テン年代ベストテン

テン年代ベストテン、参加しますよ。

http://washburn1975.hatenablog.com/entry/2019/10/30/223712

 

  1. ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年米、ブラッド・ペイトン監督)
  2. スーパー!(2011年米、ジェームズ・ガン監督)
  3. 哭声/コクソン(2017年韓、ナ・ホンジン監督)
  4. ウルフ・オブ・ウォールストリート(2014年米、マーティン・スコセッシ監督)
  5. 菊とギロチン(2018年日、瀬々敬久監督)
  6. 将軍さま、あなたのために映画を撮ります(2016年英、ロス・アダム、ロバート・カンナン)
  7. チャッピー(2015年米、ニール・ブロムカンプ監督)
  8. 13人の刺客(2010年日、三池崇史監督)
  9. キック・アスジャスティス・フォーエバー 2014年米、ジェフ・ワドロウ監督)
  10. ゴーストバスターズ(2016年米、ポール・フェイグ

 

1位は『ランペイジ』。ゴリラと狼とワニがでっかくなってバカスカドンドンするアレですよ。

事前はノーマークだったんですが、観たら大興奮。

怪獣同士で戦うと、大砲の撃ち合い、体当たりの応酬に終始して、単調になりがち。それを避けようとすると、長い手足を持った、多彩な動きができる存在が欲しくなる。となると人間型。ウルトラマン的な、巨人型の怪獣が必要になる。人型が出せないジュラシック・シリーズやゴジラは、これで苦労してるじゃないですか。

そこに、本作の主役怪獣はゴリラ。ウルトラマン的な格闘戦が可能なんですよ。

キングコング/髑髏島の巨神』もそうでしたけど、『ランペイジ』は加えて都市での大破壊描写がある分、興奮はさらに増すんですよ。

もっと言えば、本作はウルトラマンそのものですよ。

巨大ゴリラ、ジョージがウルトラマンで、ドウェイン・ジョンソン演じるデイビスは防衛チームの一員で、ウルトラマンに変身する主人公の位置。公開当時、ウルトラマンと主人公に別々の自我があり、相棒関係となっている『ウルトラマンX』を思い出したんですよ。

やっぱ、今の時代に怪獣バトルをやろうとしたら、ウルトラマン役がいないと辛いってのを再確認しましたよ。その上で大満足させてくれた『ランペイジ/巨獣大乱闘』が、オレのテン年代ベスト1ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

お酒映画ベストテン

お酒映画ベストテンに参加しますよ
http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20180416

お酒映画ベストテンに参加しますよ。
ブランデーとバーボンって何が違うの?アーストロンとゴーストロンみたいなもん?
人生で最も酒っぽい話は、保育園のお遊戯会は『黒田節』で踊ったこと。
そんな感じのオレですが、やってみましょう。ちなみに『ハングオーバー』は未見だったりします。

  1. バトルフィールド・アース(2000年米、ロジャー・クリスチャン監督、ジョン・トラボルタ主演 ※宇宙酒)
  2. 仁義なき戦い 代理戦争(1973年日、深作欣二監督、菅原文太主演 ※ビール
  3. 世界残酷物語 (1962年伊、グァルティエロ・ヤコペッティ監督 ※ビール)
  4. ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年英、エドガー・ライト監督、サイモン・ペグ&ニック・フロスト主演 ※ビール)
  5. ドランクモンキー 酔拳(1978年香港、ユエン・ウーピン監督、ジャッキー・チェン主演 ※中国酒)

10作出なかった。でもこの5作はスッと出たんですよ。どれも強烈でしたね。

1位 バトルフィールド・アース
本作に登場するサイクロ人は、わずか9分で地球を殲滅したスーパー科学&軍事力の持ち主。
ジョン・トラボルタ演じるタールは、サイクロ軍の地球総督。
総督ってスゴイかと思いきや、とんだで閑職で、彼は左遷されたんです。
その原因が、上役の娘に手を出したのがバレたからという、欠片ほども宇宙人とは思えない理由。
この時点でスゴイんですが、本題の酒の話に移ります。
タールには行きつけのサイクロ人バーがあって、いつもクダまいてるんですが、この日は上機嫌。
事業が上手くいって、母星に戻れそうになったんですね。
オレは母星に返り咲きだ。お前らはココで頑張れや!ワッハッハ!とエビス顔で嫌味を振りまく。
しかし、翌日の会議で帰還の話は一蹴されちゃうんですよ。はあ?お前はズっとそこにいろ、と。
カットが切り替わると、沈痛な面持ちのトラボルタ。両手いっぱいに酒瓶かかえて泥酔状態ですよ。
超文明を持つ異星人ですからね、サイクロ人って。それでこの島耕作かっていう展開。
ちなみにサイクロ人って鼻毛と繋がったヒゲ面で、頭は小悪魔agehaばりのメガ盛り髪ですからね。
酒と言われて、真っ先にこの場面が思い浮かびました。
ちなみに『バトルフィールド・アース』は、これ以外にも名場面がつるべ打ちですよ。

2位 仁義なき戦い 代理戦争
遠藤辰雄が、相手がまだ飲んでる最中のコップに、たばこの吸い殻を放り込む場面ですよ。
あまりに傲慢な行為に「ああ、ヤクザだ」と戦慄しましたね。

3位 世界残酷物語 
ハンブルクの酔っ払い天国」の場面なんですが、これ延々と続くじゃないですか。
泥酔したオッサンとオバサンが、ヨタヨタしてゲ―するだけの映像がひたすら流れ続けるアレ。
他の話に比べ、パンチ不足もいいところですが、でもこれが酔っ払いだよねと納得なんですよ。

4位 ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う
これ、楽しいSFコメディって体じゃないですか。エドガー・ライトの。
冒頭のあまりに陰惨なアル中描写にかなりビビるってのはまあイイです。
しかし、あのラストって救いじゃないですよね。
主人公だけは楽しそう。でもアレを楽しんでいるってのは、より悪化してるってことでしょう。
高校時代のヒーローが挫折して、酒に逃げ、その挙句にという展開にゾッとしましたわ。

5位 ドランクモンキー 酔拳
酔拳』が5位かと思うけど、これたしかにお酒の映画だけど、それ以外の要素が強い。
カンフーものであり、コメディであり、修行ものであり、ジャッキー映画ですからね。
だから「お酒」と言い難く思いながら、それでも入れたくなる。やっぱ傑作ですよ。

10年ぶりのオールタイムベスト10

http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20171031
ワッシュさんの企画に参加しますよ。
前回は10年まえ。その時はこんな感じでした。
http://d.hatena.ne.jp/nikuzombie/20071204
10年経ってみたらこんな感じでしたよ。

  1. ゴジラ FINAL WARS(2004年日本、北村龍平監督)
  2. ブレイド2(2002年米、ギレルモ・デル・トロ監督)
  3. スーパー!(2011年米、ジェームズ・ガン監督)
  4. 宇宙戦争(2005年米、スティーブン・スピルバーグ監督)
  5. キル・ビル Vol.1(2003年米、クインティン・タランティーノ監督)
  6. ロッキー・ザ・ファイナル(2006年米、シルベスター・スタローン監督)
  7. バンパイアハンターD(2001年日本、川尻善昭
  8. チャッピー(2015年米、ニール・ブロムカンプ
  9. シルミド(2004年韓国、カン・ウソク監督)
  10. ココシリ(2006年中国、ルー・チュアン監督)

顔ぶれは変わってるけど、10年後も同じレールの上を走ってますよ。
いくつかにコメントします。

1位 ゴジラ FINAL WARS
この10年で変わったことの1つにツイッターを始めたってのがあります。
そのツイッターで最も多く言及した映画がこれ。
確信しましたね。オレはゴジラ映画で最も好きなのがFWであることを。
泉谷しげるが、孫とミニラと3人組で軽トラ行脚とか。
ドリル戦艦が空飛んでて、その艦長がドン・フライで副艦長が國村準だとか。
愉快で奇跡的としかいえないことが次々とおこってるんですよ。
その一方で、意外に過去のシリーズを尊重しているのも素晴らしい。
敵として出現しても、過去作でゴジラと共闘経験のある怪獣は無残な目にあわせない。
オキシジェン・デストロイヤーが存在しない以上、ゴジラを殺すことは不可能。
ガイガンはチンピラ。
胸を張っていいますわい。2017年、オレのベスト1は『ゴジラ FINAL WARS』!

2位 ブレイド
コミックの実写化については、10年前もアレコレ言われてました。今も色々あります。
でも2002年公開のこの作品で、1回成功しているんですよね。
コミックヒーローの実写化は難しい。加えて今どきの観客の要望を満たさにゃならん。
この難問にきちんと答えたこ本作は、ヒーロー映画のマイルストーンと思っております。

3位 スーパー!
ヒーローものの課題に「もしヒーロー達が実在したら?」ってのがあるじゃないですか。
かの『ウォッチメン』以来の話ですが、ほぼ『ウォッチメン』で語り尽くしてる話でもある。
その少ない隙間を埋めたのがこの作品ですよ。
マヌケでみっともない、オナニー臭がキツイ部分ですね。
でも、この部分こそが見たいものだったんですよ。
リアルぶっても、かっこつけたヒロイックなものしか出さんよな?という不満を満たしてくれた作品なんです。
トンマの果てから、行きつくのは流血と脳漿が飛び散る凄惨な世界ですよ。
地獄を経て、ようやく主人公がたどり着いた
「コマとコマの間を読むのよ」と「ありがとうフランクおじさん」。
スーパーヒーローモノに、1つの結論を出した作品だと思うんです。

8位 チャッピー
この映画、ラストにある奇跡がおこるじゃないですか。ご都合主義とも見える奇跡が。
オレら人間にとって、最重要事項と言えるものをあっさり克服しちゃうじゃないですか。
あ、それ大丈夫。ぜんぜん問題ないし。…ほーら大丈夫だったでしょといった具合に。
こっちとしちゃ愕然としつつも、助かるのは事実。まさに「お、おう」ですよ。
主役ロボ・チャッピーが起こした奇跡は、完全に愛情の賜物で、悪意は欠片ほどもない。
でも、これがロボットSFの体裁をとった、子育てもの1種ですよね。
「貴様ら人間など」とくるよりも冷たいものを感じたんですよ。否定すらされないのかと。
それまでも面白かったけど、ラストでさらに評価があがりましたね。

しかし10年か。精神的にはあんまり変わらんのだけどなあ。

対決映画ベストテン

対決映画ベストテンに参加しますよ!
http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20170329
怪獣とか怪人とか恐竜とかロボとか、そんなんばっか。でもこの条件じゃそうなるよな!

  1. ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団(1979年日 東條昭平 監督 コ・ガオデンディ 主演)
  2. 片腕カンフー対空飛ぶギロチン(1976年香港 ジミー・ウォング 監督・主演)
  3. ゴジラ対ヘドラ(1971年日 坂野義光 監督 柴俊夫 主演)
  4. マジンガーZ対暗黒大将軍(1974年日 西沢信孝 監督、石丸博也 主演)
  5. フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)(1965年日 本多猪四郎 監督、水野久美 主演)
  6. 怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス(1972年米、飯島敏宏 監督、南伸介 主演)
  7. 大恐竜時代 タルボサウルスvsティラノサウルス(2012年韓国、ハン・サンホ 監督)
  8. モンスターVSエイリアン(2009年米、ロブ・レターマン、コンラッド・ヴァーノン監督、リース・ウェザースプーン 主演)
  9. UFOロボ グレンダイザーグレートマジンガー(1976年日 葛西治 監督、富山敬 主演)
  10. フレディVSジェイソン(2003年米、ロニー・ユー 監督、ロバート・イングランド 主演)

以下、コメントです。

1.ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団
これは1位。だって仕方ないだろうハヌマーンなんだから。
「お前たちを殺してやる!」悪人に投げかけるハヌマーンの言葉がこれですよ。
とどめが「仏様を大切にしろ、大切にしない奴は死ぬべきなんだ!」ですよ。
悪人相手とはいえ、50mの巨大なハヌマーンがオッサンを握りつぶす姿は、ヒーローというより地獄の獄卒。
ラストのウルトラ兄弟と組んでゴモラを嬲り殺しにする姿は、正義の戦いではなくザ・暴力。
こんなん初めてみた…と初見時は絶句しましたよ。1位にするしかないでしょう!
2.片腕カンフー対空飛ぶギロチン
これも1位と同じ話ですよ。
今でこそカンフー映画に興味ある人なら誰もが知る作品ですが、忘れられていた時期もあるんですね。
オレは忘れられていた時期に、たまたまレンタル店の肥やしになってるのを観たんです。
なんじゃこのヒドい題名は?なに「世界一流カンフー総出演」?へえーと小バカにしながら。
観てみれば呆れた面白さ。なんだコレは!通常の意味でも、そうでない意味でも凄い!もう感動でしたね。
ジミー・ウォングがどんな人物か知る前だから、主人公のキャラには愕然としましたよ。
道家同士の戦いでありながら、隠し武器にトラップハウス(と手下による包囲)と爆弾を使用すんだもん。
これをダーティな手法もやむえない、ではなく当然のやり方として扱いますからね。
題名の空飛ぶギロチンとそれを操るカム・カンも強烈でした。

やっぱ映画は絶句してなんぼですよ。
時間とれないのでコメントは1位と2位だけ。
でも7位の『大恐竜時代 タルボサウルスvsティラノサウルスは軽く触れます。
これホントに面白かったんだよ。
タルボサウルスの子供パッチは家族と共に幸せに暮らしていたが、自然の猛威がパッチ達を襲う。
その猛威と共に現れ、次々とパッチの家族を奪ってゆく片目のティラノサウルス
やがてパッチは雌と出会い、新たな家族を作るも、またも現れる片目ティラノサウルス
家族を守るため、パッチは戦うっていう王道の話。いやあ燃えたね。

戦争映画ベストテン

今年も参加しますよ。今年は戦争映画!
http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20161031
しかし観てるようで観てないこのジャンル。
思いついたものに何となく順位つけただけになってるけど、そういうもんですよ。

  1. プライベート・ライアン(1998年、スティーブン・スピルバーグ監督)
  2. 戦争のはらわた(1977年、サム・ペキンパー監督)
  3. プラトーン(1987年、オリバー・ストーン監督)
  4. 兵隊やくざ(1965年、増村保造監督)
  5. ブラックホーク・ダウン(2002年、リドリー・スコット監督)
  6. ジャーヘッド(2006年、サム・メンデス監督)
  7. 汝の敵、日本を知れ(1945年、ヨリス・イヴェンス/フランク・キャプラ監督)
  8. ブラックブック(2007年、ポール・バーホーベン監督)
  9. U・ボート(1982年、ウォルフカング・ペーターゼン監督)
  10. フルメタル・ジャケット(1988年、スタンリー・キューブリック監督)

以下、ちょっと語ります。
1位 プライベート・ライアン
 第二次大戦までの戦闘描写については、これで結論出た気すらします。
 腸がはみ出たのを泥だらけの手で処置してるという、もうホントに地獄の戦場描写に絶句しましたね。
2位 戦争のはらわた
 これ小学生の時、TV放送で観たんですが、次の日は話題騒然でしたね。「チンコ切られたー!!」と。
 ウンコチンコまっしぐらの小学生にとって、あまりに衝撃的だった股間がジョギリショック。
 そういう思い出も含め、好きな映画ですよ。
3位 プラトーン
 オレは怪獣と『真・女神転生』で物事を考えるんですが、これモロにメガテンですよね。
 描かれているのはロウとカオスの対立。
 主人公は双方に学び、ニュートラルの道を選ぶって話ですよね。
4位 兵隊やくざ
 「我が母の教えたまいし歌」ならぬ「我が母の教えたまいし勝新」映画。
 うちの母親が言うんですよ。勝新が戦場に出て最初に言う台詞が「ごっつい出入りじゃのう」で最高と。
 で、観たら面白かったんですよ。オレはとんだママっ子ですよ。
5位 ブラックホーク・ダウン
 『プライベート・ライアン』の影響受けた映画の中で、一番どうかしてる作品。
 レゴラス役でスターになったばっかのオーランド・ブルームが、ただのバカとして出演しとります。
6位 ジャーヘッド
 これに戦意高揚のために映画を観るってシーンあるんですが、それが『地獄の黙示録』。
 劇中では「大暴れキルゴア中佐」の場面を観てるんですが、他の場面も観てるのか気になりましたね。
 これの宣伝で山本“KID”徳郁が「俺もジャーヘッドだ!」とコメントしてたんですよ。
 当時は反発おぼえたんですよ。何テキトーなこと言ってんだ?と。
 でも、後にあれは自分と映画の中身をよく分かった上での発言だったんだなと分かり、ちと切なくなりましたね。
7位 汝の敵、日本を知れ
 敵意に満ちたプロパガンダ映画なんですが、もう笑ったんですよ。
 絶妙なタイミングで挿入される鐘つきの場面、ゴーンと鳴るたびに爆笑ですよ。
 つまり編集が素晴らしいってことで、それは大変恐ろしいことではあるんですが。
 あと、よく調べてるなあと。
 神武天皇ニニギノミコトの孫で…とか日本人でも意外に押さえてないところまで解説するんですね。
8位 ブラックブック
 『悪女聖書』みたいな話でしたね。バーホーベンらしく、善悪がゴロゴロ入れ替わる。
 あのウンコ処刑の場面には絶句しましたわ。
9位 U・ボート
 オレは潜水艦なんて絶対に乗らん!と誓った映画。憔悴しきった人しかいないじゃん!
 でも、あの豪快な曲「コンボイ」が流れると血がたぎるんですよね。
10位 フルメタル・ジャケット
 これはコメント不要ですね。ファミコンウォーズが出るぞ〜。

筋肉映画ベストテン

http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20160417
ワッシュさんの「筋肉映画ベストテン」参加しますよ。
今回は順不同。
思い入れから順位なんてつけられない!というより、こんなもんつけようが無い!からです。

 コマンドー(1985米、マーク・L・レスター監督、アーノルド・シュワルツェネッガー
 ドラゴンへの道(1972香港、ブルース・リー監督、ブルース・リー
 マスターズ/時空の覇者(1987米、ゲイリー・ゴダード監督、ドルフ・ラングレン
 スコーピオン・キング(2002米、チャック・ラッセル監督、ドウェイン・ジョンソン(ザ・ロック))
 エクスペンダブルズ(2010米、シルベスター・スタローン監督、シルヴェスター・スタローン
 トリプルX(2002米、ロブ・コーエン監督、ヴィン・ディーゼル
 マッスルモンク(2003香港、ジョニー・トー監督、アンディ・ラウ(着ぐるみ))
 レスラー(2008米、アーレン・ダロノフスキー監督、ミッキー・ローク
 コナン・ザ・バーバリアン(2011米、マーカス・ニスペル監督、ジェイソン・モモア
 テルマエ・ロマエ(2012日本、竹内英樹監督、阿部寛

以下コメントです。

コマンドー
この種の映画の代表選手みたいなもんなので。主演もさることながら、内容も何もかもが筋肉。
しかし、30年前はコレがここまで人気作になるなんて思わなかった。なんか気取ってる『ランボー2/怒りの脱出』より「オレはバカだ。低能でけっこう!」と言い切る本作が好きだといったら、バカにされることもあったからさあ。
『ドラゴンへの道』
筋肉という観点なら、ドラゴン映画でもこれでしょ。後の筋肉スター、チャック・ノリスも出てるし。
『マスターズ/時空の覇者
申し訳ないけど内容が思い出せない。必死に記憶を掘り起こしてみたら、思い出した内容は『銀河伝説クルール』だった。ドルフ・ラングレンの肉体しか思い出せない。なら他のでもイイじゃねえかって話だけど、ドル映画の中で服の布地が一番少ないのがコレだったから。
スコーピオン・キング
ドウェイン・ジョンソンというよりもザ・ロックだった頃の映画。内容はあって無きがごとし。しかし本作では完全に英雄な蠍王の末路が『ハムナプトラ2』でのサソリガドラスみたいなもんだと思うと泣けてくる。
『エクスペンダブルズ』
コレの制作時、スタローンは64歳だった。なのにあの筋肉ぶり。スライは筋肉芸道において最後まで現役であり、座長として筋肉仲間をひっぱってきた。もう偉人を呼ぶべきでは。
『トリプルX』
脳筋というけど、これのバカぶりはただごとではない。なんつっても敵組織の名前がアナーキー99!ヴィン・ディーゼルは大量の筋肉を持つ男だが、顔立ちはかなり柔和。それを反映してか、映画の雰囲気も脳天気でイイ。
マッスルモンク
この映画の筋肉はまがい物。アンディ・ラウに超リアルな筋肉着ぐるみを着せて、ボディビルのチャンピオンを演じさせている。でも、なぜ?それがサッパリ分からない。そんな設定なしでも話は成立するのだから。不可解な筋肉(フェイク)。そもそも映画自体が禅問答じみており、ワケが分からない。前世の業を断ち切るって話なのこれ?
『レスラー』
打って変わって悲しい筋肉。筋肉世界にしか居場所を作れなかった男の末路は、あまりにツライ。
コナン・ザ・バーバリアン
期待の筋肉。ジェイソン・モモアが演じるアクアマンが楽しみ。
テルマエ・ロマエ
古代ローマ人を日本人俳優が演じるコメディと、うすら寒いこと間違いなしと思われたが、意外や楽しめた。この映画の可笑しみは阿部寛の鍛えられた肉体、引き締まった尻あってこそ。肉体が作品を支えている。


選んでみると、筋肉映画って意外に難しかったですね。アクション、武術よりも筋肉とよぶべきとなると、けっこう考えてしまいました。

音楽映画ベストテン

ワッシュさん主催の音楽映画ベストテンに参加しますよ!
http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20151031

  1. ビルとテッドの地獄旅行(1991年、ピーター・ヒューイット監督)
  2. サウスパーク無修正劇場版(1999年、トレイ・パーカー監督)
  3. 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか1984年、石黒昇河森正治監督)
  4. 未知との遭遇(1978年、スティーブン・スピルバーグ監督)
  5. ファントム・オブ・パラダイス1975年、ブライアン・デ・パルマ監督)
  6. ダバング 大胆不敵(2014年、アビナウ・カシュヤップ監督)
  7. アンダーカバー・ブラザー(2002年、マルコム・D・リー監督)
  8. リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(1987年、フランク・オズ監督)
  9. カタクリ家の幸福(1998年、三池崇史監督)
  10. ハードロック・ハイジャック(1994年、マイケル・レーマン監督)

以下、コメントですよ。

1位 ビルとテッドの地獄旅行
この映画の何がスゴイかって、主人公達が音楽による世界平和を実現しているってことですよ。正確には未来の世界で実現することが決まっている、ですが。では、平和な未来ってどんな世界か?それはアル・ヤンコビック国賓とされる世界です。そりゃ平和だろう!という説得力がスゴイですね。また、ビーバス&バッドヘッド、ウェイン&ガースといった同時期のコンビより、より脳天気で頭が悪いってのも魅力。シメの1曲がKISSってのも何も考えてない感じでイイですね。

2位 サウスパーク無修正劇場版
可愛い絵柄に過激どころではないギャグ、しかも最高のミュージカルという贅沢な作品。公開当時よりも、今現在の方が胸にせまる内容ですよ。テーマは表現の自由、規制運動、マイノリティですからね。凄まじいギャグアニメだけど、シリアスな作品以上に問題に踏み込んでおります。アカデミー主題歌賞にノミネートされた劇中歌『ブレイム・カナダ』は、今聴いてみるとチト笑えない。責任転嫁とトンデモなく飛躍したレッテル貼りを描いた曲ですからね。

3位 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか
この映画で歌というものは、良いもの、素晴らしいものとされています。歌の力で異星人と分かりあい、人類は絶滅を免れたって話ですからね。しかし、この歌の効果が激烈なんですよね。もう洗脳兵器に見えるんですよ。歌手リン・ミンメイの顔が映る巨大スクリーンを背に全弾発射、悪役の頭を吹き飛ばすってのがラストなんですが、ここチョイ怖いんですよ。場面としては歌を悪用したものに制裁ってことで問題ないんです。でもあまりに巨大な人の顏は、それが美少女のものであっても悪夢的なんですよ。TV画面で観たオレですら思ったんだから、劇場のスクリーンで観た人はもっと強く感じたのでは。音楽の素晴らしさと恐ろしさを同時に描いた名場面でしたね。

4位 未知との遭遇
これ音楽映画ですよ!パ、パ、パン、ポン、パーンの5音階で始まり、ラストは異星人とのセッションですからね。しかし、この映画の宇宙人は友好的な連中って話ですが、ホントかよ。友好的な割には人をさらったり(帰しはしたが)、行動が不条理すぎですよ。だいたい、あんな音のやり取り程度で意思疎通と言えんのか。お互いまるで理解できてないんじゃないの?あの後リチャード・ドレイファスは超エグイ人体実験されてんじゃないの?オレは今でもアイツらのこと疑ってますよ。

5位 ファントム・オブ・パラダイス
この映画の何がイイってファントムのデザインですよ。ゴス版ガッチャマンみたいなアレ。あとファントムの声が歪んだ電子音ってのも良かった。ミニストリーとかナイン・インチ・ネイルズってコレの影響を受けてるんだろか?そうであっても不思議じゃないよねえ?そんなこと思いましたね。

6位 ダバング 大胆不敵
最近インド映画をポチポチ観てるんですが、これは面白かった。イロイロとスゴイところあるんですが、この映画けっこう死人が出るんですよ。中盤、ある葛藤の解決策があっさりすぎる死で、それで解決すんの!しかも後腐れなし!とマジで驚きました。ミュージカルと言うと、きらびやかで女性的なものを連想しがちですが、主人公が超マッチョな悪徳警官なもんだから、歌もダンスもゆったり暴力で超マッチョなんですよね。これ新鮮でした。欧米、日本ではまずお目にかかれないものがバンバン出てくる映画でした。

7位 アンダーカバー・ブラザー
「潜入捜査黒人」というタイトルで既に可笑しい。一番面白いのは主人公ではなく、ライバルキャラであるMr.フェザー。白人至上主義組織ザ・マンの幹部であり、黒人とその文化を腹の底から見下しているレイシスト。なんで黒人の音楽なぞクズだ!と言うんだけど、ソウルミュージックが聞こえる度につい体が動いてしまう。そんな奴がよりによってジェームズ・ブラウン(本人が本人として登場)に出会ってしまい「ゲラップ!」を連発されちゃったからタイヘン!という場面は笑ったなあ。白人女のエロい部分だけを集めて濃縮したエージェント、ホワイト・シー・デビルってのが出るんですが、それを演じるのがデニス・リチャーズってのも可笑しかったな。

8位リトル・ショップ・オブ・ホラーズ
これ驚いたんですよ。オードリー2の表情豊かさに。唇の部分が動くことでここまでくるとはって。もちろんサディスト歯科医とマゾ患者とかも楽しかったんですがね。後この映画と言えばハッピーエンドバージョンとオリジナルバージョンの話になるんですが、オレは断然オリジナル版。ラストは怪獣映画じゃないですか。あのシーンもよくできてた。

9位 カタクリ家の幸福
今となっては切ない映画ですよ。この映画のラストで、祖父を演じる丹波哲郎が昇天する場面あるじゃないですか。その後数年で、丹波哲郎は本当に亡くなってしまった。また、クヒオ大佐みたいな結婚詐欺師を忌野清志郎が演じてたけど、こちらも故人。13年前の映画なんですが、その間にイロイロと変わってしまったことを感じさせる映画になってしまった。観た時は単純に楽しい、ジュリーと松坂慶子のデュエットの場面がイイなあとかしか思わなかったのに。

10位 ハードロック・ハイジャック
主演がブレインダン・フレイザースティーブ・ブシェミアダム・サンドラーという豪華キャストなんですが、それよりラストに突然現れるレミー・キルミスターですよ。フレイザーは今でこそタフなロッカーぶってるが、学生のころは地味な奴だったと皆の前でバラされる場面があるんですね。でも皆はかれに共感し、次々とカムアウトするんです。オレだって昔はヘナチョコだった!オレだって『ダンジョンズ&ドラゴンズ』ばっかやってた!とか。そこにレミーが出てきて言うんですよ。「オレも学生のころは新聞部だった」とウソ200%の告白ですよ。『リトル・ニッキー』のオジーと同じくらい笑いましたね。


以上、ベストテンです。