昨日のフレンチ、美味しかったんだけど山菜のサラダとセリのスープの鮮烈な香りが例年より弱かったような気がした。

 で、翌日どうも違和感感じると、鼻が明らかに効いてないことに気付く。オフィス移転の作業でホコリまみれになり数日前から鼻水がでて軽い鼻かぜのような状態だったのだが、おそらくそのせいで山菜の香りが分からなかったのだろう。

 コロナになったときのような高熱などはなく、多少喉が痛くて鼻水でるだけなので、コロナによるに嗅覚異常じゃないと良いのだが……。

 定期訪問のフレンチへ。

 山菜のサラダ、セリのスープ、ホワイトアスパラとハマグリとタケノコ、サクラマスとトレビス、ビゴール豚、短角牛、デザート。

 ホワイトアスパラ美味いなぁ。

 普段は他の肉に比べると、牛肉は好みもあって(美味くはあるが)感動レベルの美味しさはあまり感じないのだが、この日は外側の香ばしさと内側のレア気味の火の通り具合が絶妙で、素晴らしかった。

 顔なじみのお客さんとも軽く談笑して、たまった疲労も少しは抜けたかな。

 ただちょっと気になる点が……。(翌日へ続く)

 オフィス移転作業で肉体労働が続き、筋肉痛がひどくなってきた。午前中は重いもの持てなくなるくらいだったけど、何とか乗り切りノルマは達成できた。これなら今週なんとかしのげそうだ。

 周りも同じようなことしてれば気にならないんだけど、どうも動きがノロマで何も考えてないように見えるから、ついついイライラしてしまう。他人は他人と割り切るのはなかなかに難しいものだ。

 図書館で借りて読了。

 行きつけの割烹で知り合った人に勧められて。

 著者の幼少期から現代まで、料理とそれにまつわるエピソードを感傷的過ぎずかといってドライでもない文章で綴った短編集。プルーストのマドレーヌ的な喚起力をもって、見事に家族のつながり、少数民族・移民の悲哀、そしてなにより料理とそれを生み出すテロワールを立ち現れさせてくれる。

 翻訳も見事。練達の筆力を堪能できた。

 上京していた母をお見送り。

 老化は否めないが、(恐らくは最後になる可能性が高い)旧友に会いに遠出したりする程度には元気なのは助かる。

 長時間一緒に居ると、しょうもない話を延々と聞かされてイライラするのは昔から変わらないので、食事している間に世間話と事務的な会話するくらいがちょうど良い。

 介護からの同居なんてことになったら、この無内容な長話されたら間違いなく虐待してしまうので、介護保険などに頼ってバランス取るか施設に入ってもらうしかないだろう。身内だからついつい抑制効かずストレスをぶつけてしまうというのもあるしね。

 キンドルで購入。

 息子たちが反抗期に入りどうなるか注目していたが、面白さ少し盛り返してきた。ここに来て先生の持ち味のひとつである、モラリスト的人間観・観察眼がウジウジとした思考の吐露に表れていて持ち味を出している。

 そしてある意味メインのあとがき、本巻でも最高でした。これだけで買う価値あり。これだけの筆力を活かして、文章仕事もっとしてほしい。