Sony - make.believe campaign

"first virtual to real driver"となったLucas Ordonezの実話をもとにしたSonyの新しいキャンペーン。

virtual to realたる所以は、Lucas Ordonezがグランツーリスモのコンテストの優勝者で、かつその後Sonyと日産のバックアップを経て本物のドライバーとしてGT4レースに出場したから。ただ出場するだけでなく初戦で3位に入賞している。

ゲームはゲーム、実際のレースは別物という考えはイメージにすぎない。
"Believe that anything you can imagine, you can make real."

あーそういうことか。いや、やりたいことはわかるがそのために一人のドライバーを本当に育てるか。そこまでするか。Sonyすげーな。

Sony: Make.Believe, GT5 videography

で、Lucas Ordonezのオフィシャルサイト

ちょっと待て。コイツ小さいときからレースやってるじゃねーか。virtual to realじゃなくてreal to virtual, then real againじゃないか。

やっぱりな。いくらグランツーリスモがうまかったからといって本物のレースとは結局違うんだよ…。といってしまいたいところだが、これだけだとそうとも言い切れないところがまた悔しい。小さいことからレースをやっていたとはいえ、実際にグランツーリスモで優勝してその後GT4で優勝しているという手順はしっかりと踏まれている。

そう考えるとLucas Ordonezの優勝自体も最初から計画されていたのでは?という疑問(というか疑惑)が当然のことながらちらつくものの、make.believeをいうためにこんな大がかりな仕掛けを実際にやったっていうことが単純にすごいなと思う。

Brief × Feed Rinseがスバラシイ

こんなRSSリーダーが欲しかった、Briefすげーというエントリを書いたのが3ヶ月前。その間1本もエントリを書いてないけど、今回もBriefがらみの話。ちょい前からこれを書いておきたくてやっとかけるよ、と。

広告がうざい

Brief、たしかに便利なんだけど、だからこそ使えば使うほど我慢ならないことがあった。feedにはさまれてる広告、RSS広告てやつだ。ご丁寧にもタイトルのあたまに[PR]とか[AD]とかつけて配信されやがるあれのこと。CNETとかのfeedでは結構な割合でそうした広告がはさまれてて、しかもたまに2本とか3本とか連続してたりしてて*1、未読feedがすごく読みづらい。そんな広告はいらないんだ。俺は記事だけを読みたいのだ。

feedから広告を除外するようなフィルタリング機能がBriefにあればよかったのだが、そうした機能はついておらず。Adblock Plusのfeed版みたいな、feedのフィルタリングができるやつないかなぁと思ってた。

Feed Rinseで広告をフィルタリング

そう思って何度か探していたら見つけることができた。それがFeed Rinseというサイトで、オリジナルのfeedを特定の条件でフィルタリングしたものを再度吐いてくれる。もちろんフリー。以下使いかた。

1.読みたいfeedをBriefに一度登録する
2.Briefの左側に表示される購読中のfeed一覧で、フィルタリングしたいfeedを右クリック→プロパティ
3.「場所」に表示されてるURLをコピー
4.Feed Rinseで、Add feeds→Enter your subscription url(s) here:にペーストして、importをクリック
5.下段に表示されたyour feeds一覧で、set up rulesをクリックしてフィルタリングの条件を決める
6.your feeds一覧の左端に表示されたRSSマーク上で右クリック→URLをコピー
7.Briefに戻って、「場所」の項目に新しいURLをペーストして更新する

これでフィルタリングされたfeedが配信されるようになってるハズ。実際やってみた感想としては、未読feedがずいぶんスッキリしたのでやってみて損はないと思う。今は広告を除外するために使ってるけど、配信されるfeedがあまりに多いときとかに特定の単語を含むものだけ配信されるようにする、という使い方もできるので、それを試してみるのもいいかもしれない。

*1:未読feedを読むのを途中でやめたりしてるからかも

FirefoxアドオンのRSSリーダー、Briefの使い方を覚えた。

日々たまり続けるいろんなサイトの記事に目を通すためにはやっぱりRSSリーダーが必要ということで、最近使い勝手のいいリーダーを探していた。RSSリーダー自体は大分以前にLivedoor Readerを使っていたことがある。でもインターフェースに慣れることができなくて、結局使いきれずに終わってしまっていた。

そんな中みつけたのがこのBriefというFirefoxのアドオンによるRSSリーダー。アドオンの紹介ページをみてみると、インターフェースも使いやすそうで、しかもブックマークの構造をそのまま利用できるとある。なにより週間ダウンロード数が15000件くらいあって、こんだけ利用されてるならそりゃあもう便利に違いないだろうと。

が、このアドオン、入れたはいいものの最初は使い方がまったくわからず。

待てど暮らせど「未読項目はありません」のままで、どうやって読みたいRSSを登録していいのかもまったくわからない。

RSSライブブックマークとして登録する

いろいろ調べてみたところ、Briefでは取得したいRSSライブブックマークとして登録してやらないとダメらしい。RSSをブックマークするのとライブブックマークするのとではやり方が違うらしく、そこが原因であった*1

ライブブックマーク可能なページではURL表示枠の右端に青いマークが表示される。これをクリックしてやるとライブブックマーク登録の確認ページがでてくる。



「このページをライブブックマークする」とかがFirefoxのメニューにないのは不親切きわまりない気がするが、ともかくこれでライブブックマークを適当なフォルダに登録して、Briefでそのフォルダを参照してやったらちゃんとフィードが表示されるようになった。

サクサク読めてとても快適

インターフェースは前評判通りスッキリしていて読みやすい*2。Jあるいはスペースキーで次の項目を見ることができるのだが、Cmd+Mで今の項目を既読にすることができる。これが圧倒的に使いやすい。

Cmd+Mで既読にしてやると、次の項目が違和感なく自然に読み込まれてくる。Livedoor Readerのときは数本記事を読むと集中力がとぎれてもういいやとなる感じだったが、これはかなりの数の記事を非常に楽に見ることができる。で詳しく見たい記事があったらCmd+Enterで別のタブに表示。

左手でCmdを押しながらM、M、M、M、M、Mと押していって、たまにEnter、またM、M、M、M、Mとやる。これがすごい便利。

*1:これに気づいてBriefすげぇ!と思ったはSnow Leopardにする前、記事が前後してしまった

*2:個人の好みによるのだろうから、あくまで僕が、という話

Snow Leopardにアップグレードしてみた。

先にアップグレードをかけた連中がすこぶる快適、3300円なら絶対やったほうがいいというので、じゃあ俺もとSnow Leopardを導入することに。

アップルストアで買うことにして銀座に出向く。「Tigerからのアップグレードはこちらではできないんですよー。今Tiger用のものをもってきますねー」と3300円のはずが18800円になる場面はあったものの気にしない。今回はアップグレードすることが目的なんだ。そんな気がする。

アップグレードしてまず最初にやったのはデスクトップの背景を"Snow Leopard"にすることである。

Spacesがいい

これ気に入った。Cmd+矢印キーで表示エリアがいい感じに動いて切り替わる。Google Mapsで地図を動かすときに似ている。実際に表示されてるエリアの「外」にも絵が続いている感じ。

アプリケーションごとにあらかじめ操作スペースを指定しておけばその操作スペースで起動する。起動後はCmd+Tabでのアプリケーション選択で切り替え。ExcelIllustratorPhotoshopとかが同時に立ち上がって、使った順にウィンドウが積み重なっていく以前の状態からすると非常にスッキリして使いやすくなった。Parallels Desktopでのフルスクリーン表示WindowsMacの表示も他のアプリケーションと同じようにスムーズに切り替わる。すごい。

もうひとつ便利なのはクイックルック。Cmd+Yで画像とかPDFの内容が確認できる。これもよく使うことになりそう。

あとは左上の閉じるボタンが鮮やかになったとか、Finderの色が薄くなったとか、ツールバーの項目を開いたときに角がとれてるとか。

そういえば明日は総選挙にござるの件

お?
なんだ。なにが問題なんだ?

社会科テスト「支持政党は?」中学校で出題
大分市の公立中学校が、夏休み終了後の26日に実施した社会科のテストで、生徒に支持政党と理由を答えさせる問題を出題していたことが分かった。

 学校側は「子供の思想、信条を聞き出すような問いで、問題があった」としている。

 学校によると、テストは、時事問題に関する夏休みの研究課題について、どのくらい理解しているかを問うためで、1、2年生の約240人が受けた。

 問題は社会科の男性教諭(37)が作成。設問の中に、30日投開票の衆院選に関連して「もしあなたに選挙権があったなら、どの政党を支持しようと思いますか。その理由も答えてください」との項目を設けた。大半の生徒が個別の政党名を挙げて回答した。採点の対象にはしていなかったという。

記事タイトルを見た時は「支持政党は?」という問題に対して実は正解があるというオチかと思ったが、どうやらそうでもないらしい。

支持する政党をひとつ選んでその理由を記述せよという出題は、論理的な、極めてまともな論述問題だと思われるが、学校側いわく「問題があった」とな。それどーゆうことよ。今回の衆院選には総裁先生がご出馬されてるからか。『幸福実現党』とかかかれるといじめの原因になるのか。まーそういうこともあるかもな。

なにを問題とするかでかえって本音が露見する

もっともらしいことをいってるようで、結局子供に自分の意見をもたれると困る、自分の意見をもたない子供に育てるのがこの国の「教育」だ、という本音が聞こえてくる。自分たちの世代を越えていかない劣化コピーを量産してどうしたいのか。あるいはまさにその量産こそが目的だとすれば。評価は再度回転する。

車内広告あれこれ@東横線各駅停車

いつものようにドア付近に立って外をながめていたのだが、ふと視線を落としたらおもしろい広告をみつけたのであった。ファッションショーのステージ上でモデルがポーズをきめているのだが何故か着ているのがかっぽう着というモノで、

ハリにはコレ

とかかれてある。トクホンの広告なのであった。だじゃれ全開だがこう潔くされてしまうとむしろすがすがしさがあってよろしい。これだけでも割とおなかいっぱいで十分満足だったのだが、実はハリコレはサブコピーで、メインのコピーがまた別にある。

『いつのまにか愛よりも肩こりを育む家庭になっていた』

というのがそれで、これまたグッとくる、秀逸なコピーであった。

しかし騙されてはいけない。

それはそれこれはこれ。肩がこったナァーなんてなったときに、この広告に気をよくして薬局でトクホンを手に取ってしまうと、

「ごめんなさいね。わたしといるとそんなに息が詰まるのかしら?」

なんていう一撃をくらって、更に肩こりがひどくなる上に紛争が起きるという展開が待ちかまえているから油断ならない。もっとかわいそうなのはこの広告を相方は知ってるが自分は知らずに買ってしまった人たちで、「息が詰まるんだよね」という無言のメッセージの連呼状態に陥るハメになる。三行半までの距離がぐっと身近になるのを感じられることでしょう。

いやこんなことかいといてあれだが、広告はすごいおもしろかった。

NY times コメントから "I can't imagin better diplomacy"

すげーなぁ。

クリントン元大統領が北朝鮮を電撃訪問、と盛り上がったのも束の間もう本当に二人とも連れて帰ってきた。

Bill Clinton and Journalists in Emotional Return to U.S.
Former President Bill Clinton arrived in the United States Wednesday morning after a dramatic 20-hour visit to North Korea, in which he won the freedom of two American journalists, opened a diplomatic channel to North Korea’s reclusive government and dined with the North’s ailing leader, Kim Jong-il.

なにがすごいって本当のところなにがすごいのかよくわからないのがすごい。でも写真なり映像なりをみて、「クリントンすげーな」ってことは、というよりむしろそれだけを世界中の人々が思ったはずだ。元大統領が積極的に前面にでて二人を連れ帰るという今回の行動は当然アメリカのイメージと無関係ではないわけで、なんだかよくわからないけどやっぱりアメリカだ!と思わせるにはこれ以上ないパフォーマンスだったのではないかと思う。プライベートジェットを飛ばしたんだかなんだか知らんけど、それが得られるのなら投資として安すぎるくらいだろう。

今回のアメリカの行動とはまったく対照的に、拘束された自国民をとにかく画面いっぱいに映して「救出した」といい、税金で飛行機を飛ばすとは何事かと費用を請求していた国が以前あったが、あれを見た人たちはこれからあの国をどんな目で見るのだろうか。

なんだかよくわからないけどやっぱり○○だ!というイメージがあるかないかというのが「選ばれる」ためには超重要なポイントなんだぜ、と。

このへんのブランディングというか情報操作を扱った内容の本として『戦争広告代理店』はおもしろかった。実話だし。