今、派遣業界はどうなっているのか

紹介予定派遣とは、派遣先企業に一定期間だけ派遣スタッフとして働き、正社員や契約社員として直接雇用されることを予定した派遣形態のこと。
福利厚生について、派遣社員でも正社員と同じように社会保険に加入出来るし有給休暇を取ることができます。
第二新卒は学校を卒業して一度就職し、社会人経験1年目から3年目くらいまでの人を指します。

昨年末の派遣村問題から早くも半年以上が経過しましたが、現在の派遣業界はどうなっているのでしょうか。

そんな事を考えながらニュースを見ていたらこんな記事が目に留まりました。


厚労省、派遣業界団体を指導 署名要請メール問題で
47NEWSより

日本人材派遣協会(東京)と日本生産技能労務協会(同)が労働者派遣の規制強化に反対する署名を派遣労働者にメールで求めたのは、個人情報保護法違反に当たる可能性があるとして、厚生労働省は4日までに、両協会に個人情報保護を徹底するよう指導した。

日雇い派遣や製造業派遣の禁止が国会で論議されている事は知っていましたが、なるほど協会をあげて規制強化の反対運動を行っている訳ですね。

業界の既得権益を守るという意味では当然の成行きと言えるでしょう。そのやり方はともかくとしても。

しかし仮に製造業への派遣が禁止されなかった場合、これからの景気動向次第では将来また同じような「派遣切り」が行われる可能性もあるということを念頭に置いておかなければなりませんね。

現在諸々の事情で派遣形態で働いておられる方々も、今回のような事態を想定して出来る限り正社員への登用を模索する必要があるのかもしれません。

もちろん行政側も何らかの対応策を講じる必要があるのは言うまでもありません。