ガントレット・オブ・フールズのご紹介

ガントレット・オブ・フールズ 〜自惚れ冒険者達の試練〜
(Gauntlet of Fools)

Gauntlet of Fools | Board Game | BoardGameGeek

 新たにゲームフィールドの商品棚に並べようと準備をしている作品があります。通常は商品のページに紹介文を書いているのですが、この作品に関しては少し個人的な所感もまじえてみようと思い、こちらの方に書いてみることにしました。

 さて、このガントレットオブフールズ。見た目からしてファンタジーでじっくりどっぷり冒険するぜ!といったアートワークですが、プレイ時間は公称30分。実際に遊んでみたのですが確かに30分程度なんですね。軽い。私の知る限りではヴァッカリーノ氏の作品で現時点で最も短時間で遊べるゲームじゃないかと思います。

 ではどんなゲームなのか。目的は至極単純で金貨を多く稼ぐ事。いつまでに??全員が死ぬまでに。そう、財宝を稼いで生還するというハッピーエンドではないのですよ。ゲームの終了条件は全員が死んだ時。さっさと死んでしまったからといって、敗北してしまうワケではありません。なんせ勝利条件は金貨の量ですから。

 プレイヤーは1人につきヒーロー1人を担当してゲームを行います。ヒーローはクラスカード(20枚)と武器カード(20枚)のランダムな組み合わせで登場します。最初、ランダムにプレイ人数分のヒーローを作成します。クラスカードには役職それぞれの独自能力がありますし、武器カードも同様です。これの組み合わせですから400通りのヒーローが登場する可能性があります。ヴァッカリーノさんの作品ですからね、こんな感じなわけです。

 こうやって登場したヒーローを誰がどのヒーローを担当するか奪い合います。実はここがこのゲームの本質部分といって差し支えなかろうと思います。参加プレイヤー全員で出てきたヒーロー達の性質をムムム...!?と眺め、誰が一番お金を稼ぐ事ができるか、その可能性を値踏みし、ヒーロー同士を比較する。それが落ち着いたところで「自惚れフェーズ(と訳しました)」を始めます。

 自惚れフェーズで自分の担当するヒーローを決めます。テーブルに置かれているヒーローを取るか、人が持っているヒーローを奪うかのどちらかを、各人が担当するヒーローが決まるまでグルグルと回します。この時、テーブル上には6種類の「自惚れトークン」というヒーローを弱体化する効果のあるトークンが置かれています。これを人からヒーローを奪う場合には少なくとも1個は付けなければなりません。つまり強そうに見えるヒーローがあっちこっちに引っ張りだこになるとどんどん弱体化していく、そういう仕組みです。

 イメージ的には、酒場でヒーロー達が次の冒険で誰が一番活躍するか意地をはるような感じでしょうか。「俺は二日酔いだって一番稼いでくるさ」「あたしなら目隠しして片足飛びしながらでも楽勝よ?」といったような。

 そういうやり取りを行いながら「一番強いヒーローを人が奪うのをあきらめるような強さに調整していく」というある種の競りのようなプレイを行うのです。それが終わると試練フェーズに移ります。いよいよダンジョン?に潜るわけです。

 ここでは遭遇カードというカードを一枚ずつめくってヒーロー達が何に「遭遇」したのかを確認して解決していきます。ここで独特なのがヒーロー達はパーティを組んでいるワケでは無い所。協力してモンスターを倒すという事はありません。例えば「オーガ」が登場したとします。プレイヤーは個々に「オーガ」と戦闘を行い、倒して宝を得たり、オーガから攻撃を受けてダメージをくらったりします。パラレルワールドなワケです。基本的に同じ試練を同じ順番で乗り越えていく。同じ環境でどれだけ金貨を多く獲得できるかの競争を行うのです。

 こんなタイプのゲームですから初見ではヒーローの強さがどの程度のものかさっぱり分かりません。最初のゲームはあくまで練習と考えた方が良いです。本番は2回目から。大丈夫です。30分で終わるのですから、是非繰り返して遊んでみて下さい。1回目よりも2回目、2回目よりも3回目の方がより接戦になるはずです。

「ヒーローの強さを値踏みする」楽しみを味わってみて下さい。

8月定例会

今月はドミニオン大会。事前の告知や周辺プレイヤーの努力によりいままでに無い参加人数で正直びびった。

で、ドミニオン大会には一応参加して、結果一回戦敗退。その時の得点は自分でも驚きの3点w。

あとは持ち込みのジャイプルを何回かプレイした。たむらさんのお薦めのとおり気に入りました。まだプレイのコツはつかめてない感じ。ラクダの取り扱いがまだよくわからん。

参加人数が多かったので初の人狼体験。貴重な体験をさせていただきました。いきなり預言者を引いてしまいただオロオロと頼りない預言者でありました。申し訳ない。

最後にビールのんで雑談。グレッグイーガンの「幸せの理由」をお薦めされたので読んでみるつもり。

Androidに興味深々

ご無沙汰してます。

ここのところ実生活の方ではAndroidアプリ製作などに関わっていたりして個人的にも久方ぶりに趣味として楽しくなってきたので、個人でもなんか作ろうかとか思ったのですが生憎Android端末が無い。
少し前にiPhone(4じゃない)を契約しておりこれに加えて通信契約を結ぶなどもっての外、ということでGoogleに開発者登録して開発者向けAndroid端末ADP2を買ってみたのでした。
なんだかんだで良い値段しましたけどね。(iPadが買えたとか考えたらダメ)

届いてから少しいじったので備忘録としてメモ。

問題1:日本語環境じゃない!
解決法:MoreLocale 2(パッケージ名 : jp.co.c_lis.ccl.morelocale)というアプリをインストールして解決

問題2:USBで繋いでadb shellで入ってみてもrootになれない!(開発機としてどーなの)
解決法:ここのリンク先を見て解決、先人達に感謝

問題3:日本語フォントが残念な感じだ!
解決法:こちらのサイトからTrueTypeフォントを頂戴して、ファイル名をDroidSansJapanese.ttfにリネーム。adb push DroidSansJapanese.ttf /sdcardで一旦SDカードにコピー。その後suでrootになって

# mount -o remount,rw /dev/block/mtdblock3 /system
# cp /sdcard/DroidSansJapanese.ttf /system/fonts
# reboot

としたらできるはずだったんですが、

問題4:cpコマンドが無い!
解決法:落ち着いてcat /sdcard/DroidSansJapanese.ttf > /system/fonts/DroidSansJapanese.ttf

これで一応気分よく使える感じになりました。

少しやる気がでてきた。

例のBGGを閲覧するiphoneアプリは確かによくできてて、ちょこちょこ触ってみると各ゲームの所有ステータスを変える機能なんかも実装しててびっくり。POSTするAPIができたのかどうかはまだよくわからないんですけどとにかく「できる」ことがわかったのでBGGviewerにもその辺の機能は取り入れていきたいと思いました。