#029 東京マラソン

東京マラソンに参加した。AKB48秋元才加モーニング娘。吉澤ひとみも走っていた。秋元については銀座から浅草の往復の道で向こうが往路、こちらが復路の際に見かけた。既にオレは死に体だったので、「あ、いる」くらいの感想しか抱けなかった。
オレの結果は4時間47分。死ぬほど苦しい思いをした。秋元や吉澤も同じだったろう。応援してくれた人も、一緒に走った人もみんな一つになれた。日本人の個人主義化なんて言われているが、あの日東京は一つになった。

#028 板野友美ソロデビュー

板野は好きだけど、最初見たときはこれはコケるだろうな〜と思った。なんというか、「〜ゴッコ」遊びにように見えてしまった。ところが、蓋を開けてみたら、宇多田ヒカル以来の発売初週15万枚突破にレコチョク3冠。
これがAKB48の勢いか。でもそれだけじゃなく地力もある。板野は女性層からも支持されているのが強みだ。オレの会社のOL達からもこの子可愛いなんて言われている。

#027 渦中の心境

年末の週刊AKBでの神企画「AKビータン」。グータンヌーボのオマージュで、私服姿のメンバーが素に近い状態でフリートークするコーナー。4回目となる今回の出演者は峯岸みなみ宮澤佐江柏木由紀。また渡辺麻友が途中参加した。
フリートークゆえにその時の参加メンバーの舵取りによって話の方向性がまるで変わってくるのが面白いところ。今回は話がシリアスな方向に流れる場面があった。


来年(2011年)の目標について。宮澤佐江は自分が大嫌いだと語る。前田敦子大島優子のようなトップメンバーと比べると自分に華がないと。峯岸みなみも同じように語る。
AKB48内では人気メンバーへのコンプレックスは珍しくない。同じグループとはいえ、前田敦子篠田麻里子などは神扱い状態。古くは旧メンバーの大堀恵、最近だと指原莉乃北原里英あたりが人気メンバーへのコンプレックスを面白く語ったりする。それらのメンバーに比べると宮澤や峯岸は根明な上にグループ内でキャラクターを確立し既に安定的な人気を得ているため、コンプレックスとは一見無縁に思えた。しかし、実際はそうではなかったのだ。常に順位付けされる人気商売の稼業ゆえに、否応なしにコンプレックスが育まれてしまうのかもしれない。


AKBの今後について。渡辺麻友は来年(2011年)には人気が降下していくだろうと予測する。これには驚いた。2010年大ブレイクし周りからチヤホヤされ、年若なだけに天狗になってもおかしくない。ところが全くそんなことはなく冷静なのである。どうやら周囲の大人たち(スタッフ)も一時期の人気として捉えているようだ。


同じ年の頃、オレはどんなことを考えていただろうか。厳しい世界に身を置いている彼女たちは、同世代から比べるとずっと大人であるようだ。

#026 じゃんけん選抜について

AKB48の19作目のシングル「チャンスの順番」。このシングルでは、選抜メンバーをじゃんけんで決める「選抜じゃんけん大会」という冒険的な試みがなされた。これは一見するとただのおバカ企画だと思われがちだが、オレはそう考えていない。AKB48内のメンバー間の「人気格差」問題への対応策だと思われる。


AKB48内のメンバー間の「人気格差」問題って??


AKB48の選抜メンバーはこれまで、ファンの人気投票で決める総選挙など、人気順で決められてきた。アイドルは人気商売であるので、人気順という選考方法は妥当である。しかし、問題がないわけではない。過去何度も選抜されているメンバーと、選抜されたことのないメンバー及び新メンバーではアドバンテージに相当の差がついてしまっている。そもそもの知名度やメディアでのアピール機会を考えると、前者が圧倒的に有利な状況なのである。


つまり、選抜メンバーを人気順で決めていくと、人気メンバーと人気のないメンバーの逆転が難しくなってしまい、メンバー間の人気格差は広がり続けてしまう。これが「人気格差」問題である。この「人気格差」が硬直化すると、グループ内の活気と鮮度が失われてしまう。それはアイドルにとっては致命的である。


「人気格差」を防ぐための一つの処方に、「新メンバーをセンセーショナルに推す」というのがある。その最たる例は松井珠理奈の売り出し方だ。当時SKE48のオーディションに合格したばかりの松井を、なんと大声ダイヤモンドでいきなりセンターポジションに置いた。新人を大抜擢することによってグループ内は活性化を目論んだのだ。これは見事に当たり、AKB48ブレイクの一因となった。実はこれはかつてのモーニング娘。における後藤真希の売り出し方と全く同じで、恐らくモデルケースとして参考にしたのだと思われる。


後藤真希の場合も松井珠理奈の場合も大成功を収めたが、「新メンバーをセンセーショナルに推す」というのはなかなか難しい。後藤や松井のような逸材は稀なのである。また、グループが安定軌道に乗っている際に、どこの馬の骨とも分からないメンバーを推すと、ファンの不満を買ってしまうというリスクがある。


「選抜じゃんけん大会」も「人気格差」を憂えた秋元康氏の考えた苦肉の策の一つだと考える。じゃんけんという全く運の要素によって未知の人材がチャンスを得ることとなる。条件面で不平等だという不満が出ることはない。またプロデューサーの思惑を超えた意外な人材が飛び出てくるかもしれないので、そのことによってグループ内の活性化も期待できるのだ。


(因みにAKB48ではメンバーごとに所属事務所が違っている。事務所推しが絡むことによって、「人気格差」問題に手をつけることは難しくなってしまっている。)

#025 指原莉乃 24時間ブログ更新100回

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。


標記の件について。知らない人のために簡単に説明します。AKB48指原莉乃というメンバーが、昨年末24時間以内にブログ更新100回に挑戦し、アメーバブログランキング1位を目指すという『週刊AKB』という番組の企画がありました。結果は見事に成功しました。ツイッターのつぶやきのようなロードの低いものではなく、一つ一つの更新の中身がきっちりありました。これは価値ある記録だと思います。


指原莉乃については最近注目しているメンバーの一人です。指原莉乃はなんというか、アイドルらしからぬ「等身大」なところが魅力的なメンバーです。


秋元康がある番組で次のように語っていました。


AKB48はクラスで10番目程度の容姿の女子を集めてます‎」


前田や篠田らを除けば、確かにAKB48には正統派に可愛い子や美人な子はあまりいません。(さすがにクラスで10番目は言い過ぎだと思いますが。)AKB48のコンセプトはその普通ゆえの身近さとまた普通の女の子がプロのアイドルに変わっていく過程を楽しむというところにあるのでしょう。


指原も学校やバイト先に普通にいそうな子です。(もちろん本当にいたらテンションあがるくらい可愛いと思いますが。)また、彼女はヘタレ男子に似たところがあります。重度の女性アイドルヲタクであったり、番組等で苦手な企画があるとリタイアしてしまう情けないところがあったりとします。
指原は非常に親近感を湧かせるキャラクターなのです。そんな彼女だからこそ、前述のブログ更新100回の様に時に壁を乗り越えていったりする姿に思わず感情移入させられてしまいます。


指原はAKB48の魅力を体現したメンバーなのです。

#023 前田敦子2

彼女なんか最近変わったと思わないですか?
芸能人に限らず、アスリートでもビジネスパーソンでも。その人が持ちうるポテンシャルを最大限に発揮しているときに、その人はキラキラと輝きオーラをまとうようになります。
前田のあっちゃんもそんな時期が来てないですか。漫画「ONE PIECE」でいえば覇王色の覇気を放っているみたいな。
今までもAKB48のエースとして十分輝いていたと思うんですが、彼女のポテンシャルからするとそれは氷山の一角に過ぎなかったということでしょうか。どうやら舞台が大きくなればなるほど力を発揮するタイプのようです。
AKB48という枠はとてつもなく大きくなりましたが、その枠さえ超えて「前田敦子」という存在が高く羽ばたこうとしています。