マギー・ロジャースの「Lights On」大フィーチャー映画だった『アイデア・オブ・ユー 大人の愛が叶うまで』は『ノッティングヒルの恋人』の男女逆転版というべき内容。原作ありきとはいえ、脚本には『KISSing ジェシカ』(傑作!)のジェニファー・ウェストフェルトが関わってたんすね(監督は『ビッグ・シック』のマイケル・ショウォルター)。
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イタリア映画祭2024で上映されたパオラ・コルテッレージの初監督作『まだ明日がある』は、これまでも『これが私の人生設計』などの脚本作で女性に対する差別を取り上げ続けてきた彼女の集大成的な内容。パオラ・コルテッレージとヴァレリオ・マスタンドレアは『こどもたち』に続いて再び夫婦役。家庭内暴力の陰惨さも、彼等が演じていることとミュージカル風の描写によってだいぶ和らげられていると思う。アウトキャストの「B.O.B.」が大フィーチャーされていたりと、パオラ・コルテッレージ自身が語っている通りに「過去を舞台にした、とても現代的な映画」なのだった。ちなみに「B.O.B.」とは「Bombs Over Baghdad」の略だが、この辺も映画の内容と上手くリンクしている。
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8月にリリース予定のチャーリー・ブリスの新作『Forever』のジャケットに既視感があると思ったら、グリフの新作EP『Ver2igo Vol. 2』だった。グリフは2022年のサマーソニック出演などを経て、この7月にようやく1stアルバム『Vertigo』がリリースされる! 彼女はシグリッドとの共演曲「Head On Fire」(サマーソニックで披露してくれた時は嬉しかった)もある人なので、まさに待望の1枚。
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カレッジ・ロック界のXTCことdB'sの名盤1stアルバム『Stands For Decibels』がようやく今年の6月にリイシューされるー。自分はCDで持っているから特に困っていなかったとはいえ、今回のサブスク解禁で新たなリスナーの為の門戸が開かれるのはひたすらにありがたい。ビートルズ~ビッグ・スターの流れを汲みつつ、さらにそこからR.E.M.への橋渡しも果たした捻くれギター・ロックの大傑作! 6月までは2012年の再結成アルバム『Falling Off The Sky』(これも傑作)を聴きつつ待ちましょう。
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ビーチ・ボーイズのキャリアを追ったドキュメンタリー映画『ビーチ・ボーイズ:ポップ・ミュージック・レボリューション』が5月末からディズニープラスにて配信開始。『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』を手掛けたフランク・マーシャルと『エルヴィス・プレスリー: ザ・サーチャー 〜キング・オブ・ロックの魂の記録〜』を手掛けたトム・ジニーが共同で監督を務めているので、ポップ・ミュージック史の発展という大きな流れの中からビーチ・ボーイズを読み解いていく作品としての面白さは保証されているはず。
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6月末にリリース予定のレッド・クロスの新作『Redd Kross』から新曲「Candy Coloured Catastrophe」! PVではギタリストとしてジェフ・マクドナルドの娘さんのアストリッド・マクドナルドが出演しているけれど、これは今回のPV用のビジュアル要員との由。ちなみに彼女がフロントパーソンを務めているサイド・アイズは、それこそアミル&ザ・スニッファーズなんかにも通じるパンク・パンドでかなり良いです。幼少期にはマクドナルド兄弟のファミリー・バンドであるゼ・マリブ・キッズのメンバーだったり、レッド・クロスの「Pop Show」(マフス的なパワーポップ・ソング)でリード・ヴォーカルを務めたりしたこともある。