東京都八王子市がおさんぽマップ 健康寿命延長へ(日本経済新聞2024年5月16日) 

 東京都八王子市は市内3つの散歩のモデルコースを紹介するマップ「はちあるき」を作成した。杏林大学明治安田生命保険などと連携し、運動初心者や普段歩く習慣のない市民が散歩の習慣をつけ、健康寿命を延ばすのに役立ててもらう狙い。

モデルコースは道がなだらかで八王子駅北口を一周する「八王子北口周遊コース」(2.7キロメートル)、人気のパワースポットのある「西八王子満喫コース」(3.4キロメートル)、坂道が多めで四季折々の風景を楽しめる「南大沢自然散策コース」(3.4キロメートル)。5万部作成し、健康関連イベントや施設で配布する。

杏林大の学生たちの視点で、ウオーキングを始めるきっかけになりそうな散歩コースを選んだ。

本記事では、八王子市における地図の取組を紹介。

同市では、同「市民」の「健康寿命を伸ばす」目的として、同「市内」の「主要駅を中心」とした「歩けるモデルコースを紹介する」「マップ」*1を作成し公開。

「選択の自由を残しながら、特定の望ましい行動へと誘導」*2することによる成果は、要観察。

*1:八王子市HPくらしの情報 : 保健衛生・医療保健所健康づくり八王子市ウォーキングマップ )「はちあるき(八王子おさんぽマップ)の紹介 

*2:秋吉貴雄・伊藤修一郎・北山俊哉『公共政策学の基礎 第3版』(有斐閣、2020年)99頁

新緑の庭園と希少な住宅 旧赤星邸 武蔵野市、23日から一般公開(東京新聞2024年5月19日) 

 東京都武蔵野市は23日から27日まで、国の登録有形文化財に登録されている「旧赤星鉄馬邸」(吉祥寺本町4)を一般公開する。昭和初期に建てられた貴重な建物と新緑の庭園を、5日間限定で楽しめる。
 赤星鉄馬は明治生まれの実業家。旧赤星邸はチェコ出身の米国人建築家アントニン・レーモンド(1888~1976年)が設計し、1934(昭和9)年に完成した。近代モダニズム建築の特徴を色濃く残し、現存する希少な昭和初期の鉄筋コンクリート造住宅として注目されてきた。2019年に地元住民らから保存を求める声が上がり、翌年に市が購入した。
 公開時間は午前9時半~正午と、午後1時~同4時半。入場無料だが、室内履きと、靴を入れる袋は来場者が用意する。問い合わせは市資産活用課=電0422(60)1973=へ。(花井勝規)

本記事では、武蔵野市における文化財公開の取組を紹介。

同市では、2024年「5月23日」から同年「5月27日」まで、同「邸を5日間限定で一般公開」*1

「2021年」に同市に「寄贈され」「有効活用に向けて検討が進められている」*2同邸。今後の利用状況は、要観察。

世田谷区新庁舎の東棟を公開 前川建築の歴史継承(東京新聞2024年5月19日) 

 5年後の完成を目指して建て替え工事が進む東京都の世田谷区庁舎で18日、1期工事で完成した東棟の一部と区民会館が関係者に公開された。区長室などが入る10階建ての東棟には、旧庁舎を設計した日本モダニズム建築の旗手、前川国男氏の資料を展示するコーナーを設置。住民に開かれた庁舎として配慮しつつ、旧庁舎の伝統も継承しているのが特徴だ。東棟は20日から、区民会館は9月1日から一般開放される。(奥野斐)
 東棟1階には、幾何学模様のようなデザインのレリーフが飾られている。旧庁舎にあった洋画家、大沢昌助氏の作品を約70%に縮小し、当時の色彩で復元したものだ。その背面には「前川ギャラリー」と名付けたコーナーを設け、1959年に完成した旧庁舎のパンフレットなどを展示し、歴史を継承している。
 東棟のうち1期工事部分は3月末に完成し、4月から順次、事務機能が移転した。保坂展人区長は「完成時期が延びるなど、ここに至る道のりは平たんではなかった。新しい区庁舎や区民会館が区民自治と区民との協働、交流の拠点となるようにしたい」と述べた。
 東棟には他に災害対策の部署が入り、9~10階は吹き抜けの区議会の議場になった。住民に開かれた議会にしようと、傍聴席を69席から93席に増設。新たに防音の親子傍聴室も設けた。
 10階の展望ロビー(平日午前8時半~午後5時15分)からは、晴れていれば富士山も望める。9月末まで名誉区民の中川李枝子さんの絵本「ぐりとぐら」のパネルも展示中だ。
 新庁舎は2021年7月に着工し、3工期に分けて整備中。施工業者の計画の見誤りなどで全体の完成は約1年半遅れの29年4月27日の予定。総事業費は約500億円を見込む。

本記事では、世田谷区における新庁舎開庁の取組を紹介。

同区では、「2021年」の「着工から」「新庁舎1期棟と大規模なリノベーションを施した区民会館が完成」となり、2024年度「4、5月から一部の部署が新庁舎へと移転して執務を開始」*1

「住民にとって利便性」*2の状況は要確認。

東京都、配偶者手当見直しで10万円給付 女性就業促す(日本経済新聞2024年5月15日) 

 東京都は15日、妻などの配偶者の収入が一定未満であることを条件にした「配偶者手当」を見直した中小企業に10万円の奨励金を給付すると発表した。意図的に働く量を減らす原因にもなる規定の変更を促し、女性が働きやすい環境を整える。

収入要件を撤廃するか、配偶者手当を廃止したうえでその分を他の手当や基本給に繰り入れることが給付の条件。就業規則の改正やそれに伴う社内通知、労働基準監督署への届け出も求める。

企業の配偶者手当は、年収が一定額を超えると税や社会保険の負担が増す、いわゆる「年収の壁」と収入要件を一致させていることも多い。都としては手当の見直しを機に働き方を考え直してもらう狙いもある。給付のための受付期間は2025年2月まで。

本記事では、東京都における配偶者手当対応への取組を紹介。

同都では、「働く意欲のある女性が就業調整を行うことなく」「能力を十分に発揮できる環境を整備する」目的から、「本店又は主たる事業所が都内にある中小企業事業主」、「就業規則に「配偶者の収入要件がある配偶者手当(家族手当)」の規定があること」を対象に、「奨励金」を「1事業主」あたり「10万円」を「1回」「交付」*1

「県凝縮の労働力拡大への足枷と」の「理解」*2を踏まえた同取組。実施状況は、要観察。

「東京お台場トリエンナーレ」2025年10月に開催 現代アートの国際芸術祭、都内で初めて(東京新聞2024年5月15日) 

東京都は14日、東京・お台場で2025年10~12月、現代アートを中心とした大規模な国際芸術祭「東京お台場トリエンナーレ2025」を開催すると発表した。トリエンナーレを都内で開くのは初めて。
 都と一般社団法人お台場トリエンナーレ実行委員会による共催。都立台場公園やフジテレビ湾岸スタジオ日本科学未来館などを会場に、国内外で活躍するアーティストの作品を展示する。展示内容などの概要は今秋に発表する。
 「トリエンナーレ」はイタリア語で3年に1度を意味する。各国で同様の国際芸術祭が開かれており、国内では横浜市さいたま市などで開催実績がある。(三宅千智)

本記事では、東京都における芸術祭の取組を紹介。

同都では、同「実行委員会との共催」により、「2025年10月」から同年「12月」の間、「台場公園(第三台場)、フジテレビ本社屋・湾岸スタジオ日本未来科学館」等を会場に、「国際芸術祭を開催」*1

「大きなイベント」*2の開催状況は要確認。