オダサガ一人飯アーカイブス 小田急相模原グルメ

おいしいお店の紹介というよりは、オダサガ界隈で毎日の一人飯を失敗したくない方向けの内容です。

★★★☆☆ その名も東神メガ丼!唐揚げ丼&豚汁のセットで大満足

【閉店】東神トラックステーション内にある食堂施設「くつろぎ処」 東神メガ丼




【メニュー】東神メガ丼
【価格】880円
【特徴】
今回紹介するのは、オダサガから自転車で25分くらいの東神トラックステーション内にある食堂施設「くつろぎ処」。
トラックステーションとは、(財)貨物自動車運送事業振興センターや各都道府県のトラック協会が運営するトラックドライバーを対象とした休憩・サポート施設のことで、全国に58箇所ある。
施設の名称や見た目(ゲートを入ると広大な駐車場にトラックやトレーラーがズラリ)からしてトラックドライバー専用の施設と思われるかもしれないが、一般客の利用も可能なのだ。

入浴や宿泊施設もあり、これらの利用料金はトラック協会の会員価格と一般価格に分かれている。食堂の料金は同じ。
※ちなみにゲームコーナーは会員のみ。


くつろぎ処は、昨年の10月にそれまでのアミアンに変わってリニューアルオープンしたばかりの食堂。だから店内はきれい。壁掛けの大型液晶テレビが2台もある。
定番メニューから日替わりまで豊富に揃う券売機を前に迷うが、前回来たときにはなかった東神メガ丼にする(12月から登場した新メニュー)。




数えなかったのでわからないが、唐揚げは全部で9個前後?くらいか。十分な量だ(メガという名前だからといってあまり著名なメガと比べないように・・・)。
唐揚げはしっかりとタレの味が付いているタイプだが、居酒屋やほか弁、コンビニの唐揚げにありがちな妙な味の強さの手前でとどまっているので(かなり主観)、最後までおいしく食べることができる。ご飯もそれなりに大盛り。
また、じゃがいも入りのれっきとした豚汁が付くのもポイント!こちらの味つけはちょうどよく、量も具も多いのがうれしい。
ここは、社食といった雰囲気の中でそこそこ盛りの良い食事を手ごろな価格で楽しめる優良店。オダサガからちょっとしたサイクリングがてら立ち寄ってみては。


【店内環境】
テレビ:あり 新聞:あり マンガあり 雰囲気:社食や学食 格好:割烹着
【店主都合による突然休】なし
【待ち時間】なし
【利用例】土日の昼飯
【要望・その他感想】
以前は土曜日は昼までで日曜日は休みだったが、リニューアルして土日も全日営業になり、土日休みの一般客としてはかなり使いやすくなった。この近くに住んでいたら、かなりの確率で平日の夕飯もここで食べるだろう。
ここの特徴は、メニューの豊富さ・量・価格のバランスが素晴らしいところ。
このバランスの良さの要因は、バックボーンが個人や資本ではなく、全日本トラック協会管轄のトラック運転手の福利厚生施設なのでそれほど利益を追求しなくてもよい点と、しかしそれでいてコンビニやSA・PA、道の駅との競争(最大のライバルはコンビニ。その影響で全国的にトラステの営業時間は短縮傾向)がある点が挙げられるのではないだろうか。当たり前に目線が利用者であるトラッカーに向いている。これは大きい。
これでお米が松屋レベルであれば言うことなしだが、それは望みすぎというもの。
【場所】大和市上草柳588 TEL046−262−0456
246と厚木街道の交差点「上草柳」のすぐ近く。オダサガからだと自転車で25分くらいか。
座間街道(村富線)の小松原交差点から、スーパークラシック味噌ラーメンを出す札幌やや娯勝楽食堂のある通りに入り、ひたすら246を目指すのだが、娯勝楽をすぎて小松原からひばりが丘に入ったら路地に入り、ひばりが丘1丁目商店会〜珍しい六差路(名称:六道辻)のある六道新栄会〜ひばりショッピングタウン〜ひばりが丘商栄会と昔ながらの商店街をはしごしながらのんびり246に向かうコースがおすすめ。
昔ながらの〜と書いてはみたものの、これらの商店街は商店街というほどお店が密集しているわけではないので、受け身な体勢ではただなんとなく通り過ぎて終わってしまう。ここは感受性を敏感にして脳内で膨らませながら散策して欲しい。そうしていると、ご褒美にあの「VIVOより美味いのはVIVOだけ」でおなじみの「VIVO」の自販機に出会えます。


【営業日・時間】無休 月〜金7:00〜21:00LO 土日祝7:00〜19:00LO

★★★★☆ インドの超あま〜いお菓子、口溶け感が最高

チャーンドフード バルフィ





【メニュー】バルフィ
【価格】800円(8個)
【特徴】
久々の更新。
印・パ系の食品雑貨店チャーンドフードは、オダサガのエスニック食品雑貨店の中で最も古いかもしれない。また、3年ほど前に店の一角を利用してカレー屋「となりのインド人」をオープン。テイクアウト中心ながらイートインスペースもあり、インドの炊き込みご飯「ビリヤニ」好きにはちょっと知られたお店だ。
ビリヤニは水日限定1000円。ここのビリヤニは骨付き鶏肉がゴロゴロ、しかも限りなく現地仕様らしいので本場のビリヤニ好きにはおすすめ。
ビリヤニ



さて、インドのお菓子バルフィだが、とにかくインドらしいものすごい甘さが印象的。今の日本ではお目にかかれない甘さ。砂糖と練乳にナッツやスパイスの風味を加えたような味。ちょっとヨーグルトっぽい風味でもある。
これ、見た目からは想像しにくいのだが、実は小麦粉等の粉モノは一切使われていないのだ。牛乳、砂糖、スパイスをひたすら煮詰めてから冷やして固めるんだそうだ。
バルフィの語源とも言われているBarf(バルフ)はヒンズー語で「雪」のことらしいのだが、バルフィはまさに雪のような口溶け。といっても、北海道のようなふんわりとしたこなぁぁ〜ゆきぃぃぃ〜のようではなく、新潟のようなザラメ雪を固めたような口溶け。口溶けの後にやってくる砂糖のシャリシャリ感がたまらない。となりのインド人が出すカレー同様、けっこう生姜の風味もある。とにかく甘い。普通の人なら1個食べたら大満足かもしれない。背伸びしている男子なら、一口食べて「甘すぎていらない」とか言いそう。だけど、あら不思議。ゆっくりなペースであれば、2個、3個といただけちゃう。
甘いものを食べて「甘くないですね!」がほめ言葉になっている現代ニッポンで暮らしていると、たまにこういったDNAにガツンと響く砂糖の甘さに溺れてみるのもいいでしょう。



けっこう分厚い。いま売れている韓国のマーケットオーのリアルブラウニービッグサイズに近い。


【店内環境】
狭い店内にはビリヤニに使うバスマティ米(高い!)など食品雑貨がぎっしり。会計時の店員さんの筆算を見て、暗算大国インドの隣の人、すなわち隣のインド人という店名を理解した。
【店主都合による突然休】なし
【待ち時間】なし
【利用例】
【要望・その他感想】
バルフィはだいたい、今回紹介したナッツがトッピングされたサーモンピンクのものと真っ白なタイプの2種類がある。お店の人に白い方はやめた方がいい、こっちの方がおいしいとすすめられてサーモンピンクの方を買ったのだが、そう言われると白い方が気になるではないか。
まったくの想像なのだが、たぶん白い方はド定番すぎて今となっては人気がなくなってきた味なのではないだろうか?日本で言うと、落雁とか堅ボーロとかバター飴のような存在。なんていうか、若造にはテンションの上がらない味。
【場所】座間市相模が丘1丁目30−7 TEL042−745−2219
小田急相模原駅北口の行幸道路を座間方面に進み、右手に7−11が見えたらその左手にある。3軒長屋で隣は酒屋。
【営業日・時間】不定休 11:00〜22:30頃

★★★☆☆ 味付けが塩・コショー系の肉炒め

【閉店】娯勝楽食堂その2 肉炒め定食





【メニュー】肉炒め定食
【価格】750円
【特徴】
前回は絵に描いたような昭和のごちそうといった感じのテキライスを紹介した、持っている雰囲気だけでも★5つ級のザ・大衆食堂。
オーソドックスな名前のこの肉炒め定食ではあるが、実はちょっとひねりの効いたメニューとなっている。
どういうことかというと、味付けが塩・コショー系なのだ。
定食屋の肉を炒めた料理の味付けというと、醤油系・焼き肉のタレ系・中華系どれかであろう。塩・コショー系の味付けはけっこう珍しいのではないか。
たとえば肉と茄子なら醤油系、肉とピーマンなら焼き肉のタレ系、肉とキャベツなら中華系がよく合うと思う。では、塩・コショー系には肉といったいなにが合うだろうか。
やはりそれは、ここの肉炒めのように玉ねぎがいちばんではないだろうか。
味覇系の味が強かったかどうかは忘れてしまったが、味覇中心の味付けにしたって、肉野菜炒めではたまに見かけても焼き肉系ではあまりない。
ややしょっぱいと思うが、この手の味の焼き肉定食を食べたいときがある。
そのときはここへ行けばいいということがわかった。



【おしぼり】
【給水状況】冷水器
【店内環境】
テレビ:あり 新聞:ニッカン・報知 マンガあり 雰囲気:大衆食堂 格好:割烹着
【店主都合による突然休】あり
【待ち時間】なし
【利用例】終わりが早くて日曜休みなので土曜日しか行けない
【要望・その他感想】
渋いメニュー表の最後には「その他、お好みに応じて調理いたします」と書いてある。これは酒のあてを指すのだろう。それもそのはず、夜の客はほとんど一杯やっている。
最後に、前回と同じことを書こう。
お昼の時間の利用ならば、近くの「潮鉄工」の前を通って行きたい。潮鉄工の作業風景には並々ならぬ強度がある。炎、熱気、音。
もちろん、立ち止まってジッと見るわけではない。ゆっくりと通り過ぎながら強度を感じるのである。
また、快晴の日は潮鉄工の前の道から遠く富士山を望むことができる。
【場所】座間市小松原1−27−34 TEL046−251−1636
【営業日・時間】日休 〜13:30 17:00〜19:00

★★★☆☆ こんなところに持ち帰り寿司屋が

とや 中トロてっかなど





【メニュー】上からいなり寿し、シーチキン巻、中トロてっか
【価格】60円、200円、350円
【特徴】
古めの持ち帰りの寿司屋が町にあるというだけで十分ではないか、は言い過ぎか。
京風寿司・江戸前寿司とメニューに書いてあり、寿司の種類はかなり豊富。
巻物は150円から(150円は納豆、干ぴょう、山ゴボウ、タクアン、かっぱ)。巻物のボリュームは回転寿司と同じ。にぎりは650円から。
寿司買ってきたよ、と言えるのがいい(一人飯だっての)。


▼中トロアップ



▼夜のとや



【店内環境】
雰囲気:閉店したつく志ほどではないが、まあまあ渋い店構え。相州屋と同じくコンクリートの床に刻まれる下駄の音がなんとも心地よい。「残したいオダサガの音風景100選」に推薦したい 格好:割烹着
【店主都合による突然休】
【待ち時間】なし
【利用例】
【要望・その他感想】
オダサガは高度成長期とともに人口が急増した郊外の住宅地ではあるが、銭湯がまだ3軒も残っていて(ビッグシティ町田でも3軒。相模大野は4月に新町浴場が閉めて2軒になった)、郊外にしてはバブル崩壊以前のいわゆる昭和の雰囲気が残っている町だ。
そして、このとやや相州屋のような、例えば新百合のような小ぎれいな郊外ではあまり見かけない古い店もいくつかある(都心への通勤圏にも関わらず、リアル昭和な町が神奈川県以上に数多く残る埼玉県。そんな町の一つ、岩槻には当然のように持ち帰り寿司の店があるのだった)。
オダサガは各停の駅だからか開発がまだ二回転目に突入しておらず、開発当初の40年ほど前のものがまだ残っているといった感じ(北口や相模銀座など二回転目に突入する案件が最近増えてきたが)。
オダサガ大好き!とまで思わないが、悪くないなとは思う。
【場所】相模原市南台5丁目10−5 TEL042−748−6462
小田急相模原駅北口の行幸道路を大野方面に進み、最近桜木家から紅虎に変わったラーメン店の手前の交差点を左折すると「とや」というオレンジの看板が見えてくる。相模卓球センターの近く。
【営業日・時間】不定休 〜19:00頃

★★★★★ この分厚さ、食べごたえアリ!

【閉店】京屋その2 ハムカツ





【メニュー】ハムカツ
【価格】110円
【特徴】
いかにもピークを過ぎた郊外の団地といった雰囲気の相武台団地
その中心部の団地センターに京屋はある。団地センターも当然鄙びた雰囲気なのだが、京屋だけはいつ行ってもお客さんがいる。
それもそのはず、ここはレバカツなどCPに優れた惣菜が目白押し。
ところが、今回紹介するハムカツは110円。高くてもMAX100円がいいところのハムカツにしてはちょっと高い。だけど、この厚さを見て欲しい!そしてズッシリとした重量感。納得のお値段。
肉屋定番のペラペラのハムカツ60円も趣があるのだろうが、やはり食べごたえのある京屋の分厚いハムカツ110円の方に足が向く。
「すぐ食べるんで袋いいです」と言うと、「ソースかけましょうか?」と聞いてくれる。ハムカツにはソースが合う!


▼団地センター広場のベンチにて



▼厚さもありますが大きいんです



▼食べごたえがあるんです



【店内環境】雰囲気:商店街の精肉店 格好:コック服
【店主都合による突然休】なし
【待ち時間】なし
【利用例】日曜日が休みなので土曜日
【要望・その他感想】
一時その存在が危ぶまれたこともある?ハムカツであるが、ハムカツ=懐かしいものとして復権して久しい。
定食屋のメニューにハムカツ定食があったら「これは頼まねば」と思われ、立ち飲み屋では「まずはここのハムカツ!」なんて言われていたりする。ハムカツとチキンライスはズルい。「懐かしの!」なんて感じでうまくみなの懐に入り込んでいる。
たしかにうまいけど、スッピンで勝負してない。
カレーチャーハンはスッピンで勝負してる。だから忘れ去られているんだけど。
しかも、別に・・・な味だし。

【場所】相模原市相武台団地2丁目3−5 TEL046−256−5307
相武台団地センター前広場の相武台団地商店会にある。クリエイトSDの手前。
【営業日・時間】日休

★★★☆☆ 変わり種ラーメンが好きな方に

珍楽その2 サッポロミルクラーメン





【メニュー】サッポロミルクラーメン
【価格】650円
【特徴】
その1では個人的にオダサガNo.1と思っている炒飯を紹介した珍楽。今回は変わりメニューを。
さすが、東海大相模の野球部がひいきにしている店だけあって、普通盛りでも十分な量。ちなみに、大盛り(+100円)にするとこうなる↓

この大きな器にびっちりとそそがれた白いスープ。
藤沢のこぐまの牛乳ラーメンとも青森の味噌カレー牛乳ラーメンとも違う。
かなりとろみの効いたほんのりミルク風味のスープ。塩スープがベースだろうか。
味はかなり薄い。塩を振りかけたい衝動にかられる…(ひょっとして、無言のサービスで汁増しにしてくれたので薄くなったのだろうか?)。
麺は黄色いがそれほど縮れてはいない。また柔らかくとろみをまとっている。
とにかくここのラーメンはどれもスープの量がハンパない。飲んでも飲んでも減らない。決して定食のおともにラーメンを頼んではいけない(普通はしないが…)。その圧倒的なスープの量によって完食が危ぶまれるであろう。
変わりメニューが気になる方はぜひ。


▼器が大きい!深い!しかも、なみなみと注がれている(大盛り)



【おしぼり】なし
【給水状況】熱いお茶 水は要声かけ
【店内環境】
テレビあり 新聞:報知 雰囲気:奥座敷まであり広々、それなりに中華風 格好:割烹着
【店主都合による突然休】なし
【待ち時間】なし
【利用例】平日夜、土日(通し営業なのがうれしい)
【要望・その他感想】
その1でも書いたように珍楽はオダサガでちょこちょこ見かける「東海大相模」な店だ。
この春の選抜高校野球東海大相模は見事優勝した。珍楽のご主人も大喜びだっただろう。
ここ十年の相模は一時の暗黒時代からの復活は果たしたものの大一番では負ける勝負弱いイメージがあった。しかし、前年の夏も準優勝しているし一皮剥けたか?もう県大会の決勝で負け続けるようなチームではなくなったのかもしれない。
週末に相模の前を通ると、「銚 子 商 業」とか野球の強い校名が入ったマイクロバスが止まっていることがある。相模との練習試合にやってきたのだろう。相模の野球場は、その右中間後方にある東海相模通りの歩道から見ようと思えば見える。けど、ホームベースからは遠いしフェンスと木が邪魔で、「あの子は伸びるよ」なんてつぶやけるほどは見えない。セキュリティの問題もあるのだろうが、気軽に観戦できるような雰囲気になればうれしいのだが。さらに、道路に向かって「ただいま試合中 本校5-3銚商 5ウラ」の看板を出すとか部員の呼び込みがあればパーフェクト。相模野球部にはそこまでして街との一体感を作っていって欲しい。
にしても、名門野球部員の徹底されたあいさつには驚かされる。一度その右中間後方の歩道から練習試合をチラッと見ていたとき、その近くまで球拾いに来た部員2人に「チワッ!」ってあいさつされたのにはびっくりした。視野広すぎ!しかも、近くといってもわたしと彼らとの間はフェンスと木で遮られていて、なおかつ目と鼻の先という距離ではないし、わたしはどう見てもただの通りすがりの市民だし。ど、ど、どんだけぇ〜!?いったい、どんだけあいさつ鍛えられてんの!? まさにあいさつのプロだ。
【場所】座間市相模が丘6−2−11 TEL046−254−2767
小田急相模原駅南口を出てそのまま線路沿いに右へ。ミスドの角を左へ曲がり直進。これが東海相模通りだ。相模までひたすら直進。左手に相模、右手にスリーエフがある交差点を右折して直進、辰街道にぶつかる丁字路(昔スーパーがあったところ)の手前左手にある。丁字路を左折するとすぐ右手にとよだや、左手にとん亭とみきちゃんがある。
【営業日・時間】火休 〜21:30

★★★★★ 肉の量がすこぶる良好

【業態変更】三ツ沢公園第1レストハウス 牛バラ肉炒





【メニュー】牛バラ肉炒め定食
【価格】780円
【特徴】
久々の日記なのにオダサガではなく、小田急沿線寄り道シリーズ。
しかも、第四弾目にして趣旨から逸脱する横浜市営地下鉄沿線…いま桜が満開の三ツ沢公園の敷地内にある食堂だ。
個人のブログによくありがちな散漫化はさておき、ここを小腹を満たすための単なる公園の食堂と侮ってはいけない。ここは盛りに優れた本格的な食堂で、おそらく立地がビジネス街であればひっきりなしに客が訪れるであろう実力を持っている。
中でも一押しなのが牛バラ肉炒め定食。
コショーの効いた、牛バラというより赤身の焼き肉定食といった感じで、すべてが肉! 画像の通り、肉だけでこれだけこんもりとしているのだ。
何度も言うように、焼き肉定食を頼むときは肉が食べたいわけだから、肉野菜炒め定食と大して変わらないような焼き肉定食はいただけない(肉野菜炒め定食自体は好き)。しかし、ここまで潔くあっぱれな肉100%で来られると、天の邪鬼を起こして玉ねぎが少しばかり入っててもいいんじゃね?などとひとりごちた。
ここはあくまで公園・施設を利用する人に昼飯を提供する場所なのだが(平日の昼は近所のサラリーマンや公園で働く人の社食みたいな雰囲気)、そういった役割やロケーション、見た目などからイメージしていたものをいい意味で見事に裏切ってくれる。超質素・簡素が当然の市立公園の食堂でこのクオリティは★5つに相当するだろう。
特に常連に人気の500円の日替わりや炒め系のおかずの盛りがいいので、横浜FCの試合前や近くを通ったときにでも利用してみては。
ただし、なぜかご飯の盛りは普通かそれ以下。絶対的に足りない。足りない人はおかわりを(200円、小100円)。


▼今日の小鉢はスパゲティサラダ(麺が固かった。なので手作り?)と煮豆



【おしぼり】
【給水状況】給水器
【店内環境】テレビなし 雰囲気:古い社食、昭和の食堂、公共の質素な食堂 格好:割烹着
▼まさに、ザ・食堂



▼まさに、ザ・公園の売店

明治「PICK UP」が4フェイスも。コンビニではありえない意外性のある品揃えがこういう売店のいいところ。役所とか病院の売店とかね。


【店主都合による突然休】なし
【待ち時間】なし
【利用例】近くをたまたま通ったとき
【要望・その他感想】
最初はトレーニング中の若者向けに量が多いのかなとも思ったが、あまりそういった客は見かけないし、おかずが多いわりにご飯の盛りは普通かそれ以下。若者相手ならばご飯の盛りの方が重要だろう。
また、公園で働く人がちらほらと訪れてはいるがわらわらと昼時に押しかけているわけでもない。試合前の横浜FCのサポーター相手といっても営業時間からいって土日に限られるし。
やはりその昔、国体や東京五輪など今よりも多くのスポーツ大会がここ三ツ沢公園の各競技場で行われていたときに、この食堂がスポーツ選手の腹を満たしていて、おかずの盛りの良さはそのときの名残なのだろうか。
だけど、プロ野球のキャンプの様子などをテレビで見ると、スポーツ選手の昼飯はうどんとかスパゲティとかカレーとか炭水化物中心の簡単な軽食を取っているイメージが強い。だったらご飯の盛りが少な・・・(って何回書くんだ)
【場所】横浜市神奈川区三ツ沢西町3−1 TEL045−314−5789
横浜市営地下鉄ブルーライン三ツ沢上町駅から歩いて15分ほど。
第1レストハウスは、陸上競技場とサブグラウンドの間にある。市民病院がある道沿いに陸上競技場を目指すとよい。
【営業日・時間】月休 10:00〜15:00