モンスターアイランド

モンスターアイランド(2005年アメリカ・カナダ)

カーメン・エレクトラ、ニック・カーターが本人役で出演!
MTVライブ会場の無人島は巨大昆虫の住むモンスターアイランドだった!?
彼女に振られてやけになった少年は、さらわれたカーメンを救うことができるのか?
バックストリートボーイズのニック・カーターは本当に登場するのか?

悪名高いZ級映画を配給することで知られるアルバトロス社のモンスターパニック。
といっても対象年齢は10代前半ぐらいか?と思えるほど毒のないティーン映画です。
巨大昆虫たちは某子供番組も苦笑いするソフビ人形を使ったストップモーションの合成。
まだ無名時代のメアリー・エリザベス・ウィンステッドもヒロイン役を怪演。
これでトンデモ脚本なら笑い飛ばせるのですが、意外とまともなB級ストーリーしてます。

過激なグロテスク表現が嫌いでモンスター映画を敬遠していた方への突破口となりそうな
お手柔らかなパニック・青春冒険活劇でした。チープすぎる特撮が大丈夫な方はぜひ。


モンスターアイランド [DVD]

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鬼教師ミセスティングル

鬼教師ミセスティングル(2000年アメリカ)
歴史のティングル先生は、生徒をいびる鬼教師。
奨学金を狙う優等生のリー・アンは、卒業の直前になって
目を付けられていた彼女に運悪くカンニングを疑われてしまう。
総代か落第か、ティングルとの闘いが今幕を開ける!

サスペンスのようなブラックコメディ映画。
脚本はスクリームのケヴィン・ウィリアムスン。
主演はトム・クルーズの妻としても知られるケイティ・ホームズ

一見サスペンス風のブラックコメディなティーン映画だと思います。
優等生と女優を目指す親友、親友が片思いする不良男子との4人での展開。
不良男子のせいでカンニングを疑われたリーは、誤解をとくために
夜中ティングル先生の家を訪ねます。
もともと気難しい先生なのに夜遅くに訪ねる次点でうまくいくわけはなく(笑)
機転のきく悪知恵絶好調のミセスティングルと、混乱して行き当たりばったり
ちょっと仲間割れ気味の3人の頭脳戦というかグダグダ合戦が見物です。
派手さの全くない映画だとは思いますが、口先の魔術師ティングルと
それに翻弄されるちょっとお馬鹿な学生たちのバトルは個人的には面白かったです。


マスク・オブ・デビル

マスク・オブ・デビル(2007年アメリカ)

新開発した最先端医療装置を自らの体で試した科学者のヘンリーは、
普段の人格とは真逆の性格であるエドワードに変身してしまう。
ヘンリーの内部に存在していた欲望を抑制出来ない野獣のようなエドワードは
本能のままに行動し欲望を満たしていく。
医療研究が予想外の事態を引き起こす二重人格サスペンス。

うーん…つまらなかったです。ジキルとハイドみたいな話。
ジャケットは完全にマスクを意識した作りですが、全然違う映画です。
低予算すぎる映像とやっつけなお色気満載の駄作でした。
ジム・キャリーのマスクがいかに面白かったか思い知らされました。


マスク・オブ・デビル [DVD]

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ライラ フレンチKissをあなたと

ライラ フレンチKissをあなたと(1999年アメリカ)

小さなレストランを経営する小柄で冴えない男が、隣に越してきたフランス人美女に恋をした!?
彼女の逃げ出した飼い犬を偶然見つけた彼は、こっそり誘拐して彼女の気をひこうとするが…。

ソフィー・マルソー主演のラブコメディ。話の作りは「メリーに首ったけ」に似ています。
色々とはっちゃけているメリー〜に比べて、おとなしめの印象でした。
一人の美女をめぐって2人の男たちが争う今作。メリー〜の3人に比べてやはり地味。
ソフィー・マルソーは確かに綺麗な方でしたが、個人的には
少しキャメロン・ディアスのような愛嬌が足りない気がしました。

テリア犬?のジャックはかわいかったですが、作中たくさん酷い目に合うので
それが許せない!という方には、メリー〜同様オススメできません(笑)

メリーに首ったけは面白いんだけど、下品すぎる」と思った方は観てみると楽しめるかも?
ただ、やはり絵的に汚いシーンはあるので食事しながらの視聴には向いていません。


ライラ フレンチKISSをあなたと [DVD]

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ザ・リッパー

ザ・リッパー(2010年アメリカ)

7人の多重人格を持ち大量殺人を行った男「リッパー」が搬送中に失踪。
その日に生まれた7人の子供たちは、16年後再びリッパーの恐怖に悩まされるようになる。

ウェス・クレイヴンズ監督のスプラッターホラー。
序盤の畳み掛けるような緊張感のある雰囲気は良かったのですが、だんだん失速気味に。
登場人物1人1人のキャラクターは定番ながらもしっかりキャラ作りされていました。
よくできたホラーでしたが、いまいち物足りない作品でした。


グラスハウス

グラスハウス(2001年アメリカ)

両親を自動車事故で亡くしたルビーとレットの姉弟は、昔の隣人グラス夫妻に引き取られる。
ガラス張りの豪邸で裕福な生活を始めた2人だったが、善良そうな夫妻には秘密があった。

グラスハウスとグラス夫妻をかけているんでしょうか(笑)。サスペンススリラー。
割と地味な印象ながら、しっかりと作られた映画なので見応えはあると思います。
犯人も猟奇的とかホラーっぽい設定ではなく、結構現実にいそうに描かれていて怖いです。

主人公のルビー役の女優さんが綺麗です。調べたら、身長が178cmもあるんですね。
あまり背が高そうに見えなかったので意外でした。

いがみ合っていた姉弟が、幾多の危機を乗り越えようと協力する脱出劇がほほえましいです。


ザ・フォッグ

ザ・フォッグ(2005年アメリカ)

平和な港町に、突然の濃霧が襲う。
次々と謎の死を遂げる人々。濃霧の正体は一体!?

80年のホラー映画のリメイクだそうです。観てから知りました。
姿の見えない誰かが霧の中で殺人をしていくという話です。
冒頭からなんとなく正体がわかってしまったので、ちょっと残念。
ストーリー展開はB級ホラーらしいのですが、メリハリがありませんね。
個々のキャラクター描写が全然ないので、危険な目にあっていても感情移入できず。
ラストはリメイク元とは異なる展開にしたらしいですが、いまいちな終わり方でした。
霧だけではなく、映画自体もぼんやりとした雰囲気でした。
ぜひリメイク元も鑑賞してみたいです。