Don't Leave Me This Way

AOBA NU NOISEのTシャツです。

aobanun

 

5月にはDJする機会があるかも、ですがまあ詳細がもし出たらこちらでお知らせします。

 

『休むヒント。』という本を買って読んでいる。

執筆陣が大変に良い感じのエッセイ集で、休む、ということに関して皆さん書いているわけであるが、さて私がここに名を連ねるとしたらどういうこと書くんかな、と妄想するのが私の可愛いところ、である。

 

「休み」=「仕事のない日」、という定義になるのかも知れないのだけれども私の場合それだけでは「休み」という風には感じられないなあ、とふと気づいた。じゃあどんな時に「休み」だな、と感じているのかな、と考えてみたところ、予定のない日、とくに人と会う予定のない日、というのが私にとってのリアルな休みの日だな、と思い当たった。

 

別に人嫌いなわけではない。昨夜も大好きな友人たちに、偶然も含めてたくさん出会えて大変楽しかった。しかし、休み、となると1人で過ごしている時間が多い日、それが休みの日なのだな、と思うのである。何時にどこどこで、という予定があると私の場合休みではなくなる。逆に1人でいて、そういったアポ系がない日が休み、なのである。

 

だからと言って特に何をするわけでもなく、思いついたことを実行できるのが最高の休みである。まあ大体にしてそんな大それたことを思いつくわけでもないのだが、昼に長崎皿うどんを食べよう、その後宅急便の営業所止めの荷物を取ってこよう、そしてその荷物であるレコードを帰宅したら聴こう、4時になったらつかさ屋の売り切り市に行って来よう、帰宅したらまたレコード聴きながらビールを飲んだりして、その後に晩御飯を作ろう、とか自分でスケジューリングが出来て、なおかつヨドバシカメラに入荷したレコード針を取りに行くのは明日以降にしよう、と敢えて実行しないこともスケジューリングできる、これが私にとっての休み、なのである。

 

まあ、あんまりないからこそありがたいのだが。これ毎日だったら逆噴射的にギア入って、アポ詰めまくりの日=休み、とかパラダイムシフトが起きてしまいそうなのだが、もう一つの側面「貴重なもの」=「休み」ということが大きいかも知れない。

 

Sarah-Jane Morrisの「August」を急に思い出して聴きたくなったので、部屋のCD棚をひっくり返しての大捜索の末に聴いている。

AUGUST

AUGUST

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Instagramの方にも投稿してしまったのだが2001年にリリースされた、Marc Ribotとほぼ2人で作った、ほぼカヴァーアルバム、である。Sarah-Jane Morrisといえばこのアルバムの冒頭でも取り上げられた「Don't Leave Me This Way」を1986年にCommunards

がカヴァーした際にゲストで招かれて、CommunardsのJimmy Somervilleのファルセットによるヴォーカルと好対照を成すド低音ヴォイスに衝撃を受けた人もに多いのではないか、と思うのだけれども(私とか)、今作でもそのド低音ヴォーカルを十二分に堪能できる。Johnny ThundersとかNick CaveとかLeonard CohenとかMarvin GayeとかCurtis Mayfieldとかの選曲の妙も光るし、当然ながら変幻自在なMarc Ribotのギターにも舌を巻く、ということで名作であるし、それこそCarole Kingの「Tapestry

TAPESTRY

TAPESTRY

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級に一家に一枚、的なアルバムなのだけれども再発もなくサブスクもなく、という感じなので隠れた名盤になっているのは惜しい。ラストに配置されたJohn Lennon「Whatever Gets You Through The Night」のぎゃんぎゃんのギターと声だけ、なのに超絶なドライヴ感に溢れたロックンロール魂溢れるカヴァーとか、最高じゃないか、ねえ。

Butterfly Phase

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年度末を乗り越えたと思ったら今度は年度初め、と忙しい中、ちょっとした疲れやストレスが私の場合は耳に来たりする。

 

ということでなんだか耳鳴り的なのがあるなあ、と思い耳に優しい(?)Autechre & The Hafler Trioの7枚組LPボックスを聴くか、と集中的に7枚聴いていたのだが、あれ、この物音みたいなのさっきも聴かなかったかな、まあ判別が難しい超弱音~物音~ノイズ、みたいなもんだからなあ、と思いながらも気になって、コンタクトレンズを外して(見えないんよ)レコードのマトリクスを確認したらレコード1が2枚あって、レコード2がなかった・・・。

 

おい!購入してから1年くらい経ってから気づくのもいかがなものか、と思うのだけれども(いや、とにかく全体的に間違い探しみたいなデザイン、加えて音も間違い探しみたいな、という世界なので・・・)即購入元にメールして、次に何かオーダーする時に一緒にレコード2を入れてもらう、ということにした。まあ、なんならレコード2だけ単独で送れや、とも思ったけど個人経営レーベルで日本までドイツから、となるとそれはまあコストも大変だからな・・・。

 

いやいや、と思いながら土曜日を終え、そんな翌日の今日日曜日は前々から予告されていた我がアパートの水回り高圧洗浄が午前中にあるからその日その時間は必ず在宅しろ、別日は無理なんだからな、と強硬に言われていたので予定は午後に回して、台所や浴室、洗濯機のあたりを掃除して、洗濯も大慌てで済ませて、慌て過ぎて朝コーヒー豆ぶちまけてそれを集めて掃除して、とか余計なこともあったがまあ、9時から12時の間で、ということなので準備万端寝ぼけ眼をこすりながら待っていた。

 

しかし来ない。一向に来ない。まあ、他の部屋やってるのかな、と思ったけれども他の部屋にも動きがない。すると携帯電話が鳴り、見ると不動産屋からの電話で出てみたら、なんとオーナーとの話し合いにより今日の高圧洗浄は中止になっていたにもかかわらず、各世帯へその中止の連絡することを失念していた、とな!?

 

おい!!これには久々に怒髪天を衝いた。相手がVinyl On Demandとかじゃないからもう戦争だ、みたいな勢いになったけれども、まあだからと言って何が得られるわけでもないよなあ、とは一旦思って出かける用意をして外に出たら、お隣さんとも会って、一向に作業が来ないのを訝しく思ってそのお隣さんが不動産屋に電話したら中止だったということが発覚した、ということがわかり、これ、その電話がなかったらずーっと待ってたんかよ、となって怒りが復活して、経緯を説明せよ、という冷静な、且つ凄く嫌な感じの電話を不動産屋にかけてしまった。が、仕方ないと思うんだよね、それも。

 

しかし・・・。3月からなんだかずーっと嫌なヴァイブスを引きずっている。車をぶつけてトッピングを忘れられたピザを食い同じレコードが2枚入ってて1枚が欠けている7枚組のレコードを聴きうららかな日曜日の午前中には来もしない高圧洗浄のために家に拘束されていた。お祓いか。お祓いが必要なのか。

 

いや、こんなに嫌な目にばっか遭わせられたから、今度宝くじでも買ったらそれの反動で何か良いことが起こるのかも知れない。って言うか、まあ、どうでも良いことばっかなんだけどもね、究極的には。

 

そう、なんかもう色々どうでも良い。どうでも良くないのはWarpからリリースされたKelly Moranの「Moves In The Field」だ。

お名前はかねがね、と言う感じであったがアルバムを聴くのは初、である。で、これめちゃくちゃ良いね!ヤマハの自動演奏ピアノであるディスクラビアと彼女のデュエットピアノ作品らしいのだが、人間には不可能な運指を繰り広げるディスクラビアとの演奏、ということでどんなキワモノなのか、と思ったら(それこそ自動演奏、というとConron Nancarrowの超高速ピアノ音楽、とか思い出すわけじゃないですか)、めちゃくちゃ抒情的な、例えが陳腐だが全曲坂本龍一の「Aqua」みたいなアルバムになっていて、大いに感動している。ネタをネタとして終わらせるのではなく、それを踏まえた上で高水準の美しいピアノ音楽になっていて、いや、これは本気で凄いアルバムすぎる。ついでに彼女が羽生結弦のファン、ということも知ったんだがそれはどうでも良いか・・・。まあヴィジュアルとかPVとかにフィギュアスケートのイメージ使ってるのはそれが理由、なのかな。

 

 

Oblivious

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なんか今日3月30日にcsgbやるとか聞いてた気がしてたけど、何にも連絡がその後ないし告知もなかったので、ないのですね。なんだかな。

 

Aztec Cameraの「Walk Out To The Winter」

という名曲がある。その中に"Faces of Strummer that fell from your wall"という歌詞があって、よく「ジョー・ストラマーのポスターは壁から剥がれ落ち」とか訳されているのを見る。

 

まあパンク以降の気分をThe ClashJoe Strummerのポスターが剥がれることで上手く表した、とかよく評される歌詞なわけで、なるほど確かに、とか思うけどこれは思っている以上に激烈なことで、なんせ"faces" of Strummerなわけである。

 

複数形、ということは単にThe Clashの、もしくはJoe Strummerの、単体のポスターとかそういうわけではなく雑誌の切り抜きやら何やら、そういったものがべたべたと部屋に貼られていたのに、それ「ら」が多分「全て」剥がれ落ちる状態、なわけである。

 

考えてみると、雑誌の切り抜きやら何やらでJoe Strummerの顔の写真をべたべたと貼る状態、というのはかなりの熱狂、心酔、という状況が窺える。それが剥がれちゃう、と歌っているわけだから、それは明らかにパンク(The Clash、もしくはJoe Strummer)への猛烈な度合の熱狂の時期が過ぎてマジで何もなくなった、という状態がいかに重いものか、それから冬へと歩き出して冷気が目を覚ます、とか言っているのがどれだけ悲痛な思いがこもっているのだろうか、と今さらながら思い至って、あの軽快な曲調とRoddy Frameの若々しく明るい歌声からこちらが受け取る印象よりはかなりヘヴィなものがあるんじゃないのかなあ、と感じたのであった。

 

って何で急にそんなこと思ったか、というと11年くらい我が部屋のターンテーブルの後ろの壁に貼っていたDavid Bowieの「The Next Day」

がリリースされた時のポスターが剥がれてしまって、真っ白な壁が広がっている状態になってしまって、ふとそんなこと歌っていたRoddy Frameのことを思い出したから、である。

 

別にDavid Bowieのポスターが剥がれてしまったことにはなんら象徴的な意味もないし、なんならついこないだもDavid Bowie聴いていたくらいなのだが、Roddyさんの方には意外に私たちが思っていた以上にもっと強い思いがありそうだな、と原詩にあたって思ったのであった。

 

で久々に2013年再発の7インチつきのAztec Camera「High Land, Hard Rain」の再発を聴いていたのだが、Roddy Frameの若さゆえの才気走った感じが爆発した曲が多いアルバム、だがしかしそれをさらっと聞かせてしまう、という才能も感じられる凄いアルバムだな、と唸ったのであった。Aztec Cameraのアルバム、としてはもっと他の作品の方に私は全体としては好きなものがあるのだが、このアルバムを名盤たらしめている凄さ、というものも気づいていたつもりではあったけれども、2024年の今、再確認したのであった。

 

Radio Tarifa

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先週の土日は短い滞在時間ではあったけれども東京に行って、且つ年度末のあれこれもあらかた片付き、ホッと一息、と言いたいところである。

 

が、たまたま同僚のインスタグラムに出くわしてしまって、しかもそれが仕事の内容に絡めたノウハウ伝授系と家族との幸せな日常、どうでも良い動画、という内容で、そのせいで油切れの物凄く悪いかき揚げを食べてしまった後のように、なんとなく胸焼け気味の症状になってしまったのは大誤算であった。

 

本当は大谷翔平の通訳になって大金を動かしたい、とか与党のじじいのように暴言吐きたい、税金溶かしたい、そしてそれを気にしないポジションになりたい、とかそういう有意義な内容で更新する予定だったのだが・・・。

 

胸焼けで逆に良かったのか。Finis Africaeの「El Pulso de la Madera」を聴く。

El Pulso de la Madera [Analog]

El Pulso de la Madera [Analog]

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最近、スペインの80年代の所謂アンビエントとかバレアリックとか(ニューエイジ、とか?)と現代では形容されてしまうあたりの音楽に異常にヤられている。私は独自の時間軸で生きているので知らなかったのだけれども、ちょっと前に世間ではそこらへんがどうやら盛り上がっていたみたいで、再発されていたものを探したり、ファミリーツリー的なものを辿って聴いたり、とかもしかしたら今一番真面目に音楽のことを考えて、探して、聴いているかもしれない。なんか日本のYENレーベルから出てたような感触の音楽ばっかりだったりして面白く、まったくもってインターネット様様、って本当に思う瞬間があるのだが、この80年代から2000年代初頭あたりまで活動していた固定メンバーを持たないユニットの84年のファーストアルバムと未発表音源をまとめた再発盤も、まあリリースからちょっと時間が経っていたみたいで某タワレコで安くなっていたので買って聴いている。Luis Delgado、という人間の音楽に出会ってしまったおかげでこんな事態になってしまったのだが、彼もこのユニットに参加しているのでまあ当然の流れなのだがめちゃ聴いて興奮している。音色的には80年代のテクノロジーが感じられる音なのだが、不思議と冷たい印象はなく、むしろその流麗な音色で民族音楽っぽかったりアンビエントっぽかったり、と言う音楽になっているのでどこの時代のどこの国の音楽なのか全くわからないのだけれども人懐っこくて、自分も知らない懐かしい記憶、みたいなものが呼び起こされる不思議な音楽。未発表音源は1曲毎に毛色が異なるけれどもその魅力は変わらず、よりここら辺の音を探究したい、という思いを強くさせられてしまう困った1枚(アナログは2枚)。オーガニック・アンビエント、なんていう言葉は初めて聴いたのだけれども、そういう形容もなるほどなあ。まあなんかニューウェイヴっぽいところとかが私には凄く訴えかけてきているのだろうけれども。

Schwarze Welt

3月23日はyumboが東京に行く、ので私も東京に行く、ということになります。ちなみにMarker Starlingさんのライヴはこれまでも2回ほど観ておりますが、大変に最高な名曲名演だらけなので、もしご都合よろしかったら是非とも!

yumbo / Marker Starling & Dorothea Paas  
2024年3月23日(土)@7th Floor(渋谷)
OPEN 18:00 / START 18:30
ADV ¥4800 / DOOR ¥5300 (+¥600 ドリンク代)

私は演奏はいたしませんが、お知らせです!

 

そして多分3月末にはcsgbが久々にあって、DJする機会がある、と思います。

多分ある、んでしょうねぇ・・・。

 

AOBA NU NOISEのTシャツです。

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最近我が家のPCが、なかなか大変である。

 

起動はする。するのだが、Chromeを立ち上げようとすると5分くらいかかる。立ち上がったら立ち上がったで今度は表示が現れるのに5分くらいかかる。

 

ようやっと色々出てきてどれ拙ブログでも更新しようか、と思うとChromeがブラックアウトしてまた5分くらいかかる。その後はてなの画面が出てきてからどれ、といじり始めると日本語かな入力と半角英字を切り替えたりしながら入力すると固まり、またブラックアウトして、とかなってしまうのだった。

 

はてなの画面に限らずGmailを開いてメールにあるリンクからダウンロードしよう、とかしても、これまた5分から10分くらいかかるのであった。先日出かける前に音源ダウンロードしてCD焼いて車で聴こう、とかしたのだがまあ時間切れでそのまま出かける、と言う羽目に陥ったのだった。

 

その後、まあ数日連続して立ち上げて使っているとまあ、5分はかからないくらいで各処理が済むようにはなるのだが、なんだろう、ジャギュアアストン・マーティンのような、古い英国車のように、なだめながら機嫌を見てゆっくり使い続ける気持ちでやっていくしかないのだろうか。

 

もはやパソコンもヴィンテージもの扱いになる日が来るとは、という感じなのだがこれっておかしいな。My Bloody Valentine

の高音質大容量ファイルをダウンロードしてから挙動がおかしくなり、その後色々クリーンアップ等をかまして容量軽くしたりしてきたのだが、まあなかなかに大変である。

 

My Bloody Valentine、というかこの「Loveless」は、その膨大な製作費のせいでCreationレコードの経営を傾かせたことでお馴染みだが、私のPCにも大変なことをしてくれたものだ、と罪深いバンドに想いを馳せることしきりなのだが、せいぜいダウンロードしてiTunesで開いたCD焼いて、とかブログの更新や年賀状作成、程度しか出番のない我がPCであるが、そのピンポイントのタイミングで旧車のジャギュアばりの扱い、になってくるとなかなか、ねえ・・・。

 

Xmal Deutschlandの「Early Singles」などという痺れるブツがリリースされたので聴いている。Sacred Bonesは本当に素晴らしいレーベルだなしかし!

やれゴス、とかそういう言葉が出てくる前から、そんな感じの音やアートワークで駆け抜けていったドイツ出身女性バンドの、4ADと契約する前のZick Zackからリリースされていたシングル2枚にコンピ曲とライヴ曲、という初期を網羅するアルバム、である。我が家にはこれまで4AD時代のシングルやアルバム、Phonogram期のシングルやアルバム、そしてMetronomeからの最後のアルバムやシングルがあるわけで、もう明らかなように大好きなバンドであるがこの初期のシングルは入手できていなかった。というかXmal Deutshlandはレコードフェアや中古盤屋に行けば必ずどれかには出くわす、というくらいのバンドなのだが(我が家も多分4ADからのアルバムは廉価再発のタイミングで新品で購入したが、他は全て中古だ、しかも安く)、いずれにしてもそんな中で入手が困難だった音源にこうして出会えて泣けるほど嬉しい。楽器経験がないメンバーが結成してリリース、というパンク以降によくあるプロフィールをそのまま音にしたような、なんかドラムがずれていないか、とかここで急にシンセが入ってびびるじゃないか、とかぎくしゃくしながら暗めのコード進行で疾走する、素晴らしい楽曲が集められ、そしてあっという間に終わる。通勤で1枚聴き終わる。しかしマジで格好良い。これが音楽ってもんじゃないか!とか言いたくなるのは多分年度末の色々のせいかも知れないが、NDWとかゴスとかそういうの関係なくアイディアと衝動で仕上がった名曲名演たち、である。Anja Huweの直線的なドイツ語ヴォーカルとかもまた、この硬質な音にぴったりで、これより後の音源も聴き返したりする羽目になってしまうのであった。

 

Young Gods Run Free

3月23日はyumboが東京に行く、ので私も東京に行く、ということになります。

yumbo / Marker Starling & Dorothea Paas  
2024年3月23日(土)@7th Floor(渋谷)
OPEN 18:00 / START 18:30
ADV ¥4800 / DOOR ¥5300 (+¥600 ドリンク代)

私は演奏はいたしませんが、お知らせです!

 

そして多分3月末にはcsgbが久々にあって、DJする機会がある、と思います。

お楽しみに!

 

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年度末で毎日ひいひい言ってて、くたくたになって帰る毎日なのだが、更に悪いことには車をぶつけてしまった。

 

いや、それは疲れのせいとかそういうものではない。狭い道で、こっちを見ないで大曲がりして道に出てきたジジイの車を避けようとしたら、助手席側のドアミラーと後ろのフェンダー部を電柱にぶつけてしまった。

 

当然ジジイはそのまま去るわけで普通に自損事故(ジジイには当然、呪いをかけておいたので今頃はもう・・・)になってしまうので、いやいや凹む。車も凹んでいるが私も凹んでいる。板金してもらうために見積もりとか取ったりして、金ももちろん凹む材料だが、何より愛車を傷めてしまったことに凹んでいる。そして車が凹んでいると、不思議と運転に向かう気持ちも変わってしまう(バラードの『クラッシュ』

みたいな、というのは言い過ぎだし、そんなに変態ではないはずだけれども)ので、まあ直しますよね。

 

とかそういうことがあったりすると何だか塞ぎがちなので、パーっと、というわけでもないけれども某ピザ店からテイクアウトしてビールと一緒に厄払いだ、と洒落こんでみたら、今度はなんと2枚買ったピザの1枚のトッピングが皆無の状態

で、あれ、まあたしかにシンプルな奴をオーダーしたから、久々だけどこんな感じだったかな・・・、って一切れ食べて、いや生地もチーズも美味しいけどもっとなんかあるだろとメニューのページをウェブで確認してトッピングが全く載っていないことがわかって、マジで動揺して、そして爆笑した。

 

慌てて店に電話して伝えたところ、今から新しく作って配達する、と言われたけれどもなんか疲れてたので、いや良いです、と言ったら次回オーダーの際に1枚タダにする、と言われた。ありがたいけどチェーン店の1店舗内で情報共有されるかな、と思ったので上記写真を添付して、教えてもらったアドレスにメールしておいたが、まあ、それでもどうかな・・・。

 

ということでいわば素ピザ、みたいな状態のものをその後食べ進めたのだけれども、なかなか美味しい。でもね、なかなか美味しいのだけれども、できればピーマンやサラミが載っててほしいよね、と言う結論に至ったのは言うまでもない。

 

嗚呼、なんかついてねえな。なんか流れを変えたい、ということでAlex Zhang Hungtaiの「Young Gods Run Free」を聴く。

Young Gods Run Free [Analog]

台湾系カナダ人、Dirty Beaches名義で活動していて、最近だと「ツイン・ピークス・シーズン2」にも絡んでいた彼のソロ名義での作品がなんとModern Loveからリリース、という想定外の展開になっててビビった。そして音も、まあ色々やってた人だからありえない話ではないのだけれどもパーカッションアンサンブルのゴワンゴワンな1枚で、マジでぶったまげた。で、これが大変なことになってて最高、なのでマジでこれまたぶったまげた。パーカッションアンサンブル、と言えども何だかフィールドレコーディングばりのもやーんとした音像の向こうでがしゃがしゃ音が鳴ってて、且つ左右にパンしまくりでバッドトリップを誘発する。幕の向こう側にいるVivenza、みたいな遠いインダストリアルノイズのような空気感もあって、なんじゃこりゃ、とか思ってるとその音像に唸りを挙げる管楽器が入ってきたり、急にドスン、ドスンと低音が鳴り響いてハッとさせられたり、という落ち着かない音。しかしまるで昔のフリージャズ聴いてるような気持ちにさせられたりして、そうとう面白い。で、面白過ぎて毎日めちゃくちゃ聴きまくってて、まあ流れ変えられるかなー。

Hymnal

3月23日はyumboが東京に行く、ので私も東京に行く、ということになります。

yumbo / Marker Starling & Dorothea Paas  
2024年3月23日(土)@7th Floor(渋谷)
OPEN 18:00 / START 18:30
ADV ¥4800 / DOOR ¥5300 (+¥600 ドリンク代)

私は演奏はいたしませんが、お知らせです!

 

そして多分3月末にはcsgbが久々にあって、DJする機会がある、と思います。

お楽しみに!

 

AOBA NU NOISEのTシャツです。

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我が職場の近くの、優秀な町中華屋さんが昨年閉店した。ある時車で夜、店の前を通りかかったら長蛇の列ができていて、そりゃあ昼には人気のあるお店だけどなんかおかしいぞ、と調べたらその日が最終営業日だった、というわけである。

 

閉店前にあの店のあの味をもう一度、ということは私も実際思うには思うのだけれども、なんか天邪鬼な性格が邪魔をして素直にそういう行動に出ることができない。さらに悪いことには性格も悪いので、急に並んでまでさあ、とか言い出したくなってしまうくらいになるので、なお一層そういうことができなくなってしまった。本当はその店、その味を命果てるまで味わいたい、とか心の中では思っているのだけれども、ってなんかThe Smithsの「The Boy With The Thorn In His Side」みたいな話になってきたな。

 

しかしそのお店が閉店してしまった、ということには、そのお店の味がなくなってしまう、ということに加えて私の場合、もう一つ重要な意味があって、それは13年前の3月11日に食べていたお店がなくなってしまった、ということである。毎年この時期にそこで食事をして生きている意味をかみしめる、なんて大っぴらに言うことでもないけれどもひっそりとそういうことをやっていたのだが、今年からそういうことができなくなってしまった。もっとも昨年の3月11日には渋谷の街を歩いていたりしたし、なんなら母の付き添いで病院にいた年もあったのでなにも3月11日ズバリその日、というわけではなかったけれども、まあこの日が近づくころにはその店でホイコーロー定食とか食べていた、ものである。

 

13年という時間の中では、その間に色々なものが生まれたり、消えたりした。それを見たり経験したりすることができた、ということはその日以降も生きることができていた、ということと同義なのだが、そのことを忘れずに生きることは私の場合、多分ここまでしてきたと思う。まー世の中めちゃくちゃなことだらけだけれども、それでも生きてきたからには、何とかしなくちゃね、色々。

 

というか仙台にずーっと住んでて、あの震災のこと忘れられたりするなんて、それってかなり奇特な人だと思うから、そんなに大きな声で言うものでもないのだけれども、ね。

 

Julian Lageの「Speak To Me」とか聴いていた。

Speak To Me [12 inch Analog]

Speak To Me [12 inch Analog]

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好調なペースでリリースを続ける、所謂ジャズギタリストの新作、である。そもそもジャズギターというものがイマイチ私はどんなものかわかっていないような気もするのだが、もしMarc RibotとかBill Frisellとか彼のギターのある側面がジャズギターならば、それはかなり私は大好き、ということになる。なんとプロデュースがJoe Henry、というなかなか憎い人選での新作は、ブルーズな感じや、カントリーな感じ、アップテンポでギラっとしたエレキの音が際立つ感じや、アクースティックギターでリリカルな感じ、と意外にヴァラエティ豊か、である。Joe Henryのせいもあってかどことなくアメリカーナ、という言葉も頭をよぎり。そしてゴスペルっぽいフィーリングが濃厚なのだが、いつものトリオのメンバーにゲストも入れて、全体として引き締まった演奏、そしていつも中心にはJulianのギターがある、という構成がビシっとしていて大変に、かっこいい。これまでのアルバムでは一番「Love Hurts

Love Hurts [Analog]

Love Hurts [Analog]

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が近いように思うが、今作では全曲彼のオリジナル、ということでちゃんとこの「Love Hurts」、そしてそれ以降のアルバムを自身のものとして取り込んで成長を遂げている様が見れて、実に頼もしい。今年のベストアルバムの1枚には確実になるであろう作品。