誕生日だね
お蘭、今日はお蘭の13歳の誕生日になるんだね。
最近はお蘭の事、全く思い出さない日もあったりして
こうして少しずつ思い出が薄れていくのかなぁと
その事に気が付いた時はちょっとショックだったんだけど
仕方がないのかもしれないね。
今日は誕生日かぁって朝起きた時に思い出して
お蘭がいないのはやっぱりすごく寂しい。
花より団子だったのは承知だけど(笑)
夕方花屋さんに行ってお花買ってきたんだよ。
ウィンドウの扉を開けて貰ったら、すごく良い薔薇の香りがして
店員さんに「この香りがしているバラが欲しい」ってお願いして
今日はたまたま薔薇が多い日だったんだけど
一種類ずつ匂いを確認して貰って
「ああ、この薔薇ですね。」って匂いを嗅がせて貰って
黄色い薔薇を買ってきたよ。
薔薇は好きだけど最近は匂いが弱い薔薇ばかりだったので
今、部屋の中には薔薇の香りがふんわりと漂っている。
お蘭もこの匂いを楽しんでくれてると良いな。
時々花を買ってきた時、匂い嗅がせて遊んだりしたもんね。
お供えのオヤツの方が良い匂いって言わないで
薔薇の香りも楽しむワンコになってねw
1号も2号も「今日はお蘭の誕生日だったからお花買ってきたんだ」と
話したら、2人ともパッとお蘭のトコ見てうんうんって頷いていたよ。
お父さんも「寂しがってないといいね」って言っていたよ。
そっちにはお友達がたくさんいるから寂しくないと思うけど
いつかいく時まで待っててね。
一年が経ちました
パスワードも忘れてて、ここに来るのは本当に久し振りです。
いい加減閉鎖しようと思いつつ、思い切れない日々を過ごしております。
普段はお蘭の事を考えないように、考えないようにとしてるので泣く事もなかったのに『もうすぐ一年なのか』なんて気が付いたらもうダメですね。今日の明け方、お蘭が逝ってしまった時間にも起きていて、1年前の今日を昨日からトレースしてました。
この時間にはこんなだったのに
この時間にはこんな風だったのに
この時間には電話を掛けまくって
この時間には雨の中病院に向かってて
この時間には・・・
一年前の9月18日午前2時
一番鳴って欲しくない電話が鳴りました。
なんだかなぁ。
一年経ったらお蘭の事笑顔で話せるかなと思っていたのに全然ダメです。話題にも出来ません。日付にこだわってるのは私だけかな。。。夕食時に息子達に昨日買った百合の花がきれいに咲いた。お蘭の命日に良い香りだね。と話しかけたら2人とも、ちょっと黙ってましたけど、しんみりとかはしなかったかな。。。夫には泣いてばかりじゃお蘭が心配するから楽しい事を思いだしてやれと言われるのですが、三時過ぎまで結局寝付けなかったと言ったら「そうか」と言ったきりでした。
今日は家にいたらダメだろうな、と予定通り出かけていたのだけど、出先でうっかり堤防決壊しそうになり、ちょっと慌てました。頭を空にしないよう考えがそちらにいかないよう、出来るだけ雑用で動き回っていたら少しましでした。
小さな花は近所のお蘭の事が大好きだった方が命日を忘れずに届けてくださいました。
ありがとうございます。すごく、すごく嬉しかったですYさん。
娘がお蘭にあげてね、と沢山おやつを買って先日届けてくれました。
お蘭、いっぱいいっぱい食べてね。
吠えるという事
お蘭はかってはめったに吠えない犬だった。
ある迷惑な経験を得て『犬は吠えていいのか』と学習してしまってからは普通の犬のように吠える事もあったけど、それでも吠えない部類にはいるだろう。飼い始めた頃は「ここの家、こんなおっきな犬飼ってたんだ!」とご近所の方に驚かれた事も1度ならずあった。それぐらい寡黙な犬だった。
我が家は袋小路に面している。奥に七軒あるのだが、袋小路なので関係者しか入ってこない。たまに道を間違えて入ってくる人や車もいるのだけど、人気のない静かな環境なのだ。
で、吠える事を体得したお蘭が始めた事はご近所さんが帰宅するとその時の気分もあるのだが吠えてご挨拶をしていた。もちろんそれ以前から家族が帰宅した時はおおはしゃぎでお帰りの吠え声をしていたけど、ご近所さんには軽く吠えるだけである。で、閉口したのは深夜に帰宅するご近所さんにもお帰りと吠えていたらしい。あと犬好きな新聞配達の人と仲良くなっていたらしく、その人が早朝配達に来た時も吠えていたなぁ。普段めったに吠えないけどあの図体である。音量はあるので静かな時間帯に吠えられるのにはほとほと悩まされたものだった。原因がわからない連続吠えももちろんたまにはあったわけで…。そういう時はちょっと肩身が狭かった。
しかし、勧誘やセールスの人達や車が来ても全く無視なんである。こーいう時こそ吠えてくれよと思うのが飼い主としての希望だったのに、お蘭は知らない人は無視、と決めていたらしい。
家の中にいる時に近所の人の車が戻ってきていると車庫入れの間中吠える事もあった。ウルサイので「吠えるな」と言うと口の中に溜めるようにして「バゥ」と小声で吠えていた(笑)その時上唇が風船のようにぷっと膨らむのがなかなか面白い景色だった。
私の友達が遊びに来た時もしっかり車のエンジン音を覚えていたらしく「来たよ来たよ」と吠えていたなぁ。ある友達が車を買い換えて遊びに来た時は全くスルーしてくれたので彼女をがっくりさせていたっけ(笑)なんどか来宅したら覚えてくれたらしくお出迎えの吠えをやるようになったんだったな。
旦那の車やバイクの音にはピカイチの反応でそれはもう大喜びで『お帰り〜♪』と独特の吠え方をしていた。ちゃんと吠え方にも幾つかのパターンがあって家族と知り合い、近所の人、と聞く方も区別はついたな。
機嫌と良い時は、こちらが「ばうばう〜!」とか「あぉ〜ん」と吠え真似をすると「バゥ〜ン」と吠え返してくれた(笑)吠え返してくれない時は気分が乗らないんだって顔してこっちを見ていたなぁ。
もってこい
こうしてPCに向かってダラダラとネットをしていると時々お蘭が『かあちゃん、構って♪』と寄ってきたものだ。十畳相当の居間のお蘭の定位置だったり、その時の気分の場所だったりするのだけど、大概は寝ている。時々玄関に置いてあるバケツまで水飲みに、おもむろにどっこいしょと起きて遠征し、戻ってくると必ず椅子に座る私の傍らにへっへっへ♪と寄ってきて『かまってちょん♪』と顔を突き出してくるので「よしよし♪」と頭を撫でたり叩いたり。。。そうするとお蘭も気が済むのか先程まで横になっていた場所に戻るのだけど、たまにしたり顔で私の横で180度回転しお尻をこちらに向けて椅子に寄り添うように足元にペタッと伏せするんである。こんな時はちょっと他人様には見せられない座り方をし、お蘭の背中やお尻や脇腹を踏み踏みしながらネットをしたのだった。踏み踏みされているお蘭は『いや〜ん』と悶えたり、ただドテッと踏まれるままになっていたり、それは彼女の気分次第だった(笑)たまに破壊中のおもちゃ(ここ数年、小さな縫いぐるみは壊して良いおもちゃとお蘭の中で定義されていた)がある時はくわえて持ってきて『かあちゃん、遊べ♪』と脇からヨダレまみれの縫いぐるみをくわえた顔を突っ込んでくるのだ。ひっぱりっこをしたり、部屋の対角線の角に投げて持ってこいさせたりしてよく遊んだものだけど、一通り遊んだ後の「じゃ、お終い。」と終了宣告する時のお蘭の様子がとても好きだった。まさに『ガーン』て感じにくわえて戻ってくる途中で、パタリと立ち止まりくわえていたおもちゃをポトリ、と床に落とすんである。意地が悪いと思いつつコレ見たさにわざと遊びを終結する宣言をよくしたものだった。あれ、ホントにガーンという表情になっておもちゃ落とすんだよねぇ。面白かったなぁ。
足腰が駄目になって走れなくなる前、外で遊ぶ時にお蘭が一番好きだったのはこの「もってこい」だった。色んなおもちゃを持って蘭歩に行き、散々遊んだものだ。木の枝でもボールでもなんでも持来してきたけど、一番のお気に入りはデンタルコングだったね。その形状故投げるとどこに飛ぶかわからない弾み方がお蘭のツボだったらしい。私の脇に「つけ」で一応並んで座って待つ。腰はもうソワソワしてて待ちきれず浮き上がり加減で私が手に持つおもちゃをひたっと見つめて全身から『まだ?まだ?早く投げて♪』オーラが立ち上っていたっけ。時々フェイントで投げたフリをするとダッシュして…弾む音がしない事に気付き私を振り返りもおもちゃが手にある事を確認すると『きゃ〜ん、かあちゃんのいけずっ』て顔して慌てて戻ってきて横に座る。ふふふ、可愛かったね。くわえて持って帰ってきたら私の正面でじらそうかなという顔をして見上げてくるけど手を出して「おふ」というと『ちぇ〜』という様子でくわえてきたおもちゃをポトリと落とす。そうだよ、手渡してくれなきゃ投げてやらないよ。本当はもっと横にビシッとお座りして欲しかったんだけど、ランディだもんねぇ、それは高望みというものでしょう。
あの頃一緒に遊んだワン達も皆もってこい遊びは好きだったけど、ちゃんと人の下に取ってきたおもちゃをコマンドで手渡してくれるのはお蘭だけだったねぇ。他のワン達は皆飼い主さんが無理矢理取り上げていたりおっかけまわしたりして取り上げたりでてんやわんやの大騒ぎだったけど、だからちゃんと手渡してくれるお蘭はとても自慢だったな。
秋の雷(あきのらい)
昨夜、何をするでもなくダラダラとしていたら12時を回ってしまい慌てて入浴した時、雷が鳴るのを聞いた。雨風はずっと吹きさぶっていたので『雷かぁ』と思いつつ布団に入った。いつの間にか寝付いていたのだが寝たら最後何があっても起きないを豪語する私をして目覚めさせた凄まじい雷鳴。一瞬、素で『お蘭を玄関に入れてやらねばなぁ』などと考える自分がいた。お蘭は雷も花火の轟音にも殆ど動じないコだった。
音に対してシャイになっては、とせっせと駅前までの散歩コースを歩いたせいかなぁ、持って生まれた性格だったのかなぁなどと考える。
電車が目の前を轟音と共に通過する踏切を前にして私と並んでちゃんとお座りをしてやり過ごすその姿は自慢だった。線路を跨ぐ歩道橋から下を走る電車を不思議そうに眺める姿は可愛かった。まだ足腰がしっかりしていた時はすぐ近くを通る高速の高架橋の手すりに寄りかかり眼下を高速で走り抜ける車を飽かず眺めたものだった。
未明の雷もハウスの中で溜息と共にやりすごしたであろうか。でもそんな時、私が玄関においでと迎えに行けばいつだっていそいそと走り込んできたのだから少しは心細かったのかもしれない。
季節の変わり目の雷。この時期の雷は秋の雷(あきのらい)とも呼ぶのだそうだ。日本語はなんと美しいのだろう。
ちょーっと回復?
昨日の痛み止めの注射はなかなか効いてこないようで、朝の蘭歩になかなか立ち上がれなかったお蘭です。息子1号が連れていってくれたのですが登り坂(未舗装)で躓いたかして転んだ拍子にワンと鳴いた、と戻ってきて話してました。めったにそういう事では吠えないお蘭。相当痛かっただろうな(涙
朝食も動けないかも、と昨日同様伏せしている処まで持っていくつもりで準備して消炎剤を入れなきゃ、と餌皿を抱えてウロウロしてたら背後に殺気(笑)ヨタヨタしつつもお蘭てばご飯欲しさにちゃんと起きてきてくれました。うんうん、痛み止めが効いてきたのかなと喜びつつご飯。ところがご飯が終わったらマットではなく居間の窓際までトテテテテと危なかしげに歩いていく?あら〜(≧∇≦)昨日は無視して食べなかった(痛くてそれどころではなかったらしい)まま放置してたグリニーズをパクリとくわえてから、ヨタタタタとマットに戻ってきて囓り始めました。そうか〜、気になっていたのね(笑)
取り敢えず食欲が戻ってきたので一安堵。
昼過ぎ、ネットをしていて振り返るとお蘭が横にドーンと足を投げ出して寝てました。昨日一日はペタンの状態から絶対動こうとせず、今朝もずっとペタンのままだったのに横向きになったという事はだいぶ痛みが和らいできたのでしょう。良かったぁ(´_`;)
夕方、蘭歩行くよ〜と声を掛けると頑張って起きあがってヨタタタタと外へ。
昨日より歩き方が危なっかしいのだけど、何処が痛いのかジーッと見つつ歩くと、なんと。。。痛いのは左前脚だったのか!後ろ両脚は殆ど添え物に近くなっているお蘭、前脚にかなりの体重がかかっているのです。その前脚、ちょっと心配だった左足首かな、そこに痛みが出てる模様。
うーん、それはつらいよね。
痛み止めしかできないけど頑張って歩こうね。