趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

万年筆用古典インク (iron gall ink, 没食子インク, タンニン鉄インク) の実験結果と評価 ~文献を調査し、自ら実験してきた記録~

この記事はトップに表示されるように設定しているので、最新の記事は下にスクロールした2番目の記事になります。

鉄を含む万年筆用インクである古典ブルーブラックインク(古典インク, 没食子インク, タンニン鉄インク, iron gall ink)について、文献にあたり、様々な実験をして記事を書いているのですが、たくさんあって自分でも何を書いたか分からなくなることがあるので、ブログのトップにまとめを表示します。秘伝のタレのように継ぎ足しながら書いているため長いです。

これまでの経緯は下記の一連の投稿 (古典ブルーブラックと万年筆と私 または私は如何にして心配するのを止めて古典インクを愛するようになったか - 趣味と物欲) からどうぞ、頑張って書きました^^)ノ
pgary.hatenablog.com

どのインクが、古典インク (iron gall ink, 没食子インク, タンニン鉄インク) なのか調べ続けているわけは以下の記事に書いています。
pgary.hatenablog.com

古典インクは、ある程度の耐水性・耐光性があり、比較的裏抜けや滲み難く、書いた後の色の変化が楽しめ、昔ながらのインキ消しで消すこともできる上、ペン先が汚れたらアスコルビン酸できれいに落とすことができるインクです。耐水性・耐光性では顔料インクに一歩譲りますが、インクの性能云々というより使って楽しいインクだと思います。

www.youtube.com
色素が入っていない没食子酸インクの色変化

個人的には古典インクが好きで良く使っていますが、このブログでは以前から、インクの好みは千差万別、好みが9割と主張しています。
pgary.hatenablog.com

更に詳しい情報は、下記の「続きを読む」を押してみてください

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令和6年版 毎年恒例のエアコン洗浄を行いました

まだ5月なのに天気の良い日は日差しが強く暑くなるので、そろそろエアコンを使いたくなります。毎年恒例のエアコン洗浄を行いました。
もう大体手順が定まっていて、エアコン送風ファン洗浄剤の「くうきれい」、富士商の「加圧式おそうじスプレー」、アース製薬の「らくハピ エアコンの防カビ スキマワイパー」を使います。

今年はフィン部分とフィルターの仕上げに、UYEKIの「エアコンカビトルデス」も吹ってみました。エアコンカビトルデスは昨年購入して使っていなかったものなので、スプレー部分が古いタイプです。電源を抜き、カバーやフィルターなど外せるところを外し、くうきれいのムースをファンに吹き付け → 60分置いて → 加圧式おそうじスプレーで洗浄 → くうきれいのリンス剤で仕上げ → エアコンの防カビ スキマワイパーでファンの裏を掃除という手順です。
今年もムースに混ざってカビのかけらが落ちてきて、洗浄水が真っ黒になりました。また、スキマワイパーもすぐに真っ黒になります。

フィンの方は、「らくハピ エアコン洗浄スプレー」で洗浄、乾燥後、エアコンカビトルデスを吹きました。
送風口にタオルを当てて、エアコンを軽く運転してファンの水を切り、その後しばらくエアコンを運転して乾燥しました。

スキマワイパーの汚れぐあいから、まだ完全に汚れやカビが落ちきってはいないと思いますが、とりあえずエアコンを運転してもカビ臭さは無くなります。

6月くらいになると、一時的に「くうきれい」などが品薄になることがありますので、掃除用具だけでも先に確保しておくと良いです。

pgary.hatenablog.com
pgary.hatenablog.com
pgary.hatenablog.com

AJAZZ AKS068 アリスレイアウトな激安メカニカルキーボードを購入しました

TALPKEYBOADさんがBLOGで紹介されていたアリスレイアウトでメカニカルなキーボード、ホットスワップでガスケットマウントなのに5千円以下という破格値なので、どんなものかと購入してみました。
www.talpkeyboard.com
いつもは基本茶軸を買っているのですが、今回はキーキャップの色の好みで選んで、赤軸です。

Amazonの商品説明を良く読むと「注意:キーボードは自分で組み立てる必要があります」とちゃんと書いてあるのですが、そのあたり当然のごとく読み飛ばしていたので、一瞬ギョッとしました。キーキャップとキースイッチがそれぞれ別の箱に入っていました。

スイッチを拡大すると「AJAZZ」と書かれています。

ホットスワップ対応なのでパチパチと嵌め込んでいくだけです。
地味に人手が必要な工程なので、購入者にやってもらう代わりに、安くするという戦略は良いかもと思ったりしました。

Amazonの商品写真を見ながらキーキャップを嵌めていきますが、良く見るとAmazonの画像だと「.>」のボタンが2つあります。

組み終わり、ThinkPadに繋いで、しばらく調子良く使っていたのですが、ふと右スペースが効いていないのに気づきました。

検索してみると、MobileHackerz さんのMIROさんも購入されて、VIA (https://usevia.app/) でいじる方法など公開されていたので、真似してVIAでキーマップを見てみたのだけど、SPACEに割り当てられてはいるみたい。
sizu.me
キースイッチが3つ余分に入っていたので交換したり、入力できている他のスイッチと入れ換えてみたりしたけど入力できないので、基盤の原因のようです。
Amazonのレビューに、「ホットスワップの端子の半田付けが取れていたので半田付けした」というのがあったので、バラしてみました。
キースイッチと右上のボリュームのつまみを全部外して分解します。ネジは無く、上4つ、下4つの爪で止まっているだけの構造ですが、爪が結構固いので、爪の位置にプラ板を挿し込んで爪が外れた状態をキープしながら、外していくと開きました。

黒いスポンジがあって、その下に白いシリコンのガスケットがあります。

基盤の裏、RGBバックライトが色々なパターンで光るのに困惑しているので、正直LED無しで、もっと安くできないかと思ったりしました。

右スペースのホットスワップの端子は、肉眼で分かるくらい足が浮いていました。

半田付けして組み直します。組み直すとき、黒いスポンジは経年劣化しそうだったので抜きました。
半田付けの必要はありましたが、キーキャップとキースイッチの部品代だけを考えても、この価格は破格でした。

MiSTEL Barocco MD600 Alpha 左右分離Alice配列キーボードを使い始めました

次こそは、分割型の自作キーボードに手を出したいと言いながら、結局MiSTELのBaroccoシリーズに手を出してしまいます。

MD600、MD600RGB、MD650L、MD770、MD600v3、そしてMD600 Alphaです。

およそ1年前、MD600 Alphaが発売されたときに記事にして、そのままになっていましたが、もう1年も経つのですね。
pgary.hatenablog.com

MD600をUSB2BT+でBluetooth化して使っていたので、MD600 Alphaなら単体でBluetooth接続ができると思って買いましたが、今度は逆に有線接続で使っています。

今更ですが、PHILIPSのディスプレイ329PのUSBポートにキーボードも接続しておけば、USB-C 1本で、充電、有線LAN、プリンター、ScanSnapに、外付けキーボードまで全部使えるようになるんですね。BTでなきゃという思い込みによる盲点でした。
pgary.hatenablog.com

軸は茶軸にしましたが、Gateron G Proの茶軸は、Cherryの茶軸に比べてタクタイル感が少なめで、音も控え目な感じです。
今はまだ、Alice配列になったことによるキーの位置の違いになれず、ミスタイプもあるのですがだんだん慣れてくるかな。

archisite.co.jp
Mistel Keyboard