東海道の続きを歩いた(東戸塚~戸塚)

保土ヶ谷~戸塚の途中でへばって東戸塚で帰った前回の続きからである。

壱八家のラーメン

東戸塚の駅前で、まずは腹ごしらえ。

川沿いの道

ここら辺から前回通った道に合流。

東海道の標識

このへんはこういう看板が出ているのだな。東海道の表示関係は地区によってスタイルが変わる。

川に桜っていいよね

ここは桜並木だったんだねぇ。前回と違って今回は満開だ。

海道橋標識

チェックポイント海道橋。

謎の機械

生コン工場の向かいにあったこれは何だろう。

ルート案内看板で道を踏み外していないことを確認する。

神社の看板

なんか神社があるみたいだから寄るかーという軽い気持ちで脇道に入ったらどこにあるのか右往左往してしまった。

あっ、こっち?

人様の家なのであんまり言えないが、掻き分けたら矢印があった。

鳥居…?

辿り着いた瑞穂神社。鳥居ではなく木の間にしめ縄が渡してあった。

瑞穂神社本殿

こざっぱりしていい雰囲気の神社だった。境内にベンチがあったので小休止。

チェックポイント不動坂。

壁の厚さが1mあるらしい

日本初の国産ハム発祥の地、鎌倉ハムの倉庫。今は使われていないらしい。

この橋は渡らない

元舞橋。ここで右に折れる。

渡るのはこっち、五太夫橋。

江戸方見附跡。イオンの駐車場の端っこにあった。

見落としそうな標識

吉田一里塚跡は戸塚一里塚ともいう。ゴミ置き場の目印のようになっていた。

現地

吉田大橋を描いた浮世絵がこちら。

同じ構図?

浮世絵の現状がこちら。

花見日和

吉田大橋がかかる柏尾川も桜が満開だった。

こっちだよ!

戸塚駅前は大踏切デッキが東海道である。

このデッキを降りて向こうのデッキにまた登る。現代の東海道は複雑化していた。

カラフルマンホール

東海道を駅伝が走るマンホール。あ、合流地域なんすね。

今日のゴール

内田本陣跡で今日はゴールする。

トツカーナの中で水分と糖分補給して電車に乗って帰る。

次の戸塚~藤沢は7.7kmあるんだが、線路から離れた区域になるので途中リタイヤがし難い。我々のように散歩がてらで気まぐれに寄り道しながらの軽いノリでやっていると痛い目を見るかもしれないので、次はちゃんと計画的に朝から適宜休憩を挟んで進行せねば。

疲れた身体に寿司が沁みる

デパ地下の寿司で反省会をしたのだった。

服飾事情のシステム化

そういや被服費ってどれくらい? と検索したら、だいたい収入の5~8%なんだそうな。下着・靴を含み、場合によってはリネン類も含む。ただスーツの値段は収入の20%程度、靴やバッグはスーツの50%が妥当とするサイトもある。5~8%というと年収400万円なら月16,667円、年収600万円なら月25,000円である。靴と下着を含んだらそんなもんかなぁ。しかしコートはだいたい高い。まともなコートを買おうとしたら2~3ヶ月分が吹っ飛ぶ。

一方でその服の単価が例えば300円を切るまで回数をこなす、いってみればコスパの考え方もある。これでいくと1万円の服を買ったら34回は着なければならず、5万円のコートを買ったら167回である。コートを着る日数は12月~2月だとして年間で90日、毎日同じコートを着て1.8年、償却するのにほぼ2年間かかる計算である。もっともちょっといいコートなら10年着られるイメージではある。そういうコートは、うーん、8万円~かなぁ。8万円だと266日、毎日着て3年かかるな。2日に1度だとその倍、3日に1度だと3倍である。そう考えると高いコートは10年着て妥当なのか。

逆算すると月の支出額も出る。靴・下着を含めて1日5つの服を着ると仮定して300円×5つ=1500円/日→1500円×30日=45,000円/月という計算になる。45,000円を5%とすると年収は1080万円、8%だと年収675万円になる。3ポイントの差で結構違うな。これが年収400万円なら14%、500万円なら11%である。1着200円に設定するのか、100円まで頑張るのかは各々の経済状況によればいいか。可処分所得は単純に年収に比例しないしな。ちなみに200円を8%としたときの年収は450万円、100円で225万円である。計算が面倒くさいのでExcelでやっている。

こうしてみるとスーツの値段が収入の20%というのは突出している。いったい年間に何回着て何年着続ける想定なのだろうか。年収1億円の人が年間に20着作るとして1着100万円ですよといわれれば、そうですか~(雲の上過ぎてわからん‥‥)と遠い目をするだけだが、年収1千万の人が年間5着作って1着40万円ですっつったらノータイムで「掛けすぎじゃね?!」と突っ込むよな。うん、きっとそういう話ではないんだな。これがスーツ1着の値段が月収の20%程度ですよというなら、月収30万円なら6万円くらいのスーツを着ておきなさいよということになるので、まあそうかと納得できるか。6万円のスーツを償却するには単価200円にしても300回着ないとならんけど‥‥と裏で計算してしまうけども。

それでも年の半分の期間を3着で着まわせば5年、微妙だな~。スーツを単価200円で計算するのは厳しいな。単価300円なら3年ちょっとなので現実的なラインぽいな。という具合に仕事着がスーツの人は服飾費がけっこう掛かるのね~、と理解できる。この計算で年収1千万円の人のスーツの値段は15~17万円程度になるが、あ、ハイ、ここまでくると画一的な割合計算はあんまり意味がないですね。ちなみに私は年に2回しかスーツを着る予定がないので月収の20%も掛けていられない。そんだけ期間が開くと体形変化で着られなくなる危険性が大きいし、スーツは意外と流行りによってシルエットが変わるのだ。ちょっと前までシングルの3つボタンだったじゃん!(それは10年前です)

なんでこんな話をしているかというと、季節の変わり目なので通販で被服の仕入れを行ったのだが、まとまると結構なお値段になるのでどれくらい使っていいものなのか調べてみたのだった。

そういや私が苦手とする買い物は実店舗でのものだということがわかってきた。実店舗だと現実世界で処理しなければならない情報量の多さに加えて運動量と寒暖差を伴う店巡りに対応する体調調整、目の前にある商品の取捨選択や店員さんが話しかけてきたりの瞬間ごとに決断力・判断力が求められる状況に疲労困憊してしまう。そこへもってきて通販だとマイペースで吟味出来てだいぶ楽なのだ。なんなら気になる商品をカートに入れたまま何日か考えてもいいなんて最高か。なのでもっぱら買い物は通販を利用している昨今である。

ついでにワードローブを管理するアプリを導入してみた。

jusclo.comこのアプリは使用回数でコスパを出してくれるのがちょっと面白い。ここ数年は激務対応のため平日は洗濯しないで済むように、下着・靴下を含めてワードローブは1週間分揃えて運用するシステムにしている。そうしてみると同じとっくりセーターを着続けたジョブスほどではないが、私は自分が納得した基準で機械的に管理するのが意外と嵌るんだな。いままで知らんかったけど。基準をはっきりきっぱり決めてしまえば迷いがなくなって楽になる。迷うということはリソースを使うということなので、迷ってる間はずっと疲れるのだ。その基準を決めるためには頭の中にデータベースを構築しなければ納得できないタイプでもある。お洒落なんて機械的なシステムとは縁遠いようだが意外と分析できることがだんだんわかってきた。もっともそのうちカッチリ決まった状態に飽きてまた迷いだすのだが、それもまた人生の季節というものである。

今さらパーソナルカラー

ファッションの世界にはパーソナルカラーや骨格診断というものがある。50年も生きていると経験的にしっくりくる色味や形はなんとなくわかっているものの、しかし理論的に理解していないのでたまに失敗する。買うときにも迷いが出る。それが面倒くさくていっちょ調べてみたんである。結果、ブルべ冬のストレートであった。しかも顔タイプはエレガント。総合すると派手なお色気姐さんである。マジか。実在自体が疑問視されるような素体だな。骨組みだけは。上に乗ってる肉部分のナリが良ければという絶対条件がつくが、そこは掘り下げないでほしい。
ところでブルべ冬というとマウンティングと捉える向きもあるようだが、どうも派手な配色が似合う色白というイメージのせいらしい。私は逆だけどな。このカテゴリーはどうやら赤みも黄色みもない色素の薄いタイプか、逆に両方濃い色黒タイプに分かれるらしい。私は幼少期には周りから土人呼ばわりされた実績のある日本人離れした色黒なのだ。肌色の濃い地方の民族衣装が似合うタイプといえばわかりやすいか。
なるほど、ざっくりいうと白黒灰色紺を着てろということだな。ビビットな色には好みの上で抵抗があるのでそうなる。薄い色で使えるのは灰色がかった色味なので、遠目にはほぼグレーのバリエーションの範疇になってしまう。濃い色で受け入れられるのは暗い赤かピーコックグリーンくらいかなぁ。なんだ、いままでと変わらんなと思ったが、実際に鏡の前で当ててみて合う色ならそうなるわな。いままでのアレとかコレとか思い出してみると納得である。
しかし手持ちの服に色味が少ないのを色遣いが下手なせいだと思ってきたけど、好みと着てしっくりくるものを合わせるとこうならざるを得なかったということがわかった。これからは自信をもって無難な服を着ていこう。
あと肌色が濃いと口紅の色がどれも合わなくて困るのだが、このデンで考えると濃いめのローズか紫がかったヌード系か。アイメイクも黄色みを排除し、なんなら青やグレーでもイケるらしい。あんまり攻めた化粧をするほうではないので、そこまでは試したことなかったわぁ。逆に埋没したいときは茶系や柔らかい色味でまとめれば印象をぼやかせそうではある。TPOに合わせて印象操作もアリかもしれん。いまさら見た目で目立ちたくないというか、そんな攻めの気質だったら今ごろバリバリの原色を着て闊歩してるわ。似合うらしいし。
よし、なんか吹っ切れた。自身の姿というのは鏡を見るか録画した画像映像以外では自分で見えないので、どうも自覚に欠けるきらいがある。私は見えないもんはわからんので仕方ない。逆にみんなはどうして自分のことがわかるのか不思議である。確認できないことであやふやな心持ちになるなら、パーソナルカラーやら何やらで決め打ちできれば気が楽になる。

東海道の続きを歩いた(保土ヶ谷~東戸塚)

天気が良かったので前回の続きから散歩に出た。今回は熊も参加したので、東海道中膝栗毛である。相方が熊さんなら私は八つぁんか。

保土ヶ谷お休み処

前回の終点、金沢横町道標。12時ちょうどにスタートである。

茶屋があったらしい

脇本陣跡。写真が斜めっている。

古そうな倉もあったよ

旅籠屋跡。ここが保土ヶ谷宿の本陣ですな。門構えだけ保存されているようだ。

上方見附と兼用

ちょっと進むと保土ヶ谷一里塚跡がある。

はなももが満開だった

歴史の道の松並木を復刻しているんだとか。

祠が3つ並んでいた

こじんまりした外川神社。
国道1号線を800mくらい進んで、また脇の旧道へ入る。

周りは大掛かりな工事中

樹源寺。

道沿いに詳細不明の小さな祠があった。鳥居は金属製。

道祖神とは違うのか

堅牢地神塔。土地の神様なのだな。

逆光

権太坂の長い坂道を登る途中に旧東海道権太坂改修記念碑。

権太とはどっかのおじいさんの名前という説あり

権太坂の石碑。そりゃあ坂に名前もつくわ、という長い長い坂道だった。

保土ヶ谷バイパスが山を切り拓いてずどーんと通っているので、交差する旧道はその上で橋になっていた。

苦肉の策っぽい道標

坂を上り切って中学校前のバス停のところで道が折れる。歩道に道標があった。

道路の反対側から適当ショット

 

ほどなく境木の地蔵尊と稲荷神社があって、そこから今度は下り坂が続く。山越えの難所だったんだねぇ。境木というのは相模国武蔵国の境に目印の木があったことからついた地名なんだそうな。

別名:牡丹餅坂

こっちの坂は焼餅坂というらしい。難所にひと休みする茶屋があって、そこで焼いた餅を出していたらしい。

え、ここ? 人んちじゃない?

途中にあった稲荷社は道路から見えるんだけどどこから登るのか少し探してしまった。こんな幅30cmくらいの階段を登るのだ。

しっかり手入れがなされていてとても大事にされているようだった

登り切ったら桜の大木が見事だった。そして狐ではなく栗鼠がいた。

庚申塔

大きすぎて全容が撮れない

品濃一里塚。ここはほぼ完全な形で塚が残っているんだとか。

あったかくてよかったねぇのカナヘビ

ここからしばらく「ホントにこの道で合ってる?」と不安になるような細道を進む。参勤交代でこんな狭い坂道を歩いたのかねぇ。あまりに人けがないせいかアスファルトの上でカナヘビが寛いでいた。

坂というか階段

品濃坂。このへんは山の中腹にあたるらしい。どんどん下っていく。

心霊写真ではなく失敗写真である

今度は環状2号線を橋で跨ぐことになる。

左だよ!

こんな親切な看板が出ている。これがなきゃルートがわからなくなりそうだったので有難い。

ここから坂を下って川沿いをずっと歩いていくが、しばらく目印になるようなものがない。国道1号線にぶつかったあたりで歩き始めて2時間ちょっと経ち、この日は暑くてアップダウンも激しいルートだったしで、いい加減に疲れたのでここまでにすることにした。

フルーツティでカロリーと水分を補給

東戸塚駅まで少し戻り、駅前の喫茶店でぐったりとひと休みした時点で15時すぎだった。そのまま電車に乗って帰ったのだった。お疲れ様でした。

ダノンビオは特別らしい

しばらくガス腹が悩みだったところに、ダノンビオは特別らしいと聞いてチャレンジしてみた。ヨーグルトはプレーン派で、気が向いたら果物を混ぜたりするほうである。なんなら塩味できゅうりを和えるのも好きだ。トルコのほうの食べ方らしいね。いまぐぐったらヨーグルトとキュウリの冷製スープなんてものが出てきた。今度やる。

www.tkjts.jp

それはそれとして、ダノンビオである。胃酸に負けない強い菌が入っているのだそうな。ビオじゃないダノンは普通のヨーグルトなので違う。

上手くリンクカードが出ませんな。ダノンビオサイトは以下。

https://www.danone.co.jp/bio/

例によって気軽に人体実験である。

1日目

夜に食べたら気絶するように寝た。関係あるのかどうかはわからない。翌日なんとなく下腹が平らになった気がする。

2~3日目

食べると胃がきゅっとして重苦しくなる。残念だが身体に合わないのだろうか。

4~5日目

4個パックなので最後まで食べたら平気になってきた。悪足掻きにもう1パック買って5日目の今日はなんか胃が軽くて調子いい…? なんなんだ、腸の調子以前に胃で胃酸に強い悪玉菌vs.胃酸に強いBE80菌のミクロの戦いが繰り広げられてたのか?

6~7日目

お通じは若干詰まり気味なような。一方で効いてる感じがするのは生きる意欲が湧いてくるとこかも。なんかアレコレやりたくなるし、出掛けられるし、SNS見てても好意的に面白がれる。全体的に機嫌が良い。仕事が忙しいのは相変わらずだけど合間に楽しみを見つける気力がある。これがいわゆる体調がいいという状態なのかもしれない。

9~11日目

腹調子がここにきて大開放。ついに腸まで届いたか。腸の蠕動運動がちゃんとしてる感じがする。ガスが溜まってるとふかふかして上手いこと力が伝わらなかったのかもしれない。

12~14日目

またなんか詰まり気味でガスっぽくなってきた。大丈夫かビオ、負けるなビオ。しかしなんか知らんがやたら頭が回る。ハムスターの車輪のようにカラッカラ回る。

15日目

そしてまた大解放。4個×2パック、6個×1パックの実験が終わったのでちょっと止めてみる。1日多いのは途中で1日食べ損なったからである。

休止1~4日目

急に調子が落ちたりはしないが、なんか食べてたほうが調子が良いんだよな~という気持ちにはなる。そこはかとなく。

 

ブルスカでも書いたが、ダノンピオはそのへんのスーパーで売ってるし、おうちコープでも取り扱いがあるし、4個パックで200円程度と別に高くはない。骨粗鬆症予防に積極的なカルシウム摂取を推奨される年齢ではあるので、毎日乳製品を取り入れるのに苦慮するくらいならダノンビオを習慣化するのもアリだな。なにより頭の調子よくなるのが、効果がありすぎて若干怖いけど代えがたいものがある。自分を取り戻せた気分になって人生が楽しくなるから。なんだか危ない薬のようだが危なくない発酵食品である。‥‥だよね? ちょっと自信がなくなってきた。最近、ここの更新頻度が週1から週2になっているのも、その効果なのだ。

そんなわけで、最近は夕食に果物とダノンビオが追加されるようになった。ますます食事の量を減らさないと計算が合わなくなるなぁ。

他人の趣味は他人の宗教

そういや「女の趣味は男の影響」ってな与太話を真顔でのたまうおっちょこちょいもいるねぇ。どうでもよすぎて鼻で笑っちまうけども、でもまあ確かに近くにいる人の影響は受けないわけもないよね。

映画を映画館でちょいちょい観るようになったのは熊の影響だな。それまではレンタルビデオ派だった。VHSテープを借りてきてひとりで夜に観るのは割と好きだった。田舎にいた頃、近所の大きめな本屋の一角でビデオレンタルもやっていて、場所柄か品揃えがそちらに偏っていたせいで往年の名画に凝ったことがあった。1990年代に20代だった私は1940~70年代の映画をそれなりに観た。感銘を受けたのはカサブランカと第三の男で、ストーリーが陳腐でも見せ方が上手いとこんな情感豊かに面白くなるんだなぁ、などと非常に不遜なことを考えていた。同時期にひとりで映画館に行くことを覚えて何本か観たっけな。理由は何であれあのときに履修しておいたお陰で今は映画オタクである熊の話にもそこそこついていけるので、怪我の功名というものである。あ、インド映画は完全に熊の影響です。

クラフトビールを飲むようになったのは熊が凝り始めたのが発端だが、自分も酒呑みだし一緒に楽しんでいるというのが実態だな。それに付随してザワークラウトやらソーセージやらレバパテやらヨーロッパ的な食のバリエーションから、燻製に凝り始めたのは確かだ。ピクルスも普通に作るようになったし、塊肉を塩漬けにして熟成させるのも当たり前になった。

本を読むのは家庭環境のお陰かなぁ。父はあまり本好きという感じではなかったが、母が読むのが好きだった。きょうだいも本読みでそれぞれが微妙にジャンルがずれているので長じてからは各自が買った本が家中に溢れてひと部屋をまるまる本部屋にした上で各自の部屋にも本棚があるというありさまだった。それを普通にして育ちストレス解消は好きな本を読むことというくらいの勢いだったので、本棚がほぼない家があると知った時はなにをして日々の時間を過ごしているのか単純に不思議だった。熊は元はSF読みで私はオールジャンルの古典寄り。SFに関しては熊のほうが断然詳しい。ラテン文学は私が好きだったのを熊も嵌って今では私より読んでるんじゃないかな。日本文学も読みますよ。お互いの好きなジャンルがずれているお陰で本の貸し借りが行われた結果、お互いに影響を及ぼし合っている。

車の運転は田舎なので必要だった。30歳過ぎまで地元にいて当たり前に車通勤していた。強いていえば苦ではなかったので適正はあったんだろう。免許を取って四半世紀、いまでも仕事で使いつつ連続ゴールド免許は伊達ではない。特別に上手くはないしスピードを出すことにも興味ないけど、最低ランクの軽バン*1からハイエースくらいなら気負いなく運転できる。トラックは微妙。あとMTは教習所以来乗ってない。

日曜大工のルーツは父だな。職業は気がついたら父の仕事と近いことをやっていたし。手芸や料理関係は母。料理上手だったし特に編み物は人に教える腕前だった。しかしなんでもかんでも作るようになったのは、なんでだろうなぁ。母によると子どものころから図工には異常な執着を見せていたらしい。自分では覚えてないんだけどね。三つ子の魂か。誰かの影響だけでこの狂気を続けられるもんではない気がしている。

仲間が楽しそうだと影響されることはあるな。もちろん興味の持てることだけだし、手を出すだけで続かないこともしばしばある。それは生きていれば普通のことだ。あと自分は興味なくとも人が楽しそうにしているのは基本的にいいものだよ。基本から外れるとアレなのは趣味の世界だけではないやね。なんにしても他人の趣味や生活を腐したり茶化したりする奴って、マジでうざったいよなー。そんな性悪なんか放っときゃいいんだよ、楽しんだもん勝ちだよ。

*1:出力もブレーキも弱い、ゆえに周りから舐められて危ない目に遭いやすい、安定性に欠ける、AT車の独特なギア切替のタイミングを読みつつ路面状況を鑑みてスピードを一定に保たなければならない等々、むしろ運転テクニックが必要。

崩壊した裁縫箱を新調した

元の裁縫箱は100円ショップの四角い竹籠に段ボールで中トレイを作って道具を詰め込んでいた。たぶん15年以上そのまま使っていたと思う。経年劣化で竹籠が崩壊してしまったので、いい加減にまともな裁縫箱にしようかといろいろ物色していたのだけど、なんだかんだ手軽なのが良いんだということがわかったのでまた100円ショップでカゴとトレイを買ってきて入れ替えたのだった。

カゴとトレイを買った

木製や金属製だと嵩張るし重い。片手でひょいと持つにはちゃちなくらいがちょうどいいのだな。中身は裁縫と編み物の道具類である。細々と買い集めたといってもこんなもんである。くまちゃんの缶は、使い始めたのは中学生くらいからかなぁ。ファンシー具合に時代を感じるよな。

くまちゃんの中身

中身はフェルトで作った針山と小物類。何故かどんぐりがずっと入っている。つやつやだったので。紙で包まれているのはチャコの塊、小さいソーイングセットに入っていた糸巻き付き針入れ、リッパー、小さいメジャー、指ぬき、紐通し、糸通し、ボビン。特に小さいものはこの缶にまとめている。糸通しは麻糸みたいな太い糸を無理やり縫い針に通すときに便利。普通の縫い糸なら目が見えなくなってきてても勘で通せる。ミシン針に通す時なんか、もうぜんぜん見えてないっす。

トレイ in カゴ

カゴにトレイがすっぽり入ってシンデレラフィットである。ミシン糸の上に直接トレイをのっけちゃえばいいんですよ。

蓋はちりめんの端切れ

そして適当な端切れで蓋をすればOK。これをすっぽり入れる布の袋を作って取っ手を付ければもっといいかもしれない。ガバっと開くやつ。

どうも道具類をしまい込んでしまうと出すのが億劫になるので、ちょいちょい使いたいものはなるべく大げさにせず軽くしておきたい。

ただね、裁縫道具はこんなもんだからいいんだよ。物も小さいしね。問題は大工道具なんだが、これも適当なお菓子の紙箱に突っ込んでいるので、そろそろ限界というか、整理してちゃんと道具入れを買わねばな。道具と資材と捨てる物を分けてちゃんとしよ‥‥うぅ‥‥。