トーキング・ヘッズの『Stop Making Sense』の40周年を記念したトリビュート・アルバム『Everyone’s Getting Involved: A Tribute to Talking Heads』から先行シングル第3弾としてロードによる「Take Me To The River」がリリースされたけど、やっぱりアルバムの制作陣から『Stop Making Sense』のヴァージョンを下敷きにしろというような指示が出ているっぽいな。これまでのリリースもそうだけど、「Take Me To The River」なんて(アル・グリーンのカヴァーだから)めちゃくちゃアレンジの仕甲斐がある曲なはずなのに、あまりにも『Stop Making Sense』すぎる。
リンダ・リンダズの参加も発表されているので、先日インタビューした時にその辺の話も聞こうと思っていたものの、時間の関係と彼女達がカヴァーする楽曲がまだ公表されていないこともあって現場で質問を省略してしまったのでした。
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ビヨンセの新作『Cowboy Carter』は彼女がカントリーをやることに対する各方面からの反発を周到に潰していくような作りで恐れ入るんだが(ウィリー・ネルソンとドリー・パートンも参加!)、冒頭の「Ameriican Requiem」に続くのがビートルズの「Blackbird」のカヴァーなのもビビる(言うまでもなく、「Blackbird」は公民権運動についての歌だ)。そして、演奏がビートルズのそれの超完コピなのもビビる。あまりにも完コピすぎて、ビートルズのトラックをそのまま使っているんじゃないかとも一瞬思ってしまったんだが、ビートルズ版は最後にポール・マッカートニーがアコースティック・ギターのボディを叩く音がかなり大きめに入っているので、ビヨンセ版はマジのマジで超完コピなだけですね。
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再結成後初のアルバムとなった前作『Damage And Joy』はジーザス&メリー・チェインにしては聴きやすいポップなギター・ロック・アルバムだったが、7年ぶりとなる新作『Glasgow Eyes』を一聴して分かるのは、前作ではボーナス・トラックの「Ono Yoko」ぐらいでしかメイン・ヴォーカルを取っていなかったウィリアム・リードが再びメインを張る機会が増えているということ。リード兄が象徴しているのはジザメリの実験精神。本人達曰く「スーサイドとクラフトワークへの愛」との由で、轟音ギター一辺倒ではないジザメリのスカムで退廃的な雑味を堪能させてくれる。別に大傑作だとか言うつもりはないが、こういう側面もあってこその彼等なわけだし、再結成前のラスト・アルバムだった意欲作にして名作『Munki』の続きの景色が見えてくる。先行シングルの「jamcod(ジーザス&メリー・チェインでオーバードーズ!)」はモロに『Munki』収録の「Cracking Up」の延長線上にある楽曲だし。
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— ソニー・ピクチャーズ映画 公式 (@SonyPicsEiga) 2024年3月27日
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ちょうど先日取り上げたばかりの『Anyone But You』が『恋するプリテンダー』という邦題で日本公開されるー。『小悪魔はなぜモテる?!』の精神的続編ということでどうぞ。
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リンダ・リンダズが語る「成長するってこと」 パンクと多様性、愛する音楽との繋がり@thelindalindas @epitaphrecords @punkspring #TheLindaLindas #punkspringhttps://t.co/k4Az7Tmgty
— Rolling Stone Japan (@rollingstonejp) 2024年3月27日
The Linda Lindasは一過性のブームではなく、これからもずっと推し続けたいバンドなので、またまた岡俊彦による(本人たちもびっくりの)超濃密インタビューを実施しました。
— 小熊俊哉 (@kitikuma3) 2024年3月27日
▼リンダ・リンダズが語る「成長するってこと」 パンクと多様性、愛する音楽との繋がりhttps://t.co/UrR6PrIO5E
先日2回目の来日を果たしたリンダ・リンダにインタビューしてきました! エロイーズの名前の由来とかも聞けたりして、リンダ・リンダズというバンド名の由来と同じぐらい興味深い話が詰まっているかと思うので、ぜひ読んでみてください! マフスの話もレッド・クロスの話もあるよ。