子無し要件削除問題


http://d.hatena.ne.jp/annojo/20080208

のコメント欄があまりに酷いので、見るに見かねた。


こら、そこでコメしてるバカども、この寂れたBlogのコメント欄を貸してやるから
ここでやれって、ブログ主の日記の話題と関係ない議論を始めるな……


ちなみにその議論はこれ

ジョン・マネー 2008/02/09 16:04
hujitsuboさんが、このブログの管理人なのですか??
認知の遡及効を問題提起しているのは、大島俊之教授ですよ。
手術前の凍結精子卵子に関しては、岩瀬純一先生が問題提起しています。
特例法は、優生保護法(現在の母体保護法)なみの欠陥法です。

帝京法学 2008/02/09 17:16
どうもはじめまして。
ジョン・マネーさんが、提案する「認知の遡及効は」、性同一性障害の方が子を授かる唯一の方法だと思います。子どもを生んだ
時点で、認知したい気持ちは、わかりますが、それを手術後まで
我慢するのです。(審判が無効になるかどうかは、訴訟を起こさないとわかりませんが。)
「認知しなければいい」というのは、「認知を手術後まで我慢してほしい」という意味でしょう。法学者や法学を修めた人との
会話は、冷たく感じる時があります。しかし、それは、しょうがないことなのです。法律学とは、感情論や道徳論で結論を
構成する学問ではなく、法的な理論構成が要求される学問なのです。結論が、感情論や道徳論的におかしくなる事は、よくあることです。裁判官が、「かわいそうだから」などと言って結論を構成しますか?「○○法○条により、有罪とする」というように、必ず結論は、法律によって構成されます。
したがって、道徳論や感情論的には、疑問かもしれませんが、
身体を男性から女性にしたけれども、性別変更の要件を充たせなかったために、身体は女子でも戸籍上は男性である方が強姦されれば、強姦罪は成立しないのです。あくまでも、被害者は男性なので強制わいせつ罪なのです。
「認知しなければいい」というのは、ジョン・マネーさんなりに
考えた、実子を授かる方法でしょう。
かつて、当時21歳のベアテシロタゴードンさんが、憲法施行に
たずさわった時、「非嫡出子は差別を受けない」という条文を書きました。結局、ホイットニーにより、この条文は、憲法から削除されました。その結果、民法では、嫡出子よりも法定相続分が少なくなってしまいました。憲法改正は、いずれなされます。もしその時にそういった条文が付け足されれば、現在と違って、
「認知をしない」という事が、冷たいイメージをもたなくなるかもしれません。性同一性障害の方が、実子を授かるためには、「認知をすることができない」ということにつき、国民からのコンセンサスが得られる日がくるのではと考えています。
法社会学者より。

帝京法学のひとへ 2008/02/09 17:59
なんだか日記の話題とはかけ離れてる気もしますが・・・
さて、
>「○○法○条により、有罪とする」というように、必ず結論は、法律によって構成されます。
賛成です。

でもだからこそ、小蟻は性別取扱いの変更はなされない、のひとことで完璧では?

>裁判官が、「かわいそうだから」などと言って結論を構成しますか?
とおっしゃるとおりと思います。

帝京法学のひとへ2 2008/02/09 19:14
そもそも、法には性の定義がありません。
こうなっていたら男性、女性というのは、生物学的な判断です。
しかし、将来的には、Y染色体の持つ遺伝指数の減少速度から計算して(現在は78個。昔は、X染色体同様1098個あった。)、人類において、Y染色体はなくなるとされています(北大の松田教授)。つまり、男性もXXとなるかもしれませんし、ターナー症候群のようにXとなるかもしれません。そうなれば、生物学的にも、男性というものはかわります。
かつて、アメリカの法学者で、「法律にできないことは一つだけある。それは、俺を女にすることだ」と言った方がいます。
しかし、それに対し、イギリスの法学者が「バカじゃねーのお前。これまで男性と概念されてきたものを、本日をもって女性とする。という内容の法律を施行すれば、施行日からお前は女になるんだよ」と反論しました。たしかにその通りなんですよね。法律上の男や女とはなんなんですかね。戸籍上の男・女だけなのかな。
これは、輸入元であるドイツ刑法まで遡って考える必要があるだろうなぁ。

これは、「ひでー」の一言しかない。
三馬鹿まとめて、コメントしておく


>ジョン・マネー


三日ほど前から、ブログのコメント欄で、関係のない話題ばかりを書く、荒し
hujitsuboさんが誠意ある解答をしているというのに粘着して、なんという言いぐさ。


>帝京法学

ジョン・マネーさんが、提案する「認知の遡及効は」、性同一性障害の方が子を授かる唯一の方法だと思います。

認知は父親がやることだろう? FTMはどうするんだよ。出生届を出す前に赤ちゃんポストに捨てろってのか? バカかおまえは。


>帝京法学のひとへ


出たな! ○○のひとへ。
一知半解な法律の知識を継ぎ合わして「ライフスペース」級の定説語を脳内構築してる電波系。

これは、輸入元であるドイツ刑法まで遡って考える必要があるだろうなぁ。

戸籍法や民法民法)がドイツ刑法(刑法!)を参考にして作られたとは……
トホホもここに極まれり。もう少し勉強しなさい。初心者向けの入門書でいいから。


最後に重要なこと

かつて、アメリカの法学者で、「法律にできないことは一つだけある。それは、俺を女にすることだ」と言った方がいます。

違う!


http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/kokkai.htm

18世紀スイスの法学者ド・ロルムは、「議会は何事もなしうる。女を男にし、男を女にする以外は‥‥」18世紀イギリスの法律家ブラックストーンは「議会は、要するに、自然的に不可能なこと以外は、何でもできる」

有名な言葉だ。
要するに、「議会は国民のためになるならどんな法律を作ってもいいが、自然法則から考えて不可能であることを命ずる法律は作れない」という意味だよ。
他にも「日本国民は小便大便をしてはならない」とか「死んではならない」という法律も同じ理由で作ってはいけない。


18世紀には、人工的に性ホルモンを合成する技術もなかったし、性転換手術という技術もなかった。でも20世紀になってそういう技術が生まれ、生まれた時男性であった人でも、性を転換して暮らしはじめる人々が現れた。現れた以上はその方たちのために法律を作る必要性が生まれた。そこで特例法ができた。


すると、今度は、本人が性転換する以前に生まれた子供との社会的関係をどうするかが問題になってきた。それで「認知の遡及効」も問題にされる。


「凍結精子卵子」の問題にしても同じ。新しい技術が生まれた以上、そうして生まれてきた子供の家族関係を親族関係が混乱をきたさないように整備しておく必要があるわけですね。だからこそ問題にされるわけだ。


今までの法律に不備があったというより、新しい事態に備えてバージョンアップする必要があるということです。わかったかな?


わからないだろうな、この三馬鹿には。

戦争する脳―破局への病理 (平凡社新書 402) (新書)

計見 一雄 (著)

戦争する脳―破局への病理 (平凡社新書)

戦争する脳―破局への病理 (平凡社新書)

http://www.yomiuri.co.jp/book/paperback/20080107bk0c.htm

簡潔にまとめれば

精神科医の目か精神科医の目から見た戦争のメカニズム論。イラク戦争を題材に、米閣僚の心理的動向を、脳機能の仕組みから分析する。戦争の行動計画を策定する戦争遂行脳が結局、欲望と無関係に機能することはないと断じる。戦争と日常の臨床との切れ目があいまいである点を指摘し、知らぬ間に戦争に巻き込まれる恐怖を描く。」

ということになるのだろうけど、
著者は1935年生まれの戦中派でもあるため、話題は満州事変や日中戦争のころの大本営の偉いさんたちの心理状態にまで及び、それからイラク戦争を遂行したブッシュ政権の偉いさんたちのちょっとネジが外れまくった頭の中まで推測していただける。
さらに、アメリカの最新式の戦闘によるPTSDの治療法が、最前線の近くでちょっと休ませてから、戦場にすばやく戻すことであることを知ってブッ飛ぶ。
「うわキャッチ22だ! こわっ」と思うけど本当にそうらしい。
「あなたは病気ではありません。ただ疲れているだけです。十分に休息をとればまた戦えますよ」といかなんとか適当なことを言ってあげて、休息させてから、すばやく原隊に復帰させる。ずっと後方の病院のベッドなぞに収容たり、閑職をあたえたりすると、余計、病状が酷くなるそうな。

特に159p〜160pに書かれたアメリ海兵隊の訓練所の診療所で勤務していた女医さんの話が秀逸。ビーリー隊長みたいなゴツイ訓練教官が、二十代のの女医さんの前ですすり泣くわ、叫ぶわしている姿を想像すると笑えるんだが、なんかコワイ。しかも主訴が尋常じゃなく、面白コワい。

「新兵どもを殺したいんだ!」
お医者さんは少し相手に合わせて冗談めかして
「私たちは、みんな新兵を殺したいわよ」
「いや、違うんだ、俺は・新兵どもを・殺し・たい!」
そして、彼は頭をかかえて
「俺をイラクに戻してくれ!」
「俺はイラクでは何のトラブルもなかった、何の問題もなかったんだぁぁぁ」と叫ぶ

面白すぎる、すぎるけどコワい
でも、本人たちは、きっと真面目に苦悩しているんだろうなあ。

もう、あんたら、全員、アタマおかしい

{ニュース}同性愛者VS英霊?


遅ればせながら、こんな記事めっけ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070607-00000004-san-pol

比例に2人目の「おつじ」案分避けたい! 遺族会、元厚労相の推薦に困惑
6月7日8時1分配信 産経新聞


 夏の参院選を控え、6万〜7万の集票力を持つ日本遺族会に困惑が広がっている。遺族会比例代表選挙で尾辻秀久厚労相自民党公認)を推薦する方針だが、同姓の尾辻かな子氏(民主党公認)が出馬し、投票用紙に姓だけを記載するとすべて案分票になってしまうからだ。高齢化の進む遺族会にフルネーム投票を求めることは至難の業だけに関係者は頭を痛めている。

 参院は平成12年から比例代表選挙で「非拘束名簿式」を導入。各政党が中央選挙管理委員会に届け出た名簿に記載した候補者名か政党名を投票する仕組みだ。各党の得票数に応じて議席が配分され、各政党で個人名の得票が多い順に当選が決まる。

 このため遺族会は6年前の選挙では会員らに「おつじ」とひらがな表記での投票を呼びかけてきたが、今回は同性愛者を公言している前大阪府議の尾辻かな子氏が出馬するため、「おつじ」票は、2人の得票比率で案分されることになる。

 しかも公職選挙法の規定では、「自民党のおつじ」と書けば秀久氏の個人得票となるが、「自民党 おつじ」では自民党の票となる。「男性おつじ」「おつじ(男)」などは他事記載で無効になる可能性が高いという。

 このため、遺族会はフルネーム投票を呼びかけるしか手がないが、公示前に呼びかけると公選法違反(事前運動)になってしまう。

 関係者は「80歳を超える会員にどうやってフルネームを書いてもらえばいいのか。せっかくの一票が無効になったら英霊たちに申し訳ない…」と頭を抱えている。

最終更新:6月7日8時1

日本には、同性愛者に対する宗教的タブーがないので、安心していたのですが
なんだか、妙なところでぶつかってしまったようですね(^^)
よりによって、靖国の英霊ですか。う〜む。

こちらのブログにも感想あり、

http://www.miyoshitakayuki.com/archives/404

「男性おつじ」
June 7th, 2007 by Miyoshi

なんか変な記事だな。どこがどう変なのか自分でもはっきりとはわからんが、どこかがおかしい。うん、間違いなくどこか変だ。

確かにヘンです(^^)。

フルネーム書くのに「至難の業」
それって今までは理解して投票してたのか? たんに誘導されてたんじゃ…
つうか民主党のおつじさんに入れたかったかも知れないじゃないか
「男性おつじ」「おつじ(男)」
ここで英霊が出てくる
いや、違うな。そういうんじゃないんだ。どこか違うところがなんかおかしいんだ。なにかがなんかおかしいんだ。

いや〜笑ってしまいました。

戦場で大切な方を無くされたご高齢の同性愛者の方。
靖国の英霊も敬愛しているという、軍事オタク、軍服マニアの若い同性愛者の方。
参院選では「おつじ」と書いておくと、ちゃんと英霊分と同性愛者分を案分していただけるようです(^^)

同性結婚

ひさしぶりに同性結婚に関連したHPを探っていたら
こんなの見つけてしまいました。

同性結婚について - 結婚のすべて

日本での同性結婚
現在、法律の上では認められていない同性カップルの結婚ですが、日本も少しずつ受け入れる準備を整えているようです。1998年10月埼玉医科大にて、日本で初めての性同一性障害者の性転換手術が行われました。しかし、戸籍上の性別は元のままで、結婚もできなければ就職すら困難であるという状況に、2001年5月埼玉医科大で手術を受けた4人を含めた6人が、戸籍上の性別表記の訂正を求めて、各地の家庭裁判所に申し立てを行いました。


そして、2003年7月、国会で「性同一性障害者の取扱いの特例に関する法律」が成立したのです。その条件は、下記の通りです。

2人以上の医師が性同一性障害と診断する
20歳以上である
申請時に結婚していない
子供がいない
性別適合手術を受けている
これらをクリアしていれば戸籍の性別変更申請が認められるようになりました。この手続きを踏めば事実上ゲイカップルの結婚は可能というわけです。

あまりに超トホホなので、ここで晒し者にしておきます

上川あや さん……2位みたいです。


http://www.city.setagaya.tokyo.jp/030/d00011710.html


マジっすか。これは大変ですよ。
あやちゃん、世田谷区民の信任に答えるよう、誠意努力しなきゃ。


私は一日しか手伝いにいけなかったけれど
ポスター貼りや、応援演説を手伝ってくれたボランティアの皆様
おつかれさまでした。


応援していただいた白川先生、尾辻先生、ありがとうございました。


そして、支持してくれた、世田谷区の有権者の皆様
どうも、ありがとうございました。


最後に、インターネット上で、
あやさんの罵詈雑言を書いて、
あやちゃんの宣伝をしていただいた某お二方様。
あやちゃんの名前を連呼していだだきまして、
たいへんありがとうございました(^^)。


みんな、幸せでありますように……(^^)

ポスター貼りの手伝い

昨日は統一地方選挙の公示日で、世田谷の某候補のために
ポスター貼りの手伝いに行く。

http://www.liberal-shirakawa.net/tsurezuregusa/index.php?itemid=177

さすがは、白川さんは政治経験が長く
話題が豊富、場所、場所で、話題を変えていく手法はおみごとでした。

ちなみに、後で直立不動で旗持ちをやってる、
あやしいチョンマゲのおっさんが誰かと言うと……(^^)。

未完の明治維新

未完の明治維新 (ちくま新書)

未完の明治維新 (ちくま新書)

「それ、戦艦は運転活機の砲台なり、皇国万里四面、皆敵衝なれば……」1871年明治4年山県有朋意見書

そうか、大和、武蔵もこの延長線上に構想されていたのか……

我、皇国、大道の教え、地を払ってこれなし……
一国を挙げて無宗旨の国体なれば……「沼山閑話」横井小楠1860年

儒教は、朱子学者の弄物、神道は荒唐にして無経、仏教は愚夫愚婦を欺く教え……、だから近代化には「教育勅語」が必要だったんだな。

佐久間象山の「強兵論」、横井小楠の「富国論」、大久保忠寛の「議会論」と近代国家日本のアウトラインは、すでに幕末に決定されていた。

そのアウトラインに沿って、明治維新を起こした、西郷隆盛(強兵派)、大隈重信(議会派)、大久保利通(富国派)、木戸孝允(立憲派)ら、それぞれの「武士の革命」の理想の進展とその挫折を描く。

明治デモクラシー (岩波新書)

明治デモクラシー (岩波新書)

昭和史の決定的瞬間 (ちくま新書)

昭和史の決定的瞬間 (ちくま新書)

も合わせて読もう。

板野潤治先生版、スターウオーズ三部作というか……(^^)

西欧からデモクラシーと近代文明を輸入して、民が豊かに暮らせる近代国家を作るはずだったのに……。そのアナキン・スカイウオーカー(帝国日本)が、ダークサイドに堕ち、軍国主義に走って、ダースベーダーとなって、太平洋戦争で惨敗してしまうまでを描く。

「選ばれし者だったのに……」というか(^^)

板野先生のあとがきより

デモクラシーの戦前日本で何ゆえに治安維持法が成立し、満州事変が起こったのかという、戦後史学からの批判が聞こえてくる。

私見
たぶん、デモクラシーとファシズムは近縁関係にあるからでつ。国民がバカだと、デモクラシーは簡単に暗黒面に堕ちてファシズムになってしまいまつ。

他方で、明治維新以来の自由主義と民主主義の伝統の下で、自己中心的で経済的利益しか考えない現代の日本人が、どうして生まれたのかという問いが「伝統」尊重派から発せられるだろう。

私見
現代にかぎらず、日本人は昔から自己中心的で経済的利益しか考えてなかったからでつ。横井小楠先生もおっしゃっておられるように、「一国を挙げて無宗旨の国体」だったんでつ。
だから、権力者はいつも、いつも「滅私奉公」を宣伝しなければならなかったのでつ。
いや、日本人に限らず、どこの国の人でも本当は、そうなのかもしれないでつ。(--)