2013年映画ベスト10

1年に1回しか書かないので毎回書き方変わってます。。

2013年の今年は新作を映画館で73本、DVDで4本、計77作品。
旧作も含めると映画館で74本、DVDで45本、計119作品でした。

それでは。

1.ジャンゴ 繋がれざる者
http://m.youtube.com/watch?v=VYQDZ7ofEFA
Dr.キング・シュルツというキャラクターの素晴らしさ。それだけでもう1位でした。素晴らしい。そして最近は強いヒロインが多い中、それまでの仕打ちのせいで抵抗もできず泣いて待つのみのヒロインの立ち居振舞い。昔の少女マンガみたいです。
人間に何発も銃弾を撃ち込んで「ぶちゅんぶちゅん」という音がするんですけどそれも最高。

2.アイアンマン3
http://m.youtube.com/watch?v=cwLOoKKJ0Wg
『I am IRONMAN』という一言にすべてが込められています。そこからのエンディング!
スーツに頼らなくてもアイアンマンであるトニー・スタークがこの先どうアベンジャーズ2で活躍するのか楽しみで仕方ありません。ポッツさんが強すぎではありますが。

3.きっと、うまくいく
http://m.youtube.com/watch?v=wA5tiEzBmTE
インド映画のなんでも盛り込むストーリーや、特有のダンス、時にベタな効果音を使ったりするところが見ているうちに恥ずかしいを通り越してクセになります。合言葉は『アールイズウェル』!

4.クロニクル
http://m.youtube.com/watch?v=StX8ww4AmtI
あんな女をなぜ選んでしまったんだアンドリュー。消防服に着替えるシーンで『ジギー・スターダスト』が流れてきた瞬間に声が出そうになりました。あの曲が意味するところを考えてしまいます。彼は強大な力を得てスーパーヒーローになれる、けどやがて滅んでしまうことも分かっていたのかな。

5.イノセント・ガーデン
http://m.youtube.com/watch?v=k-Vq3-LOZ8o
少女が大人になる過程の無防備な性的魅力。ワシコさんの不機嫌顔が美しいです。そしてピアノ連弾。
この作品きっかけで『オールド・ボーイ』しか知らなかったパク・チャヌク監督作品を手に取ることができました。どんなにえげつなく血が飛んでも品のある世界観を保つことのできる人だな、そしてどの作品でも女性がとても美しく撮られているなと感じました。

6.フラッシュバックメモリーズ3D
http://m.youtube.com/watch?v=lry82DSgSYo
3Dの見せ方は作品によって色々あるけれど、こんな表現の仕方があるなんて!と驚かせてくれた断トツの作品。人の頭の中を具現化しています。頭の中ってあんな風。そこにディジュリドゥの音も重なって、今までにない映画体験をすることに。
本来ドキュメンタリーは苦手なんだけど、手法の妙で面白く見ることができました。

7.嘆きのピエタ
http://m.youtube.com/watch?v=-FDubRSQQZw
韓国映画に目覚めた今年、キム・ギドク監督作品も大好きになりました。ストーリーを理解できるできないを越えてしまう画面の衝撃。
溜めて溜めてついに露になった母親の心の中、見ていて苦しくなりました。そしてエンディング…。

8.パシフィック・リム
http://m.youtube.com/watch?v=LIw5DFz0ObQ
冒頭パイロットのスーツやイェーガーが傷だらけだったのにとても驚きました。何年も戦っているから当たり前なのかもしれないけど、こういうのって映画やTVではいつでもピカピカしてるのが当たり前だと思っていたので。そこが印象的です。イェーガーは動きが鈍重なのもロボットらしくて素敵です。
チームものはみんながまとまっていく過程が見れるので本当に楽しい。今年は映画の中で片言の日本語を耳にすることが多かったんですが、それがとっても効いていました。

9.悪いやつら
http://m.youtube.com/watch?v=Ydlfaf3dVCw
十親等ってほぼ他人じゃん!
どんな目に遭っても何度も這い上がる、プライドなんか簡単に捨てられる体もハートも強すぎるクズ。だから厄介。けど魅力的。スゲー魅力的なおっさん。チェ・ミンシク最高です。

10.映画 鈴木先生
http://m.youtube.com/watch?v=UVYiEzVmSyg
ドラマの時から好きな作品だったので、鈴木先生とあのクラスが変わらずにいてくれたことがうれしいです。
ただ、OBの風間くんとそしてハマケンさんがどうか救われますように。フォローがないのは切ない。


次点もあげてみます(順不同)

●偽りなき者
子供だって嘘をつくのにどうしてみんな忘れてしまうのかな。とても歯がゆいです。

横道世之介
高良健吾吉高由里子カップルがとにかくもう愛らしいです。そんな気はしていましたが、沖田監督の作品は肌に合います。

●10人の泥棒たち
中国と韓国の泥棒たち。とある男女の共通言語が日本語で、しかもその片言の日本語が最高に映えるシーンがあるんです。片言日本語、もっと色んな映画で観たいです。

●ベルリン・ファイル
アクションシーンがとにかくかっこいいです。こめかみにあてられた銃、そこからの発砲を寸でで避ける動きとかもう意味分かりません。

かぐや姫の物語
今年映画館で一番泣きました。宮本信子さんの声が忘れられません。

グランド・イリュージョン
画面の華やかさに圧倒されます。ルパン三世を思い出しました。

●ザ・タワー 高層ビル大火災
「高層ビルの火災は消防隊員が直接火元まで行って消化するしかないんです」というセリフが今になってずっしりきています。DVDでもとてもよかったので、劇場で観たかったな。

2013年に観た映画

1月
007 スカイフォール(吹替) 【2012年公開】
LOOPER
映画 鈴木先生
エンド・オブ・ザ・ワールド
アルマジロ
フラッシュバックメモリーズ 3D
ライフ・オブ・パイ(3D)

2月
DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?
アウトロー
ムーンライズ・キングダム
パーカー
レッドライト
ゼロ・ダーク・サーティ
世界にひとつのプレイブック

3月
ジャンゴ 繋がれざる者
フライト
横道世之介
クラウド アトラス
シュガー・ラッシュ(3D吹替)
ボクたちの交換日記
ザ・マスター

4月
ジャンゴ 繋がれざる者(2回目)
アンナ・カレーニナ
ライジング・ドラゴン
アイアンマン3
HK 変態仮面
アイアンマン3(2回目・IMAX3D)
ハッシュパピー バスタブ島の少女
ラストスタンド

5月
クロユリ団地

6月
イノセント・ガーデン
オブリビオン
言の葉の庭
リアル 完全なる首長竜の日
藁の盾
はじまりの道
華麗なるギャツビー
ゴッドタンTHE MOVIE キス我慢選手権
ハング・オーバー!!! 最後の反省会

7月
10人の泥棒たち
真夏の方程式
ベルリンファイル
風立ちぬ
偽りなき者

8月
ベルリンファイル(2回目)
パシフィック・リム
きっと、うまくいく
ワールド・ウォーZ
ホワイトハウス・ダウン
トゥ・ザ・ワンダー
ガッチャマン
パシフィック・リム(2回目・3D吹替)

9月
マン・オブ・スティー
サイド・エフェクト
ビザンチウム
エリジウム
ウォーム・ボディーズ
凶悪
パンドラ ザ・イエロー・モンキー

10月
クロニクル
地獄でなぜ悪い
嘆きのピエタ
悪いやつら
R100
トランス
人類資金
グランド・イリュージョン
魔法少女まどか☆マギカ

11月
2ガンズ
キャリー
魔法少女まどか☆マギカ(2回目)
悪の法則
マラヴィータ
夢と凶器の王国
RED 2
かぐや姫の物語

12月
キャプテン・フィリップス
ゼロ・グラビティ(3D)
オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ

2013年に観たDVD

1月
スペル
DOCUMENTARY OF AKB48  Show must go on 少女たちは傷つきながら夢を見る

2月
ボラット
ブルーノ
ファンタスティック Mr.FOX
イングロリアス・バスターズ
キル・ビル Vol.1
キル・ビル Vol.2
ホステル

3月
ザ・レイド

5月
キスキス,バンバン

6月
復讐者に憐れみを
オールド・ボーイ
美しい夜、残酷な朝
親切なクムジャさん
渇き
ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い

7〜9月
グッド・バッド・ウィアード
グエムル -漢江の怪物-
ほえる犬は噛まない
殺人の追憶
母なる証明
チェイサー
ブルーバレンタイン
パンズ・ラビリンス
JSA
シュリ
サマリア
悪い男
シークレット・サンシャイン
クライング・フィスト
青い塩
悪魔を見た
義兄弟
南極日誌

絶対の愛

10月
MAD探偵 7人の容疑者
AKIRA
ブラックホーク・ダウン
悪夢探偵

11月
欲望のバージニア(2013年)

12月
殺人の告白(2013年)
スプリング・ブレイカーズ(2013年)
ザ・タワー 超高層ビル大火災(2013年)

2012年に観た映画&DVD

2011年
12/20〜
リアル・スティール
ニューイヤーズ・イブ

2012年
1月
連合艦隊司令官 山本五十六
ヒミズ
哀しき獣
ロボジー
マイウェイ12,000キロの真実

2月
J・エドガー
ももドラ
ドラゴン・タトゥーの女
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
メランコリア
ヒューゴの不思議な発明(試写会)

3月
おとなのけんか
人生はビギナーズ
ヒューゴの不思議な発明(2回目)
シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム
戦火の馬
マーガレット・サッチャー 〜鉄の女の涙〜

4月
ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜
ドライヴ
アーティスト
バトルシップ
KOTOKO
裏切りのサーカス
Black & White
孤島の王
裏切りのサーカス(2回目)
KOTOKO(2回目)

5月
捜査官X
宇宙兄弟
キラー・エリート
ダーク・シャドウ
ファミリー・ツリー
私が、生きる肌

6月
ミッドナイト・イン・パリ
幸せへのキセキ
ジェーン・エア
愛と誠
スノーホワイト
SHAME

7月
アメイジングスパイダーマン
崖っぷちの男
ヘルタースケルター
リンカーン弁護士
苦役列車

8月
おおかみこどもの雨と雪
ダークナイト ライジン
アベンジャーズ
桐島、部活やめるってよ
アベンジャーズ(2回目)
THE GREY 凍える太陽
るろうに剣心
プロメテウス

9月
I'M FLASH!
最強のふたり
ディクテーター 身元不明でニューヨーク
莫逆家族
夢売るふたり
鍵泥棒のメソッド

10月
アイアン・スカイ
エージェント・マロリー
あなたへ
アウトレイジ ビヨンド
危険なメソッド
魔法少女まどか☆マギカ【前編】
魔法少女まどか☆マギカ【後編】
アルゴ

11月
エクスペンダブルズ2
黄金を抱いて翔べ
推理作家ポー 最期の5日間
悪の教典
その夜の侍
のぼうの城
希望の国

12月
人生の特等席
007 スカイフォール
砂漠でサーモン・フィッシング
ホビット 思いがけない冒険
レ・ミゼラブル



DVD
アイアンマン
インクレディブル・ハルク
アイアンマン2
マイティ・ソー
キャプテン・アメリカ
トロピックサンダー 史上最低の作戦
デュー・デート 〜出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断〜
南極料理人
300 〈スリーハンドレッド
007 ゴールドフィンガー

2012年映画ベスト&ワースト

今年は映画館で74本の新作を観ることができました。100本は遠いなあ…。でも昨年の45本を考えたら進歩!
ベスト10を考えましたが、どうしても10位で切ることができないのでベスト16にしました。


1.アベンジャーズ
2.アルゴ
3.ヒューゴの不思議な発明 3D
4.KOTOKO
5.おとなのけんか
6.哀しき獣
7.アウトレイジ ビヨンド
8.シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム
9.裏切りのサーカス
10.私が、生きる肌
11.ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜
12.ディクテーター 身元不明でニューヨーク
13.007 スカイフォール
14.リンカーン弁護士
15.ホビット 思いがけない冒険
16.その夜の侍


1.今年はこれを見るために生きていたと言っても過言では…。
昨年ソーとキャプテンを劇場で見て初めてこの繋がりの重大さを知り、今年アイアンマンから全て予習復習しました。
それぞれの見せ場がきちんとあるというだけで大大大満足です。それだけ?と思われるかも知れませんが、それってものすごく大変なことじゃないですか!ひとりひとり主役の映画を持っているキャラクター達が同じスクリーンに詰め込まれてるのに、魅力はぎゅうぎゅうのままで見やすい!それにとっても笑える!個々の映画だと強さの比較ができなかったけど、ハルクはあんなに強いんだね!
続編も期待せずにいられません。
それにしても、初めて見たのがソーだったのでしばらくはコールソンを嫌な奴として見ちゃってて…ごめんフィル!!

2.今年どの映画よりもハラハラドキドキして手に汗握りました。しかも大量に。そこを越えて安堵で迎えたエンドロール。鳥肌!
映画でもお芝居でもお笑いでもスポーツでもなんでもそうですが、好きなものを見ていて「素晴らしくて寒気を感じる瞬間」てあると思うんですが、それがまさにありました。
アルゴの台本読みにTVの演説が重なるシーン、上司の奔走シーン、機内アナウンスシーン、もちろん空港シーンも、とても印象的です。お偉いさん達自転車にこだわりすぎです。

3.今こうやって映画を見ていられるのはあなた達のおかげなの!しかも当時のフィルムを3Dという現在の技術で見ることができるなんて何て私は幸せなんだあ!!とぼろぼろ泣いてしまいました。大きいスクリーンで見れた3Dはとてもとても美しくて感動。私はこれからも映画館で映画を見るよ!
サシャ・バロン・コーエンを見るのはこの作品が初めてでした。その後の『ディクテーター』『レ・ミゼラブル』含めどれもよかったです!

4.邦画はこれが1位でした。大根仁さんが公開前にラジオで紹介されていてすごく見たくて。その後、塚本監督がご自身のツイッターでこの映画について細やかにツイートされていたのもよく覚えています。その監督がこだわっていると仰っていたのですが、この映画は音の印象が強烈です。えぐられます。映画館でなきゃダメ!と言いたいです。
愛する守るべきもの(ここでは母が息子を)があるが故に自然と生まれる恐怖、そこからどんどん大きくなる考え。考えても考えてもきりがなくても考えて、どこまで考えても安心できない…もちろん震災後だからより強くメッセージ性を感じるけれど、それだけに限らないどんな状況下でも人間が守りたいものに対して抱く気持ちはこういうことなんだろうと強く教えてもらいました。
KOTOKOが田中の前で歌うシーンが好きです。リピーター特典でフィルムをもらえたんですが、たった数コマの中にいるCoccoの躍動感!

5.「こんなの不毛だ!」「不毛な議論よ!」ええ、本当に…。
他人の言い合いを関係ない立場で見ていると本当に楽しいです!上映時間が79分と短くて物足りない気もほんの少ししたんですが、あれ以上はもう聞きたくないですやっぱり。もういいよ!あ。あのお菓子食べてみたいです。
この映画の後、山里さん(TBSラジオ『不毛な議論』パーソナリティー)のライブ140に行ったんですけど、映画での不毛発言のおかげでこれからもずっとセットで記憶されると思います。

6.上半期の中でも1月に見た作品なのに、ミョン社長が追いかけてくるシーンは全く色褪せることなく覚えています。あの一連の逃走劇はいつ思い出してもグワングワンします。自分が追いかけられてるようでいつも想像だけで疲れちゃうんですよね…。主人公はよく逃げたんだけどなあ。。

7.前作のような画面の派手さは少なかったけれど、会話のやりとりは断然今作の方が面白かったです。中でもやっぱり花菱会での西田敏行國村隼ビートたけし中野英雄4人のシーンは怖いを通り越して面白いし笑ってしまいます!笑っちゃったといえば、西田さんのサングラス姿は面白い以外の感想が見つからなくて…。対照的に高橋克典さんのサングラス姿はその登場の仕方も含めかっこよかったです。前作のぬめっとした輝きを纏った黒塗りの車からのオープニングが素晴らしかっただけに、今回はそこだけちょっと残念でした。映画は大好きですよ!

8.ジュード・ロウは他の作品で知っていたんですが、ロバート・ダウニー・Jr.はこれが初めてでした。見てみたら渋いは渋いけどとっても愛嬌のある人(役のせいでもある)ですぐ魅入ったし、このホームズ&ワトソンコンビがまた!内容もさることながら、この2人がいるから面白い!というのが一番の感想です。けど、あまりにも2人の世界すぎて女性陣が不憫に感じるくらい…アイリーンは途中で死んじゃうし。
この映画があったからアイアンマンを見るのも楽しみになったんだよなあと思い出します。更にはその先にあったアベンジャーズへの期待!

9.オープニングでサーカスを去るスマイリーが階段を降りていくのに対し、エンディングではサーカスに戻ったスマイリーが階段を昇って行く。そこがものすごくカッコイイです!!各フロアにいる仲間達の表情もちゃんと対照的だし。そしてラストのスマイリーの表情(背景の壁紙もとても素敵です)。やってやりますかね、って気持ちなのかなあ。
初見では人物把握がよくできずあとでもう一度見に行ったんですが、OPとEDのそこは初見でもものすごく盛り上がりました。
監督の『僕のエリ 200歳の少女』も大好きな作品です。偶然でしょうが、どちらにも望遠鏡で他人の生活を覗くシーンが出てくるのが印象的でした。続編もあるそうで楽しみです!!
トム・ハーディも今年3作品で見たけれどどれも全然違った役でどれもよかったです。ブロンソンも見たい!

10.今年のナニコレ!?な映画No.1でした。映画の中のお医者さんや博士ってこういう人多いような…。膣を形成したよってサラッと字幕が出てきてそこからの流れに、ええええ先生??と半端じゃない衝撃が。私は途中まであれは娘さんなんだと思ってましたから…。ラスト、あれで受け入れてあげた(?)仕事仲間や母親の心中やいかに…です。

11.エマ・ストーンジェシカ・チャステインを筆頭に女性達が魅力的でした。腹立つヒリーを演じてたブライス・ダラス・ハワードが『50/50』や『ヒア・アフター』では可愛らしい女性を演じていたので、同じ人とは思えなくてびっくりしました。
何となく、生まれた時からずっと地元にいる人と一度でも外に出たことのある人の差ってあるよなあと。そう言う自分は出戻り組。
ウンコ入りのチョコパイで爆笑し、ヘルプさんひとりひとりのエピソードや甘くはない結末に涙しました。

12.『ヒューゴの不思議な発明』に出演していたベン・キングスレーサシャ・バロン・コーエンが出ていたんですけど、まさに高低差ありすぎて耳キーン!!ヒューゴでの涙はどうしたら…けど、笑ったなああ。酷いんだけど面白い。魔法の言葉アラジーン!

13.007はまっったく知識がなかったので、町山智浩さんの「ゴールドフィンガーを見ておけば大丈夫」発言を頼りに予習して臨みました。他にももっと学ぶところがあったんだと思いますが、ボンドカーの知識くらいしか予習は活かせず…。でも見ておいてよかったです!赤いボタンとか仕込まれた銃とか。
アバンタイトルのバイクチェイスシーンから列車の上で撃たれて落ち、そこから始まるオープニングの流れがとてもよかったです。タイトルの出方も。
髭をそるシーンも淫靡な雰囲気で素敵でした。髭そりやいざという時のナイフ、MI6、そしてボンド、古いと言われるものだって素晴らしい働きをするんだよと全編通して言われてるようでした。
ただ、ボンドは泣かないものだと思っていたので、Mの前で涙している姿はピンと来ませんでした。作品をシリーズで見ていないので2人の関係性を深く知れていないからそう感じたのかなあ。
吹替版も見ました。色々しょぼんとすることが多かったので、やっぱり字幕で!もしくは必ず字幕版を見た後に!と思いました。

14.昨年の『ゴーストライター』を見た時の気持ちに似ていました。ストーリーの進むスピードや、映像がたまにつるんとした滑らかな画質になる(まったく上手に表現できませんが…)のも含めて気持ちいいんです。気持ちよさだけ何故かずっと覚えてます。マシュー・マコノヒーを久しぶりに見たんですけど男くさい感じでいい役でした。自分の立場を逸脱することなく相手をやり込めた時の爽快感!

15.王道のファンタジー作品てあまり見ないんですけどとてもよかったです。冒険の始まりって絶対に面白いはずですよね!徐々に団結していったり個々の性格や能力が分かっていくその過程は見ていて楽しいです。あと、仲間の誰かが死んでしまっていないところもうれしいです。とりあえずまだ。
ほとんどがおじいちゃんの中で、一番年上そうな魔法使いが一番強そうなのには笑っちゃいました。王様のツンデレもニヤッとしちゃうなあ。
ビルボはキャラクターがいいですね!あの髪型とほうれい線と鼻の大きさでたまに吉井和哉さんにも見えるのも面白い…w
ロード・オブ・ザ・リングは見たことがないので、指輪の力がとても気になりました。続編も楽しみです!ネクロマンサーって頭に残る名前ですね。

16.どしゃ降りの中で争う2人のシーン、長く感じてしまって気持ちも冷めてしまったんです。この後どっちかが刺されるのかなぁ…でもそれじゃつまらないなあ…などとぼんやり考えていたらあの「あなたは最初からこの物語には関係ありませんでした」という言葉。あの手帳に収まってしまう程度の生活。無為。他愛もない会話がしたいのに全然できない。通じない。
うわーうわー…と思っていたらあの風俗嬢との会話が一気にフラッシュバックしてきて、見終って時間がたつにつれどんどんどんどん気持ちが落ちていきました。何か理由があるから、それをやるための固い気持ちがあるから人は何かをするんじゃないの?て考えは通じないなあ。
主人公はあそこから前へ進むのかそのままなのか余計分からなくなりました。



ワーストは3本を…

1.ヘルタースケルター
2.I'M FLASH!
3.ももドラ


1.大森南朋さんの終始ポエマー的口調と主人公が薬でトリップしてしまった時に見えた幻覚の映像、見ていて恥ずかしくなってしまいました。特に後者。わざと安っぽいんじゃなくて本当に安っぽく見えてしまったんです。そういうところが苦手です。

2.何でも口で説明するシーンが多かったり、スマートな役者さんが沢山出ているのに全体がダサいと感じてしまいました。あと、あの車の運転の仕方はファンタジーすぎる。どんだけ前見てないの水原さん…。そりゃ人も引くよ!
豊田監督の作品初めて見たんだけど、これを1本目にしたの間違いだったかもです。

3.もともとネットドラマという形の作品だったので、劇場公開する意味はあまりなかったと思います。ももクロちゃんは大好きだけど。
監督さんいつもそうなんですが、わざとピントを合わさない手法どうして多用するのかなあ。画面の色は綺麗だから結構好きなんですけど、あのぼかしが気になって気になって仕方ありません。
お話は有安さんパートが好きなんですが、その中でも高城さんと有安さんが図書室で会話するシーンが一番好きです。
『NINIFUNI』こそ見ないとな…。



DVDは『トロピックサンダー 史上最低の作戦』 が一番面白かったです。バカらしくて最高!!

2011年映画ベスト10(12/20まで)

2011年の頭に『キック・アス』を観た影響がとても大きくて、普段だったら絶対観ない様な(何ならちょっとバカにしていた)アクションものやアメコミものを「観たら面白いかも知れない」という気持ちにさせてくれたのでした。

トップ10です。下手くそですが感想も。


第1位 X-MEN ファースト・ジェネレーション

大好きです!観始めてすぐ「このワクワクはずっと続く!」という気持ちになりました。そしたら本当にそうでした。終わらないで欲しいって心から思いました。
チームものというのか戦隊ものというのか、有吉さんの言葉をそのまま借りると「いろいろな個性を持った数人が集まって1つのことを成し遂げる」ものです。特訓して成長するそれぞれの役割と連携がばっちりで気持ちいいんです。でもその反面ずっと悲しくもありました。あの2人には決定的にどうしても分かり合えない部分があるということを知りながら観るから。
パラボラアンテナのシーン、エリックの泣きながらの笑顔が忘れられません。だから余計にラストが悲しいです。
このシリーズは全く観た事がありませんでした。でも『キック・アス』の監督さんだし、エピソードゼロ的作品だから今までの作品を知らなくても大丈夫だろうと・・・。結果この作品が好きになってしまい、過去のシリーズに手を出せずにいます。全部リメイクしてくれないかな。


第2位 冷たい熱帯魚

村田です。でんでんです。はったりや威圧で押し通しながらも正論を言っていたりするところ、こっちはもう逃げたいのに余計逃げられなくなるので嫌でした。たまに何言ってるのか聞き取れないんだけど、聞き返すと絶対怒るんだろうなぁ。「ボディを透明にする」「幸せになりた〜い!」などなど名言たくさんありました。
メガネがなくなってからの吹越さんは「待ってました!」と言いたくなる様な吹越さんだったのでうれしかったです。
園監督の『恋の罪』も観て改めて思いましたが、神楽坂恵よりも冨樫真よりも私は黒沢あすかが忘れられませんでした。巻き舌の「ほらもっと声出して!!」は口に出して言いたい日本語です。


第3位 ブラック・スワン

ちょっとずつちょっとずつ変化している画面の様子に、最初の「あれ?」から途中「あ、やっぱりなにか変」という気持ちになりどんどん自分の中に不安が流れ込んでくるのがとてもスリリングでした。そんな気持ちもラストへ向かって踊って踊って踊るナタリー・ポートマンを観ていくに連れて剥がれていき、彼女が完璧を纏った瞬間に同じように真っ白になりました。絶頂です。興奮しました。終わり方が素晴らしいと思います。ナタリーの体に惚れ惚れしました。


第4位 トゥルー・グリット

保安官コグバーンが好きです。あんな飲んだくれて無駄にパンを撃つようなじいさんなのに、途中からはナウシカのユパ様にしか見えませんでした。そしてラ・ビーフも好きです。マット・デイモンからよく漂っている鈍臭い感じとあのいかにもな髭がとてもじゃないけど素晴らしい狙撃手には見えませんでした。でもいざという時には2人ともちゃんと強い。マティとコグバーンが馬に乗って夜の荒野を走るシーンが他のシーンに比べてメルヘンチックに見えたのは、2人とも朦朧としていたからなのかな。
現在のマティが期待を裏切らない成長の仕方をしていて安心しました。終始長女っぽいです。
派手な映画ではないのだけど今年いつまでも印象が薄まることがありませんでした。


第5位 アジョシ

ちゃんと子供の前で親がひどいことをされていたり、子供達の劣悪な環境を表すためにちゃんとベタッと汚かったり、スマートじゃない殺り合いのシーンがあったので好きです。韓国映画(その他アジア映画でも)のちゃんと汚い感じを観ると興奮するんですが、それをうまく書けません・・・。 ウォンビン作品を観たのは初めてだったんですが、ホントに童顔なんだなーと思いました。悲しい顔の時の方がよりそう見えます。アンソン兄弟やヒットマンもいいキャラでした!


第6位 ピラニア3D

シネマハスラーが無かったら絶対に観に行ってないです!これは大勢でギャーギャー言いながら観たかったなあ。アメリカの学生の春休みってすごいのね!っていうのを知れただけでもよかったです。日本人まだまだですね。
地獄絵図の中でも、髪の毛がアレに絡まってズルン!と警官がみんなを守りながらも段々小さくなっていく(悲しかった・・・)ところが印象的でした。続編が楽しみです。


第7位 恋の罪

女性陣の、こんな演技してたらもうこの作品で死んじゃうんじゃないかなって位の凄まじさ。特に神楽坂さん冨樫さん・・・神楽坂さん!!
先に黒沢さんが忘れられないと言いましたけど、この作品だけに関しては神楽坂さんがもう、最初のたどたどしい雰囲気から最後の放尿シーンに至るまでの開放のされ方が堕ちて行ってるように見えながらどんどん綺麗になってました。ブラック・スワンに少し似てるのかもと思います。あとアンジャッシュの児嶋さんの声ね、電話口で「ビッチ」って言われたい。


第8位 ゴーストライター

全てが終わったかのように見えたパーティーシーンからのラストがかっこいい!というのが一番の感想です。観ると、ああいう風に巻き込まれてみたいと思うしカーナビのシーンはぜひやってみたいです。ひとつ気になったのは、あんなに厳重に管理されて持ち出し禁止なのにそれがある部屋が外から丸見えなくらいガラス張りなこと・・・狙われないのか心配でした。


第9位 ゲゲゲの女房  

宮藤官九郎吹石一恵の夫婦役とてもよかったです。妖怪の演出も好きでした。ゲゲゲはこっち派です。
宮藤さんのガチャ歯がこんなにしっくりくる役ってあるんですね。時間をかけて練習されたという片手での食事シーン、ちゃっちゃと食べ終わるんですけど箸捌きや食べっぷりがすごく自然できれいでした。バナナ持って迎えに来るシーンは愛おしくなります。
吹石さんには足元ショットが何度もあるんですけどそれが何となくエロいんですよね。二枚履きが愛おしいよー。

 
第10位 その街のこども 劇場版 

今年観た女の子に振り回される森山未來ではこちらの方が好きでした。佐藤江梨子は不機嫌な顔が似合うしそれがかわいらしいです。
震災のあった街を夜通し歩きながら少しずつ話す2人のそのやり取りが全て彼ら自らのエピソードのように思えてきます。
「幸せになるための法則も無いし不幸がいつ誰に来るかの法則も無い」「だから、つらいことが起きた時はどうしたらちょっとつらくなくなるかをみんなで考える。工夫する。」サトエリの台詞が残ります。


上位5作品はすぐ決まりました。それ以下は10位以下にも同じくらい好きなものが何本かあるので悩みました。

2011年観た映画(12/20まで)

ブログを移動したので、昨年書いた日記を改めて載せました。

シネマハスラーを聴き出してから、いつかは自分でもランキングを付けられるくらい映画をたくさん観たい!という気持ちだけで始めた映画館通い。大学生の頃、毎週京王線に乗って新宿や渋谷の映画館に通っていたことを思い出しました。今は地方のシネコンだけどね!
今年は49本の作品を映画館で観ることができました。うち、45本が今年の作品です。
観た順に挙げてみます。シネマハスラー対象作品とはだいぶ違いますが・・・。

次は、今年見た映画DVD。