http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012092402000084.htmlといったニュースもあるが、法科大学院という教育システムの出来ばかりを疑う人が圧倒的に多く、司法試験というふるいの出来を疑う人がさっぱりいないのは相変わらず謎。この社会の試験信仰がそれだけ強いということなのかな。

自分が所有しているわけでもない島のことでなかなか熱心にはなれない自分だが、熱心な人はこの国にもかの国にもいて、その影響が日常生活に及びかねない雰囲気もある昨今。誰だったか、あっちの島のことでICJ、ICJと言うなら、そっちの島のことでは先方がICJに訴え出ることに協力するのがスジというものだろう、という意見が新聞にあって、世間受けは悪い意見だろうけど賛成したいなあ、などと思ったり。法に関連したことで飯を食う人間としては、法の力を信じたいところもある。まあ、そっちの島の周りではサバがよく捕れると書いてあったので、それは平和に捕れた方がいいなと。そのサバは自分がいつも食べるサバより立派な、ご縁のないサバなんじゃないかとは思うけども。

いまさらながら新文芸坐で『人狼』を見てきた。架空の昭和史に赤ずきんの寓話を織り込んだ押井守の脚本を、沖浦啓之監督が…もっと徹底的に書き換えればよかったのに。映像的には非常にレベルが高く、空の色がとても美しい映画。