otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

もはや日記ではなく。

二足の草鞋を履いてから、我が日常は実に慌ただしく、一年におよそ1ヶ月だけ、主婦らしき肩書きとなる、つまり、主婦とは言えない状況です。
さりとて、家のことをあれこれとするのは、嫌いではなく、今年も無事に家族で年越しができました。
息子夫婦が帰っていき、正月休み中1月4日に暖簾をだし、賑わいました。
暖冬と言われて、12月中に春の❄️のような水分の多い雪が降り、雪掻きをしましたが、ほぼ消えたところでした。
予報では夜の間に降るとのこと。4日は冬晴れで、東京から日帰りで遊びに来た若者が、白い浅間がくっきり見えて喜んでいました。夕方はまだ星も見えていました。
夜半に目が覚め、もしやとカーテン覗いてみると、あら、❄️やはりあたりは白い毛布を被っています。ついにオセロのような日々が始まったようです。
なんとなく寝つけず、久々にブログを書いています。

昨年暮れに映画yesterdayを観たし、南野がリバプールに行くと言うビッグニュースもあったので、司馬遼太郎の『街道をゆく30』愛蘭土紀行1でも拾い読みして、眠くなるのを待つことに。

これ以上積雪が増えすぎないことを祈りつつ。

国外から見た軽井沢

アメリカからやって来た建築を専攻する大学三年生11人が、打ち上げの目的もおそらくあると思うけれど、9週間の旅の最後に軽井沢にやってきて、中仙道に興味があるということで、追分にも視察にきてくれました。

中仙道69次資料館で、館長の情熱溢れる説明に感銘したとのこと。やはり言葉のかべをこえて、彼の執念的とも言える収集の力はつうじるのですね。

軽井沢に於いては、リゾートという側面よりも、東京~京都まで歩く道があって、こんな高地に宿場がおかれていたことに、興味があったということは、ちょっと嬉しいです。

視察の翌日沓掛ステイで、軽井沢でみた、感じたことなどの発表会に寄せていただきました。

惹かれたものを写真に収めたもののスライドショーには、文化磁場沙庭で展示していた本濃研太さんの段ボールアートのお面がたくさんふくまれていました。熊野神社の御神木、竹の器に入った力餅、千住美術館の建てもの、油やの小屋もありました。

新幹線の駅をおりた時の印象はあまり定かではなかったものの、町内のあちこちの木立の中に、面白いものが潜んでいるかんじだとのこと。

若い彼らが、今ではもう滅びつつある中仙道の気配に、関心があるというのは、興味深いことです。確かにアメリカには、ナショナルパークや、リゾートで優れたものは数多く存在し、軽井沢など比べることも不可能ですが、一方、歴史的なものや、道についてはあまりないので、きっとそうかんじるのでしょう。

中仙道の始点日本橋の現状について、もったいないとも言及していました。おっしゃる通り!

 

梟の声


f:id:otobokecat:20190517003604j:image

追分の村中で太伊瑠屋(タイルや)と文化磁場油や回廊内のT2という二つのギャラリーを持っていた重谷和郎さんが亡くなりました。病気療養中でありました。最後にお目にかかった今年の早春、大分お具合が悪くお見受けし、覚悟はしていたものの、その日はみどりの中に突然やって来たのです。桜吹雪、スミレ花咲くなか、静かに旅立った重谷さん。

夜半にT2を覗きに行ってみたら、梟も来ていました。油小僧もきっとね。、

今晩は建物の外からで見られるように、ギャラリーの電気を点けてきました。
f:id:otobokecat:20190517005404j:image  

有り難うございました。

どうぞ安らかに。
f:id:otobokecat:20190517010822j:image




Rで始まる音の持つ響き

今日ほど国民が一点に集中できた日も少ないのではないでしょうか?合格発表の日などのように、昨日からそわそわドキドキしてしまいました。

なんとなく想定していた元号とはちがったものの、R音については我が親族には何人もいるので、ちょっと親近感があります。

漢字もさることながら、私は言葉の持つ音が、場の雰囲気を作るような気がしています。Rで始まる音は丸い響きがあり、穏やかな空気が感じられます。過激な時間とは一線を画した時代であってほしいと願います。

穏やかな天気の中での発表でしたが、実は明日に向けてなんと雪が降るという予報でした。すっかり新元号発表に集中してしまっていて、波乱の天気予報には気も留めなかったのですが、そろそろ日付の変る時間にふと外を見たら、いつの間にか地面は白く変わっていました。

再び雪景色が見られるのは悪くないけれど、可愛そうに、ようやく顔を出したふきのとうが凍えてしまっていることでしょう。

 

 

 

恵みの水分

この冬は雪がかなり少なくて、地面はむき出してカラカラ。先週気がついたのですが、いつのまにやら、コロニー裏と油や敷地内の三つのすべての泉と池が干上がってしまいました。

とくに奥の泉は冬でも氷が張らないので、みずの中の青々としたクレソンが、荒涼とした風景のなかで不思議な世界でした。ついこの間はまだそうだったはず。ですから、干上がった泉を目の当たりにした時は大ショックでした。完全に干上がり、ただの窪地でした。あ、メダカは何処?💧

昨日は一日中雨で、夕方七時あたりからは、みぞれから大きな雪にかわりました。降りしきるボタン雪は壮観でした。花吹雪のよう。11時頃までふり、朝起きたら、久々の雪景色でした。


しばらくは銀世界でしたが、太陽がのぞいたとたんとけはじめ、みるみる消えていきました。

 

夕方になって、油やにはいってみて、廊下の先に見つけた泉❗雪は空からの贈り物でした。水を有り難う。まさしく恵みです。


f:id:otobokecat:20190305234240j:image

引っ越しして、新居より。

f:id:otobokecat:20190207090318j:plain

1600余日お世話になったははてなダイアリーから、はてなブログなるものに

引っ越しました。

浅間高原での日々の記録が堆積しているはず。

でも掘ってみるのは今は止めておきます。幸か不幸か振り返っている時間が見当たらないし。

最初の頃は真面目に書いていましたように記憶しています。読んでくれる読者が見えていたからですが、この日記を楽しみにしてくれていた義父も他界し、義母も。登場人物も次第に減ってしまいました。

そろそろ潮時かもしれないと思いつつ、スマートフォンにはようやく切り替わったものの、Faceboookなどの短い文章をスピード感を持って書いて載せるという手法になかなか慣れない私は、原稿用紙に万年筆ではないけれど、パソコンに向かいものを書くという作業が、自分の思考回路を整理してくれるので、いつか振り返ってみたいというかすかな希望を胸に、これからも、細々と書いて行ければと思っています。