ruby-trunk-changes 2024-04-25

今日は主に YJIT の Class#superclass の最適化や reline と irb の最適化などがありました。

[480287d140] Peter Zhu 2024-04-23 19:34:03 UTC

共有ライブラリで GC の実装を上書きする機構のリファクタリング。なんか load_external_gc_func() というマクロを定義して文字列リテラルや関数名に特定の suffix を追加して展開しているようにしていますが、この時点では呼んだあとすぐに #undef しているから展開して書いても良さそうだけど後で分岐を追加する予定なのかな。

[afc7799c32] Kevin Menard 2024-04-24 14:31:35 UTC

YJIT に Class#superclass メソッドの呼び出しを rb_class_superclass() 関数の直接の呼び出しに展開する最適化を追加しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/10613

[e5ca3d072f] Stan Lo 2024-04-24 15:59:39 UTC

irbIRB::HelperMethod::Base というクラスに Singleton を include してインスタンスを1つだけ使いまわすようにしています。

[9bba999be7] Stan Lo 2024-04-24 16:01:14 UTC

e5ca3d072fd1076133dc7c3a9a2e399bbfcee443IRB::HelperMethod::Base の singleton 化を revert しています。

[853c0b1a77] Aaron Patterson 2024-04-20 00:02:21 UTC

vm_eval.c のメソッド探索の gccct_method_search_slowpath() という関数から cc_new() を呼んで struct rb_callcache を生成していたのを vm_search_method_slowpath0() の処理を再利用するようにリファクタリングしています。

[057b69cfdf] Peter Zhu 2024-04-24 15:01:09 UTC

b9109b270d129561f06bc2dcd6feaf5c43e82360 で dln_open() で dlopen(3) のエラー内容を返すための引数を追加した時に関数内の自動変数(スタック)上へのポインタを返すので安全でないメモリ領域を読むようになってたので呼び元からバッファを渡してそこにエラーメッセージを格納させるように修正しています。

[5c32a1503f] Peter Zhu 2024-04-24 15:04:06 UTC

dmydln.c の dln_open() 関数でもエラー時に例外を返すのではなくエラーメッセージを引数に渡されたバッファに書き込んで return するように変更しています。

[cf24a0483e] tomoya ishida 2024-04-24 17:33:36 UTC

標準添付ライブラリ reline の LineEditor の行末へ移動する処理で1文字ずつ文字の幅をカウントしていたのを単に String#bytesize でカーソル位置を取得するように最適化しています。

[58847b7df8] Kevin Newton 2024-04-24 16:26:55 UTC

prism の新しい自動生成するソースファイル lib/prism/inspect_visitor.rb を生成するルールを common.mk に追加しています。

[2cc59c1b31] Aaron Patterson 2024-04-24 17:02:06 UTC

853c0b1a776ba67cd20741f631788d8556c854eb の続きで gccct_method_search_slowpath() の引数に struct rb_callinfo を直接渡してスタックから取得する処理を呼び元に釣り出しています。

[73a7e51535] Aaron Patterson 2024-04-24 17:20:07 UTC

853c0b1a776ba67cd20741f631788d8556c854eb および 2cc59c1b3167da6a554c37cf66b3b95633b6ec9f の続きで gccct_method_search() に括り出した struct rb_callinfo を取得する処理を scope_to_ci() という関数に切り出して他のメソッド探索の関数と共有するようにしています。

[4349c7909f] Stan Lo 2024-04-24 18:32:51 UTC

一度 revert された irbIRB::HelperMethod::Base の singleton 化の再適用。 https://github.com/ruby/irb/pull/931

[214811974b] Peter Zhu 2024-04-23 20:32:45 UTC

ruby_mimalloc() の calloc 版である ruby_mimcalloc() という関数を導入して ruby_mimalloc()+MEMZERO() を使ってたところで利用するようリファクタリングしています。

[d3a7e55542] Kevin Newton 2024-04-24 19:45:23 UTC

common.mk の依存関係の再生成。

[0434dfb76b] Aaron Patterson 2024-04-24 20:39:39 UTC

struct rb_callinfo がスタック上に確保されたものか ObjectSpace の slot に確保され GC で管理されるものかどうかチェックする vm_ci_markable() はもう不要になった(常に markable になった)ので削除しています。

[e8bc8f6024] "dependabot[bot]" 2024-04-25 02:29:00 UTC

GitHub Actions の workflows で利用している dependabot/fetch-metadata アクションのバージョンを更新しています。

[d1813609d0] "dependabot[bot]" 2024-04-25 02:28:55 UTC

GitHub Actions の workflows で利用している actions/checkout アクションのバージョンを更新しています。

[01f6ea1583] "dependabot[bot]" 2024-04-25 02:43:48 UTC

GitHub Actions の独自アクションで利用している actions/checkout アクションのバージョンを更新しています。

[67dd9af17e] Eugene Kenny 2024-04-24 11:10:48 UTC

rubygems の再定義する require で bundled gems や default gems についての警告を出力するための lib/bundled_gems.rb で Bootsnap を利用している時に LOADED_FEATURES に含まれるディレクトリパスが gem 判定の誤検出に繋がってたみたいでそれを削る処理を追加しています。 [ruby-core:117674] [Bug #20450]

[03f8477566] Xi Ruoyao 2024-04-24 05:42:09 UTC

標準添付ライブラリ net/http のテストで拡張ライブラリ openssl が OpenSSL 3.3 系とリンクしている時も 3.2 系と同様にテストの失敗があるみたいなので skip する条件を追加しています。

[64bd8e41df] 卜部昌平 2024-04-25 08:08:39 UTC

parse.y の string_literal_head() の戻り値がポインタ型なのに return false しているところがあったので NULL に修正しています。

[5577f138b4] David Rodríguez 2024-04-22 17:52:30 UTC

bundler の bundle help でサブコマンドの別名でも検索できるようにしているようです。

[2871376510] David Rodriguez 2024-04-12 16:20:57 UTC

bundler で環境変数をすりかえるのに ENV.replace を呼ぶところで Windows かどうかで分岐していたのをやめています。 [Bug #16798] の不具合の対策のためだったみたいですが既に全てのサポートされているバージョンで修正済みなので。

[5d2fb5d76b] David Rodriguez 2024-04-12 16:42:06 UTC

287137651078d540a14dfbe78dd99b277f3ac4d2 と同様に bundler で環境変数を Hash に変換する時に Windows での workaround をしていた分岐を削除しています。

ruby-trunk-changes 2024-04-24

今日は主に標準添付ライブラリ reline のバージョン更新やビルドプロセスの変更がありました。

[53a67efc9a] tomoya ishida 2024-04-23 14:45:18 UTC

標準添付ライブラリ reline で入力に応じて端末に文字を表示する時にプロンプト部分と入力行の表示の処理を分けることでプロンプトの変更がない時にはプロンプト部分の再描画をしないようにパフォーマンスの改善をしています。 https://github.com/ruby/reline/pull/652

[981a8e89a3] Mari Imaizumi 2024-04-23 15:27:55 UTC

標準添付ライブラリ reline のバージョンを 0.5.3 に更新しています。 https://github.com/ruby/reline/pull/686

[729e08cb18] git 2024-04-23 15:29:13 UTC

NEWS の default gems のバージョンリストの reline のバージョンを更新しています。

[87396dbe5d] Takashi Kokubun 2024-04-23 16:51:50 UTC

YJIT で skip するようにしていた GC.compact のテストを RJIT が有効な時も skip するようにしています。

[b9109b270d] Peter Zhu 2024-04-23 18:30:31 UTC

065710c0f5c1e81f0fa7ab6ddd3ccbc41e9cc2ccGC の実装を共有ライブラリで上書きできるようにした機構で dlopen(3) に失敗した時のエラーメッセージを返す引数を追加しています。

[e11237904c] Stan Lo 2024-04-23 21:00:56 UTC

標準添付ライブラリ irb の upstream の変更が同期されなくなってたみたいなので一括マージしています。

[813e12557a] yui-knk 2024-04-23 11:09:42 UTC

Universal Parser 用の構造体 rb_parser_config_t から不要になった関数ポインタのメンバー encoding_is_ascii8bit を削除しています。

[66edc33f4e] Nobuyoshi Nakada 2024-04-24 03:06:20 UTC

make install-all の依存関係の docs に実行順序の制御を追加しています。ドキュメント生成が完了してからコピーするようにしているとのこと。普通に依存関係書くだけだとだめなのかな。

[0b3bc7232a] "dependabot[bot]" 2024-04-24 02:46:49 UTC

GitHub Actions で利用されている ruby/setup-ruby アクションのバージョンを更新しています。

[7e8d8f250d] Hiroshi SHIBATA 2024-04-24 08:17:42 UTC

doc/contributing/building_ruby.md にビルドの高速化のために docs の生成を抑制する configure のオプションが Tips として書かれていたのが make docs の依存関係の変更で不要になったので削除しています。

[91ff2fd9b5] Nobuyoshi Nakada 2024-04-24 05:03:37 UTC

C API のテスト用の拡張ライブラリで Windows 環境では関数の export に RUBY_EXTERN ではなく RUBY_FUNC_EXPORTED の修飾子を利用しないと dllimport() の警告が出ていたので変更しています。

ruby-trunk-changes 2024-04-23

今日は主に YJIT の不具合修正、正規表現の不具合修正、parse.y の CRuby 依存を減らす変更などがありました。

また今日は脆弱性修正を含む CRuby の安定版の各バージョンのリリースがありました。利用しているバージョンの更新をお願いします。

https://www.ruby-lang.org/en/news/

[1bb7638e7a] Alan Wu 2024-04-22 15:16:46 UTC

YJIT でコード生成時に最適化でコードを消し過ぎてコード書き替え? に必要な場所がなくなってしまうので余白を残すようにしているみたいです。 https://github.com/ruby/ruby/pull/10585

[aeb08bc8a7] Alan Wu 2024-04-22 18:33:34 UTC

YJIT での String#setbyte の不具合修正のためみたいですが修正箇所は object.c の rb_to_integer_with_id_exception() という関数で cfp のバックアップとエラー時の復旧を行うようにしています。

[9eeb86df0e] "dependabot[bot]" 2024-04-22 15:05:25 UTC

rubygems のテストで rust 製拡張ライブラリを持つ gem のビルドのためのプロジェクトの rb-sys パッケージのバージョンを更新しています。

[ed9834efbd] "dependabot[bot]" 2024-04-22 15:56:26 UTC

rubygems のテストで rust 製拡張ライブラリを持つ gem のビルドのためのプロジェクトの rb-sys パッケージのバージョンを更新しています。

[2992e1074a] yui-knk 2024-04-21 00:54:23 UTC

parse.y で CRuby の実装への依存を減らすため ruby_parser.c に独自の実装を追加してこれを利用するように変更しています。

[c7d9376cb5] yui-knk 2024-04-22 13:12:43 UTC

Universal Parser 用の構造体 rb_parser_config_t の関数ポインタのメンバー str_subseq、str_new_frozen、filesystem_str_new_cstr、io_gets_internal などを削除しています。

[afa0d58580] Nobuyoshi Nakada 2024-04-23 00:21:38 UTC

ext/ripper/ripper_init.c.tmpl のインデントの修正のみ。

[3aa046803d] yui-knk 2024-04-23 00:29:32 UTC

Universal Parser 用の構造体 rb_parser_config_t から不要な関数ポインタのメンバー enc_compatible を削除しています。

[e15a1920ca] "dependabot[bot]" 2024-04-23 02:48:02 UTC

GitHub Actions の workflow で利用している actions/upload-artifact アクションのバージョンを更新しています。

[33929ef995] yui-knk 2024-04-23 02:27:42 UTC

parse.y から rb_enc_from_encoding() の呼び出しを ruby_parser.c に追い出しています。

[e61f76ce9e] yui-knk 2024-04-23 02:32:17 UTC

33929ef995522f3e1898088dda52eec582ddd266 により不要になった rb_parser_config_t のメンバー enc_from_encoding を削除しています。

[777daae049] Nobuyoshi Nakada 2024-04-23 02:33:50 UTC

テスト用の一時ディレクトリを準備する tool/lib/_tmpdir.rb でディレクトリ名を短くするようにしています。

[a53435868e] Nobuyoshi Nakada 2024-04-23 04:09:51 UTC

テスト用の一時ディレクトリを準備する tool/lib/_tmpdir.rb でテスト後に残ったディレクトリを削除する時に Dir.chdir でカレントディレクトリを一時ディレクトリに移動して行うようにしています。rmdir や unlink を相対パスで呼ぶためかな?

[fff2284871] Jean Boussier 2024-04-19 12:51:51 UTC

メソッドの再定義の時の警告メッセージが元の定義が ruby 実装の場合に重複するケースがあったので修正しています。

[45631622aa] "dependabot[bot]" 2024-04-23 02:47:54 UTC

GitHub Actions の workflows で利用している github/codeql-action アクションのバージョンを更新しています。

[33e5b47c16] Isaac Peka 2023-08-24 11:14:33 UTC

正規表現のマッチ処理時に入力が regex_t::dmin より短い時に処理をスキップするように修正しています。

[989a235580] Hiroshi SHIBATA 2024-04-12 05:01:47 UTC

正規表現の処理で正規表現エンジンのVMのスタック操作の順序が間違ってて異常終了する可能性があった不具合を修正しています。

[0b4bf05985] "NARUSE, Yui" 2024-04-23 11:14:18 UTC

安定版ブランチメンテナンス用のツール tool/merger.rb でマージの中断時には終了ステータスを 1 にして exit するようにしています。

[3fadd68452] "NARUSE, Yui" 2024-04-23 11:14:41 UTC

安定版ブランチメンテナンス用のツール tool/merger.rb でコミットログの subject にエンコードされた改行が含まれてた時にそれを取り除いてコミットログに使うようにしています。

ruby-trunk-changes 2024-04-22

今日は主にテスト用の一時ディレクトリ管理のライブラリの改善などがありました。

[9b580ee7b6] Nobuyoshi Nakada 2024-04-20 10:58:00 UTC

rubygems の gem update の実装で Dir.mktmpdir の呼び出しにブロックつきを利用するようにして自動的に後始末するようにしています。また一時ディレクトリの base 名の指定を追加しています。

[e59da9c339] Nobuyoshi Nakada 2024-04-22 00:56:47 UTC

テストで使う一時ディレクトリ準備のためのライブラリ tool/lib/_tmpdir.rb でディレクトリ名が長過ぎる時に /tmp を利用するパスで /tmp/ が存在することをチェックするようにしています。 Windows 対応のため?

[c9732e7ac3] "dependabot[bot]" 2024-04-22 02:17:08 UTC

GitHub Actions の workflows で利用する actions/checkout アクションのバージョンを更新しています。

[9b6affa4a1] "dependabot[bot]" 2024-04-22 03:02:50 UTC

GitHub Actions の独自アクションで利用している actions/checkout アクションのバージョンを更新しています。

[c65bc2e5d9] Nobuyoshi Nakada 2024-04-19 18:07:35 UTC

テストで使う一時ディレクトリ作成をまとめたライブラリ tool/lib/_tmpdir.rb で残ったファイルを表示する処理を Proc 化して再帰的にサブディレクトリも表示するようにしています。

[44d2b59491] Nobuyoshi Nakada 2024-04-22 02:01:32 UTC

テストで使う一時ディレクトリ作成をまとめたライブラリ tool/lib/_tmpdir.rb で c65bc2e5d9f0bc56b22d6bb765a1f25c53aa2ea7 で Proc オブジェクト化した処理をやっぱり Struct でクラスを作ってそのインスタンスメソッドとして実装するようにリファクタリングしています。

[d42a8d6602] Nobuyoshi Nakada 2024-04-22 02:03:13 UTC

テストで使う一時ディレクトリ作成をまとめたライブラリ tool/lib/_tmpdir.rb で e59da9c3393bf054de96e3e828aa2ba5b7286ce5 で追加したコメントを修正しています。

[f77618c1fa] yui-knk 2024-04-21 06:07:38 UTC

parse.y のマクロ Qnull と Qnone というのを削除して直接 0 という値を書くようにしています。どうやら昔 Qnil と Qundef に対応していたみたいですがもう必要なくなってたみたいです。

ruby-trunk-changes 2024-04-21

今日は主に irbリファクタリングなどがありました。

[f16c6ac4fd] Stan Lo 2024-04-20 18:55:51 UTC

irb の組み込みコマンドの実装で IRB::ExtendCommandBundle というモジュールを IRB::Command に改名してクラスメソッド IRB::ExtendCommandBundle.def_extend_command の定義のみ ExtendCommandBundle モジュールに残しています。モジュール名と内容を一致させるためのリファクタリングかと思われます。 https://github.com/ruby/irb/pull/925

Universal Parser 用の構造体 rb_parser_config_t の関数ポインタのメンバー array_len と array_aref および Qtrue を参照するための qtrue というメンバーを削除しています。

[f87c216c94] yui-knk 2024-04-21 05:46:27 UTC

node.c から不要なヘッダの #include を削除しています。

ruby-trunk-changes 2024-04-20

今日は主にテストの一時ディレクトリにファイルが残ってるのを検出する変更などがありました。

[7951b349ab] Nobuyoshi Nakada 2024-04-19 07:33:16 UTC

macOS でのコンパイル時にリンカのいくつかの特定の警告が出るのを configure で検出したら warnflags に -Wl,-w を追加するようにしています。

[e133d0c7a1] Artur 2024-03-06 16:44:51 UTC

標準添付ライブラリ time の Time.stptime の rdoc 用コメントに不正なフォーマットの時の例外について追記しています。

[4218e6bbd5] Matt Valentine-House 2024-04-18 20:34:56 UTC

gc.c の popcount_bits という未使用のマクロ定義を削除しています。

[604c29e8a2] Mari Imaizumi 2024-04-19 12:08:18 UTC

標準添付ライブラリ reline の補完処理に show_all_if_ambiguous という設定がされていた時の挙動を修正しています。 https://github.com/ruby/reline/pull/683

[f17268f7d4] Nobuyoshi Nakada 2024-04-16 23:53:09 UTC

rubyspec のために一時ディレクトリを作るスクリプト? tool/rubyspec_temp.rb のリファクタリング

[c789e4c493] Nobuyoshi Nakada 2024-04-16 23:55:08 UTC

tool/rubyspec_temp.rb を tool/lib/_tmpdir.rb というファイル名に移動して make test-all でも利用するようにしています。

[cd95f6b87f] Nobuyoshi Nakada 2024-04-19 14:07:58 UTC

c789e4c493cfd8abde2268b1ca2a0656851e0772 で解明して test-all でも利用するようにした tool/lib/_tmpdir.rb でプロセス終了時に一時ディレクトリを削除する時に残っているファイルを警告メッセージとして出力するようにしています。

[6cfd929034] Kuniaki Igarashi 2024-04-19 15:01:32 UTC

irb に組み込みコマンドの irb や job のテストを追加しています。 https://github.com/ruby/irb/pull/929

[c878344195] Alan Wu 2024-04-19 16:47:25 UTC

4cc58ea0b865f2fd20f1e881ddbd4c4fab0b072c での YJIT のローカル変数の最適化を revert しています。CI でタイムアウトすることが多かったとのこと。 https://github.com/ruby/ruby/pull/10584

[9555a997ac] Zack Deveau 2024-04-19 20:53:05 UTC

ISeq のバイナリフォーマットからのロードに使う関数 ibf_load_setup() で引数の str を T_STRING 型オブジェクトに限定するよう StringValue() の呼び出しを追加しています。

[9f9755664d] Nobuyoshi Nakada 2024-04-19 18:07:12 UTC

cd95f6b87fbe15712406054a31b8411ae82180f6 での tool/lib/_tmpdir.rb での一時ディレクトリの残りファイル出力で色付けのためにファイルが symbolic link かどうか確認するかのメソッドが link? になってたので symlink? に修正しています。

[125e1ed5f7] tomoya ishida 2024-04-20 07:45:38 UTC

irb で組み込みコマンドの実装がメソッドとして実現されていた時に exit/exit! で throw :IRB_EXIT した時に UncaughtThrowError 例外を捕捉していたのが不要になったので削除しています。 https://github.com/ruby/irb/pull/923

[d07df8567e] yui-knk 2024-04-20 02:59:04 UTC

parse.y に Universal Parser 用の rb_ruby_parser_allocate() と rb_ruby_parser_new() の定義を追加しています。

[cee985ea83] yui-knk 2024-04-20 03:08:36 UTC

Universal Parser 用の構造体 rb_parser_config_t の関数ポインタのメンバー rbool を削除しています。

[af169472c7] yui-knk 2024-04-20 02:15:46 UTC

d07df8567ea5d6afe661a5fa1c97e02d2b9e7a32 の続き? で ruby_parser.c の rb_parser_params_allocate() の定義を削除しています。

[2b11bcb84e] Nobuyoshi Nakada 2024-04-20 10:45:01 UTC

拡張ライブラリ zlib のテストで一時ディレクトリの削除の後始末をするようにしています。

ruby-trunk-changes 2024-04-19

今日は call cache の不要な複製を抑制する最適化や bundler の plugin 読み込みの修正などがありました。

[28efc0c924] Alan Wu 2024-04-18 14:04:23 UTC

YJIT の Array#<< メソッドを関数呼び出しに展開する最適化で non leaf として stack pointer の対比をしていなくて例外発生時に異常終了する可能性があったのを修正しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/10568

[81240493a3] Peter Zhu 2024-04-17 19:56:08 UTC

gc.c の rb_size_pool_slot_size() という関数を削除して gc.c 内からは static 版の size_pool_slot_size() を呼ぶように修正しています。

[ff599aea7c] tomoya ishida 2024-04-18 14:46:36 UTC

標準添付ライブラリ irb のプロンプトの展開で %% でメタキャラクタの % をエスケープする記法がうまく働いていなかったのを修正しています。 https://github.com/ruby/irb/pull/927

[8e08556fa7] careworry 2024-04-18 15:32:34 UTC

あちこちのコメントやメッセージで冠詞や助詞が重複していた typo を修正。しかし rubyspec とか syntax_suggest は upstream を修正しないと巻き戻りそう。 https://github.com/ruby/ruby/pull/10573

[147ca9585e] Aaron Patterson 2024-04-17 23:30:41 UTC

よくわかりませんがメソッド呼び出しの call cache の不要な複製の作成を抑制する最適化のようです。

[2f8128986a] git 2024-04-18 18:37:53 UTC

NEWS の default gems のバージョンリストの prism のバージョンを更新しています。

[ea7975c59b] Peter Zhu 2024-04-17 17:36:20 UTC

include/ruby/internal/encoding/encoding.h に ruby/internal/encoding/coderange.h の #include を追加しています。

[64d0817ea9] Aaron Patterson 2024-04-18 20:00:55 UTC

struct rb_callcache をクラスのリストに追加する vm_ccs_push() という関数で struct rb_callinfo の引数が GC markable かチェックしていましたがこの条件は不要なので削除しています。

[6443d690ae] eileencodes 2024-04-12 13:18:47 UTC

cc_is_active() という関数で struct rb_callcache が空っぽの時に不要な処理をスキップするようにしています。

[b7c4c8869c] ilyazub 2024-04-16 16:11:27 UTC

bundler のテスト用の tool/bundler/dev_gems.rb で turbo_tests の依存バージョンの指定を "~> 2.2.3" に再度変更しています。

[7f87ad9fc4] Nobuyoshi Nakada 2024-04-19 03:58:53 UTC

include/ruby/io/buffer.h で CPU の endian の判定を独自に書いてたのを configure で検出した結果の WORDS_BIGENDIAN マクロを利用するようにしています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/10572

[3169c15863] Nobuyoshi Nakada 2024-04-18 04:58:58 UTC

rubyspec の C API テスト用の拡張ライブラリのビルドの依存関係を修正して毎回ビルドしなくてすむように? しています。

[801e4a4feb] Nobuyoshi Nakada 2024-04-19 00:57:23 UTC

make build-ext ターゲットの make コマンドに UPDATE_LIBRARIES という変数を渡していたのがもう未参照になってたので削除しています。

[05d681f91e] Nobuyoshi Nakada 2024-04-19 01:23:14 UTC

tool/lib/output.rb で定義している Output クラスの initialize メソッドにインスタンス変数の初期値を変更するためのキーワード引数を追加しています。

[1984db2db8] Nobuyoshi Nakada 2024-04-19 01:24:08 UTC

enc/make_encmake.rb のファイル生成に tool/lib/output.rb の Output クラスを利用するようにしています。

[09cbbe0e3d] fatkodima 2019-10-30 16:17:56 UTC

よくわかりませんが bundler の plugin のロードタイミングを変更して Bundler.require した時にも効くようにしているようです。

[0a14fee02f] Hiroshi SHIBATA 2023-03-10 07:37:34 UTC

bundler でブロックに直接 rescue 節を書く文法を利用して不要な begin 節を削除しています。

[a95b46db06] Hiroshi SHIBATA 2024-04-18 05:56:44 UTC

09cbbe0e3d2006bd191e33785154775fcfff9532 の bundler の plugin の読み込み処理の再修正で Bundler.rubygems.load_env_plugins の呼び出しを追加しています。

[acc326b7c4] Hiroshi SHIBATA 2024-04-18 05:56:57 UTC

09cbbe0e3d2006bd191e33785154775fcfff9532 の bundler の plugin の読み込み処理の再修正で Bundler.load_plugins の呼び出し時の不要な receiver の明記を削除しています。

[7522d1bffe] Hiroshi SHIBATA 2024-04-18 09:54:55 UTC

09cbbe0e3d2006bd191e33785154775fcfff9532 の bundler の変更の再修正で Bundler.require に plugin のフック呼び出しを追加した結果戻り値が変化してしまっていたのを修正しています。

[662ce928a7] Koichi Sasada 2024-04-19 04:21:55 UTC

環境変数 RUBY_TRY_UNUSED_BLOCK_WARNING_STRICT に "1" を含む文字列を設定すると e9d7478dedbd2b57530bc17efe8a9db9b8b2f280 でブロックを呼ばないメソッドへブロックを渡す呼び出しの警告のチェックを緩めたのをやめてより厳密なチェックをするようにしています。これって正確なチェックができないから緩めたんじゃなくて verbose だから緩めたのかな?

[74cd61fb96] "dependabot[bot]" 2024-04-19 02:22:06 UTC

GitHub Actions の workflows で利用している actions/upload-artifact アクションのバージョンを更新しています。