葦手絵

葦手絵 あしでえ 〖謎なぞ系〗
「葦手」とは平安時代の戯書画のことで、なかでも水辺の葦引き草叢に草、岩、松等風情に富んだ点描を添え〈判じ物〉としたものが〈葦手絵〉。〈水手〉〈葦手書〉の別称もある。
 時代背景を反映させて、解を和歌に求めたものが多い。『遠碧軒記』下巻に次の文言が見える。
 古代の硯箱なとにある古歌の体を蒔絵にかき、歌を大抵にかきて、画にあることは絵にもたせて、かゝぬ法をあし手がきと云
【例】