3周回って俺の時代

会社内で出世する気なし、会社を変わってステップアップする気なしで
新卒から入った会社で25年目、四半世紀。
(とは言っても、最低限そこそこは出世したが)
 
のらりくらりとその時々で求められた役割をこなしてきて、
今のところコンサルの事業部には所属するけど、
外資系でバリバリにコンサルをやってきた方たちとは全然違う。
 
そんな僕ですが、3周回って今は
「岡村さんの時代が来た」
「岡村さんのような人がいなくて困っている」
という話をあちこちで聞くようになった。
 
システム開発が分かって、業務が分かって、
PMO(スケジュールや課題管理)ができて、
課題解決のためにステークホルダーとの調整をしてくれる人。
最後の「調整役」というのが大きい。
必要に応じて、自由自在に動く。
 
他の会社のことはわからないですが、
僕ぐらいの年次になると会社の定義するポジションは
部門運営かPMかコンサル。あるいはアーキテクトなど。
そのどれも向いてないなあとすり抜けて隙間にいたら、
その隙間を埋められる人が全然いないのだという。
 
かつ、どのポジションとなっても
数字(売上)を持たされてしまうので身動き取れなくなる。
出世しなかった僕は身軽に動くことができる。
 
僕のような働き方、振る舞い方に名前がついていないので
会社としても認知していないし、育てることができない。
なのに開発の現場では
「ああいう感じの人が欲しい」「いると助かる」となんとなく思っている、という。
 
かといって先駆者として何かを確立したいという思いもなく、
「あ、そうすか」という感じでこれからものらりくらり。

先週買ったCD #187:2024/05/20-2024/05/26

2024/05/20: www.hmv.co.jp
羊毛とおはな 「月見草」 \990
羊毛とおはな 「Live In Living For Good Sleep」 \792
Thenolious Monk 「Thenolious Monk Trio」 \1188
 
2024/05/20: www.hmv.co.jp
Cat Power 「Sings Dylan The 1966 Royal Albert Hall Concert」 \2530
Joyce 「Naturza」 \2244
Joyce 「Visions Of Dawn」 \2372
EelsEels So Good Essential Eels」 \2640
XTC 「The Big Express (Steven Wilson Mix)」 /4651 <font>
 
2024/05/20: tower.jp
Khruangbin 「A La Sala」 \2750
Billie Eilish 「Hit Me Hard And Soft」 \2750
 
2024/05/20: diskunion.net
赤い公園ブレーメンとあるく」 \12850
 
2024/05/20: www.amazon.co.jp
St. Christopher 「Love You To Pieces」 \500
 
2024/05/22: DiskUnion 神保町店
Thompson Twins 「Into The Gap」 \4650
Buddy Guy & Junior Wells 「Live In Montreux」 \980
Otis Rush 「Tops」 \880
Magic Slim 「Grand Slam」 \880
 
2024/05/24: www.amazon.co.jp
The Chainsmokers 「So Far So Good」 \1180
 
2024/05/25: BOOKOFF 自由が丘駅前店
Starcrawler 「Starcrawler」 \450
 
2024/05/25: TowerRecords 新宿店
Bud Powell 「The Bud Powell Trio」 \1320
 
2024/05/25: TowerRecords 新宿店
Laufey 「Bewitched: The Goddess Edition」 \2690
タワレコのポイントで。差額90円
 
2024/05/25: DiskUnion 新宿ジャズ館
Barney Wilen 「Barney」 \680
Goran Kajfes Tropiques 「Tell us」 \2530
 
2024/05/25: www.amazon.co.jp
Robyn Hitchcock and the Egyptians 「The Kershaw Sessions」 \1100
 
2024/05/26: diskunion.net
Vldimir Sofronitsky 「Borodin, Lyadov, Glazunov, SCriabin & Kabalevsky」 \980
The Roches 「The Roches」 \1300
 
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Cat Power 「Sings Dylan The 1966 Royal Albert Hall Concert」
 
1966年の『ロイヤル・アルバート・ホール』でのコンサートをテーマにした
アルバムを入手するのはこれで3組目になる。
 
1組目は言わずと知れた本家本元のボブ・ディランによるオリジナル。
実際の会場は『フリー・トレード・ホール』なのが
誤って『ロイヤル・アルバート・ホール』とされてきたのは有名な話。
それ以上に有名なのは、それまでフォークの旗手とされてきたボブ・ディラン
ステージの後半、ロックバンド(The Band の前身となるバンド)をバックに従えて
フォーク・ロックを演奏、熱心なフォークファンから
『ユダ(裏切者)!』と罵声を浴びせられたことだろう。
ここがひとつの歴史の転換点となった。
逆説的に、フォークからフォークロックへ、と歴史が変わったことを伝えた瞬間となった。
何世代にもかけて海賊盤で広まった末に
1998年、ボブ・ディランの『ブートレッグ・シリーズ』の第4集として正式に発表された。
 
そういった歴史の一こまを知らないとしても、このライヴアルバムは緊迫感があって素晴らしい。
僕個人としては、ボブ・ディランのライヴ・アルバムではこれが一番好き。
1枚目はソロの弾き語り。
”She Belongs to Me”
”4th Time Around”
”Visions of Johanna”
”It's All Over Now, Baby Blue”
”Desolation Row”
”Just Like a Woman”
”Mr. Tambourine Man”
 
2枚目はバックバンドと共に。
”Tell Me, Momma”
”I Don't Believe You (She Acts Like We Never Have Met) ”
”Baby, Let Me Follow You Down”
”Just Like Tom Thumb's Blues”
Leopard-Skin Pill-Box Hat”
”One Too Many Mornings”
”Ballad of a Thin Man”
”Like a Rolling Stone”
 
このセットリストがたまらなく、いい。
ボブ・ディランの60年代を代表する傑作群からの曲がメイン。
「Bringing It All Back Home」(1965)
「Highway 61 Revisited」(1965)
「Blonde on Blonde」(1966)
(言うまでもないが、この『フリー・トレード・ホール』のコンサートにて世界で初めて
 フォーク・ロックを披露したのではなく、
 その1年前の「Bringing It All Back Home」の時点でそれは既に始まっている)
 
やはり、ラストの ”Like a Rolling Stone” が始まる前の『ユダ!』のやりとり。
『ユダ!』と言われ、客席からは拍手が上がる。
ボブ・ディランは『I don't beleive in you.』『You're a liar.』と吐き捨てるように返す。
その後ろではギターのチューニングの音が聞こえる。
これこそがライヴ・アルバムであり、記録なのだと思う。
 
2組目として入手したのが、2002年、ロビン・ヒッチコックによるもの。
アルバムのタイトルそのものは「Robyn Sings」であるが、
こちらも『フリー・トレード・ホール』の曲を概ねその通りにカバーしている。
概ね、というのは1枚目の曲が少し、オリジナルと異なるから。
”Just Like a Woman”はやらずに、”Tangled Up In Blue”をやるとか、
”Visions of Johanna”を2回やるとか。
でも、2枚目の方はオリジナルの曲順を踏襲している。
 
シド・バレットの後継者と呼ばれたり、
奇矯な振る舞いで有名と誤解されたりするロビン・ヒッチコックであるが、
(インタビューの際に嘘八百の経歴を言うのは本当のようだ。
 僕も90年代初めごろの rockin'on のインタビューで
 オックスフォード大学だかケンブリッジ大学だかの特待生だったと
 いけしゃあしゃあと答えているのを読んだことをよく覚えている)
 
その根っこにあるのは、ポップスとフォーク・ロック。
結局彼もディランが好きなんですよね。
2枚組のライヴ・アルバムをカバーするなんて、当時全くなかった発想だった。
やっぱ変人だよなあと捉えた人が当時多かったのではないか。
でも聞いてみると、何の衒いもなくそのまんまカバーしていて
よっぽどやりたかったんだろうなあ、
彼のリスペクトの捧げ方がこうだったんだろうなあ、と。
もちろん、『ユダ!』の掛け合いも再現される。
彼の友人たちがコンサートに華を添えるために仕組んだのだろう。
何回か呼びかけられて、ロビン・ヒッチコック自身は答えずに
”Like a Rolling Stone”に入ってしまうけれども。
 
そして3組目が先日発表のキャット・パワーに寄るもの。
こちらはロビン・ヒッチコックと違ってセットリストまで全く同じ。完コピ。
 
キャット・パワーと言えばその活動の初期に
Sonic Youth のスティーヴ・シェリーをドラムにして演奏していたとか、
彼のレーベル『Smells Like Records』(もちろん Nirvana ですね)
からアルバムを発表ということもあって
オルタナシーンの歌姫的なイメージがあるけど、
今その作品を聞くと、アメリカのフォーク、フォークロックの正統な継承者だったんだなと。
(そしてそれは、幻惑的なアシッド・フォークの方ではない)
 
代表作だと思う
「The Covers Record」(2000)
「You Are Free」(2003)
「The Greatest」(2006)
を僕は女性シンガーソングライターの文脈で聞いていたけど、
ボブ・ディランにつながる系譜という視点もあった。
そのことを今回の 「Sings Dylan The 1966 Royal Albert Hall Concert」で改めて知った。
 
聞いているとこの人の本質は
ジョーン・バエズやジュディ・コリンズの方なのだなとよくわかった。
歌うことが聞き手への癒しや連帯の証となるのだという。
恐らく、彼女が第一に求めるのは
純粋な音楽的探究やポップ・ミュージックとしての完成度、ではない。
 
歌うことの喜び、そのものがある。
もはやボブ・ディランがどうこう、ではない。
あの日のフリー・トレード・ホールがどうこう、ではない。
歌いたい歌があって、それを歌った。
その潔さがとても心地よかった。
 
だから『ユダ!』のやりとりもない。
平然と ”Like A Rolling Stone” へと入っていって、歌いきる。
このアルバムの背景を知らない人こそ、
その音楽的素晴らしさが伝わってくるだろう。
まっさらな気持ちで聞ける人がうらやましく思った。

身辺雑記:05/20-05/26

05/20(月)
 
朝から雨。
7時前起き。
クッション腹筋、エアロバイク。
オードリー、虎に翼。こころ旅はお休みの週。
ハンバーガーに関する15分の番組でニューヨーク。
マンハッタンの高級店とブルックリンのホワイトキャッスル。
コーヒー、レモン酢、妻の作るピザトースト
給料日。銀行に振り込み。
 
午前中、チームの打ち合わせが1本あるのみで午後はなし。
気楽に過ごす。
ライフに買い物。
昼はかき揚げとメンチカツをご飯に乗せて食べる。
資料作成などして過ごす。
 
こころ旅クラシック。風呂を沸かして入る。
AT賞の作品をプリントアウトして読み始める。
夜はナポリタンを作る。
久しぶりにしゃべくりを見る。ゲストは杏。最強の素人が出てきた。
月曜から夜ふかし東京03豊岡の妻という女子レスラーが出てきた。
午前0時前に寝る。
 
---
05/21(火)
 
7時前起き。
エアロバイク。
オードリー、虎に翼。ハンバーガーは中西部。
コーヒー、レモン酢。
午前中のうちに資料作成。
午後はほぼ打ち合わせ。
昼は日清の蕎麦。
 
こころ旅、総集編が長野。
中井精也のてつたび、長崎を見る。
AT賞作品の続きを読む。うーん、全体的にどうなんだろう。
風呂を沸かして入る。
新日本風土記五島列島
鑑定団。
妻の帰りが遅くなる。
夜は NISHIKIYA KITCHEN のレトルトのカレー。
小学校のカレー、定番のカレー。
午前0時に寝る。雨。
 
---
05/22(水)
 
7時前起き。
縄跳び、クッション腹筋、エアロバイク。
オードリー、虎に翼。アメリカのハンバーガーは南部。
ナマズを揚げたのとか。ブルースマンが店番とか。
コーヒー、レモン酢。
 
ノートPCを再起動したらネットワークにつながらなくなった。
今回はやばいかもしれない。後輩に問い合わせを頼む。
午前中は一本打ち合わせ。他、仕事にならず。
 
元々午後休で妻の誕生日のお祝いとして、神保町の「なかや」へ。
妻がクリーニング屋に持っていくのを手伝った後で、先に一人で行く。
ベルンハルト・シュリンク『朗読者』を読み始める。
神保町に着く。DiskUnionを覗いた後で「なかや」
白焼き、肝串、お通しのわさび漬けで「大信州」超辛口を飲んでうな重の特上。
 
SOLIDAを覗いた後で、PASSAGEに搬入、bis! でコーヒーを飲む。
鰻の小骨がのどに刺さったというと、皆が抜きに行った方がいいという。
裏の耳鼻科に行くも刺さった場所が悪くて抜けず。扁桃腺の下。
 
銀座に出て「単向街書店」を見てみて、東急プラザに寄って帰る。
丸の内線は座れたが、中野坂上で乗り換えて大江戸線は混んでいた。
家に帰って扁桃腺の下を指の先で触ってみると確かに、刺さっていた。
AT賞の作品を読む。2週目。
 
夜は何も食べず。
ぼっちキャンプを見ようとしたらなし。
23時前に寝た。
 
---
05/23(木)
 
7時前起き。
縄跳び、クッション腹筋、エアロバイク。
オードリー、虎に翼。アメリカのハンバーガーは東部のビーガン系と西海岸のLGBTQ系。
コーヒー、レモン酢。朝風呂。
鰻の小骨は抜けてなかった。
8時半前に家を出て田柄の耳鼻科へと歩いていく。
9時前に着く。既に待合室はほぼ満席。
10時過ぎまで待って、麻酔をかけて抜いてもらった。腕は確かだった。
近くのシャトレーゼで瀬戸内レモンケーキを買って帰る。
 
昼は帰りに LIVIN で買ったかき揚げと白身魚フライ。
冷凍ご飯を解凍して。
午後は普通に仕事。
昨日からノートPCが社内ネットワークにつながらなかったのも解消した。
RFI作成とチームミーティング。
こころ旅。2021年鳥取の総集編。
AT賞作品を読む。新聞を読む。
サラメシ。
妻の帰りが遅くなる。夜はミックスベジタブルのチャーハンを作る。
ベストヒットUSAを見て寝る。
午前0時過ぎ。
 
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05/24(金)
 
7時前起き。
縄跳び、クッション腹筋、エアロバイク。
オードリー、虎に翼。アメリカのハンバーガーはなかった。
コーヒー、レモン酢、メロン。朝風呂。
9時から打ち合わせ、11時から打ち合わせ。
昼は日清の蕎麦。
16時から自分が司会の定例打ち合わせ。
つつがなく終わってよかった。
こころ旅。島根。
AT賞の作品を読む。別院コンテンツを書く。
 
妻は友達と会うという。
僕はチキンラーメンのクリームシチュー味だったか。謎肉を足して。
妻になる話。
おんな酒場放浪記。
午前0時過ぎに寝る。
 
---
05/25(土)
 
昨晩寝ていたらみみたに起こされて、僕の寝ていたところに横になる。
そこで寝ようとすると怒って噛みつかれる。
仕方なくリビングのソファーで寝た。
明け方、気が付くとその足元で丸くなっている。布団に戻った。
 
7時前起き。
縄跳び、クッション腹筋、エアロバイク。
オードリー。朝風呂。コーヒー。
9時半前、車に乗って自由が丘へ。
さかなクンの番組を見るというか、聞く。
 
この日は駅前でグリーンマルシェ。妻はテントで販売。
11時前に着いてレジに入金、忙しくなる前に先に松屋で食べる。
チミチュリソースハンバーグ定食に目玉焼きを追加、豚汁変更。
会社の後輩が息子を連れて来てくれた。
 
14時過ぎに店を出て妻の従姉妹に店を託す。
マルシェのテントを見た後で新宿へ。
タワレコと DiskUnion をまわって整体。
近畿地方のある場所について』の話になる。
 
終わって新宿線馬喰横山
『組む 東京』でeavam展を見る。
妻へのプレゼントでトラベルセットを買ってみる。
特典の SAL MAGAZINE をもらう。
パフォーマンスも見て家に帰る。
 
従姉妹が泊まりに来ることになっていてドライカレーを作る。
22時過ぎに食べる。
お笑い向上委員会を見て寝る。
 
---
05/26(日)
 
7時起き。コーヒー、妻の作るピザトースト
9時前に家を出て島忠へ。
トイレットペーパーや猫草の土、入浴剤など。
戻ると既に妻と従姉妹は車で家を出ていた。
洗濯物を干して僕も家を出る。
 
この日はAT賞の選評会議。
下北沢で下りてキッチン南海で食べる。
ひらめフライと生姜焼きの盛り合わせがあったが、正直神保町のほうがおいしい。
料理人の方がかなり年配で、いつまで店があるのか気になった。
 
12時半から会議。
全57作品を評価して、最後に賞を決める。
20時までの予定が、18時過ぎには終わった。
しかし濃密な時間でぐったり疲れ切った。
マルシェが終わって打ち上げと聞いていたが、僕は先に一人帰ることにした。
LIVIN 地下の精肉店で唐揚げのセットが安くなっているのを買った。
 
家に戻って風呂を沸かして入って、ポツンと一軒家を見ながら食べた。
青熊書店の汁講についてメールを書く。
中川家のコント。コロチキの再放送。
いつの間にか寝落ち。
妻が帰ってきたので目が覚めて布団で寝た。

初夏の eavam展

昨日の続き。
整体を終えて新宿三丁目に戻って、新宿線に乗る。
混んでてなかなか座れない。神保町でようやく。
馬喰横山で下りる。
地下通路を歩く。新宿線浅草線、JRと3駅つながっていて案外地下通路のエリアが広い。
でも店があるわけではなくただ通路があるだけ、閑散としている。
JRの馬喰町駅まで歩いて行った。
 
地上に出る。
以前にも別なギャラリーで写真展を見たことがあったが、本来は繊維の問屋街。
その中にチラホラと、古いビルをリノベーションしてできた
ギャラリーやスタートアップ向けのオフィスが点在していて面白いエリア。
その中の一つ、『組む 東京』に入る。
 
タイのチェンマイを本拠地とする eavam が日本で展示会を開くというとき、
この数年はここを利用しているのだという。
 
eavam
 
組む 東京
 
この日、18時から eavam の花岡さんによるコンテンポラリーダンスの公演、
大橋さんの VJ をバックに、というのでそれに合わせて17時に入った。
2階でダンス、1階が eavam の展示。
今回は本がテーマということで、展示スペースのうち2/3に本が置かれていたか。
1/3 が eavam のプロダクト。
バーム、ガスール、石鹼など。どれもオーガニックな身体にやさしいものとなる。
もちろん2024年の新作、ジャスミンのバームも並ぶ。
多くが白い紙や布に包まれて、繊細で優美な優しさをまとっている。
何かを妻に、と思ってトラベルセットにしてみた。
バームやガスールが少しずつ入っていてサンプルとしていいかもというのと
竹を編んだポーチに包まれているのがいいなと。
(「組む 東京」の小沼さんより、建物の屋上で育てているという薔薇の花束を添えてもらった)
 
5,000円以上買うと、大橋さんがかつて編集していた
『SAL MAGAZINE』のバックナンバーがもらえるというので、
1冊選ぶ。002号。
これのメインの特集が、New Order の架空のCDジャケットをつくる、というもので。
5人のビジュアル・アーティストに New Order の曲を2曲ずつ渡してイメージを広げてもらったのだという。
例えば、「Regret」と「Your Silent Face」であったり、「Ceremony」と「Leave Me ALone」であったり。
実際に、自分たちのレーベルで New Order のトリビュートアルバムも出したとある。
他の号には宇川直弘、秋田昌美小山田圭吾といった名前が。
大橋さんって何者なんだ……
 
肝心の本。
本棚のように詰め込むのではなく、多くは平置き。
1.eavam 自身の蔵書、2.作品社から出た本、3.青熊書店から選ばれた本が並ぶ。
作品社、青熊書店の本は販売も行っていて、その1冊1冊に内容紹介の短文が添えられている。
もしかして大橋さん、花岡さんが自らテキストを書いたものなんじゃないか……
いつのまに。チェンマイから日本に来て、まずはその作業? そこがなによりもびっくりした。
本が好きなのだなあ……
ひとつひとつの本が独立した個性を持った、出自・来歴を持った人格のように見えてきた。
彼ら彼女たちが、黙したまま手に取られるのを待っていた。
 
青熊書店からは芥川龍之介の『桃太郎』、内田百閒の『第三安房列車』、
中沢新一『僕の叔父さん 網野善彦』など30冊ほどが大橋さんによって選ばれ、
僕の推薦はフィルムアート社の『映画暦 1986』、『ザKLF伝』、『誰が音楽をタダにした?』の3冊。
妻からは橙書店の『アルテリ』など。
気になったのは1.eavam 自身の蔵書であって、やっぱ僕らごときには敵わない。
『タイの花鳥風月』と、中沢新一『イコノソフィア』という本がどうにも面白そうで
恥ずかしながらその場で amazon でオーダーしてしまった。
 
18時より、2階の空間を客席とステージとしてパフォーマンス。
大橋さんは床にノートPCやCDJなどの機材を直に置いて、座りながら操作する。
チェンマイなのだろう、日本でいうところの国道沿いの風景、水田、宮殿といった映像が流れる。
そこに花岡さんが現れ、手足を揺らぐようにゆっくりと伸ばしていく。
その身体に映像が、その光と影が重なる。
さらに、ル・クレジオ岡本太郎石牟礼道子らのテキストが重なる。
舞い踊るひとつひとつの所作の意味、メッセージは直接にはわからない。
しかし、eavam が身体やそれを取り巻く環境と真摯に向き合っている、
単にプロダクトをつくっているのではなく
それはひとつの詩的な表現であり、思索なのだというのがよくわかった。
 
花岡さんのファンと思われる妙齢の女性たちがグループになって見に来ていた。
パフォーマンスが終わって、花岡さん、大橋さんは1階に下りてはこなかったが、
二人と話したい人は多いだろうなあと思って僕は挨拶することなく先に帰った。
 
後で花岡さんのメールを読むと
(名前はわからないが)編集学校から3名の方が見に来てくれたとのこと。
青熊書店の本をお買い上げいただいた方も。
ありがたいことです。
 
自由が丘のグリーンマルシェは19時まで。
その後も片づけがあって終わったのが21時近く。
明日もマルシェで朝早いということで従姉妹が泊まりに来ることになっていた。
僕はいつものドライカレーを作って待った。
 
初夏の eavam展

グリーンマルシェなど

7時前起き。オードリーを見る。
エアロバイク、コーヒー、朝風呂。
洗濯物を干して9時過ぎに家を出る。
さかなクンの番組、音声を聞く。
その後、SMAPの3人の番組。森保一監督に子供たちが質問をする。
 
10時過ぎに自由が丘の店に着く。
この日は駅前の広場でグリーンマルシェ。
『創の実』の3店舗共同でテントを出す。
妻が昼からずっとそちらということで前半は僕が『創の実』の方の店番。
後半は最近よく来てくれる妻の従姉妹が店番。
 
店に着いて早々、僕は昼を食べに行く。
11時前なので松屋
チミチュリソースハンバーグ定食に目玉焼きを追加、豚汁変更。
アルゼンチンの料理だったか。案外辛かった。
隣に座った方は株主優待券で食べていた。
 
店に戻る。
いくつか荷物を運んでほしいと頼まれ駅前に持っていくも
まだテントを立てているところで誰もいない。
先に車で運んでいるはずが??
とりあえず持ってきたものをそのまま持ち帰った。
広場は設営真っ最中で、それぞれの店が売るものを並べているところだった。
 
13時前に会社の後輩が息子を連れてくる。
アドバイスを受けたいことがある、話を聞いてほしいと頼まれてこの俺でよければと。
その間、従姉妹は休憩室でイベントのチラシをつくるなど。
この前はスタンプカードをつくってくれた。手先が器用で助かる。
14時過ぎ、出来上がったチラシを駅前のテントに持っていく。
マルシェは大勢のお客さんで賑わっていて、『創の実』テントも何人かのお客さんが。よかった。
広場外は自主的に出しているのか、飲食店のテントが多い。
しまった、ここで買ってもよかったなと思った。
 
新宿に出る。
この日は馬喰横山のギャラリーで、eavam展を見に行く。
コンテンポラリーダンスのパフォーマンスもある。
新宿に着いてタワレコ。ジャズのコーナーを覗く。
バド・パウエルの芸術』を持ってはいるが、昔のもの。
細心のリマスターで安く出ているのを買い直す。
ポイントでなんか1枚引き換えようと見ていたら Laufey というアーティストが目に留まった。
アイスランド出身で中国系だという。
 
引き続きジャズの棚を見ていたらバルネ・ウィランというフランスのアルトサックスの奏者が気になった。
買ってもよかったが、念のため DiskUnion の店頭在庫を検索したら
近くの新宿ジャズ館に中古であった。だったらそちらを。
行って、見つけて、買う。
店内でかかっていたのがえらくかっこよくて、
Goran Kajfes Tropiques 『Tell Us』 というCDも買ってしまった。新譜。北欧系らしい。
 
新宿御苑まで歩いていつもの整体。
先日頂いた『近畿地方のある場所について』が面白かった、という話。
花園神社が祭りの日で、神輿を担ぐ威勢のいい声が聞こえた。
グリーンマルシェしかり。今日は祭り日和なのか。
家の近くの小学校も確か運動会だった。

最近のいくつか

星占いのサイトを毎日確認する。
いつも見ているサイトでは山羊座が2位。
しかし、今日たまたま見かけたたサイトでは12位だった。
星の巡りって誰が同じではないのか。
何でこういうことが起きるのか?
解釈の違いなのだろうか?
 
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Youtube はほとんど見ない。
数年前、迷惑系 Youtuber の存在を知って、なんだかなーと思った。
今回、「つばさの党」の一件をニュースで見て、
逆に「つばさの党」の演説でヤジを飛ばした Youtuber っていないのだろうか?
そこまでしたらむしろアッパレ、と思ったが、どうなんだろう。
いざという時に彼らは意気地なしなのだろうか。
 
---
身体が二つあったら、BSやCSで一日中格闘技やプロレスの番組を見ていたいが、そうもいかない。
かろうじて、BS朝日で金曜の夜、新日本プロレスを見るだけ。かなり偏りあり。
チームのひとつ「House Of Torcher」が最近、不愉快を通り越して辛くなってきた。
トーナメント戦で出てくるとレフェリーを引きずり下ろし、対戦相手を集団で小突き回して強引に勝つ。
やってるのは小中学生のいじめと一緒。
昔の悪役ってのは、もっと孤高の存在であったが。
 
---
ダイエットの一環になるかと昼、ざるそばを食べることが多い。
しかし、毎日のように食べているとさすがに飽きる。
わさびの代わりにコーレーグースをいれるとうまいですね。
山わさびを擦ったのは今一つだった。皮ごと擦ったからだろうか。
あったかいかけそばにはラー油が合う。特にかつおだしだと。
神保町にラー油の合う肉そばの店があったけど、どこに行ったんだろう。

鰻の小骨その後

昨日の昼食べた鰻の小骨が扁桃腺の下に刺さって、抜けず。
神保町だったので、最寄りの耳鼻科を聞いて行ってみるも
場所が悪くてここでは抜けないという。
内視鏡を持っていか麻酔をかけて抜くクリニックに行ったほうがよい。
そう言われて昨日は諦める。
大学病院でよければ紹介状を書く、と言われて、どんだけお金かかるんだ!?
といった断った。鰻の小骨ごときに1万円も払いたくない。
そもそもこの耳鼻科では何もできなかったのに、初診料込みで2,510円も取られた。
 
家に帰って喉の奥に指を突っ込むと確かに何かが引っかかる。
おえっというのを我慢して何度か触る。
唾を飲み込むと痛いが、激痛というほどではない。
どちらかというと違和感。
しかしそれがあるというのも落ち着かない。
 
自然に抜けるのを期待するが、朝起きて痛みがまだ少しある。
触るとまだ残っている。
腹をくくって今日の朝別の耳鼻科に行くことにする。
内視鏡で検索すると駅の反対側、田柄の方にあった。
診療項目に「魚の骨が刺さった」と入っていて、
そうか、明記しているところに最初から行くべきだったんだなと。
 
8時半前に家を出てはるばる歩いて行く。
9時の診療開始前に着いたが、既にお年寄りと子供を中心に何組も待っていた。
僕の後もまた何組も。
『朗読者』を読みながら待つ。
子供の風邪に補聴器の具合。結局1時間以上はかかったか。
 
順番が来て診察台に座る。
一癖ありそうな、年配の女性の医者だった。
PCのモニターの前に問診表を山と積み上げていてキーボード打ちにくそうだが、ものともしない。
鼻から麻酔をかけて、抜くのはすぐだった。よっぽど慣れてるんだな。
小骨に触ったかと聞かれて、触ったと答えるとそれは厳禁だと言われる。
次刺さったら、そのままにしてすぐ来なさいと。
触ると奥に行ってしまうし、周りが炎症を起こす。
実際、口の中の写真を見せてもらうと赤く腫れあがっていた。
今日の食事は熱いものはダメ、硬いものはダメ、アルコールもダメ、となった。
 
痛みが引かなかったらまた来なさい、ということで薬の処方は無し。助かった。
会計は昨日と同じ、2,510円。
抜けても抜けなくても同じだけかかる。仕方のないことだけど。
 
シャトレーゼが近くにあったので妻が食べるかと瀬戸内レモンケーキを買って、
また来た道を引き返す。
午前休扱いにして、LIVIN で買い物をして帰った。
午後は普通に仕事。
会社PCがネットワークにつながらなくて昨日全く仕事にならなかったのがあっさり解決した。
資料作成とチーム内の打ち合わせ。
淡々と過ごした。