まとめ

この12月はライブが3本。
私にしては大変多いペースなのですが、その内2本が終わりました。

ひとつめのライブカフェ弁天紅白合戦は場違いな朗読弾き語りというジャンルの出演者として、どれだけ見ている人に受け入れてもらえるパフォーマンスが出来るかというライブで、ふたつめの『夢よりも今を語れ』は朗読者の本場でどれだけやれるかというライブでした。そして明日が45分間のソロライブ。弁天アコースティックナイト。
思えば今年は弁天でのライブだけで8回。お世話になりました。
最初の2回はまだユニットだったんだ。

3月11日以降、作りかけだった物語も歌も全部しっくりこなくなって、また1から作り直すしかないのだと、作りかけのものをすべて捨てました。
しかし捨てたものの次が見えてこなかった。

それどころか1ヶ月先の自分も想像出来ない始末。
というのは丁度それが生活スタイルが大きく変化するタイプの引っ越しと重なった時期だったし、職場も違う会社かと思うような変化の時だったし、新しいことずくめで単純にはじめてみないとわからなかった。

しかも日本の大災害に面して自分の内面も変化している。

街灯がひとつもない道を手探りで進んだような2011年でしたが、通って来た道を見渡してやっと2011年という場所がどんな風景だったのか、見えて来たところです。

灯を持たずに歩く道は現れるものすべてが驚きの連続でした。
恐ろしい物も楽しい物も、「魔法の闇の中」という感じでいつものやりかたが通用しなかった。
切り開かなくても、起きた出来事に立ち向かっているうちにいつの間にか進んでいる物語のような1年。

けれども今小さなライトを手に入れて道が見えるようになり、自分のやりかたで切り開く年の始まりを感じています。
それが来る年なのではないかと。

明日は、そんな魔法の闇の章のラスト、
切り開く章のプロローグのような気持でやりたいと思います。

12月16日(金)『アコースティックナイト弁天』
http://www.benten55.com/top.htm
OPEN 19:00 START 19:45 CHARGE 1500+1d(500)
<出演>
19:45〜20:30 及原ムメイ
20:40〜21:25 バタフライエフェクト
21:35〜22:20 鈴木理一郎

写真撮影:根元梨奈『夢よりも今を語れ』にて
根元さん、六九狂ヴィヴィアンに感謝!!

10分だけ現れる世界

キャンセル者の出た六九狂ヴィヴィアン表現者イベントに
急遽出させていただくことになりました!

日曜日の弁天紅白では(様子は明日以降にでも)
リーディングをする私はすっかり場違いに浮いていたけれど
「夢今」は朗読詩人の多い本場です。

そして持ち時間10分というのは短距離走のようなもの。
毎回濃度が濃いステージ連発のイベントです。
出させてもらうことも他出演者のステージも楽しみです!


夢よりも今を語れ 第20夜
12月9日(金)
池袋-3-tri 03-3988-3339
http://ikebukuro3-tri.com/main.html
open18:30/start19:00 
参加・観覧費1500円+1Dオーダー

19:00-19:10趣旨説明および挨拶パフォーマンス
19:10-19:25イダヅカマコト(朗読)
19:25-19:35merry-andrew(朗読)
19:35-19:50SAY YETOU(エレキ弾き語り/JC)
19:50-20:00絵心ゲスト:藤田佳奈美

休憩10分(20:00-20:10)

20:10-20:30六九狂ヴィヴィアン(アコギ持込)
20:30-20:40土屋怜(朗読)
20:40-20:50マノメアツシ(朗読)
20:50-21:05ON(アコギ持込)

休憩10分(21:05-21:15)

21:15-21:25及原ムメイ
21:25-21:40ケイコ(朗読)
21:40-22:55どぶねずみ男(朗読)
22:55-22:10ハニカミ純情BOYS(アコギ持込+Dr)
22:10-22:20ゲスト賞タイム

12月の予定

昨日はいつもお世話になっているLive Cafe 弁天のユースト番組
Live Cafe BENTEN - Live TVに出させていただきました!
今回はtetusジャガーさん、ウーロン高倉さん、
ルーキー平田さん、Voice Me Bass Tさんなどなど...
12/4の弁天紅白出場者達が集まってわいわいと。

写真はプロデューサー兼司会の、麗しのラミさん。
アーカイブ残るみたいね... 
http://www.ustream.tv/user/benten55


という訳で、12月もライブはすべて弁天一色であります。
思えばソロになってからはライブはすべて弁天です。
弦楽器を持った女神様の名前のライブハウスにいつも呼んでいただて幸せ!ありがとうございます!!

以下、ふたつとも場所はライブカフェ弁天です。
HP http://www.benten55.com/top.htm


2011年12月4日(日) 恒例!弁天紅白歌合戦
(OPEN-17:30 START-18:00 CHARGE\2.000)<出演>
紅 ・Monica紅白ユニット    
白 ・たがめや♪もすきーとん  
紅 ・魂汁          
白 ・バイカーキッス       
紅 ・及原ムメイ     
白 ・U-RON‐P 
紅 ・ぴりと     
白 ・ルーキー平田      
紅 ・VoiceMeBassT
白 ・HAMAR
紅 ・Jupiter's Darling   
白 ・テツジャガーズ
 総合司会-U-RON高倉


2011年12月16日(金)  アコースティックナイト弁天
(OPEN-19:00 START-19:45 CHARGE-¥1,500+1d別途)
<出演>
鈴木理一郎(From Ya☆Go)
バタフライエフェクト
及原ムメイ

12/16ライブは45分間のソロステージ。
来年の予定は今のところ何もありませんので、
よろしかったら遊びに来てね。

そしてキャロライン葵

イベント『名無し月のおしゃべり』
最後はキャロライン葵としてステージに立ちました。
この写真、某映画監督が撮ってくれたの。構図がさすが。

このアンバランスが魅力の朗読ユニットは
人にどんなふうに受け止められるんだろ。
さっぱりわからない。
見る人にもとらえどころがないのが面白いかもね、なんて。

とにかく相棒の声が大好きな私は聞き惚れてギターをとちりそうになるし、久しぶりに相棒のいる安心ですっかりMCは緩んでいた。
ごめんごめん。

でもホンネを書いてしまえばイベントの反省点は、主催の私に、素晴らしい出演者をもっともっとたくさんのお客さんに見てもらえるよう人を集める力が足りなかったこと。
出演者各位のお力でお客様は少なくはなかったのですが、イベント内容から考えると私が自分のお客さんではなくイベントを見たい観客をあと十倍集めたかった。
私達だけで見るなんてもったいない!
本当に十倍きたら全然入りきらないので困るけど…イメージです。

そこのところ次回何を改善すれば良いか見えないため、イベント企画はおやすみします。

自分のライブ予定は残すところ
12/4 弁天紅白歌合戦
12/16 アコースティックナイト
の二本となりました。
来年の予定はありません。よろしかったら遊びにきてね。

『名無し月のおしゃべり』終了しました!

『名無し月のおしゃべり』賑やかに終了いたしました。
ご来場の皆様、ありがとうございました。
出演者、スタッフの皆様、感謝、感謝です!

イベントの扉は熱い女神に開いて欲しい!
そんな私の贅沢な望みを叶えてくれたのが響子
生活という殻を美しく守るために1番望むものを後回しにしてきた疲れを、彼女の歌に力強く吹き飛ばされて、翌日は何かがあちこちで変わる気がする…。
激しく流れるギターの川に映る鋭利な歌声が、聞く人を正直にしてしまうんだな。
私はレポ用の写真を撮るのも忘れて、ただ一粒の涙をこぼさないようにステージに見入ってしまいました。
ごめん、主催者失格。

友達が撮ってくれた響子、解像度低くなりますが...

幸せな観客スイッチが入りっぱなしのままで、Yaeko.Aを迎えました。
ただちょっとさっきの失敗に学んで、写真が撮れるよう舞台袖で聞くことにする。

スィートな歌声。
彼女の歌を聞いた女性があとでこう言のを何度聞いたことか。
「あんな声に生まれたかった!」
もちろん私もそう。
しかし今回Yaekoさんのオリジナル曲ソロを初めて聞いて、自分が憧れたものの本質に気づいてしまった。
その甘いようでいてクールな距離感のラブソング…
これって峰不二子でしょ。
すべての女の子がこうなりたいと願うスィートでクールな女。
ね?やっぱり峰不二子だ。
彼女の場合さらに聖母の顔をもう1枚持っているんだけど。

前半は女神たちの歌声に溶ける時間。
後半からはゆるゆるお話語り弾き語りタイム…

落語弾き語りのふぁにけんの出番です。
落語ブラボー!
粋を何より重視する江戸の、言葉遊びの時間。
ひとことひとことがやたら面白く感じる上に形美しく響くんだな。
美しい響きという部分に、落語と音楽との共通点を感じました。
リズムもあるしね。
広い意味では文学全般そうであるべきなんだけど、話芸という点ではやはり落語は一歩音楽に近い!と強引に言い切りたいと思います。
次は客席でゆっくり笑いたいなあ。

そしてここでスペシャルゲスト、片岡大志の登場!!
どうしてこんな人を知ってるの?
イベントに呼べちゃうの?
と聞かれるのですが、縁とは不思議なものとしか言いようがない。
それを言うならこの日の出演者とのつながりが全部奇跡みたい。

大志君は短編映画みたいな歌を歌ってくれた。
私がこの歌が大好きだっていうの、知っていたっけ?
歌が響きわたるほどに街が広がり、男の非凡な日常の物語が色鮮やかに動き出すの。
主人公の男の息づかいや(歌に主人公を感じるって珍しい)
日本とは違う日光の色まで見えて来る。
お酒のグラス片手にね。
ああ、他の物語も聞きたくなってしまう!
映画的歌シリーズの夕べ、なんて見てみたい。

そしておしまいにキャロライン葵としてステージに立ったわけですが...それはまた明日。

11/17 LIVEのお知らせ

11月17日(木)
ライブカフェ弁天にて今年最後のムメイ企画ライブやります。
『名無し月のおしゃべり』start/19:30 ¥1500+1D¥500

出演
響子/Yaeko A./ふぁにけん/キャロライン葵(ミヲリ×ムメイ)
and シークレット・ゲスト

特別呼び名のない日
満月でも新月でも二十三夜でも三日月でもない夜
何のラベルも無くさりげなく通り過ぎるような
そんな夜のおしゃべりを愛す。


出演者たちについて。

響子・・・炎みたいなひと。
優しくあたりを照らす小さなロウソクの灯から太陽まで
様々な炎になり得るシンガー。

Yaeko A.・・・クールなマドンナ。
ビターチョコレートの歌声と微笑み。
普段は大所帯バンドSPF25のバンマス。

ふぁにけん・・・社交的なチャーリー・ブラウン
江戸の粋と昭和のかおりを愛でながら
今を生きるウクレレマン。

キャロライン葵(ミヲリXムメイ)・・・おひさしぶりです。
再びこのユニットでライブする日がこようとは。
私にとってはいとしのシンガーと演奏出来る至福ユニットですが
傍目には違う動物に見えるかも。
ただこれだけは言える。ミヲリの歌声は薔薇です。うふふ。

45分 -9/22LIVE

22日弁天ライブ終了しました。メルシーメルシー。

今回はじめて45分間のソロ・ライブというものを経験。
これは自転車に乗りはじめた頃、最初に50Km走らずにヘロヘロだったのが70Kmぐらいまで走れるようになった時の気分に似ている。
あくまで本人の気分として...。

45分はもちろん30分よりもエネルギーが必要だったけれど、扱いやすく流れる時間でもありました。
やってみる前には退屈させたり間延びしたりしないかと気にしてはいたけれど、息を着く暇もなく流れる20分や30分と違って、組み立てる余裕が持てる長さらしい。
これはいくらリハーサルしてもわからなかったこと。
本番を経験してみないと。

自転車でも「これから10km走る」っていうのと「今日は200km走るぞ!」というのと「今から1200km走るぜ」というのでは、走り方が全然違うはずなのとおんなじことね。

とにかくやってみることなのだ。
こんなふうに失敗するんじゃないかっていうパターンは
案外色々想像出来るんだけれど。

何を得られるのかは経験してみないと絶対にわからない。

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Set List
Story - 朗読「羽が欲しい-蝉編」
Song1 - ひさかたのブルーにあい(羽が欲しい-鈴虫編)
Story - 朗読「猫になった僕」
Song2 - By Your Side(SADE
MC - ダイアログインザダークの話
Story - 朗読「さよなら貧乏神」
Song3 - あなたに似た人
Story - 朗読「暗闇の訪れ」
Song4 - 赤い月
Story - 朗読「薔薇色のキツネ」
Song5 - Three Little Birds(Bob Marley)
Story - エンディング
Song6 - 電飾のグレース
epilogue
Song7 - 夏の羽