイの鹿島戦。立ち上がりから圧倒的な鹿島ペースで試合は進み、際どいセットプレーを何度か凌いだ後の17分にフェルナンドのFKをジャーンの鼻先で岩政大樹が巧みにコースを変えてあっさり先制。その後も鹿島の猛プレスに晒されてボールをつなぐこともままならず、鹿島は決定機量産するも土肥洋一のビッグセーブ連発やシュートミスにも救われてなんとか1点ビハインドのまま。こんなに気合の入った、そして強い鹿島を見るのは初めてです。そして最近の「いい時間帯」、前半終了間際にCK崩れの流れから今野泰幸が技ありの左足シュートを決め同点で前半終了。0-1のあともう2点ぐらい入れられてもおかしくない展開なのに同点で後半を迎えられるとは望外の展開。後半も鹿島ペースは変わらず。そして鹿島のシュートが入らないのも変わらず。特に後半途中に茂庭照幸が怪我で退き、CBに今野が入ったあたりから更に鹿島の猛攻に晒されたもののなんとか凌いで1−1のままタイムアップ。シュート数は実に22本vs7本。勝点1を土産に東京に持ち帰るのが申し訳ないほどに押し込まれていたけどまあ貰えるものは貰っとかないと。逆に鹿島は首位のガンバが勝ったのでまさに痛恨のドロー。5月に味スタで0-2で負けたときも完敗だったけど、あの時はこっちの状態がズンドコだったし、鹿島もフルパワーで圧倒というわけでなく、こっちの勢いを軽くいなして勝点3ゲットというかんじだったからあまり強さは感じなかった。ともかくこれで残り4試合で16位柏との差は8ポイントのまま。DFラインに怪我人続出でちょっと不安だけどまあなんとかなるでしょ。

松山ツアー確定

天皇杯の福岡戦はキックオフ直前に急遽解放されたホームG2でまったり観戦。天皇杯におけるこのへんの運営の拙さには文句言ってるとキリがないんだけど、プロのチームが参加してるんだから運営もプロクオリティでやってくださいってこと。試合のほうはほぼベストメンバーの東京が、昇格争いでそれどころではなくサテメンバー中心の福岡に2-0で順当勝ち。得点の入った前後の時間帯しか盛り上がるところもなかった。立ち上がりDFラインが妙にオタオタして裏を取られまくったとか気になることは多少あるにせよまあこの試合は勝てばそれでよし。後半からは加地亮も復活したし。これで次の5回戦は12月10日に松山で浦和との対戦が確定。浦和だと行き帰りの足の争奪戦が大変なんだけど、組み合わせが決まった時点で飛行機&1泊のツアーを抑えたし、山形が相手だと入れ替え戦で日程がずれることもありえたからこれでオッケーでしょ。というわけで今日はこれからナビスコ決勝をこれまたまったりと観戦予定。

首位イジメ

東京は前節と同じスタメン、ガンバは報道どおり大黒将志二川孝広がベンチ。前半立ち上がりコーナーキックからシジクレイにドンピシャヘッドを決められあっさりガンバがあっさり先制。去年の最終戦の万博の試合でもセットプレーで唯一といっていい高さのあるシジクレイにドフリーでやられたのに学習しろよ。それでもこの先制点で波に乗れないのが今のガンバ。その後は6:4ぐらいで東京ペースで前半終了間際に馬場憂太がゴール正面25メートルはある位置から思い切り撃ったミドルがポストに当たってゴールイン。立ち上がりにシジクレイにやられた去年の試合も逆転勝ちしたし前半終了間際に追いついたのは先週のダービーと同じ展開。内容も悪くないしと根拠やや不明瞭な自信を持って後半に臨む。すると後半頭からガンバは吉原宏太松下年宏を下げて大黒、二川を投入。退いた2人、特に右サイドの松下は前半何度もフリーで鋭いクロスを上げてたのでこの交代はありがたかった。今思えば0-1のままで前半が終わっていればこの交代はなかっただろうから馬場のイコライザーは1点以上の重みがあった。後半になるとさらに東京ペースに傾いていくもののガンバ守備陣の体を張った守備とシュートミスもありなかなか得点できない。特にルーカスの外しっぷりがひどく結局この日は8本のシュートを撃ったものの全て空砲。アウェイ清水戦以来のノーゴールでついにこの試合で1000分の大台に乗ってしまった。でもフィニッシュ以外の動きはいいからヒロミもつい使っちゃうんだろうな。そんなかんじで押してるのにドローかという不安がよぎった71分にセットプレーのこぼれ球を今野泰幸が無理矢理押し込んでついに逆転。その後もチャンスを量産したのに決められなかったのはいただけないけど特に危ない場面もなくタイムアップ。1点差だけど完勝ですよ、首位のチームに。これで残り5試合で16位の柏と8ポイント差ということで残留レースからもほぼほぼ卒業。残りも上位チームとの試合が続くけど今の出来ならじゅうぶんイヤガラセできそう。

味スタアウェイ席初体験

前節途中出場の金沢浄がスタメンに復帰、藤山竜仁が右SBに入りボランチ今野泰幸梶山陽平のコンビ。右アウトサイドに出場停止明けの戸田光洋が入ったのが変更点。前半は一進一退の攻防から東京Vの相馬崇人の完璧クロスを土肥洋一が弾いたボールがつめていた森本貴幸に当たってそのままゴールイン。不運といえば不運だけど注意すべき相馬へのマークが甘く、土肥の初動も少し遅れたから必然の失点の言えなくもない。その後も互角でこのまま前半終了かと思った44分にルーカスからのパスを受けた梶山がエリアのすぐ外からアウトフロントに乗せたシュートが右ポストに当たってゴール。あの距離でアウトフロントでシュート撃つのは梶山社長とアンリだけ。後半15分過ぎあたりから前節と同じように両チームの中盤がスカスカになり始めて決定機続出。そしてロスタイムに途中出場のササがゴール右の角度のきついところからGKのニアをぶち抜く鬼シュートで勝ち越してそのままタイムアップ。最後はどちらに点が入ってもおかしくない展開だったけど東京のDFラインの耐久度の強さが勝負の分かれ目だったと思う。そんな中でもワシントンを90分ほぼ完封した茂庭照幸が文句ナシのMVP。下位チームが揃って負けてくれたので17位の東京Vと9ポイント、16位の大宮とは7ポイント差がついてまずはひと安心。

SOCIO Day@広島戦

大宮戦がなかなかよかったのでそのままのメンツでいくかと思ったけど加地亮の怪我が予想以上に思わしくないようで右SBには今野泰幸。中盤の底には梶山陽平が入ってその左に宮沢正史、右に栗澤僚一を従えてトップ下に好調の馬場憂太、2トップはルーカスと阿部吉朗。中盤の形がダイヤモンドというか、カッコよくいうとミランピルロシステムというところか。前半は失点の少ない両チームらしく予想通りというか見どころが少なくスコアレス。後半もこのままで0-0で終わるかなと思ったらカウンターから広島の前田俊介の先制点が入ってからいきなりヒートアップ。76分に藤山竜仁のクロスをササが頭で落とすと阿部が胸トラップと同時に反転してそのまま左足ボレーのゴラッソで同点。この後もいい流れで逆転もある流れだったのに自陣ゴール前でのクリアミスを拾われて佐藤寿人に決められて1-2。それでも落胆する間もなくキックオフからの展開で鈴木規郎のグラウンダーのクロスを馬場がインサイドでバチっとあわせて1分で同点。さらにタイムアップまで攻め込んだものの結局2-2で終了。後半は両チームとも足が止まって中盤がスカスカで決定機量産。ほめられたものじゃないけどエンタメ的見地からはエキサイティングな45分だった。動きの悪い宮沢、栗澤、ルーカスを見切って早めに交代のカードを切ったヒロミの采配にも納得。さらには金沢浄の復帰、追いついてのドロー、残留争いの他のチームも勝点を伸ばせないと、いい要素が揃ったので悪くない勝点1だった。

大宮戦@初駒場

前節からの変更点は梶山陽平に替わってボランチにお久しぶりの宮沢正史、2列目は右から栗澤僚一馬場憂太戸田光洋。1トップはわずかに2週間で脅威のカムバックのルーカス。慣れ親しんだ4-2-3-1に戻したのが良かったか前半はパスもよくつながりいいかんじ。それでもルーカスが2度の決定機を決められず無得点。久しぶりに見てて楽しい内容だった。このままこの内容で後半もと思った矢先、戸田がGKにスライディングで突っこんで行ったプレーで一発退場。あとでスローで見ると審判が主張してるような「足裏を見せてる」かんじではないんだけどな。あれで赤紙なら元日本代表の某ベテランFWなんか毎試合退場でしょ。こりゃ守りきってドローに持ち込むしかないかと頭抱えてるヒマもなく、馬場のスルーパスからルーカスが飛び出し、シュートのリバウンドを宮沢が押し込んで待望の先制点。そこからか時計のニラメッコだったけど大宮の放り込みにもジャーンを中心に粘り強く跳ね返してタイムアップ。次節戸田の出場停止は痛いけど勝点で並ぶ大宮相手に貴重すぎる3ポイント。順位表を見ると東京が暫定で11位で大宮が16位。つまり負けてれば両チームの位置は丸っきり入れ替わってたわけですよ。次の広島戦も戸田のところに誰か入れるだけでこのまま行くだろうな。というかこの形を崩す手はない。あと書き忘れてたけど控えにGKを入れないのは勘弁。相手チームがわざと土肥洋一を壊しにかかるようなことはないとしてもGKが壊れたらとか退場になったらということを頭の隅に置いてプレーするのは絶対によろしくないと思う。そんなこんなで試合後はなぜか蕨で約30人の大祝宴。ああ楽しい。

ブラジルDAY

前の日に柏、清水、大宮が負けて、ボトム2の神戸−東京Vの直接対決がドローという願ってもない展開だったのに残留争いのライバル大分を攻めきれずスコアレスドロー。ライバルに勝点3を与えずに自ら1ポイントゲットできたと思えば納得できないこともないけど、勝ってれば11位にジャンプアップだったのにね。前半は圧倒的に大分ペース。相手のシュートミスと土肥洋一のビッグセーブがなければ前半で試合が決まっていたかも。後半に入ると大分の足が止まり東京もチャンス量産。特に阿部吉朗が投入されてからは押せ押せだったけどあと一歩。ササが深谷友基に完封されたのが痛かった。左SBに藤山竜仁が入るようになって3試合無失点(得点も1だけど)。守備は計算できそうなのでこの先大崩れはないだろうけど、ポンポンと連勝も考えにくい。結局最終盤まで勝点計算で胃の痛む日が続きそう。最終節のセレッソ戦までには残留決めときたいなあ。