ビーチ・ボーイズのキャリアを追ったドキュメンタリー映画『ビーチ・ボーイズ:ポップ・ミュージック・レボリューション』が5月末からディズニープラスにて配信開始。『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』を手掛けたフランク・マーシャルと『エルヴィス・プレスリー: ザ・サーチャー 〜キング・オブ・ロックの魂の記録〜』を手掛けたトム・ジニーが共同で監督を務めているので、ポップ・ミュージック史の発展という大きな流れの中からビーチ・ボーイズを読み解いていく作品としての面白さは保証されているはず。
■
6月末にリリース予定のレッド・クロスの新作『Redd Kross』から新曲「Candy Coloured Catastrophe」! PVではギタリストとしてジェフ・マクドナルドの娘さんのアストリッド・マクドナルドが出演しているけれど、これは今回のPV用のビジュアル要員との由。ちなみに彼女がフロントパーソンを務めているサイド・アイズは、それこそアミル&ザ・スニッファーズなんかにも通じるパンク・パンドでかなり良いです。幼少期にはマクドナルド兄弟のファミリー・バンドであるゼ・マリブ・キッズのメンバーだったり、レッド・クロスの「Pop Show」(マフス的なパワーポップ・ソング)でリード・ヴォーカルを務めたりしたこともある。
■
セイント・ヴィンセントの新曲の「Violent Times」を聴いて、いつか彼女に007シリーズの主題歌を任せるのもありなのではないかと思った。ホーン・アレンジや歌メロの雰囲気が『007/ダイヤモンドは永遠に』の主題歌だったシャーリー・バッシーの「Diamonds Are Forever」に近いし、もともとセイント・ヴィンセントはシャーリー・バッシーをリスペクトしている人でもあるので。
■
そういえばマフスのキャリアを総括した気の利いたプレイリストがほとんど存在していないことに気付いたので、私の方で(特にパワー・ポップ的視点から)まとめてみました。全28曲1時間強でマフスの全キャリアをとりあえずは一望できる。マフスの入れ墨を左肩に掘っていて、彼等のインスタグラムの公式アカウントにも載ったことがあるんだから、そこら辺の奴等が選曲するよりはそこそこツボを押さえたものになっているはず。
■
トーキング・へッズのトリビュート・アルバム『Everyone’s Getting Involved: A Tribute To Talking Heads’ Stop Making Sense』のトラックリストがついに公開! リンダ・リンダズがカヴァーしているのは「Found A Job」でした! 私の予想は見事に的中! 当てたからマジで誰か酒奢ってくれ。5月のリリースが楽しみだなー。
■
というわけで、トーキング・ヘッズのトリビュート・アルバム『Everyone’s Getting Involved:A Tribute To Talking Heads’ Stop Making Sense』からの先行リリース第4弾となったガール・イン・レッドによる「Girlfriend Is Better」は、原曲の顔になっていたベース・ラインを大幅にアレンジするという意欲的なカヴァー。これぐらいやってくれると面白い。全然関係ないけれど、フリーキーなベース・ラインがキモだったPILの「Poptones」をベースレスでカヴァーしたキング・オブ・ルクセンブルグのことを思い出したりもした。