隊長のエマージング市場に対する考察

隊長の何がすごいって、洞察力がすごい。
昔、
エマージング市場」
とかいって、新興市場というか、ようするに発展途上国に対する投資が流行った。
はやった理由は、
後進国といえども、資本をどんどん、どんどん、投入すれば、じきにアメリカみたいな国になるでしょ?」
という、わかったような、わからんような理屈だった。
隊長は、この論理がおかしいと直感的に感じていて、
「ある国が発展するには、人間の考え方なんかが少しずつ変わったりしながら長い時間をかけて行われるのであって、資金をある国に急激に投入して、少し成長したからといってまた急激に回収したりすれば、道路や発電所など相手国のインフラごと根こそぎ持ってこないと回収できないことになる。つまり、100万投資して70万しか回収できないとか、そういう結果になる。」
と20才くらいで既に見抜いていた。そんで、みんなに、そういうふうにいった。しかし、
隊長はただの学卒で大学院とかでてないから
「学卒は氏ねよバーカ」
とか言われて、まともに相手をしてもらえなかった。
で、結局隊長の考え方が正しかったのはチャートを見るとおり。

3分でわかる切込隊長

最近、
切込隊長って誰?どんな人?」
という質問が増えてきたので、初心者向けにまとめます。

切込隊長の父親は、三菱系の中小企業4社の社長さん。お金持ち。
バブルが崩壊する直前まで、
「不動産を買って、その土地を担保に銀行からお金を借りて、その借りたお金でまた不動産を買って、その不動産を担保にまたお金を借りて、、、」
とバブル期によくある手法で財産を膨らませていった。
ところがバブルが崩壊して一気に不動産の担保価値が激減(当時はノンリコースローンなんてなかったので)
50億円の借金を抱える身になってしまう。切込の父親は、この借金を切込に
「連帯保証人」
にさせるという形で追わす。
つまり隊長はなんにも悪いことしてないのに、いきなり50億円の借金を抱える身となってしまった。

そんで、自分でアルバイト等でかせいだカネと、父親からもらったカネ、合わせて600万で、当時6ドル前後で倒産しそうだったデルとHP(ヒューレット・パッカード)の株を買う。
理由は
「自分もパソコンを触っていて好きだったし、この分野は伸びると思ったから」
そんで隊長のにらんだとおり、パソコン株はあれよあれよという具合に値上がりし、ITバブル崩壊直前で
「なんとなく売りたくなって」
全部売った。それで借金の50億円を完済したと。