4月になってしまった・・・

もう嫌だ。キーボードが上手くならない。死にたい!
何か、少しでもいいから前進してるっていう自覚が欲しい。
いつまでもゼロのまま、っていうより、年を食うごとにどんどんマイナスになっていく僕の生きる価値。
「お前は生きる価値がない。 お前は死ぬ価値もない」耳の奥で町田康さんの歌声がリフレインします。答えはどこにあるのだろう。

今日は実家で飼っている犬を散歩に連れて行きました。犬はシェリーという名前です。シェリーは散歩の時、後ろにいる僕を何度も振り返りながら歩きます。僕がちゃんとそばにいるのかどいうか確かめないと、遠くまで歩いていけないのです。愛らしいです、シェリー。
外はもう春の陽気で満ちていて、遠くには山桜が見えました。この、のどかさが呪わしいです。戻れない自分を感じます。
少しでも外の世界をシャットダウンしたくて、アイポッドで「神聖かまってちゃん」を聞きながら歩きました。
神聖かまってちゃん」は最高でした。友達の勧めでCDを買って良かったです。「ロックンロールはなりやまないっ」で涙ぐみました。
なんだかあの時、カッコいいと勘違いしていた自分が、輝いていたように思えました。誇れるような思い出なんて一つもないけれど、あのとき感じたワクワクする気持ちだけは忘れたくないです。

犬の散歩しながら、音楽聞いて涙ぐむような男は、端から見ると完全に変人であること間違いなしですが、僕はこんな風に、周りの状況なんかおかまないなしに自分の世界に入ってしまうことがあるので、以後、気をつけます。中二病に陥っている場合じゃありません。23歳ですから。
家に帰ってからも、少しシェリーと遊びました。こんなくだらない僕にさえ、しっぽを降ってじゃれついてくるシェリー。なんだか申し訳ない気分になります。

最近、犬は実はとても偉い動物なのではなかろうかと思っております。何の見返りも期待せずに、愛情を示すことは、人間にはなかなか難しいです。
さようなら。

マジっすかぁ・・・。

誰か、褒めてよ!何も出来ない僕を、一瞬、褒めてよ!
ギターのFコードが押さえられる僕を褒めてよ!
プリンが作れる僕を褒めてよ!
普通自動車免許を持っている僕を誰か褒めてよ!
「はい、うざーい」とか言わないで。それは制裁、粛正、ホロコースト

現実逃避はお好きですか?僕は大好きです。無くては生きていけません。


えーと、大学の卒業式に行ってきました。そして卒業生の僕は進路が決まってません。
ファッキンニートです。本格的に。
式の終わった後、サークルの後輩から、花束をいただきました。なので、僕は彼らが大好きです。
嬉しいときの顔はやっぱり笑顔になるんですね。
これまで見送る側に立って先輩の晴れ姿を眺めて来たけど、いざ自分の番になってみると「ああ、僕にも花束を受け取る順番がまわってきたのだなぁ」なんて、遠い眼をしてもいいような気さえしてきます。

恒例の追い出しコンパでは、いろんな人から「これから、どうするの?」って聞かれました。
僕はこれから音楽を作るんだ!ロックバンドをやるんだ!って答えました。いいえ、決して冗談などではなく。マジで。
「何を考えてるの?」「どうするの将来?」って、今までいろんな人に言われたけど、将来はどうにかします!でも不安です!不安でしようがないです!でも、なんとかなりそうな気もしないではないです。
実は地元で、一緒に音楽をやろうって仲間を見つけたのでした。ドラマーを見つけました!ボーカルも見つけました!ギターとベースはまだ見つかっていないけど、僕がシンセで低音と高音を弾けば、まあなんとか形になると思います!ギターとベースはおいおい追加します!一応、曲もいくつか作りました!クソ下手糞なキーボード伴奏ですが・・・シンプルイズベストを、言い張ります!

大学を卒業して、学生という身分を失って、いよいよ後ろに引けなくなって、くそったれこうなったら前に進むしかないじゃないか!っていう感じでした。昨日までは。
ドラマーも見つかったし、とりあえずはスタジオに入れる状態にはなっている・・・スタジオに入れば、バンド活動の第一のステップが踏める。ということは早くスタジオを予約せねば!一刻も早く!
熊本に戻ると即座にボーカルの方に電話して、4月のスケジュールを聞きました。
「○日と○日が空いてるんですね!了解しました!スタジオ予約は僕に任せて下さい!」かつてないほどハキハキとした口調で会話。よし、次はドラマーに電話だ!
「○○くん!今、電話、大丈夫かな!?あのさ、これからバンドやるにあたって、その第一歩として、4月中にみんなでスタジオ入って、合わせてみようと思っているんだけど、どうかな!?四月の予定で空いている日なんかはあるかな!?あったら、教えてくれるかな!?できれば週末にしてくれると助かるんだけどな!!どうっすか!?」
鼻息荒く一気に捲し立てました。
なんか、ちょっと、バンドマンっぽいなぁ・・・なんて思ったりして。
いよいよ始まるぞ・・・僕の、輝かしい、音楽人生が!!




五分後。僕は頭を腕の中に埋めていました。おなじみの体育座りの姿勢で。
理由は聞かないで・・・ください。けっしてドラマーが、ドラム無理になったとか、そんなんじゃないんです。
人生はいろいろだと思います。これもまた、いつもの僕のパターンだし、僕オリジナルの生き方で、まあ尊いとも言えなくもない生き方なんだと・・・プラスもマイナスも引き受けて自らの人生を愛して行く事が、人間にとって何にもまして大切な事なのではないでしょうか。ピース・・・!

えーと、早くもバンド活動及び将来的な展望が暗礁に乗り上げっぱなしで、一向に降りてくる気配を見せない昨今の僕、noisechinkoは、一緒にバンドやってくれるドラマー、もしくはギターorベースを募集しております。熊本にお住まいの方がいらっしゃれば是非・・・。
まあ、ドラム、ギター、ベースを募集中ってことは、バンドとしてまったくのゼロの状態ってことですけどね、はは!

みんな、大好きです。 さよなら。

サンキュー、バイバイ。

突然ですが、実家に帰ります。大変なのは、これが一時期の帰省ってわけじゃなくて、本気で京都を離れてしまうってことです。大学の先生に相談して、話つけてきました。お別れを言えなかった方には、本当にごめんなさい。いろいろすみませんでした・・・。

下宿先の大家さんに退去届けを出してきました。実家の両親とも、夏休みの間に、何度か話し合ってきました。僕の、将来について。これからどうするつもりなのかってことを。

三日前、銀行の口座を解約しに、以前住んでいた三山木にまで、電車に揺られて行きました。電車の窓から、壊れた空き家が遠くの方に見えて、少し心を慰められました。家主の方には悪いのですが、壊れたその家を見て、僕は微笑みました。眼を細めようとしたら、瞼がプルプル震えて、ああ疲れているんだなぁって、悲しい気持ちになりました。「すごいクマやな!」って、よく言われます。すごく歳を取ってしまったような気分に、最近よくなります。こんなときに人はどこかに行きたくなるのかな、なんて、思いました。

三山木駅に着くと、懐かしい思い出がふわーって風に乗ってやって来て、そして去って行きました。「懐かしい」って思うのは、そこには戻れない自分を感じるからなのでしょうか。一、二年生のころは、よく友達といっしょに、ピーズの「シニタイヤツハシネ」を二人で歌いながら、この田舎町を歩いたものでした。「くだらない」ってつぶやいていた、あのころにはもう戻れない・・・。センチメンタルな気分に包まれた僕は、ホームへと登ってくる学生たちの波に逆らって、一人、階段を下りました。彼らの眼には僕はどんな風に映っているんだろう・・・。自然と眉をしかめてしまいます。ポケットの中で握り締めた十円玉は、汗でべとべとでした。

銀行の口座は、思っていたよりも手っ取り早く解約することができました。四年以上使い続けていたキャッシュカードとも、これでお別れです。用無しになったカードが、ハサミで切り刻まれるのを見つめていると、「故郷(くに)に帰られるんですか」って銀行員の方に聞かれました。思わず笑ってしまいました。「ええ、故郷(くに)に帰るんですよ」って、少し自嘲的に答えると、「そうですか・・・」と言ったきり、銀行員の方はそれ以上何も聞かれませんでした。

帰りの電車では、アイポッドBOATの「Thank You & Good-Bye」を聞きながら、窓の外の景色ばかり眺めていました。

「電車の窓の景色のように 二人のときは流れたけれど 風はいつかやむはずだから 君に幸せ願ってる」

小説なら、ここで涙を流すものなのかな、なんて、ぼんやり思いました。
泣けない僕は中途半端でした。思い出深い景色はずっと遠くの方に流れ去って行きました。
さようなら さようなら 心の中で手を振りました。

二日前、引越しの荷物を一通り送り終えた僕は、空っぽになった部屋の中、窓を開けてタバコを吸っていました。窓ガラスは大家さんに頼んで張り替えてもらったので、もう心配はありません。あとはスーツケースとシンセサイザーを持って、新幹線に乗るくらいです。
実家の両親に夕方までには着くからと報告の電話を入れました。

部屋の鍵を渡すとき、大家さんに「何か楽器をされるんですか?」と聴かれました。僕がソフトケースを担いでいたので、それで聴かれたでしょう。「キーボードを練習しているんです」とだけ、答えました。大家さんは「頑張ってね」と笑顔で見送ってくれました。ありがたいです。頑張ろうと思いました。

・・・京都とも、これでお別れです。
楽しいこともあったし、死にたくなったこともありました。
結局、何も身に付けることはできなかったけど、それでも大切な日々っていうのは確かにあったと思います。
ありがとう京都、バイバイ京都。
いつか京都で暮らした日々を、胸を張って誇れるようになるまで、頑張らなきゃ。

趣味? 趣味は深夜徘徊。

きつく吸った煙草を、空き缶の口の中に落とす。火の粉が底に残ったビールをジュッと焼く。それがどことなく悲しく聞こえてしまうのは、僕の心が曇っているせいなのか。

健康には気を使おうと思い、スーパーで野菜サラダを買った。ドレッシング入りのやつだ。もう何もかかってないサラダは食べたくない。抜かりはないはずだったのだが、今度は割り箸をもらってくるのを忘れていた。仕方がないから、家にあった紙パックのコーヒーからストローを引き抜き、それを伸ばして箸代わりにして食べた。

当然上手く扱えるはずもなく、取り落としたキャベツの千切りが床に散らばった。
コーンの粒も落ちたのだが、もったいなくて、拾って口の中に入れる。窓から、通りを行く学生達の笑い声が聞こえてきた。

・・・。
負けた 負けた と、胸の中で声がした。
負けた、だと? ハッ!戦った覚えもないくせに何を言っていやがる。

最近、夏目漱石の「それから」を読んだ。今更になって漱石を読んでいる自分。それでも文学部っていうのが恥ずかしい。

「それから」は、最初から最後まできつい内容だった。主人公の代助は、すごく頭が切れるんだけど、働かずに親の仕送りで生計を立てている青年だった。今で言うと、ニートってことになるんだろうか?どうなんだろう。当時と今では、また違ったものなのかもしれない。だけど代助の置かれた状況は、僕には他人事に思えなかった。主人公に投げかけられた台詞が全部、自分に向けて言われているように感じた。悲鳴をあげたくなる。耳を塞ぎたくなる。でも、目を背けちゃいけないように感じた。だから、そんな台詞を眼にする度に、ページに付箋を貼っていった。あっという間に文庫本は、黄色い張り紙でいっぱいになった。

「――然し、そんな真似が出来る間はまだ気楽なんだよ。世の中へ出ると、中々それどころじゃない」
「そう人間は自分だけを考えるべきではない。世の中もある。国家もある。少しは人の為に何かしなくっては心持のわるいものだ。御前だって、そう、ぶらぶらしていて心持の好い筈はなかろう」
「だから遊んでないで、御尽くしなさいな。貴方は寝ていて御金を取ろうとするから狡猾よ」
うわあ。もう百年も昔の文章なのに、リアルに痛みつけられる。焦る。焦る。
慌ててウィンドブレイカーに着替えなおし、夜の街へと飛び出した。
誰もいない二車線道路を、限界まで走りぬいてやろうと思った。
放浪宇宙人ペガッサ星人みたいな気分。闇の中をひた走る。どこまでもどこまでも。
呼吸が弾み、背中に汗がにじむ。畜生、苦しいな。歯を食いしばる。まだだ。まだ、耐えてやる。僕は行きたいんだ。この暗闇の向こう側に。

ホイミを唱えられるようになりたい

ああ、力がほしいなぁ。権力がほしいなぁ。
パワートゥーザピープル!権力を貧民に!
お願いしますわ・・・。

だけど神様は忙しいから、・・・その、衣替えの時期だしいろいろ忙しいから、ダメ人間にいちいちかまってる暇なんてない。なので僕はINUなんかを聴いて、無力な自分を慰めているわけです。

ええ加減にせんと気ぃ狂うて死ぬ!!

でも、気がくるっている暇があったら、何か努力をして、力を身につければいいだけの話ですね。・・・はあ。それに早いうちに気付いておけばよかったんです、まったく。

しかし、自意識に苛まれずに、何か力を磨けるような人間ってすごいなと思います。自分をより完全にするために、さらに磨きをかける!すばらしいですね〜。向上心に満ち溢れていますね〜。

もう人間じゃありませんそんな奴は。

サイボーグです。ターミネーターです。イッツエネミーでございます、仮想敵でございます。僕にとって。

まあ、敵というのは僕の弟なんですけど・・・また愚痴です。自虐です。このブログは両親には内緒で書いております。履歴も消すし。

でもそんな事はどうでもよくて、ただいま大学三年生の弟は、未来の見えない僕を差し置いて、青春のまっただ中に居るわけでございます。

テニサー、おしゃれ、勤勉。

この三種の神器的な、持ってはいけない力を備え持つ僕の弟。「3」のジョン・コナー並みにヘッポコ・ヘタレの僕には、とても歯が立ちません。立つ瀬がありません。

いつか凹ませてやる・・・と、怨念をため込むくらいしか僕にはできません。思えば小学生のときからそうでした。

あ、ちなみに弟はもう童貞を卒業しています。どうやら高校生のときらしいです。あはは。
僕はその話を、年下の従兄を通じて知りました。わかりますか?そのときの僕の気持。
「ぽつーん」っていう効果音を誰かに口で言ってもらいたかった、あのときの僕の気持。
知りたくはなかった驚愕の真実。

・・・でも、まあ、めげません。
「童貞を守れない奴に、何が守れるっていうんですか!!」って、これは友達のN君の言葉なんですが、全くその通り! と、僕は開き直ります。開き直るしかないじゃないですか。ああ・・・。しかし、未来は明るいです。そう信じましょう、せめて。


最近、マクドナルドにご飯を食べに行きました。
店員さんが、美人でした。しかもそれだけではなく・・・優しかったんです!
美人が優しいってことは、もう奇蹟ですよ。ミラクルですよ。地球ってすばらしい。
マックシェイクが二倍甘かったです。生きていて良かった、とか思いました。

でも、二回目以降に改めて見ると、そんなに美人じゃなかったりしますね。それに気付いた瞬間のあの気持。やり切れないです。騙された!って思います。その瞬間に脳内に繰り広げられた仮想恋愛は終わりを告げるわけです。せっかく、ご両親を説得するところまで話を持って行っていたのに・・・!悔やんでも一人です。東京大学物語の村上君の妄想表現はまったく正しい描写でございます。一人勝手に自然発火です。相手の都合はお断りです。おめでたい奴です。おめでたい奴だと自分でも思ったりします。毎日がお祭りです。風が吹いても雨が降ってもお祭りです。カメハメハ大王もびっくりでございます。

いや、もう世の中みんなおめでたい奴だらけになったらいいと思います。世界中の人間が全員のび太くんになったら、きっと戦争はなくなると思います。ピース!

・・・なんて話をお昼休みにサークルの先輩としてきました。
「恋愛ってのは人類共通の趣味なんだよ」という教えをいただきました。
刻みます、心に。

別にモテたくはないけれど、モテている奴はムカつくなぁ、なんて思っている僕はやっぱりわがままなんでしょうか。っていうか何様?

でも、こんな僕だって、モテる気分を味わったことがあるんですよ、ごく最近に!

仕事帰りの友人と四条に時計を買いに行ったのですが、そのとき友達の彼女が一緒に来てて、こう隣に並んで歩いているとき、「あ!俺、今、カップルみたく思われてる!?」なんて感じで、少し得意でした。ウハウハでした。モテる奴らは日々こういう気持ちを味わっているのか、なんて贅沢な奴らなんだ、と感嘆しました。横断歩道を渡るときに、「危ないよ」なんて言ったりして。

・・・で、まあ、そのことが最近、嬉しかったと思えた出来事です。

悲しいこともありますが、毎日はまあまあ愉快です。馬鹿なんで。

くたばれ!厄年。

こんにちは。今年は、昭和六十一年生まれの男性にとって厄年だそうですね。昨日知りました。いまさら。

まあ僕も六十一年生まれなんでその厄年の一人なんですが、満喫しています、エンジョイしています、厄年を。ど真ん中で。

厄年って言葉、良いですね。僕は23歳のこの厄年というものを、非常に深い意味で知ることができました。まったくもう・・・。厄年なんて、ほろびてしまえばいいのに。

というわけで厄年です。あと、残すところ三か月の厄年です。ざまあみろ、早く終われ!!暗闇の2009年。

まあ、2009年もあとわずかになってしまったわけで、とりあえず嫌だったことをざっとまとめておこうと思います。おさらいしてみようと思います。はい、つまりは愚痴なんです。このブログは「愚痴」や、「絶望」を主成分にして成り立っております。だから思いっきり愚痴ろうと思います。一人で。


1、 友人に部屋のガラスを割られる。

先日の三連休に、友達のY君が遊びに来た。何もすることがないので、世界一ちんこが長い男が出演しているアダルトビデオを二人で見る。男の名はMr・インパクト(仮名)。竿の長さは40センチ。出る精液の量が半端なかった。もはや点ではなく線となって精液がほとばしる。止まらない、止まらない!!
ちなみに、ちんこは平常時には常にハミチンの状態でズボンにしまってある。歩くときは、すごく気をつけないといけない。でないと、痛い。
おしっこのときは、やはり全部ズボンを下ろすのだろうか?
その翌日、Y君の彼女が家に来る。彼女さんはたい焼きを買ってきてくれた。僕は「ありがとう」とお礼を言ったが、Y君はたい焼きを窓から投げ捨てた。そして悠々とベランダでタバコを吹かす。
僕が笑っていると、彼女さんは窓を閉めてY君を閉じ込めた。閉じ込められて15秒。速効でY君は窓に蹴りを入れる。ビシッ。細かい破片が飛び、亀裂が一面中に走る。ワイヤー入りなので全壊はしなかったものの、全体に走ったヒビはどうしようもない。ワイヤー入りの窓ガラスはけっこう高額の修理金が要ると聞く。絶望した心地とはこういうことを言うのだろうか。僕がうつむいてガムテープをペタペタやっている中、Y君はプカプカとタバコを吹かすのだった。しょんぼり。

2、 知らない人を知人だと思い、声を掛ける。それが今年で三回も。

サークルの後輩かと思って、気安く声を掛けたら、全く知らない人だった。僕はチューハイを買って、コンビニを出た。それが二日前。面倒くさかったのでその人には謝らなかった。ごめんなさい。
他には100円ショップで、またもや知人かと思い「Sさん!」と声を掛けたら、なんとびっくり、同じ名字をした知らない人だった。「えっ、Sですけど!?」とその人は言った。へえ、と思った。僕はきっとこの人の記憶に残るだろうな、と思った。知らない癖に、名前を呼んできた変な人間として。

3、 友達にちぎった新聞紙を部屋にばらまかれる。それを写真に撮られる。

Y君と飲んでいたら、友達のK君が来た。飲みに行った。タイ料理を食べた。部屋に戻ると何もすることがなかったので、二人は新聞紙をちぎって、「雪だー。雪だー」と言いながらばらまき始めた。もうこうなったら止めようがない。Yくんはついにトイレットペーパーまでちぎり始めた。しょんぼり。
しょんぼりしてる僕は、ケータイのカメラに撮られた。ぱちり。写真を見ると・・・うわぁ、って感じの23歳がそこにいた。
うん、大丈夫。それでも僕、めげないから。やっぱり友達は大切だと思うから!!
そのあとK君とコンビニにお酒を買いに行ったら、Y君はとんずらしていた。少しも部屋を片付けようとせずに。ガラス代を払ってくれるかどうか、とても心配だ。


とりあえず、三つ、思い出してみました。で、気付いたのは、この三つの出来事が全部、この前の三連休で起こった事件だってことです。嫌な出来事の発生率、半端ないです。厄年、マジで来ています。それ以前に起きた嫌なことは、忘れました。馬鹿なんで。また、思い出したとき、書きます。

あーあ、っていうか、通りで知人を見かけたときに声を掛けるのは、なんとなく躊躇われますね。人の顔を覚える能力が、僕には圧倒的に欠けているのです。だから、いつも相手から気付いてくれるのを待つわけですが、いつも気付いてもらえません。そんなに印象薄いのかしら・・・考え込みます。でも答えが出てきました。その答えとは、同じ服を着て外を出歩くことです。印象を与えるのです、服装を通して。そしたら、その服を着てたら僕を知っている人は「あっ」って感じで気付いてくれます。だからたいてい僕は同じ服を着ています。けっして持っている服が少ないとか、そういうわけじゃありません。「制服」みたいなもんです。そう思い込みましょう。

くたばれ厄年!