ぱたへね

はてなダイアリーはrustの色分けができないのでこっちに来た

中国語検定3級合格した

4回目の挑戦でようやく中国語検定3級合格しました。 もし後の続く人の参考になればと思って学習方法まとめます。

毎日のルーチンワーク

  • NHKラジオ まいにち中国語(朝、夜)
  • duolingo
  • superchinese

この3つは試験関係無く、毎日続けました。

問題集

すでに3回落ちていて今回は絶対に受かりたかったので、問題集を一冊に絞りそれをやりきることにしました。

Amazon.co.jp: MP3音声付き 出るとこだけ! 中国語検定 3級 合格一直線 : 長澤 文子, 盧 尤: 本

いきなりこの一冊だけだと厳しいと思いますが、ずっと勉強していて後一押しの人には良いと思います。 ちょうど三ヶ月かけてやりきり、最後の一週で総復習をしました。

リスニング対策

毎回筆記よりはリスニングの方が点が取れていたのですが、基本的に何を言っているか分からないけど、なんとなくで選んでいました。点は取れているが手応えが無い状態だったので、3ヶ月ずっと試験問題を听写し続けました。

上の本の問題を听写して、最初は全然分からないので、丸覚えでも良いので書けるようにする。その勢いでシャドウーイングをやる。次の日に、同じ問題を听写して100%書けるようになるまで毎日続け、100%正解になったら次の課の問題に行くようにしていました。

効果は絶大で、問題に出る単語(黑板とか)を確実に押さえることができ、結果的にはリスニング95点でした。苦手だった長文のリスニングも、繰り返し無しの一回目で全部内容がわかりました。(これは初めての経験)

リスニングに関しては聞こえたままメモするというのが有効でした。今年の問題だと、食べ物の問題で「四川火锅」が出題され、単語的には聞き取れてもおかしくない単語ですがよく分からなかったのですーちゃーふーぐーでメモして正解できました。Sìchuān huǒguōが、四川火锅と分からなくても正解は選べるようになるとリスニングは楽かも。

听写自体は2年近く毎日続けていて、あるとき結局听写した漢字しか覚えてないよねって事に気がついたので、学習のメインは听写になっています。試験対策も听写が肝でした。

听写はこのアカウントをフォローしておけば、無限に続けられます。

筆記

声調はとにかく覚えようとして、それがまいにち中国語やdoulingoに出てくると、記憶に残るという形で覚えていきました。例によって二声と三声は良くわからないので、よく間違える単語は、二声はマリオジャンプ、三声はスクワットと身体を動かしながら覚えていきました。声調は手で上下をつけながら覚えるという話も聞きましたが、そんなんじゃ覚えられなかったです。

後は問題集を解きながら、間違えた問題はその文章を丸暗記して書けるようにしました。(書いて丸丸覚える)

丸暗記+听写で作文の方も高得点取れました。

まとめ

本によっては1ヶ月前から一気に勉強しようと書いてあるのもありますが、社会人だと三ヶ月みて勉強した方が良いと思います。特にリスニングは3ヶ月後くらいで成長をかんじるので、試験を見据えて三ヶ月前から毎日やるのが良いです。

n月刊ラムダノート Vol.4

だいぶ出遅れましたが、n月刊ラムダノート Vol.4 読みました。

n月刊ラムダノート Vol.4, No.1(2024)www.lambdanote.com

組込みプログラミングに興味がある人、春から組込み始める人にお勧めです。

手を動かして学ぶストリーム処理入門

IoT機器から垂れ流しでくるようなデータをクラウドサービスと合わせて処理する話です。Apache Beamとかその辺の技術ですね。最近は組込みエンジニアもこういうプロジェクトに参加することが多いので、実際に使われるサービス名や、やっていることの雰囲気を掴むのに良いです。

Windowを使った時系列処理の説明も分かりやすかったです。

WebAssemblyの制約を越える

WebAssemblyの技術について歴史的な話から、コンパイラの話までとても面白く読めました。 言語処理系に興味がある人は絶対楽しめます。

ローカル変数への読み書きは自由にできるけど、関数の戻り値は仮想マシーンで保護されているので書き換えができないなど、WebAssemblyで使われている技術が分かりやすく説明されていて良かったです。

セキュリティに関する話は、古典的なコンパイラの本にはあまり載っていないので勉強になりました。こういう本をもっと読みたい。

PicoRubyといっしょに学ぶ、プログラミング言語が電気回路を動かす仕組み

これは自分が新人の時に読みたかった記事です。 LEDの点灯の仕方、抵抗値の選び方を読んでいて、自分の新人の時の事を思い出しました。その頃からほとんど変ってないですね。唯一変ったのは、当時はLEDはLで引っ張るのが常識だったんですが、今はデバイスのH出力が安定して、かつ数mAでも十分明るいのでHでONにする基板多いですね。

UARTを使わずにGPIOだけでシリアル通信する方法は、知っているとどこかで役に立つかも。

Human-in-the-Loop機械学習 社内勉強会資料

昨年末に発売されたHuman-in-the-Loop機械学習がとても良かったので、早速社内勉強会をしました。

www.kyoritsu-pub.co.jp

前半は先に決められたリソースでモデルの改善をするとき、どういう観点で学習データを選ぶべきかを詳しく書いてあります。後半はアノテーションに的を絞って、アノテーション自体やアノテーターの評価のやり方について詳しく書いてあります。

翻訳もとても読みやすく、機械学習やDeep Learningのモデルを継続的に改善している人にはお勧めです。

こちらが勉強会の資料になります。 すぐに実務で使う事を考えながら資料をまとめたので、本に書いてある内容と少し変えている所もあります。 少しでも興味があれば買って読んでみてください。

speakerdeck.com

ゼロからわかる3次元計測 3Dスキャナ,LiDARの原理と実践

ゼロからわかる3次元計測 3Dスキャナ,LiDARの原理と実践

www.ohmsha.co.jp

カメラを使った計測に興味がある人に呼んで欲しい本。

そもそも3次元計測とはなにかから説明があり、結構小難しい話がとても良くまとまっています。 特にカメラの補正機能が何をやっていて測量時にどういう影響があるかは、仕事でやる人は目を通して欲しいなと思いました。

OpenCVを使ったキャリブレーションも、単にライブラリの使い方を説明するのではなく、原理や実際にやる上での注意点が書いてありとても良かったです。

後半は、実際に3D計測をやってみようという内容になります。 ここでも原理をさらっと説明した上で、実際にやっている様子やソースコードもあって分かりやすいです。まあ、実際仕事でやるならお金払って市販の3D Scannerを買うことになるので、どちらかというとホビーか勉強用の情報ですね。ただ、読んでいるとやってみたくなるので、興味ある人はぜひ読んでほしいです。

点群周りの本が少しずつ増えてきている気がします。 もっともっと読みたいですね。

GitLabに学ぶ 世界最先端のリモート組織のつくりかた

パソナのX-TECHエンジニア室 Advent Calendar 2023 17日目の記事です。

qiita.com

GitLabに学ぶ 世界最先端のリモート組織のつくりかた ドキュメントの活用でオフィスなしでも最大の成果を出すグローバル企業のしくみ 読んで気になったことのまとめ。

www.shoeisha.co.jp

8つのプロセス

gitlabが大事にしていてる8つのプロセスです。

  • リモート組織に関する認識を改め明示する
  • リモート責任者を任命する
  • ハンドブックを制定する
  • コミュニケーションガイドラインを明示する
  • ツールの種類を最低限に抑える
  • 経営陣のデフォルトをリモートにする
  • リモート作業環境を整備する
  • インフォーマルコミュニケーションを設計する

本を読むと、原則として「すべて」実行することなので、すでに無理そうと思いながら読んでました。 責任者を置いて権限与えるの大事ですね。

コミュニケーションの改善

読んでいて気になった部分のメモ

  • SBIモデル。事実ベースでのコミュニケーション大事。いつ、誰が、何を言ったか
  • MTGの録画
  • 打ち合わせは議事録ベースにする。DMでの議論は避ける。
  • FBを2週間単位でやる

SBIモデルは今後注意してやりたい。つい「会社の方針でこっちに力いれるらしいよ」とかやりがちなので、誰がどう言っていたのかを明確にしてメンバーに伝えたい。 DMの議論は避けるようにしたいだけど、みんなDMにこもるよね。良くない。 1on1でいろいろフィードバックしているのが、だいたい月1なので回数増やしてみよう。

全体としては、コミュニケーションのルールを決めることと、それをオープンにし、継続が大事。

目標設定の方法

目標設定は目標設定はSMART

  • Specific 具体的
  • Measurable 計測可能
  • Achievable 達成可能
  • Related 経営目標との連結
  • Time-bound 事案制約がある

プロジェクトが変化が多いけど、少しでも意識してやってみようと思う。

2023年読んで良かった本

パソナのX-TECHエンジニア室 Advent Calendar 2023 10日目の記事です。

qiita.com

順番に意味は無いです。

High Output Management

www.amazon.co.jp

昔のIntelの本。経営者が好きそうな本である。 80年代の話なので古い話はあるが勉強になった。 KPIという概念もこの頃からあったとしたらIntelすごいなと思う。

計画書を作るのが大事で、実際に読まれることはなくても計画を作り切れって言うのはプロダクトマネジャーにも通じる物があった。 マネージャの仕事=ミーティングである。

プログラマのためのCPU入門

プログラマーのためのCPU入門 ― CPUは如何にしてソフトウェアを高速に実行するかwww.lambdanote.com

過去にブログ書いた。

natsutan.hatenablog.com

エンジニアのためのドキュメントライティング

これもブログに書いた。 なかなか実践できないが、諦めては駄目。

natsutan.hatenablog.com

離散数学入門

www.youtube.com

本じゃないけど、グラフ理論の講義です。 理屈っぽいところ無しで、アルゴリズムと使い方を教えてくれるのが嬉しい。 証明も簡単なところは説明があって、あーこうやって証明ってやるんだってのが勉強になりました。 お勧め。

ロボット

ロボ関係だと、詳解三次元点群処理、Planning Algorithm、Robotic Grasping from Classical to Modern: A Survey が良かったです。 お勧めするにはニッチな気がする。

natsutan.hatenablog.com

natsutan.hatenablog.com

Raspberry Piでバーコードリーダーを作る

パソナのX-TECHエンジニア室 Advent Calendar 2023 8日目です。

qiita.com

家に転がっていたラズパイを使って、バーコードリーダーを作ってみました。

ハードウェア

接続はこんな感じです。 フレキの向きだけ注意すれば、特に問題無いかと

設定

とりあえずOpenCVのインストール必要。 バーコードの読み取りに使うpyzbarもpipでインストールしてください。

カメラを有効にするのに sudo raspi-configでカメラIFを有効にしてください。

ソースコード

無限ループしながら、バーコードを見つけるとそれをファイル名にして保存します。 ESCキーを押すと終了です。 こちらも特に問題無いかと。

import time, os
import cv2
from pyzbar.pyzbar import decode, ZBarSymbol

camera = cv2.VideoCapture(0)
code = ''

while True:
    ret, frame = camera.read()
    if not ret:
        break

    decode_list = decode(frame)

    if decode_list:
       code_new = decode_list[0].data.decode('utf-8')
       if code != code_new:
           print('found ', code_new)
           code = code_new
           out_file = os.path.join('img', code + '.png')
           cv2.imwrite(out_file, frame)

    cv2.imshow('barcode', frame)
   
    key = cv2.waitKey(1)
    if key == 27:
        break

print('finish')    
camera.release()
cv2.destroyAllWindows()

読めたバーコード

なんか自分の手が入っていて気持ち悪かったので、画像の一部だけ。 こんな感じでカメラにバーコードが入ると、自動で見つけて値を読み取ります。

4910015780148

9784040751160

9784434311017