ernst@hatenablog

Konstanz als Heimatstadt

Adee!

イースターのうさぎチョコ

わずか4日間のコンスタンツ滞在が終わりました。今回はウィーンにも滞在し,トータルは1週間弱ヨーロッパにいたものの,どちらも実質3日程度であったため,かなりの慌ただしさでした。
とはいえ,久しぶりにイースターの手前の時期に来ることができ,スーパー等ではうさぎチョコの固まりを見かけることができました。また,多くの友人・関係者に会って話をすることができたのも大きな収穫でした。

NO CASH

Mensaのエクスプレスチェックアウト

コンスタンツ大学ではこれまで,多くの場所で現金が使えました。しかし,昨月から大学内での現金の使用が可能なのは一部の飲料自動販売機のみになり,それ以外はカード決済(銀行のMaestro,クレジットカード,Mensaカード)に限定されました。
これに併せて学食(Mensa)では,皿を撮影して金額を自動的に計算する端末が導入されました。しかし,量り売りタイプのものについては別途量りに移さなければならないほか,自動認識がうまくいっていないため,人が処理しているレジよりも時間がかかる状態になっています。本来は無人対応できるはずが,常に人がいて不具合を処理しており,効率化の目的にはほど遠いようでした。

ストライキの嵐

約3ヶ月ぶりにコンスタンツに戻りました。

夕暮れのコンスタンツ

コロナ禍以前は,毎年3月にドイツに来ており,その際にはしばしばストライキに悩まされていました。その後,この時期にドイツに行くことが5年間途切れており,この時期がストライキの嵐の時期であることを少々忘れていました。今年は,2月にコンスタンツの地域交通でストがあり,3月に入って,DB(鉄道)やLufthansaの地上スタッフ・乗務員等が次々とストライキに入りました。そのため,行きの飛行機が大幅に変更になるなど,大きな影響がありました。このような中で無事に到着できたことは幸運だったと思います。

Bis bald!

わずか5日間のコンスタンツ滞在が終わりました。

凍てつくチューリッヒ空港

3日は各所で気温が下がり,コンスタンツも氷点下5度を下回る気温でした。チューリッヒも同様に寒く,空港の飛行機は平均30分遅れでした。フランクフルトまでの飛行機も延着し,今回はじめて日本着で荷物が間に合わない事態になりました。ドイツと比べて,日本では荷物が届かない場合のエアラインのフォローが行き届いており,大変驚きました。
ernst.hatenablog.jp
他方で,コロナ後に気がついたことですが,ドイツの空港では,シェンゲン圏からの飛行機からのトランジットについて,手荷物検査を省略するようになっており,今回フランクフルトでも手荷物検査がなかったため,極めてわずかな乗り換え時間でも何とか乗り換えが可能でした。
次は来年春の訪問になりそうですが,これも今回にも増して短い滞在の予定で,コンスタンツでゆっくりすることはなかなか難しそうです。

見たことのない大雪

今回のコンスタンツ滞在では,過去に経験したことがない大雪に遭遇しました。

雪のコンスタンツ市街地

コンスタンツもそれなりに雪が降る街ではありますが,11月後半から12月初旬にかけてはそれほど雪が降ることはありませんでした。しかし今回は11月末から降り始めた雪がほぼ止むことなく12月2日まで降り続けました。
雪に慣れていない時期のせいなのか,除雪作業が遅れがちで,バスの運行も全く読めず,歩道は非常に歩きにくい状態でした。また,水分を多く含む雪であったため,木の枝が折れて道路に散乱し,道路が通行止めになったところもありました。さらに,12月3日の朝にかけて気温が一気に−10度近くまで下がったため,凍結を警戒して山間部の道路が通行止めとなり,大学も閉鎖になりました。
もっとも,もっとひどかったのはミュンヘンなどのバイエルン州のようで,ミュンヘン空港も駅もすべて機能停止になったそうです。

近距離交通チケット

Bodenseecard West

コンスタンツ市内のホテルに泊まると,宿泊料以外に観光税(宿泊税)(Tourismus- und Klimaschutzabgabe)が徴収されます(以前から保養税は存在しました)。観光税を支払うともらうことができるのが近距離交通チケットです(正確には観光税を払わない人には渡さない扱いになっています)。近距離交通チケット(Bodenseecard West)は,コンスタンツ市内のバスだけではなく,ボーデン湖北西側(ドイツ側)のかなりの近距離交通(ドイツ鉄道・SBBドイツ等)をカバーしており,チェックインからチェックアウトの日まで使えます。観光税の値段が以前より高めの設定になっているので,かつてほどのお得感はなくなりましたが,それでも毎回交通チケットを買うよりは楽です。今回初めてコンスタンツでホテルに滞在し,自分で使う機会を得ました。以前は手書きであった部分がプリンターで印刷する方式になっており,ホテルによってはアプリでの交付になっているようです。
このチケットを手に入れるには,チェックイン時に申し出る必要があります。ホテルによっては黙っていても渡してくれますが,多くは求めないと発行してくれません。

巨大化したクリスマスマーケット

コンスタンツでは,昨日(11月30日)からクリスマスマーケットが始まりました。

クリスマスマーケット

ドイツ語圏で伝統的に開かれてきたクリスマスマーケットは,おおむね12月初旬(待降節付近)からクリスマスまでの1ヶ月程度開催されます。この時期は,通常ドイツに滞在できるタイミングではないので,コンスタンツのクリスマスマーケットを見ることができたのは,長期滞在していた2009・2010年以来3回目です。
その時と比べると,その規模の大きさに驚かされます。かつてはコンスタンツのクリスマスマーケットは,ボーデン湖沿いの港から中心市街地にかけてのわずかな区間に出店されており,お世辞にもドイツの風情を感じるものではありませんでした。そこで,本格的なクリスマスマーケットを体験したいなら,シュツットガルトやチューリッヒ,あるいはニュールンベルクなどに行く必要がありました。
しかしここ数年でコンスタンツのクリスマスマーケットは巨大化したとのことで,現在では中心市街地の中心部のMarktstätteから港までの区間だけではなく,ボーデン湖沿いに南北にも広がっており,体感的にはかつての3倍くらいの規模です。出店している店も多様で,クリスマスの装飾品だけではなく,服や靴なども売られていました。案内してくれた助手の話では,バーデン・ヴュルテンベルク州では現在,シュツットガルトに次ぐ規模だということでした。
たしかに,初日となった昨日は雪混じりの雨で,気温も低く,コンディションは悪かったにもかかわらず,非常に大勢の客が訪れていました。シュツットガルトまで行くのでなければ,もう他の都市のクリスマスマーケットを見る必要はなさそうです。