近畿地区修士論文発表会について

 今日は日本文化人類学会の修士論文発表会についての告知です。
2011年度まで、立命館が近畿地区事務局を担当しております関係で
松田も事務をお手伝いさせていただいております。

 今年度修士論文を発表された方で関心のある方は
学会員か否かを問わず発表・参加ができます。

松田もかつて報告させていただきましたが、業績云々以上に
同期の研究者仲間とのつながりが得られるのが何よりの魅力です。
ぜひご参加ください。

2011年度第2回近畿地区研究懇談会・修士論文発表会
◆開催期日: 2012年3月17日(土)
◆開始時刻: 未定
◆開催場所: 京都私学会館(室町通高辻上る、四条烏丸から徒歩5分)2階 203・204会議室
(交通アクセス:http://www.kyt-shigakukaikan.or.jp/access.html
*終了後、近隣にて懇親会を予定しています。

◆募集対象: 関西地区在住もしくは近畿圏の大学で2011年度に修士号取得見込の方、または修士号取得後で修士論文未発表の方(人類学もしくは人類学的なテーマに関する修士論文であれば、非会員の方でも可)

◆発表時間: 発表20分、質疑応答5分(予定)
*申し込み人数によって変更する可能性があります。確定次第改めてご案内いたします。

◆申し込み方法: 氏名、所属、修士論文の提出先とタイトルを、下記問い合わせ先の2つのアドレスに同時にEメールでお送りください。必ずメールの件名に「近畿地区修論発表会」と明記してください。
◆発表申込締め切り: 2月22日(水)
◆要旨提出締め切り: 2月29日(水)
◆要旨書式: A41枚(1200〜1500字程度)。標題、氏名、所属(修士論文提出先)を上段に明記のこと。
*発表時にPPT、パソコン使用予定の方は、発表申し込み時にその点も明記お願いします

◆問い合わせ・申し込み先:近畿地区研究懇談会事務局
E-mail:
jascakinki@gmail.com
kwt03181@ce.ritsumei.ac.jp

 
 また、今年も文化人類学会の査読を無事に通過することができましたことをご報告します。
演題は「「女の街」を生きぬく――京都花街におけるお茶屋の「商売感覚」に着目して」を予定しています。

2日間とも参加を予定しています。
お会いできたときはよろしくお願いいたします(*^。^*)

※今年の学会は以下のような日程で開催されます。<日本文化人類学会 第46回研究大会>
日時:2012年6月23日(土)・24日(日)
場所:広島大学東広島キャンパス
http://www.jasca.org/meeting/46th/index.html

酒井隆史『通天閣――新・日本資本主義発達史』

 昨年12月、先端研で教鞭をとっておられる酒井隆史先生がご著作を上梓されました。
現代思想』で連載をされていたときから書籍化されるときをお待ちしていました!
本になって手に取ると、その厚みと重さに驚かされます。

 大阪という都市の内部の、特殊な磁場であるところのJR天王寺界隈について
坂田三吉や、映画、あるいは闘争といったさまざまな切り口から地域史を描かれています。
表紙は、エッフェル塔を模してつくられた旧通天閣です。

現在のところ、博論を祇園町の戦後を聞き取りをベースにした地域史としてまとめようと考えているため
通天閣』は大きな手掛かりになりそうです。

通天閣 新・日本資本主義発達史

通天閣 新・日本資本主義発達史

 余談ですが、先日参加した合宿で、この本のタイトルを『新世界!!』と元気に言い間違えてしまいました…『龍が如く2』の新世界は再現度高いよね…

************

 また、最近はこんな本も出版されています。
聞き取りを中心としたルポになるのでしょうか?

さいごの色街 飛田

さいごの色街 飛田

ぱらぱらと見ている段階なのですが、
膨大な取材量とそれを実現するためにかかったであろう年月に圧倒されます。
聞き取りの難しさを痛感している身にはなかなか重いパンチです。

オーストラリア国立大学 Japanese Studies Graduate Summer School

 ご、ご無沙汰しておりま、す…。松田です…。
年末からこっち、まったく更新できず大変申し訳ありません。
調査や発表の準備などにかまけて怠っておりました。

この間に、曽田正人『昴』が完結してしましました(T_T)
宮本すばるとその母の物語も完結!先に大人になられてしまいました…またこれについても語りたいです。

事後報告になってしまいますが
実はオーストラリア国立大学にて、こちらに参加しておりました。
初の海外での研究発表になります。
Japanese Studies Graduate Summer School (JSGSS 2012)

タイトルは“Manners during Geisha Teahouse Entertainment in the Entertainment Quarters of Kyoto City”
海外向けに、お茶屋と客の関係性が、いかなる作法に則って築かれるのかを報告して参りました。
内容に課題は残るのですが、原稿を準備する中で見えてきたキーワードなどもあり
手ごたえを感じております。

何より、昨年の夏から続いてなかなか抜け出せなかった気力の低下が吹き飛んだことが収穫です。
海外の研究者と交流したことで、別の行動倫理で動く世界を知るのはでかいですね。
来年度は一貫制博士課程の最終学年。
博論の山が見えてきました。気合、いれよう。

「ワイズマンと出会う」

ご無沙汰しています。
ここ2・3ヶ月はひどい停滞期でした。
このブログもしばらく更新が途絶えてしまいましたが、
ようやく気力とエネルギーを取り戻しつつあります。


アバ研も、多くのメンバーがフィールドに旅立ってしまったこともあり
しばらく長い夏休みでしたが、11月末をめどに再開したと思います。
詳細が決まり次第追ってお伝えしますね。


今週はさまざまなイベントが目白押し。
先端研も主催に関わっている映画の企画+講演会をお知らせします。

なんと、フレデリック・ワイズマンが朱雀キャンパスにやってきますよ!

 松田は人類学会若手育成セミナーに行ってきますので
5日はだめですが、6日はボクシング・ジムから参加予定です。
諸事情により、お着物姿で(笑)

ワイズマン作品は、先輩たちと「Zoo」を見たことがあります。
映像人類学に関心をお持ちのかたにはおすすめの企画です。
ぜひどうぞ!

フレデリック・ワイズマンのすべて
FREDERICK WISEMAN RETRO-SPECTIVE企画(関西・京都会場)
http://jc3.jp/wiseman2011/

アメリカの偉大なドキュメンタリー映画作家「ワイズマンと出会う」
http://www.ritsumei-arsvi.org/news/read/id/455


【日程】(両日とも12:30より開場)
[2011年11月5日(土)上映会]*各回入れ替え制

(1)13:00
Titicut Follies(チチカット・フォーリーズ)

(2)15:00
La Dernière lettre(最後の手紙)[日本初公開]

(3)16:30
Welfare(福祉)


[2011年11月6日(日)上映会+講演]*各回入れ替え制

(4)13:00
Law and Order(法と秩序)

(5)14:50
Boxing Gym(ボクシング・ジム)[日本初公開]

16:30〜17:30
ワイズマン監督 特別講演(無料)(逐次通訳付)

講演聴講には(1)〜(5)の映画チケットの半券が必要です。

会場:立命館大学 朱雀キャンパス 5F 大ホール

第14回都市人類学研究会

またまた間が空いてしまいました…

 前回のアバ研にご参加いただいた皆さまありがとうございました。
テキストはシンボリック相互作用論をもって「コミュニティ」を論じた
A.P.コーエン 1985(2005)『コミュニティは創られる』でした。

グローバリゼーション下の都市部において
消滅すると考えられていたコミュニティが活性化されたのはなぜか
相互行為によってつくられる境界に注目して分析しています。

そこで、次回は最新の研究として 
鍋倉 聰 2011
シンガポール「多人種主義」の社会学―団地社会のエスニシティ―」 を
とりあげます。

ふるってご参加ください。

ご参加を希望される方は、
お手数ですが右のメールフォームからご連絡ください

★内容紹介
 人種暴動や民族紛争ではなく、平和裡に営まれる団地の日常生活に密着。そこで暮らす人々の視点から、多人種主義と総団地化社会、標準化と差異化のせめぎ合いを精緻に描き出し、グローバル化のもたらす原理的相克について考察を進める。

★内容(「BOOK」データベースより)
 人種暴動や民族紛争ではなく、平和裡に営まれる団地の日常生活に密着。そこで暮らす人々の視点から、多人種主義と総団地化社会、標準化と差異化のせめぎ合いを精緻に描き出し、グローバル化のもたらす原理的相克について考察を進める。
★著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

鍋倉 聰
1970年生まれ。京都大学文学部哲学科社会学専攻卒業、同大学院博士後期課程研究指導認定退学。京都大学博士(文学)。現在、滋賀大学経済学部准教授。専攻は、比較社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

▼以下、詳細のご確認をお願いいたします。

〈第14回 都市人類学研究会〉

◆開催日時 7/27(水)18:30〜21:00頃まで

◆テキスト

シンガポール「多人種主義」の社会学―団地社会のエスニシティ―

シンガポール「多人種主義」の社会学―団地社会のエスニシティ―

◆内容 各自が同書を精読し、ディスカッションを行う。

◆場所 京都大学人間・環境学研究科 演習室333(3F) を予定。
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_ys.htm

学会発表は無事に終了しました

発表を聞きに来てくださった皆さま、ありがとうございました!

おかげさまで、無事に発表を終えることができました。

大きな壁をひとつ越えたことで、確かな手応えがありました。

少し面映ゆいのですが、人類学のメンバーとして、承認されたのかな…?と感じます。

また、研究会で出会った方がわざわざ発表を聞きに来てくださったことが、何より嬉しかったです。

皆さま、本当にありがとうございました!

文化人類学会第45回研究大会

 ご無沙汰しております!
最近本当にブログから遠ざかっていたのは、この日の準備ためでした…!

以下の日程で、文化人類学会で学会発表をさせていただきます。
初の文化人類学会、初のフィールド調査報告と
お初づくしの発表です。

参加される皆さま、ご予定あればぜひいらしてください。
よろしくお願いします!

松田は明日の初日から出没しております。
見かけたら、ぜひ優しく声をかけてやってくださいね。
少しですが、2010年の学内紀要論文をもっていきます!

文化人類学会第45回研究大会

・口頭発表 「お茶屋遊びのコスモロジー:実践共同体としての京都花街」
・発表日   2011年6月12日(日)
・時間    11:30-11:55
・会場    法政大学市ヶ谷キャンパス外濠校舎(S406)

*詳細は大会HPからどうぞ。

*アバ研の告知が遅れていて申し訳ありません。
 京都に帰還次第、すぐに更新させていただきます。