ぼくらのマリー(BRS)

やったー!ぼくたちのマリーが帰ってきた!!
子宮で脚本書いてるぅぅぅぅ!!!!


BRSとか正直誰得ぐらいにおもってたけど、
まぁギルクラ的に楽しめるかな程度に期待してただけだけど、
これは好物!これ僕の好物ですよ!
ともすればただの暗いだけのアニメブギーポップよろしくしちゃってたけど、
さすがマリー!ひさびさのうた∞かたのごとき中学生の傷のえぐり合い。年中生理痛!!!!


これは脚本自由度高いなぁ。ここ最近のマリー脚本では3話4話と一番彼女らしい味が出てる。
中二なBRSからは一切想像出来なかったので、ダークホース過ぎて鼻血でそう!
ぶっこわれちゃったカガリもまた黄色いポリゴンでかえってくるんだろうか?
ぜひ不協和音マックスまでたたきつけてからポリフォニー奏でてほしい。
カタルシスが無理なら、なげっぱなしでもいいから!
ひさびさの関係性をこじらせた複雑な快楽で脳汁でたわ。


ふぅ。。。ちょっと落ち着こうか。
前回までの流れとかはただのゲスな露悪趣味だったので
今後についてなんともいえんけど、今回はとてもよかった。
久々にアニメの脚本で感情がよじれたぜよ。


眼帯も穴掘りも太もももめがねも絶唱もとってもよいのですが、
みんなやはり「現代アニメ的」に面白いんだよね。


BRSという意外性と前回から今回までの脚本の流れるような古きよき少女マンガ的4-5重奏がとても心地よい。


あ、ぼくらのマリーとかいいながらそこまで普段彼女の脚本は好きではないです。
ただ子宮のにおいがするときは芳ばしいです(^q^)

2012新春アニメ

今期はすばらしいですね。
ラスエグとか昨年秋の枠ならまぁ許せるレベルとか思ってたけど、あっというまに今期で霞みました。みな素晴らしいスタートダッシュ


今期から始まったアニメで1話からとりあえず惰性な気持ちになる作品がない。これははじめてかもしれない。


まず一番の爆笑アニメはシンフォギア
これはストーリーも糞も吹っ飛んだ絶叫アトラクション。
徹頭徹尾感情こめずに、キャラをもてあそぶだけもてあそぶ変態アトラクション作ってください。
血Cは緩急の構成に失敗したけど、こいつはやってくれそう。もちろん相棒ごっことかにのつぎにしてね。


EVOL
河野さんは相変わらずクサい。
設定にシュールを狙いすぎ。
でもやっぱり相変わらずつきぬけてるのでみれちゃう。


ミルキー二期
もう羊の皮をかぶる振りすらせず、完全に不条理アニメになってしまって1話でがっかりしたが、なんだかんだ2話3話重ねるごとに癖になってきた。フェイクで笑いをとってたとおもってたのが、実はしょうもなさで笑いが取ってたという。


アマガミ
うまくつなげてることに関心。そして安心安定。


いぬぼく
ふともも。月刊シリウスかとおもったらJOKERだった。
ラノベ・少年漫画の特殊技能展開の見せ方は完全にテンプレートだが、わかりやすくフェティッシュだしなんだか一つ一つとっても丁寧にかいてるじゃない。


テニプリ
これが一番つまらん。エンディングが一番面白いので見る。


HSDD
おっぱいおっぱい。とりあえずストーリー付おっぱいじゃなくて、
おっぱい付ストーリーになってくれるかなと期待。


ブレイブ10
また乙女ゲーかとおもったら、いきなり束縛プレイで目が離せなくなった。
男主人公が適度に弱いのがこの系統では珍しい。ちょっとがんばって継続。


ゼロ魔
まぁ今まで全部見たし、きるにきれないよねシャナ同様。


もーぱい
さて主人公はちゃんと頭の回転の速い女子高生っぷりを見せられるのでしょうか。
主人公の役者の人の技量がちょっときになっているが、この時勢に珍しいスペオペなのでワクテカせざるをえない。


にせ
金かかってるし鉄板過ぎるでしょ。期待を裏切らないようちゃんとやってる。ほんとえらいです。


ラグりん
やった!サトタツ監督!やっと期待にこたえてくれた!役者も演出も、毎回の脚本も音楽も気合はいってる。
マクロス級の大作のノリでつくってるけど大丈夫?サトタツ監督ならここからはやっぱり友愛展開で第3の敵(障害?)登場ですよね!リメンバー・バスカッシュ!


きるみーべいべー
これは狙ったものなのか?物語の構成、演出、時間の配分、OPED曲と歌詞、登場人物、基本構造がミニマルな構成で成り立っており、反復によってある種の中毒性をうみだしている。恐るべし。無期待だった作品の分けのわからない魅力に違和感を覚えつつ、最後にはエンディングのふしぎなおどりと後半の輪唱で中毒の臨界に達してしまった。ミニマルアニメ・・・流行るかもしれない。没キャラはせっかくのミニマルを逸脱させそうな匂いがあってヒヤヒヤしてる。

昨年一年を振り返ってベスト10とか

去年はまた日本アニメ至上で大きな動きがありましたね。
まどかマギカの中身はともかく売り上げとその盛り上がりは異常な規模でした。残酷な天使のテーゼがカラオケでいつも上位にあるようにあの作品のOPもカラオケ定番になるのでしょうか。いやいやいや、ねーわ。
いちかのえっち以外何がよいのかさっぱりわからないISとかも、面白い動向ではありました。


とりあえずアニメ10選をあげてみよう。(2期以降の作品は除く)



1.タイガーアンドバニー
とてもよくまとまってました。完成された2クールで大満足。奇抜さもなくまさに優等生。


2.ましろ色シンフォニー
久々に正ヒロインルートじゃない。こいつは完全にダークホースでした。正直、他に比べ期待度ゼロだったという点から衝撃度では個人的には今年ナンバーワン。一話から気合はいってるから継続してみたが、普通は後日まとめて飛ばし視聴上等のエロゲ原作。これはおとぼく以来の満足感。それぞれのエピソードが丁寧につづられるものだから、フラグたったと思いきや見事にスルーしていく展開にうまいこと引き込まれてしまいました。


3.シュタゲ
ネタ成分が高いのに優秀。ペース配分的にはありですが、結末に近づくに従い中身が薄くなる。これは原作つきだからしかたないのかな。


4.まどかマギカ
ジェットコースターは素晴らしかったが、ストーリー知った状態でもう一度見直すと何が面白いのかさっぱりですよね。奇を衒いまくりだったからか。誰かまどまぎがどういう面白さをはらんだ作品だったのか教えてください。


5.ペルソナ4
エンジェルビートでげんなりさせられた岸誠二監督でしたが、今年はP4もドォルズもらしくていいじゃないですか。ドォルズは原作力がなかったから仕方ないとして、P4はがんばってます。11話だかのミスリードを誘ううすっぺら演出は努力認めたいけど、みなかったことにしたい仕上がりでした。


6.ピンドラ
うーん、あいかわらずだなぁ幾原監督。一貫するテーマ性やポップセンス、演出の華やかさはとても魅力的でエンターテインメント表現できてました。ジェットコースターしてたけど、やはり2クールだと失速気味。ストーリー上重要でありながらあのオナニー的なメタファなどはもう少しなんとかならないのかと。ついてこれねぇやつは雰囲気押しと映像美で楽しんでくださいってことでしょうか。


7.フェイトゼロ
さすがのユーフォーテーブル。とりあえず高級なアクション見てるだけでプチブル気分。


8.うさドロ
原作先によんでしまったせいで楽しさ半減だったが、ノイタミナの本分を十二分に発揮している作品でした。


9.べるぜばぶ
ギャグセンスの古さが一周周って面白い。古市ぶれない。なんだかんだでシリアス配分の黄金率をまもった脚本でジャンプらしい手堅さもある。



10.ちはやふる
久々に浅香監督の名前見た。当監督作品ではガンスリ以来のヒット作だ。君届といいあいかわらずノイタミナ風(むしろ最近のノイタミナよりもノイタミナテイスト!)だが、日テレよくがんばりました。


11.未来日記
がんがん感情のフックにひっかけてくるところがいいね。ここまでエナジェティックな見せ方は久々で、ちょっとうれしい。ちょっとこの強引さは谷口監督思い出す。


12.ホライゾン
ドラマツルギー自体は悪くないのだが複雑なだけの糞設定、糞内容。中身はさておき全力で魅せようという作り手の心意気に感服。作り手の全力が伝わる作品は気持ちがよいです。


10選におさまりきらなかった。。。


感想・話題作とか


あのはな
ゆるい。とらどらの時のようなダイナミズムを期待したが、どうにもゆるい。つくえぶっとばして女同士の取っ組み合いはどうした?それくらいの覇気がほしかった。結果ゆきあつとあなるだけういてしまった。


ゆるゆり
タイトルに百合を関する堂々たるやガイアの幕開けを感じる。とりあえずギャグの線もぶれなくまとまってて、あっかりーんで盛り上がったのが話題の秘訣?


Aチャンネル
ノスタルジアを喚起させる志向はけいおん以降らしいなぁと。


おちんこ
津波規制。うーん、変態モノとしては消化不良。あともうひとつ作りこみがほしかった。


いろは
終わってみればただの空気アニメでした。感情ぶらしてどろどろさせてたいのか、空気アニメなのかどっちつかずで結局べた路線引いて小さくまとめまってました。これのせいでご当地空気アニメが億劫になって、たまゆら見れてない。


ベン・トー
原作先に読んでいたのがあだになった。もっと味王かとおもったら、わりとシンプル。設定はすばらしいが、魅せるべきアクションが追いついていなかった。


UN-GO
んごっwwwとかおもってたけど割とよかった。ラストはいきなりアクションとかもうB級臭ぷんぷんですばらしい。探偵ものははずれが多くてこまる。


フ・血C
これはさすがにフォローできない。


電波女
ブリキ絵ってすごい


はがない・まよちき
おれいもが売れてこれが売れないのは、完全に製作の責任だ。というよりも作り手が原作傷つけないようにおっかなびっくりつくってる感じがいかんよね。。。まよちきは単に原作力不足。


篭球部
スポコンとしては中の下。ロリに対する倒錯的な設定に期待したが、ロリは正義か否かとかの葛藤はあんまりないのか残念。小学生こそ至上とか、ぼくには紳士向けすぎた。


放浪息子
おもったよりまじめなトランスジェンダーで困った。


日常
わりといい。30分枠の中で1回クスリとできる箇所があれば1日ラッキーだと思えるくらい。


アザゼルさん
水島監督はやはりギャグなのか。血C以外はとてもよかった水島監督。血Cももう少しギャグだとわかるようにちらつかせてくれればラストも楽しめたのに。


C
輪転機回しすぎ。どうにも最後まで世界観のうすっぺらさをぬぐえず終わった。いわゆるゴンゾおち。


Gosick
放映時途中できったが最近視聴。探偵メインというより、やっぱりボーイミーツガールだった。
さすがのボンズというところでしょうか。


ニート探偵
んごwwwといいアームチェアディテクティブものがキているのでしょうか。


レベルE
いまさら!そこそこ楽しめたのでよしとする。


No.6
割と好きだったけど、何だろうこの物足りない感。冒険の規模がOP内容より狭かったからかな。


ロッテのおもちゃ
ポル産なのに眠くなる。


これぞん
ネタすべるところは目もあてられないが、シリアス展開ですらどうでもよい的な徹底した俯瞰視点で展開するのは、ラノベ原作じゃめずらしい。こっそり二期期待。


ありあ
うーん、この手のアニメはテンプレで展開するしかないし、成功難しいよね。


犬日々
厨二な技名を連呼するガチャコン魔法アクションを期待していたわけだが、ふたをあけてみればアスレチック大会。あれか?さすけ?風雲たけし城?やるやらクエスト?企画段階でそれをアニメでやって面白いとはまず思わないだろう。さらにそこで押し売り感がはんぱなく見ている側を困らせる。


ギルクラ
作画・FX・演出・構成はいいけど、脚本ひどいなーの良い例。


どらくら
アリアより残念テンプレ。


C3
のろうぞ!が空回りでなんとも。


Rio
戦国乙女もみなくちゃなぁ。


いつてん
売り出す時代を間違えた?てかこういうファンタジーはもう腐向けしかウケないのでは?


フリージング
もうATX系のポル産で馴らされておっきしない。

なんだかんだで去年もたくさんアニメをみてしまったのだなと振り返る。
今年も早速偽物語とか大型きてるし、大好きなサトタツ監督の新作も二本もあるし、今流行の長井監督の「あの・・・」シリーズがみれるし、身動き取れません。

今期アニメ感想・一話でどうして差がついた?スタードライバーとピン

狙いというか、方法論としてはスタードライバーと同じなのにな、というのが一話の感想。日常フェイズかと思いきや唐突なポップでキャッチーな違和感の割込。
「きらぼし」と「生存戦略」の違いはあれど、スタードライバーの奇を衒う様なフレーズはポップセンスには期待をしたものだ。しかし、ネットで検索してみると一話の反応がスタードライバーと違いすぎる。なぜだ!
やはり魅せ方なのだろうか。色彩・演出のテンポ・幾原節全快の宝塚演劇+性のメタファ。一話で全力で詰め込んで何を魅せたいのか言い切れたイントロダクションの違いか。この作品もやはり毎回様々な敵(対象)が現れ、主人公たちが葛藤する成長劇になるのだろうか。


神様ドォルズ
導入は面白いが、一時代前の設定からして中盤後半の失速しそうな感が半端ない。
>うたぷり
意外にしっかりと練られている構成に驚き。乙女臭ぷんぷんだがこいつはみれるんじゃないか。ダークホースとして期待大。

>せいくりっどせぶん
いや作画の熱っぽさに惹かれたが、ぜんぜん熱くねぇ振り切れてねぇ。これボンズ作品?と思う鮮やかな空中戦ですた。最近の傾向はあれなのか?脚本テンプレで、キャラクタぶっとんでなくても、スターアニメータをアクションシーンに配置してばんばんみせればストパンみたいにうれるとおもってるのか?これヒートガイよりひどいよ。
作品に割く力配分が間違っている気がしてならない。

>ぶらっどしー
見せ場以外ひどいが、クランプの安定感に期待。父親、登場からすでに死亡フラグ立ちすぎ。

>なんばーしっくす
ちゃんとテラへ・・してるじゃん。
SF的に期待。

>うさぎどろっぷ
安心ののいたみな

>あいます
ばくししゅうぷんぷん。

>めもちょう
評判悪いようだけど、まぁよくまとまってると思います。推理とか知らんし特に割とどうでもいい。ゴシックほどサスペンス臭を狙っていない一話だったので、いつものようにのんびり巻き込まれ型主人公を眺めていればよいとおもう。

>にゃんこせんせい
鉄板過ぎてとくになし。
>ばかてす
安定。分をわきまえてる。
>篭球部
スポ根だけきたい。
>まよきち
やりようによっては俺芋のシェアをかっさらえるのではとおもうが、爆撃が足りない。主人公に隠れオタク属性でもつけて釣堀しとけばよかったのに。
ゆるゆり
あー
>ついんてんし
タイトルからして、本音じゃなくても少女マンガ狙う方向でお願い致します。
>R15
えっ?
クロワゼ
はいはい癒し癒し。
>まにゅー・黒うさぎ
OK。

今季期待はずれ。

世間ずれしているのかもしれないが、期待はずれを少々。
あのはな→
これはやばい。泣き(亡き)設定が鍵っぽくてヤバい。ゆとり世代狙い撃ちは分かるがぬるくてイカン。ノイタミナおしゃれフィルターとキャラ萌え狙いうってしまったせいで焦点があっていない。ノスタルジアやキャラ萌えもいいけど、ハチクロ・キミトド枠なんだから長井さん・岡田さんオハコの青春群像劇(成長劇)をちゃんとやれよ。プロデューサ陣の悪意?これは失速しちゃうぞ。


いろは→
富山+PAならと期待したが、ドラマツルギを削ってネタに走った。いや、今の時代だってのはわかる、24話だからしょうがないってのはわかる。せっかくの珍しいくらいの個性の追求を、システムの枠にはめて、キャラクターの自律動作を阻んでしまっている。緒花のつくりこんだキャラクタ性が発揮されるのは10話以降なのだろうか。そこに期待するのみである。キャラクタをネタで動かしてしまってるが故に生物らしさがなく、全体の流れとして青鷲が全く活きてない。TTの鶏同様、これはもっと暗示・象徴として青鷲を活かすアニメになるべきだ。


シュタゲ→
???B級SFみたいな中身をどっちつかずなクオリティで作っているわけだけど、ゲームの評判は良いようなので期待していいの?予算ないの?


反対に期待通りor期待以上を少々。
アオエク→
A1ピクチャのくせ(いや悪くないけど、方向性的に)にボンズサンライズクオリティですよ。安定安定。ガンバレテンサイ。


デンパ→
いや中身はどうでもいいけど、ブリキ絵を動かしてるのが激しくエロイ。とにかくそれに尽きる。


タイバニ→
いやいや、サテライト・ボンズサンライズ的なね。相棒ものでもいいじゃないですか。まぁ安定だけど無難とも言えて、寂しさも覚える。


それでもPA豚のぼくはいろはに期待せざるを得ない。青鷲期待上げ。

まどか☆マギカ 11−12 主題とは?

アニメ卒業できなかった自分がまたブログに書きこんでしまった。
話題性・展開のダイナミズム・オタクごころをくすぐる過剰な演出・数多くの伏線、どれもとても面白く・すばらしいものでした。75点。


しかしなんでしょうこの物足りない感じは。あと15点ほしい感じは。
風評で名作・傑作って情報が至る所から舞い込んでくるし10話のタイムリープが出てきたとき、これは10年代トップ候補?とかワクテカしていたのだが、とりあえず収まる形にまとめたなと。9話の後半でそんな嫌な気配は感じていたんだけどやっぱりであった。


とても素晴らしい作品だとは思うのですが、風評よりは点数下げていいかなと。少なくとも同じシャフト作品なら、オリジナル・原作ありの違いはあれどバケのほうが完成度は高かった。


脱がすところからクンニと手マンとか超絶だったので、おお?これはすごいエロビデオじゃね?とかおもうんだけど、でも120分中95分本番なし・・・これは?!みたいな不安で、結局最後まで本番なしでフェラかパイズリでぶっかけておわりみたいなビデオ。われながら品のない表現だけど、全身で肉と肉が触れ合う生気あふれた物語が観たかった。
でもこれが「萌えアニメ(正確には処女信奉アニメというべきか?)」とくくられてしまうカテゴリーの限界でもあるわけで。
そもそも生気のありなしにこだわる時点で、僕はすでに旧人類と化しているわけで。
そのあたり、けいおんのやり方は現代的だったのだろう、と勝手に納得してしまうのです。


所謂脚本・演出のドライブ感という部分では11話ですべて使い果たしている。
12話に関して言えば、もうあそこまでやるんだから最後までカオティックに展開すると期待されたが、結局まる一話ごと、いかに壮大で神聖な雰囲気を演出するかに腐心し、感情やキャラクターたちの関係性に関しては乱暴だった気がする。


そう、この残尿感は割り切れ(振り切れ)てないグレンラガンである。


んで、主題はなんだったのだろうか。


公式の通り、魔法少女モノ☆オルタナティブ
結局この人達はプリキュアやなのはのオルタナティブをやりたかっただけなのだろうか。魔法少女設定をかりて虚淵節どーたらとかそんなおはなしもちらほらあったが、結局視聴者にしてみれば、魔法少女モノが陵辱されるケヘヘなわけですよね。
異質な魔法少女設定という皮肉は力強い演出・脚本によって話題性が凌駕し、もうオルタナティブどころかメインストリームに流れこんでしまった感はある。もしそれが本気でオルタナティブ狙ってたなら、オチまでオルタナティブ→カオス貫徹できなかったのはちょっと作品として残念な気もする。


少女群像劇、成長劇?感情の機微?
10話でタイムリープ形式で伏線張っておいて、とりあえず全員の立ち位置がわかりました。
はいそこからどう関係性をこじらせる?修正する?大団円する?・・・・結局「そんなのかなしすぎるよ!」「あなたがいるからがんばれる!」とかそんなノリ。乱暴なセカイ系の展開・演出でうわーとどんびいてしまいました。


ジェットコースター?
展開していくエネルギーけピックアップしてみれば、エンターテイメントとして大成功じゃないでしょうか。12話も一言で言えば「ジェットコースター、飛翔。」、というようなENDで視聴者も満足のいくレベルでしたね。僕は満足できなかったけど。


好みの問題だよ。
と言われてしまえば、まったくもってそのとおりかもしれません。個人的には、救える未来だけ救うという西尾維新的なオチのほうが性にあっているというだけなのかもしれませんね。


んで結局テーマってなんだったんだろうって思う。大作と呼ばれるものをみるとつい考えてしまう点である。テーマなんていいから演出・脚本が派手!と気圧された(ゴリ押された)感はある。
ゴリ押された感があとかたもなくなるほどすがすがしく天元突破してるのが、グレンラガンってことで。

笑いの新機軸・AB!と王道・魔王の金曜日

ABは視聴者をオイテケボリにするのが得意である。
このオイテケボリの反復することで、視聴者に笑いのルールを理解させ、
数話経って理解に至った今はじめてコメディとして楽しむことができた。
ありていに言ってしまえばガキ使の「笑ってはいけない」シリーズの感覚だったのである。
シンジ君台無し・・・→笑ってはいけない化→何このシンジ君フヒヒ!
実に複雑な笑いを要求するアニメである。


魔王は手抜きが得意である。
さすがのわたなべたかし監督といったところか。どーでもいいとこと見せるところのメリハリをもってペース配分をしているように思われる。基本的なハーレム・スラップスティック作品の見せ方をとりつつ、しっかりとB級エンタテインメントを作れている。
その力んでいない作品作りが視聴者に安心感を与えているところもさすがといえる。