印刷通販プリントエクスプレスのリニューアル完了しました。

対外的には1月15日(月)オープンとしておりましたが、本日よりご利用が可能です。ご注文をお待ち申し上げております。

プリントエクスプレス リニューアルのご挨拶 - ネット印刷ここだけの話
https://www.printexpress.co.jp/blog/2018/01/13/about-renewal/

2018年1月15日(月)プリントエクスプレスは完全リニューアルします。

同じデザインのサイトでネット印刷を丸10年商ってきました。今回10周年を機に満を持してサイトのリニューアルを予定しております。

新サイトのコンセプト

これからのWebの作法に完全準拠した使いやすい道具としてのサイト
10年間手をつけられなかった分の想いを各所に反映させていますので、利用者本位のサイトになると信じています。クリーンでセキュリティにも配慮した検索エンジンにも好感されるシンプルで丈夫なサイトになります。

とりあえず旧くからあるココで皆様に告知致します。よろしくお願い申し上げます。

名刺サイズの由来

捨てられない販促ツールとして用紙サイズ表というのを作りました。印刷が稼業ならこの表の数値ぐらい諳んじて当然なのですが、正直にいうと大判ポスターとB版のB6以下のサイズは即答できないです(恥)B6とB7サイズを指定されることは滅多にないので覚えられないのです。

この表を作ってB版の一番下が空いたので汎用性の高い名刺のサイズを入れました。それで初めて気づきました。名刺の長辺91mmはB7の短辺と同じサイズだと言うことを・・・ 91という数値に半端さを長年感じていたのですが、ちゃんと理由のあるサイズだったのですね。今さら気づくなんて恥ずかしいです。

ならばなぜ名刺のサイズ=B8サイズにならなかったのか・・・別の謎が生じます。64x91だと大きすぎるからとかそんな理由なのでしょうか。ググれば判りそうですがw

追記:あっさり見つかりました(^_^;

名刺などのサイズはどのようにして決められたのか? - その他(生活・暮らし) 解決済み| 【OKWAVE】

B版のサイズ自体が日本古来のサイズに由来していて、名刺の長辺は三寸で短辺は三寸に対する黄金比から決められたようです。黄金比という概念は欧米由来のハズですから、和洋折衷で決まったということみたいです。日本で最初に55x91サイズの名刺を作った人って誰なんでしょうか。誰かが創めないと規格というのは定まりませんし、史料を手繰ればお名前が判るかもしれません。

一部の同業他社の残念さ

顧客より伝票の見積依頼。弊社の母体会社は伝票を扱っていないので普段は断るのですが、長年の顧客が、相場を知りたいので見積を各社からとって欲しいとの要請。他社の顧客対応がどのようなものか勉強になると考えたので検索上位の5社に見積フォームから見積を依頼しました。伝票としてはロットが比較的大きく安い仕事ではないはずです。

結果、5社に午前に声をかけたのに当日返信があったところは皆無で全社翌日以降でした。一社は翌々日という結果。返信メールの内容も素っ気なく、中には空メールに添付ファイルだけを送りつけてきたところもありました。

弊社は営業時間中なら遅くても一時間以内、通常は30分で返信、遅くなる場合はその旨のメールを送ることにしています。業界で名前を知られたところも例外なくレスポンスは速いと聞いています。検索上位というアドバンスがありながら、ここまで各種レスポンスが遅かったり雑だったりするのは驚きでした。伝票業界は疲弊して活力もマンパワーも枯れているということなのでしょうか。そんな状況ならこそ、残存者利益を目指せばいいのに・・と残念に感じました。

データ作成ソフトの多彩化

機能面ではOfficeやPhotoshop、Illustratorにも匹敵する「最強の無料ソフト」10選【2017年版】 | ライフハッカー[日本版]
脱Adobe/Adobe 代替のためのソフト+α (2017/11/23更新)

サブスクリプション化に従いAdobe製品の敷居が高くなってしまい、結果としてネット印刷のお客様の母数の広がりに制約がかかっているようで、なんとかならんのかと思ったりするわけですが、こういった状況を機として安価なソフト・無料ソフトの利用者もまた増えているようです。解像度さえ気を配っていただければ、PDFに出力してしまえば力業でオフセット印刷は十分に可能です。こういったソフトの利用者もドンドン増えてネット印刷のお客様の母数が増えることを願っています。

2016 御入稿データの傾向

本年度の業務は今日で終わりです。
ここ一年の入稿データトレンドを振り返ってみます。PDF入稿はあいかわらず漸増傾向です。一昨年は「プロもPDF入稿に切り替え始めた」だったのですが、今年は更にプロの入稿形態の切り替えが進んだという感じはありませんでした。一方、Adobe系ソフトウェアを持っていないお客様の方では、「PDFで入稿したらなんとかなる」という世間的な認識が広がったことは肌で感じました。

一番減ったデータ不備は「アウトライン処理忘れ」

データ不備に関しては全体的に大きく減った感じがあります。再入稿をお願いしないといけないデータ不備の8割は「リンクファイル欠け」でした。激減したのが「アウトライン処理忘れ」による再入稿依頼です。一般のお客様からプロまで使用フォントがソフトウェア附属のフォント・OS附属フォント・フリーフォントになってしまったため、アウトライン処理忘れ+無保有フォントの使用で、代替フォントに入れ替わるということが,劇的に減りました。そして、コストのかかるフォントを利用しているお客様はプロフェッショナルな方ばかりなので、アウトライン処理忘れはしないし、PDF入稿ならその必要もありません。

出力事故も年をとおして一度だけでした。Adobe系以外のソフトで透明効果的な処理をしまくったPDF入稿データをIllustratorで出力したところ効果が再現しなかったという事例です。どういった効果がヤバいのかは学習できましたので、その一件以降は同様の問題は阻止できています。

あと、極端に重い入稿データというのが2,3年前と比較すると大きく減りました。これはデータの重さに悩んでいた入稿者様がPDF入稿のメリットを享受することを覚えたことが大きいです。

塗り足しのない(少ない)データを修正するときPhotoshopの新機能でスマートに補完することが出来るようになったので、念校をお客様に送って感激されることが増えたのは、ちょっとした慶事です。

2016年の総括はそんなところです。来年もよろしくお願い申し上げます。